照りつける日差しを背に感じながら、ザムエルはせっせと腰を振っていた。
「んっ、くっ、ざ、ザムエル、さん、まだ、なのか……?」
「ああ、まだだ。もうちょっと待て」
「ふ、ぅうっ、あぁっ、わ、わかった……」
そのザムエルの前で臀部を突き出す二十代前半の若い女、アガーテ・ハーマンは涼しげな顔に苦悶を滲ませ、声を震わせている。ザムエルの腰遣いに合わせてその声はさらに不安定になり、民家の建物に縋るように両手を突く彼女の足腰は絶えず震えていた。
「んぎぃっ、ぁ、ん、っ、はぁ、ぁああっ……!」
たらりとアガーテの頬を汗が伝い、顎から地面へと垂れる。本格的な夏が到来しているにも関わらず、アガーテが銀色に光る軽鎧を身に纏っているせいだろうか。下は太ももが剥き出しになるショートパンツというスタイルだが、比較的重装備な上衣は暑そうだ。
「やっぱり暑いんじゃないか? 脱いだらどうだ?」
「い、いや、これは、そこまで暑くはないんだ……。それよりも、んぁあっ!?」
というアガーテの言葉を遮るように、ザムエルはズンッと突きを放った。
良いところに当たったらしい。ザムエルの突きを受け、アガーテが前に向けていた顔を俯かせる。その顔がどんな風に歪んでいるのか気になるザムエルだったが、今は気にせずに夢中になって体を動かす。
「っ、ぉ、ぁ、あああっ……! 熱い男根で、中が、滅茶苦茶にぃっ……!?」
ザムエルの股間がアガーテの青い下着に覆われた尻に叩きつけられ、下着をずらして公開された秘所の内側に剛直がめり込む。ついさっき、微塵の手加減もなく処女膜を引き裂き、破瓜の血を地面に染み込ませていたマンコだ。だというのに、ザムエルには女を労わる気配はなく、むしろ嘲笑いながら膣肉を掻き毟っていた。
「どうした、アガーテ。まだ本番は始まったばかりだぞ?」
「わ、か、っている……。こ、この程度、どうってことは、ぁ、ぁあっ、んくぅうっ!?」
アガーテはどうにか平静を保とうとしているが、長続きはしない。
「あぁあっ……! だ、駄目だっ……! こ、こんなの、いつまでっ、ひぃぃっ!?」
ザムエルに腰を掴まれ、肉棒で膣内をほじられ、アガーテは首を横に振り、茶色がかった黒髪を揺らした。普段冷静なアガーテらしくない素振りだが、だからこそギャップがザムエルに興奮をもたらし、攻撃力が高まってしまう。
「ぁああっ……!? んぁああっ……! あぁっ……!?」
リズミカルな腰の反復運動で、アガーテを喘がせるザムエル。
その背後を、数人の村人が通りがかるが、顔を赤らめて二人を眺めるだけで何も言わない。ここはクーケン島にある港にほど近い場所で、行き来する者は多い。日中の今も漁師たちが作業に追われているのだが、そんなことにも構わず、ザムエルはアガーテを犯す。
酒飲みで粗暴なザムエルを取り押さえることの多かった、ザムエルの天敵を。
白日の下、誰にも邪魔されることなく一方的に蹂躙する。純粋な暴力ではなく、女にとって大切にすべき場所を酷使させる。処女を散らして痛みに悶える暇さえ与えずに、カリ高チンポで子宮口までゴリゴリと削っていく。
「は、ぁああああっ!?」
アガーテがひと際大きな声を張り上げ、村人たちの注目を集めるが、誰も止めに入らない。
それもそのはずだ。ここで行われているのは公然レイプではなく、ザムエルという絶対的な雄の性欲を処理するという『仕事』なのだから。村の女たちにとっては何よりも優先されることであり、ザムエルに求められれば股を開かねばならない。
たとえそれが、愛する夫を持つ妻であろうとも。
