《イッセー》
ライザーとのレーティングゲームまでの10日間、俺達オカ研部員は修行するため、グレモリー家が所有する別荘で合宿を行う事となった。
ちなみに学校にはリアスが既に届出をしてくれたお陰で問題はないという。
あと、うちの両親にもリアスが話を付けてくれたお陰で快く送り出された。
そんなこんなで俺達は今、合宿所に向けて小高い山を登っている。
というかこんなに歩くの久し振り過ぎて、もう膝がガクガク震えている。
…ったく、リアスの運命が懸かっているのにこれじゃ情けないぜ。
「さあ、着いたわ。ここが別荘よ。」
先頭を歩くリアスが言った。
「はわぁ!こ、これが別荘ですか!?」
アーシアが驚いていた。
いや、俺だって驚くよ。別荘って言うよりも、中世か近世ヨーロッパのような屋敷なんだもん!
「お待ちしておりました、お嬢様方。」
そこに、グレイフィアさんの同僚或いは部下かと思われるメイドさん達も現れた。
「掃除・洗濯・食事は、私達にお任せ下さい。」
メイドの皆さんも純血悪魔なのだけれど、いやホントに美女揃いだ!
「す、凄いわね、名家の財力って…」
レイナも呆気に取られていた。
今回ゲームには参加しないレイナ達堕天使組も、部員という名目で合宿に参加する事となったのだ。
「さあ、皆。荷物を置いてきて。その後食堂でミーティングをするわよ。」
リアスがこの後のやる事を決めた。
合宿の前半5日間は、個々の戦力の底上げを中心に各自訓練を行い、後半の5日間は本番宛らの連携を練習するという。
俺達はジャージに着替えて特訓を始めた。
【特訓1:木場との特訓】
「イッセー君!動きが緩慢だよ!それじゃやられるよ!」
木場は持ち前のスピードで俺を撹乱し、背後から反撃する。
そりゃつい最近まで戦いとは無縁の生活だったからな。
だが、愛する女のピンチを救えないようじゃ男が廃る。
「どうだ!」
俺のドラゴンショットが木場の体を掠めて、木々を薙ぎ倒した。
「ふう、危なかった…。でも、これくらいやらないと、ライザー達には勝てないよ。」
俺と木場は大の字で倒れ、大きく深呼吸をした。
俺の一発は大きいけれどモーションが大き過ぎて木場みたいな素速い相手には、良い様にやられている。
一方の木場も、スピードに長けるが防御が脆く、強烈な一撃を喰らえば即アウトだ。
「よし。休みはここまでだ。もう一度行くぞ、木場!」
「望むところだ!」
手合わせすることで浮き彫りになった課題を克服すべく、俺と木場は特訓を重ねるのだった。
【特訓2:小猫ちゃんとの特訓】
「フンッ!フンッ!当たって下さい!イッセー先輩ッ!」
小猫ちゃんのパンチとキックが的確に俺を狙って来る。
「反撃だ!」
背後に回った俺の反撃のエルボーが、小猫ちゃんの背中に直撃した。
「くっ、や、やりますね、イッセー先輩…。」
小猫ちゃんは、『戦車』の特性であるパワーを活かした接近戦タイプだ。
若干俺とタイプが似ているが、俺と違ってスピードもある。
ただ、『戦車』の特性に頼り過ぎているせいか、攻撃がやや単調だ。
パンチやキックだけでなく、組み手も織り交ぜてみるべきだと俺は思った。
「アーシア、小猫ちゃんを治してくれ。」
「はっ、はい!大丈夫ですか、小猫ちゃん?」
アーシアは小猫ちゃんの背中に手を翳し、『聖母の微笑』の力で回復させる。
「ありがとうございます、アーシア先輩。」
回復役として、アーシアには俺達の傷を治してもらう。
性格的にも攻撃には向かないし、只管後方支援に徹して貰う。
「さあ、イッセー先輩。行きますよ!」
「おう、受けて立つぜ!」
俺と小猫ちゃんの激しい格闘戦が展開された。
【特訓3:朱乃さんとの特訓】
「いいのですか、イッセー君?」
「ええ、構いませんよ。遠慮しないでバンバン雷を撃って下さい。」
朱乃さんとの特訓をする俺は、そう頼んだ。
「ここまで言われたからには、容赦はしませんわよ。…雷よ!」
朱乃さんはサンダーブレークの構えで、右の人差し指から所狭しと雷を落としていく。
やはり直撃は避けたい所だが、俺の動きを先読みするかのように雷が落ちて来た。
ガシッ
「きゃあっ!」
「へへっ、捕まえましたよ、朱乃さん。」
何度か直撃を受けて痺れながらも、俺は朱乃さんに抱き着いた。
「朱乃さんは魔力に秀でるけれど、懐に潜られると弱いですね。
