追放された名家の長男が復讐を誓いつつ肉欲に耽るようです 作:サリオン
「変な勘違いさせて悪かった……」
「いや、俺のほうこそすまん……普通に考えればそんなわけないしな……」
「はぁ……」
ラルフが申し訳無さそうに謝ってくるがこちらも勘違いしたのも悪い。
何故かヘスターが残念そうにため息をついているが、知らないふりをする。
「こんなこときいていいのかわからないが、クリスはその……そっち系なのか? だって、俺と……その…………あ、いや、それがどうとかいうつもりはないが、気になってな……」
「まぁ♪」
ラルフの疑問ももっともだよな。
勘違いとはいえ、俺はラルフとのエッチを了承した。
そっち系だったのかと気になって当然だ。
なんせ同じ部屋で寝泊まりしてるわけだから襲われないか気が気じゃないもんな……
剣術指導で腕の振り方を教える時にけっこう接触するわけだから、それにかこつけてたのかとかイヤなだもんな……
ここははっきり誤解なく言う必要があるな。
黄色い声をあげるヘスターの不埒な妄想を消し去る意味で。
「俺にそんな趣味はない」
「そ、そうか……」
「えー……」
きっぱりと否定する。
ん?
ラルフが安堵しながらもどこか残念がってる?
いや、まさかな……
だから、ヘスター、あからさまに残念がるなよ……
ほんと腐ってんなぁ……
しかし、この言葉だけでは説明不足だよな。
「趣味はないが、俺の復讐につきあわせているだけなのに、そんな俺に感謝してくれて、なんとかお礼をしようとしてくれた、その気持ちが嬉しかったのは事実だ。勘違いとはいえ、ラルフがそっち系もイケて、そんなラルフと深い仲のヘスターが断腸の思いで、ラルフを俺に差し出すことに応えないのは、パーティーの一員として、男として失格だと思ったから、ラルフ、お前とのソレをしてもいいかと思った……」
「そ、そうか……それなら……仕方ないな……」
「ラルフはのしつけて差し出しますので、どうぞ、ご自由にお使い下さい//////♥後ろは処女ですよ♥」
少し嬉しそうに頬を緩ませるラルフ。
いや、だから、ヘスターよ……
長年一緒に暮らしてる相方を俺に差し出そうとするなよ……
ラルフが困ってるだろ?
ん?
ラルフの股間が膨らんでる?
「ちょ……っ!? みんなよ……!!」
ラルフが俺の視線に気づき、慌てて手で股間を隠す。
「す、すまん……俺も……ほら……これでお互い様だ……」
「まぁ♥」
ズボンの膨らみを腰を前に出して見せる。
普通に考えて、勃起した股間を見られるのはたとえ同性であっても恥ずかしいし、それが同性とのエッチで勃起していると誤解されるのは、屈辱だもんな。
くっ……ヘスターを調子づかせるが、目をつぶるか……
「そっちの気はないんじゃなかったのかよ……」
「自分でもビックリしている。まぁ、勃ったもんは仕方ないよな……」
「そ、そうだな……」
「ああっ♥」
ラルフは手をどける。
心なしか先程より大きい気がするんだが……
だから、ヘスターよ。俺とラルフの股間を交互に見つめるな……
ここはフォローを入れるか……
「ふふ……まさか、ラルフにNTRの趣味があったなんてな……」
ラルフの勃起は、俺とのエッチではなく、ヘスターが俺とエッチすることに興奮したと誤解を説かないとな。ヘスターに釘を差す意味もあるぞ。
「なっ……だ、だれが、クリス、お前がヘスターにNTRれるのに興奮なんかするかよ……! お前と……その……あれだ……勝手に反応しただけだ……そこんとこ誤解するなよ……!」
「むはぁ♥」
あ、あれ?
そういう意味で言ったんじゃないんだが……
え? ラルフもそうなのか?
あああ……ヘスターは今にも鼻血を出しそうなんだが……
とにかくまずはラルフの誤解を説かねば。
「そのなんだ……ヘスターが俺にNTRれることにラルフが興奮したのかという意味で聞いたんだ。説明足らずですまん……」
「へ? そ、そういうことだったのか……ヘスターがお前とエッチするのは、特になんとも思ってないぞ?」
「えー……」
そこはちょっとでも思わないか、ラルフ。
腐ってたヘスターが女の顔で不満げだぞ?
「ここは嘘でも興奮すると答えるべきシーンだぞ?」
「う……そうだな……ヘスターがクリス、お前とエッチすることに興奮して勃起しちまったみたいだ……へへ……変態すぎるだろ、俺……」
「いや、そんなことないぞ?」
「尊い……」
お互い股間を膨らませたままラルフの肩を叩くと、ヘスターがうっとりとこちらに視線を送っている。
もう勝手にしてくれ……
「ま、まぁ……そういうわけだから、俺は出るわ……」
「ちょ、待てよ……」
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
ラルフが部屋から出ようとするのを俺は手を掴んでとめた。
あ、あの……だから、ヘスターさん。
変な期待しないでね?
「な、なんだよ……」
不安げに怯えたような眼差しを向けるラルフ。
俺の家系がそうなのか、いつもの勝ち気なのとは違う、その揺れる表情に嗜虐心がそそられるが、無視する。
俺はラルフの股間を指差し、指摘する。
「このまま外に出るのはヤバいだろ」
「そ、それもそうだな……」
「も、もうだめえぇぇぇぇぇ♥はぁああああんっ♥」
「「ヘスター!?」」
ヘスターが盛大に鼻血を吹いて昏倒したのであった。
その表情はただひたすらに穏やかだった。
く、腐ってやがるッ……!!
期待していた方、申し訳ありません……!!
次こそチョメチョメ展開……のはず!!
クリス「ブクマしてくれると助かる」
ラルフ「評価も頼むぜ!」
ヘスター「に、二刀流……ぐへへ……」
次話でクリスとチョメチョメして欲しい相手は?(アンケート結果は一切反映されないものとして考えよ)
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①ラルフ
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②ヘスター
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③ラルフとヘスター