まだ男を知らない無垢な女であろうとも。
見た目は良い癖に、気の強い性格のためか後者に該当していたアガーテだったが、こうして男の味を教え込まれている。余裕は全くないようで、汗を垂らして俯きながらザムエルの攻めに耐えている。
ザムエルの肉棒が段々と熱を高め、肉を膨らませていることに気がついている様子はない。そんな余裕もないほどに悶えながら、やがて暴発寸前のところで異様に硬さを増していく肉棒の感触が伝わったようだ。
「ま、待て、ザムエルっ……! まさか、このまま……?」
「ザムエルだと? ちゃんと敬称をつけろとさっき言っただろうが。てめぇはいつも、そうやって俺を見下してくれたな? 暴れてる俺もわりぃが、年下の分際でため口を利いてくるてめぇには昔っから腹が立ってたんだ。このまま、最後までやらせてもらうぞ。別に構わないよなぁ。それがお前ら村の雌の仕事だ。違うか?」
「い、いや、ち、違わない……。違わない、のだが……。くぅっ……!?」
ザムエルに正論をぶつけられ、アガーテは返す言葉もない様だった。口を噤み、ただ前を向いて、ザムエルがこれからすることを受け入れる体勢を取る。そんなアガーテの震える背中を見ながら、ザムエルはニヤッと邪悪な微笑みを浮かべ、ガツガツとアガーテを食い漁る。
アガーテに好意を寄せていた村人もいたことだろう。ザムエルたちの背後では、数人の村人が深い失意を見せた面持ちで足を止め、ズボンを膨らませている姿が確認できるのだが、それを知りつつも、ザムエルは彼らに残酷な光景を見せつけた。
「おらぁっ!」
「んぉぉおおおおっ!?」
裂帛の気合と共に、肉棒を膣奥まで強引に叩き込む。予告もなしの暴力にアガーテが震え、異物を押し返そうと膣肉が波打って穴を窄めていくが、それは逆にザムエルを悦ばせるだけに終わった。
むぎゅぎゅっと膣肉に絡みつかれながら、ザムエルは精液をアガーテの中に放出した。
「ぁ、ぁあああっ、そんな、本当に、出され、あ、熱い、焼ける、ようだ……!」
アガーテの胎をザムエルの精液が洗う。男を知らなかったのが嘘のように、赤子を作る袋で精液がちゃぷっ、ちゃぷんっと揺れながら溜まっていく。やがて隙間はなくなっていき、ザムエルの白濁汁一色に染められる。
「ふぅ、溜まんねぇな」
ぶびゅっ、びゅるるるっ、と追加の射精を幾度も繰り返し、ザムエルは腰を震わせる。
開放感のある外で、日頃邪魔ばかりしてくる女に制裁を加える。しかも、アガーテを狙っていただろう男共の前で。ザムエルがアガーテの尻に股間を密着させながら背後に顔を向ければ、絶望を抱く男たちの姿がすぐに確認できた。
ザムエルは男たちに文句を言うでもなく、見世物としての自分を受け入れた。
他の男よりも先に女を奪う行為が心地よかった。
敗北者の男たちが見せる表情が好きだった。
ザムエルに抗えない。だから、見ていることしかできない。
そんな情けない男たちを見ていると、優越感が湧き出てくるようだった。
「ははははっ……!」
ザムエルは哄笑しながら、どくっ、どくっ、どくっ、とアガーテに子種を植えつけていく。孕む確率が高すぎる特濃精液。それをただ子宮で飲み干すことに徹していたアガーテは、疑いようもなく、雌としての快感を表情に覗かせていた。
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「よいしょ、んしょっ、ほっ、よっ!」
湯気で煙る浴室に、少女の軽やかな声が響く。そこには、椅子に腰掛けるザムエルと、彼の太い腕に抱き着いて、胸元に付着した石鹼の白い泡を擦りつけるライザがいた。両者ともに入浴中であるため服は着ておらず、二人きりでの裸の付き合いだ。