俺や小猫ちゃんみたいな接近戦タイプは相性が悪いのでは?」
『女王』は『騎士』・『戦車』・『僧侶』全てを兼ね備える駒だ。
一口に『女王』と言っても3つのタイプがあり、朱乃さんは『僧侶』タイプの『女王』だ。
「ええ、これは自分でも分かっていますわ。自衛手段がないと皆の足を引っ張ってしまいますわね。」
そこに、レイナがスポーツドリンクを持って現れた。
「イッセー君、朱乃さん。差し入れを持ってきました。」
「サンキュー。」
「ありがとう、レイナちゃん。」
「そうだ。今度は、レイナも協力してくれ。」
「え?」
「朱乃さんと一緒に攻撃してくれ。」
本番でタイマン勝負になる事は殆どなく、大概2対1など複数人を相手にする状況が多い。多人数での戦いに慣らしておきたい所だ。
「…分かりましたわ。レイナちゃん、よろしくね。」
「はい。」
今度はレイナを交えて2対1のパターンでの特訓を行う俺だった。
【特訓4:リアスとの特訓】
「いい?イッセー、アーシア。ソロモン72柱について教えるわよ。」
リアスとの特訓は座学が中心で、悪魔に転生したばかりの俺とアーシアは、悪魔社会の構造を学んでいた。
正直、覚える事が山積みで、俺もアーシアもちんぷんかんぷんになっていた。
「イッセー、貴方は将来『王』になりたいのでしょう?それなら絶対に覚えなければいけないわよ。」
リアスにそう言われたら頑張るしかないよな。
俺とアーシアは必死になって学んだ事をノートに書き留めていた。
【特訓5:新技開発秘密特訓】
実はリアスとの勉強中、俺は密かに"ある技"を考案した。
ただ、本番までは秘密にしたかったので、ゲームに出ないレイナ達堕天使を相手に、技を完成させるため特訓していた。
俺の案を聞いたレイナ達3人は…
「イッセー君。いくら何でもこれは酷過ぎるわよ…」
「まったく、女というものを何だと思っているんだ。」
「こりゃドン引きッスよ、パイセン。」
案の定、半眼で俺を睨んでいた。
「そうか。協力してくれないなら、もうセックスしてやらないぞ。」
俺がセックスお預けを言うと、
「えっ!?そ、それは嫌よ!」
「私達はもうイッセーに従属してるんだ。」
「ウチもそれだけは嫌ッス!」
と、協力を申し出てくれたのだった。
秘密特訓を終えた時、偶然木場と遭遇した。
「ど、どうしたんだいイッセー君。こんなにボロボロになって…」
「す、すまんな。」
俺達4人は着ていた服がボロボロになっていた。
「それだけハードな特訓をしてるんだね。」
「ま、まあな…」
言、言えねぇ…。はぐらかすしかないなコレは。
************
「皆様。お疲れ様でした。食事の準備が出来ました。」
各自の特訓メニューを終わらせた時には、すっかり日が暮れていた。
メイドさん達が作った豪勢な食事は、食欲を増進させる程に美味だった。
小猫ちゃんなんか大量におかわりしてて、隣に座ってたミッテルトが引いてたな。
「皆様。露天風呂の準備が出来ました。」
な、何っ!?露天風呂だと!?これは入りたい!!
「うふふ♪イッセーったら、鼻の下が伸びてるわよ。」
ゲッ、ヤバいヤバい!
「私は一緒でもいいわよ。イッセー。」
なっ、何ですとーっ!!
「私もそろそろ殿方のお背中を流したいですわ。」
朱乃さんまでー!爆乳を拝めるチャンスだぜ!
「わ、私もイッセー君がいいって言うなら…」
レイナは顔を赤らめてる。何度か裸は見てるけど、レイナもナイスバディなんだよな。
「た、たまには私もイッセーと一緒に入りたいんだが…」
カラワーナもOKを出した!
「ウチもパイセンと一緒がいいッス。」
ミッテルトも同調する。
残るはアーシアと小猫ちゃんだが…
「わ、私も、イッセーさんとだったら、一緒にお風呂に入りたいです。…きゃあ、言っちゃいましたぁ!」
アーシアも恥ずかしがりながら主張する。
そして最後に小猫ちゃんだが…
「…私は嫌です。」
ガーン!!そんなに俺の事が嫌なのか、小猫ちゃん!?
「ハイ、決定。一人でも拒否が出たので、残念ながら混浴は無しよ。」
そ、そんなぁ…!俺も露天風呂に入りたかったのにぃ!!
俺はガックリと四つん這いになって項垂れるのだった。
「イッセー君。元気を出してよ。僕と一緒に大浴場に行こうよ。」
木場が慰めの言葉を掛けた。が、誰が好き好んで男の裸なんか見るかぁ!!
