《イッセー》
「そこにいるのは分かっているのよ!出て来なさい、グレイフィア!!」
未だに全裸のリアスが叫ぶと、紅色の魔法陣が展開され、そこから銀色の髪をしたメイドさんが現れた。
「はぁ……こんな事をしてまで破談に持ち込みたかったのですか、お嬢様。」
そのメイドさんは、全裸のリアスを見て大きな溜息をついた。
「…貴女はグレモリー家の次期当主なのですよ。それなのにこんな下賎な男と
「!?…グレイフィア、いくら貴女でもその言葉は許さないわよ…!
この子は今代の赤龍帝なのよ。イッセー、示してみなさい。」
俺はリアスに命じられて体中から赤龍のオーラを発する。
「このオーラは…!確かにこれは赤龍帝のオーラですね…!」
確かに俺は赤龍帝と言っても転生し立てでまだまだ弱いのは認める。
だがいくら何でも見ず知らずの人に下賎呼ばわりされるのは聞き捨てならない。
「先程は失礼致しました。私は、リアス様に仕えるメイドのグレイフィア・ルキフグスと申します。以後、お見知り置きを。」
メイドさん、改めグレイフィアさんは三つ指をついた。
「初めまして、リアス様の
まだまだ至らない所も多いですが、宜しくお願いします。」
俺も頭を下げて挨拶する。挨拶で第一印象を良くしないと後々大変な事になるからな。
悪魔に転生する前の俺だったら、グレイフィアさんに見境なくナンパしていただろう。
でも、悪魔に転生した今なら分かる。この人が纏うオーラは強者のそれだ。
今の俺ではどう足掻いても勝てっこない。出来る事なら敵に回したくない。
「お嬢様、いい加減に服を着なさい。」
グレイフィアさんに促される形で、リアスは再び制服に着替えるが…
「イッセー、急に押し掛けてきたお詫びとして、コレ、貸してあげるわ。」
リアスはなんと、自分のブラジャーとパンツを俺に渡したのだ。
「明日返しに来てちょうだいね。」
リアスはノーブラノーパンのまま、グレイフィアさんと一緒に魔法陣の中に入る。
「また明日に会いましょうね、イッセー。」
魔法陣が光って消えたかと思うと、そこにはもう、リアスとグレイフィアさんの姿はなかった。
残していったリアスの下着を暫く眺めていると、
「イッセー君!何かあったの?何だか凄いオーラを感じたんだけど。」
入れ違いにパジャマ姿のレイナが入って来た。後ろには同じくパジャマ姿のアーシアもいた。
「あの、イッセーさん、どうかしたんですか?」
今日も一緒にお風呂に入っていたのだろう。
二人の髪の毛からはシャンプーの
「ああ、大丈夫だよ。心配させてゴメンな。」
俺はアーシアとレイナにバレないように、リアスの下着を鞄の中に隠した。
「ふーん、そうなの。…もうそろそろ私達も寝るわ。お休み、イッセー君。」
「お休みなさい、イッセーさん。」
「ああ、お休み。」
こうして、リアスが急に押し掛けて来た夜は更けていった……
************
翌朝。俺は朝の日射しで目が覚めた。
昨夜はお楽しみだったなぁ。いきなりリアスが現れて夢みたいに夜這いを迫って来たんだから。
でも、夢じゃないんだよな。何故なら…
俺の手元には、昨日リアスが着けていたブラジャーとパンツがあるからだ。
昨夜の残り香を堪能するように、俺はカップの内側やパンツの中心部の匂いを嗅ぐ。うーん、芳しい限りだぜ。
と、その時、
『イッセーさーん、起きてますかー?』
ドア越しにアーシアが話し掛けてきた。
「あっ、ああ。もう起きてるよ。ちょっと先行っててくれないか?」
『はい。イッセーさんも遅刻しないで下さいね。』
アーシアの足音が小さくなった。
ふう、危ない危ない。これは見せられないな。
俺は鞄の中にリアスの下着を忍ばせて、学校へ向かうのだった。
***********
学校に到着した俺は、玄関で上履きに履き替え、教室へ向かう。
「しかし、リアスのあの切羽詰まった表情、絶対嫌な事でもあったんだろうなあ…」
そうポツポツ独り言を浮かべながら廊下を歩いていたその時、
「イッセーェェェェェェ!!!テメェェェェェェ!!!」
「この野郎ォォォォォォ!!!許さねぇェェェェ!!!」
突然、前後から松田と元浜が絶叫を上げながら腕を水平に構えて走って来た!