四十七歳のザムエルと十七歳のライザ。三十歳という年齢差はあるが、二人はれっきとした夫婦だ。式はまだ挙げていないが、ライザの両親には既に許可を得ている。ザムエルにとってライザの両親は友人とは言えないまでも既知の中であり、歳もそれほど離れていない。ライザは自分の親世代の男と結婚するということになるわけだ。
だが、ライザも、ライザの両親も、ラーゼンボーデン村の人々もそのことに疑問の声を投げかけることはない。それは別に、クーケン島という島の小さな村で独自の倫理観が育まれているからではない。疑問を抱く頭はあるが、それが正常に作用していないだけだ。
ザムエルのスキル『征服』によって、村人全員の心が既に支配されていた。
「ザムエルさん、痒いところない?」
「金玉の下が痒い」
「わかった。下、だね? えっと、ここ、かな?」
ライザは片手を伸ばし、ザムエルの睾丸を下から抱えるように持った。石鹸の泡をたっぷりと纏った手で軽くマッサージするように揉みほぐす。ザムエルが痒みを訴えた場所を推測して軽く爪を立てる。カリカリ、と引っ掻きながら、伺いを立てるようにザムエルの顔を覗き込んだ。
「どう? ザムエルさん」
「もっと下だ」
「じゃあ、ここ!」
「ん、ああ、そこだ。その辺を掻いてくれ」
「はーい!」
ザムエルの要望にライザは一切嫌な顔をせず、陰嚢を優しく引っ搔く。ここで男の精子が作られる。男にとって大切な場所だという知識はライザにもあるはずだ。浴室の熱とは違う熱を頬にほんのりと湛えているのだが、やはり『愛する夫』に奉仕するという喜びのほうが強い様子だった。
陰嚢を指搔きしながら、ライザは胸を弾ませる。たぽんっ、たぷんっと豊かに実った乳房が上下に揺れ、ザムエルの腕にむっちりと擦れて癒す。胸の谷間に溜まっていた泡が良い感じに広がっていく、ザムエルの体の汚れを浄化していく。
ああ、いい気持ちだ。
ザムエルはリラックスしながら嫁の洗体を受けていた。
今日も良い一日だった。酒に溺れて日々を無為に過ごしていた以前までとは違う。楽園の主になったような気分で、村人たちに見せつけるようにして、ザムエルはアガーテや村の女を数人頂いていた。
誰も文句を言わない。ザムエルが求めれば、相手をするべきだと認識している。
こんな日がこれからも続くのだと思うと、ザムエルは相好を崩すのを止められなかった。
「あはっ、気持ち良い?」
ザムエルの緩む表情を別の意味に捉えたのか、ライザがくすくすと笑った。
ライザはひとしきり指搔きを行った後、再び手の平全体を使って金玉をじっくりマッサージしている。より大量に精子が量産されることを願うように。その願いが伝わったかのように、ビンッと竿が持ち上がって亀頭が斜め上を向く。
「あ、おチンポ元気になった」
それを見て、ライザはすかさず竿にも手を掛けた。
浴室の熱気にも負けない高熱を宿し、柔軟さの中に硬い芯を宿す肉棒。シコシコと石鹼にまみれたライザの手が隅々まで泡を広げていく。浅黒い表面は白く染まっていき、綺麗に洗われるに連れて竿がビクビクと跳ね動く。
ライザは竿を扱きながら、ぬりぬりと胸でザムエルの腕を撫でる。
そして、ザムエルの耳元に顔を寄せた。
「今日もお疲れ様、あなた……」
優しい囁き声で紡いだのは、妻としての労わりの言葉だった。