***********
《アーシア》
リアスさんに連れられて、私達は露天風呂にやって来ました。
見晴らしが良くて、満天の星空が輝いてます。
私達7人で露天風呂に入るのですが…皆さん誰一人バスタオルを巻いてなくて、乳首もアソコも丸出しです!
「アーシア、タオルを取りなさい。ここには女しかいないのよ。」
リアスさんが呼びかけてます。私だけはバスタオルを巻いているのですが…やっぱり同性でも恥ずかしいですぅ!
「隙ありっ!」
バサッ
「きゃあ!!」
いつの間にか背後から忍び寄っていたレイナさんが、私のバスタオルを剥ぎ取ってしまいました!
ああ、私のおっぱいもアソコも曝け出されてしまいました…。
「隠しちゃダメよアーシア。手をどかしなさい。」
リアスさんが注意します。
「ホラ、アーシア。観念しなさい。」
「イ、イヤぁぁ!!」
レイナさんに両手首を掴まれて、今度こそ私のアソコが晒されてしまいましたぁ!
「ふーん、これがアーシアのオマンコなのね。金色の陰毛も可愛いわよ。」
リアスさんがマジマジとアソコを見つめながら感想を述べてます。
というか、皆さんの視線が私のアソコに注がれてますぅ!
「さて、アーシアもスッポンポンになったことだし、文字通り裸一貫から親睦を深めるわよ!」
リアスさんの一声で、女の子だけの桃色の宴が始まってしまいましたぁ!!
「ほら、アーシア。私のおっぱい、触ってごらんなさい。」
むにゅん
リアスさんが私の手を掴んで、自分のおっぱいに誘導しました!
「どうかしら、私のおっぱいは?揉んでもいいのよ。」
むにゅんむにゅん
「こ、こんなにも大きくて、柔らかくて、す、凄いですぅ。」
私の手が勝手にリアスさんのおっぱいを揉んじゃってます!
「うふふ、私のおっぱい、吸ってみたい?」
「ふえ?…ええっ!?」
テンパっていた私に、リアスさんは更に大胆な発言をしてきました!
「アーシアにならいいわよ。ほら、おっぱい吸ってごらんなさい。」
リアスさんは私の頭を抱いて、おっぱいに顔を近付けさせました。
私はリアスさんの誘われるままに、乳首に吸い付きました。
ちゅう
「あん♥️可愛いわよ、アーシア。」
な、何でしょうこの安らぎ…
幼少期の記憶なんて殆ど無いのに…
リアスさんのおっぱいにもっともっと甘えたくなってしまいますぅ…
ちゅう、ちゅう、ちゅう
「あらあら、アーシアったら♥️意外と甘えん坊なのね。」
授乳しているリアスさんはまるで聖母マリア様のような微笑みを浮かべてます。
ああ、もっと甘えていたくなりますぅ…
「ずっと辛い思いをしていたでしょう。私で良ければ抱き留めてあげるわ。」
「ううう…」
その優しさに、思わず私は涙を流してしまいました。悪魔にも優しい人はいるんですね。
私はリアスさんの胸の中で、思い切り涙を流したのでした。
《レイナーレ》
「ええっ?朱乃さんのお父さんって、あの方だったのですか?」
「ええ、そうなの。」
昼間、朱乃さんと一緒に特訓した時、私はあの技に既視感を感じていた。
ただ、朱乃さんの表情はどこか暗い。
「まさか、あの方のご令嬢だったなんてな。」
「いやいや、ウチらから見て雲の上のお方ッスよ!」
隣で話を聞いていたカラワーナとミッテルトも驚いていた。
「本当は私、堕天使と人間の娘なの。ただ、悪魔に転生したことで、どれでもない半端者になってしまったわ。」
朱乃さんは自嘲するように言った。
「そ、そんな事言わないでください!」
朱乃さんは勇気を出して打ち明けたのだから、私もそれに応えないと!
「イッセー君が言ってました。
『生まれた世界は違っても、見た目や言葉が違っても、願いは繋ぎ合える』って。
だから朱乃さんも、自らを卑下しないで自信を持って下さい。」
「レ、レイナちゃん…」
朱乃さんの目には、薄らと涙が浮かんでいた。
「ありがとう、レイナちゃん。」
その言葉と共に、私と朱乃さんは無言で抱き合っていた。
《イッセー》
俺と木場は同じ部屋で寝る事になった。
ううう、今頃女子達は皆露天風呂でキャッキャウフフしてるだろうなぁ…
けど、嫌われたくない!それにまだチャンスはある筈だ!
俺は性欲を押し殺して、眠りに付いたのだった。
今回の合宿は個々のパワーアップだけでなく、親睦を深める事も目的でした。
裸を晒す事で、より絆を深めるオカ研女子達。
久々に百合シーンを書いてみましたが、満足戴けたでしょうか。
さて、次回は合宿の後編です。
10日間の合宿で、イッセーは本番に至れるのでしょうか。
次回はなるべく11月中に投稿したいところです。