クロスボンバーか!だが、
「ゲフッ!!」
「ガフッ!!」
俺は
「おうおうお前ら、何だ朝っぱらから?コントの練習か?」
「ふざけんじゃねぇ!!何が『ミルたん』だぁ!!」
「どうだ、可愛かっただろ?」
「どう見たってクリーチャーだろアレは!!」
クリーチャーだなんて、失礼な奴だな。
『ミルたん』と言うのは、俺の顧客の一人だ。
何でも、魔法少女になりたいという願いで俺を呼び出したらしい。
見た目は筋骨隆々だけど、その願いは純粋で嘘偽りはない。
そう感じた俺は、魔法とは違うけどやり方をレクチャーした。
そしたら、ミルたんは俺でも驚くくらいに力を使い
根は純粋だからか、あっという間に上達していったんだが、俺より魔力が成長したのは、何と言うか痛し痒しだな。
別の日には、アーシアとレイナと3人で買い物に行った帰りに偶然
当然、最初は2人共
…とまあ、ミルたんの事は置いといて。
「しかも、あんな奴と同類の漢が何人もいるんだってよ!!」
「ううう、想像しただけで吐き気がする…。」
てかミルたんの同類もいたのかよ。ハハハ、御愁傷様。
「良かったなお前ら、友達が増えてよ。」
「「良くねーよ!!!」」
松田と元浜のシンクロツッコミが廊下に虚しく響くのであった。
***********
昼休みの事。俺はメールでリアスに呼び出された。
場所は誰も使われていない空き教室だった。
「ねぇ、イッセー。私の昨日の下着、持ってるでしょ?」
「ああ、ここにあるぜ。本当にヒヤヒヤしたよ。」
俺はリアスに下着を手渡す。
「あら、洗ってないじゃない。どうしてなの?」
「いや、アーシアとレイナがいるから無理だって。」
「もう、情けないわねイッセー。えい!」
「って、何するんだ!」
突然、俺の視界が消えた。というか赤くなった。
そう、リアスが昨日のブラジャーで目隠ししたのだ。
更にリアスはジジジとズボンのファスナーを下ろし、慣れた手つきで俺のチンポを引っ張り出した。
その直後、俺のチンポに衣のような生地が絡み付いた。
この布の感触、もしや!
「うふふ♥️イッセー、私のショーツ、どうかしら?」
やっぱり!リアスは昨日履いていたパンツで、俺のチンポを包み込んだのだ。
手とも口とも違う感触に、俺のチンポは一気にそそり立って行く!
「うふふ、私のショーツでフル勃起しちゃうなんて、イッセーったらヘ・ン・タ・イ♥️」
リアスは俺の耳元で囁く。
リアスは右手で上下に扱きつつ、左手で鈴口を抑え付け、先端部を左右にグリグリ動かす。
やべっ、このままじゃリアスのパンツの中に出しちまう!
「いいわよ、イッセー。私のショーツを貴方のザーメンでドロドロにして♥️」
「ぐっ、ぐふっ!」
ドプドプッ、ドプッ
「キャッ」
俺は飛び散らさないように力を入れて射精をコントロールしようとしたが、一部がパンツから飛び出てしまい、リアスの顔にも掛かってしまった。
「もう、イッセーったら♥️私の顔にまでぶっかけるなんて、エッチなんだから♥️」
リアスは余裕そうな表情で笑みを浮かべるが、パンツの方は精液でドロドロネバネバになってしまった。
「うふふ♥️イッセーの匂いがたっぷり染み付いたショーツ…これならオナニーに困らないわね♥️」
ってかリアスもオナニーするのかよ。
そんな事を思っている内に、昼休み終了の予鈴が鳴った。
「あら、残念ね、イッセー。放課後にまた会いましょう。」
リアスはグショグショになった下着をファスナー付きパックに入れて教室を出て行った。
俺も体を起こしてチンポを仕舞って、教室に向かうのだった。
***********
放課後、旧校舎へ向かう途中、俺は木場とばったり会い、歩きながら話しかける。
「なあ、木場。リアス、部長について何か変わった事はなかったか?」
危ね危ね、うっかり呼び捨てにする所だったぜ。
「うーん、僕から見て変わらないと思うよ。それなら僕よりも朱乃さんの方が知っているのかもしれないよ。あの人は部長の懐刀だからね。」
「そうか、分かったよ。」
俺は軽く納得した。その時、
「!?こ、この気配は…。どうやら僕ら以外にも強い悪魔がいるようだね。」
木場が突如顔を顰めた。俺も神経を研ぎ澄ませ、気配を探る。
悪魔に転生してからは、俺もこうやって気配を探れるようになって来た。
「失礼しまーす。」「失礼します。」
俺と木場は、部室のドアを開けた。
そこにいたのは、リアス、朱乃さん、小猫ちゃん、アーシア、レイナ、カラワーナ、ミッテルトという何時ものメンバーの他に、もう一人客人がいた。
「グレイフィアさん!」
そう、そこには昨夜会ったグレイフィアさんもいたのだ。
「あれ、イッセー君。グレイフィアさんの事を知ってるのかい?」
木場が聞いてきた。
「ああ、実は昨日初めて会ったんだよ。」
俺は怪しまれないようにそれとなく返答する。
「これで皆様お揃いですね。…さて、お嬢様。私から話を致しましょうか?」
グレイフィアさんのこの一言で、和やかだった場の雰囲気が一気に緊迫感に包まれた。
「いいえ、グレイフィア。私から直接話すわ。実はね…」
と、その時。
部室の中心にある魔法陣が突如光り出したかと思うと、今度は炎が噴き上がって来た!
「あの紋様は…フェニックス!」
隣にいた木場が呟く。
フェニックス?フェニックスって、あの不死鳥か?
そして、炎が引いていくと、そこに現れたのは、ホスト風の金髪の男だった。
「…ふう、人間界の空気は久しぶりだ。」
その男はリアスを見るなり、こう言った。
「逢いに来たぜ、愛しのリアス。」
俺の中で、この男への敵愾心が沸々と込み上げて来るのだった。
イッセーがリアスと熱い一夜を過ごした間、松田と元浜は身の毛が弥立つ体験を味わう羽目になったのでした。
そしてラストにはいよいよライザーが登場しました。
次回はライザー眷属の顔見せが中心で、少し短めになります。