「いろいろな女の人に種付けできて、偉いね……。あなたが村一番、ううん、世界で一番の優秀な雄だから、皆も喜んでいると思うよ……? 犯してくれてありがとう、種付けしてくれてありがとう、って……。勿論、あたしもね……。あなたに犯されたとき、最初は驚いて抵抗しちゃったけど、今ではすごく後悔してる……。ああ、あたしはなんですぐにあなたを受け入れてあげられなかったんだろうな……。ごめんね、でも、もうあんなことはしないよ……。だって……」
ライザは一拍間を置くと、ゆっくりと宣言した。
「ライザリン・マルスリンクは、あなたのことを、ザムエル・マルスリンクのことを心の底から愛しているから……。世界で一番、あなたのことが好き……。あなたの傍にずぅっといて、あなたのためなら、何でもしてあげたいって気持ちになるの……」
ザムエルは無言で聞き入って、ライザに扱かれる肉棒を膨らませる。
手淫による性的刺激はそれほど強いものではない。だが、耳の穴を抜け、鼓膜を震わせ、脳に染み渡るライザの声が興奮を異様に昂らせる。手の動きも単調ではなく、時折緩急を混ぜ、裏筋を指でなぞる工夫が凝らされて、熱が膨れ上がる。
その熱がザムエルの我慢を振り切って、爆発的な衝動となって外へとひり出される。
「いいよ、いっぱい出して、あなたのザーメン……」
「う、ぐっ……!」
ライザの囁き声に体を弛緩させながら、ザムエルは尿道からびゅるるるっと精液を放つ。勢いのいいそれは床に幾筋もの白線を描く。だが、どびゅっ、ぶびゅっ、と立て続けに飛び出た精液によって筋ではなく円へと変わって、白濁溜りを作り出す。
「搾り出してあげるっ……」
はっ、はっ、と息を跳ねさせ、ライザの手に微かに力が籠り、扱く速度が加速する。伴って射精の激しさも増し、爆発した火山から噴き出すマグマのように、白濁の高熱汁が迸ってびちゃびちゃと床に叩きつけられた。
「あぁあ、本当にすごい……。量も、濃さも、臭いも……!」
ライザは頬を真っ赤に染める。湯当たりしたのでは、と思えるほどに。
けれどもそれは外的要因による発熱ではなく、心理的なものによる高揚が原因だった。
ライザは、ザムエルに対する強い愛情を植えつけられている。他の村人たちよりも念入りに心を弄られている。崇拝に近いレベルでザムエルを慕っており、さっきライザが言っていたように、ザムエルのためならば何でもするつもりだろう。
「ねえ、ザムエルさん……」
まだ射精が続く中、ライザが問いかけてきた。
「なんだ……?」
「新しいお嫁さん、欲しくない……? 今日ね、すごく可愛い子と友達になったんだ……。それにね、すごく綺麗で、胸もおっきい年上のお姉さんとも出会ったんだ……。二人とも村の外から来た人たちで、ザムエルさんも気に入ると思う……」
「ほぉ……」
あまり外部の人間の出入りが多くないこの島で、ライザが認めるほどの美女が二人も。これほど珍しいことはない。今を逃せば、次にいつ来るかわからない機会。それを逃すほどザムエルは愚かではない。
ザムエルは、手に入れられるものは全て手に入れるつもりだった。
特に、女は今一番欲しいものであり、ライザ程の美女は大歓迎だ。
「どうする? ザムエルさん」
それは、答えるのも馬鹿らしくなるような問いだった。
ザムエルは返事をせず、ライザを抱き寄せ、唇を塞いだ。
「んふっ、んんっ……」
甘い声を漏らすライザの口内に舌を割り込ませ、手を伸ばしてライザの尻を掴む。独占欲を強く滲ませた手で尻肉に指を沈める。肉の柔らかさを感じるように揉むザムエルに対し、ライザは精液がべったりとついた手で、肉棒を扱き続ける。
ぐぢゅっ、ぬぢゅっ、ぐちゃっ、ぬちゃぁ!
唾液が混ざり合う音と、精液が弾ける音が、しばらく浴室に響き続けた。