※この作品はR-18です。

スーパーイッセーハーレム   作:Longmarsh

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ライザー戦の4話目にして、決着回です。


第20話:VSライザー眷属〈part.4〉~決着!レーティングゲーム~ ☆

《イッセー》

ライザーとのレーティングゲームも残り時間が30分を切り、いよいよ大詰めとなった。

 

俺達グレモリー眷属で残っているのは、リアス、アーシア、そして俺。

対してライザー眷属はライザーとレイヴェルの兄妹2人だけ。

アーシアとレイヴェルをノーカウントとして、残るは実質的に2対1だ。

 

俺達がライザー眷属と戦っていた間、ライザーは自ら旧校舎に攻め入って来た。

このままではリアスとアーシアがピンチだ!

俺は満身創痍の体を引き摺りながら、旧校舎へと向かって行くのだった。

 

*******************

 

《リアス》

 

してやられたわね…。

ライザーが自ら攻め込んでくるのは、頭の片隅に入れていた。

しかし、実際にやられるとこうもあっさり動揺してしまうとは、我ながら情けない。

 

「フッフッフッ、〈僧侶(ビショップ)〉を庇いながら戦うとは、俺も随分ナメられたものだな!」

ライザーが両手に炎を纏わせて高笑いを浮かべる。

 

「リアス、さっさと投了(リザイン)しろ。そうすれば痛い目には遭わせねぇ。」

「嫌よ!私にはまだイッセーがいるわ!一縷の望みだって捨てたくないの!」

 

"ライザー様の〈女王(クイーン)〉、リタイア。"

そこに、グレイフィアのアナウンスが流れた。

朱乃もやられたけれど、ライザーだって片腕の〈女王(クイーン)〉を失った。まだ勝機は残っているわ!

 

「チッ、ユーベルーナまでやられたか。

…まぁいい。俺がとどめを刺せばいいのだからな!」

 

ライザーは、今度はアーシアに向けて火炎弾を放って来た。

「させないわ!」

私は滅びの魔力で火炎弾を打ち消した。

だが、これでは一向に埒が明かない。

 

私は回復要員としてアーシアを傍に置いたけれど、結果的にこれが裏目に出た。

アーシアを庇いながら戦わないといけなくなったのだから。

 

「部長さん!私の事はいいですから、イッセーさんと合流して下さい!」

「嫌よ!貴女を見捨てる事なんて私には出来ないわ!」

そこに、ライザーが私とアーシアの前に立ち塞がった。

 

「随分と仲の良いこったなぁ…。

情愛深いのはグレモリー家の美点だが、非情に徹しきれないのは〈(キング)〉としては致命的な欠点だぜぇ、リアス。」

 

…ライザーの言う通りだ。

犠牲(サクリファイス)》も立派な戦術だが、それは人数差もあって出来る事だ。

 

そして、我がグレモリー家は悪魔の中でも情愛の深い一族で通っており、私自身もその血統を誇りに思っていた。

しかし、勝負事は時には非情な決断を下さないといけない。

頭では解っていてもそれが出来ないなんて、私は〈(キング)〉としてはまだまだ甘過ぎる。

ライザーに反駁(はんばく)出来ない自分自身に腹が立ってくる。

するとライザーは私とアーシアに語り掛けてきた。

 

「リアス。俺はプロとして、レーティングゲームで色んなチームを見てきた。

(キング)〉として高い資質を持ちながらも眷属に恵まれず埋もれてる奴。

逆に無能な〈(キング)〉の所為で能力を発揮出来ない眷属。

さて、リアスはどうなるのかな?」

 

「……」

私は直ぐに答えられなかった。

 

「…さて、そろそろ決着を付けようか、リアス。

だが、そのまま倒しても面白くない。

…俺の可愛い眷属達がお前のクソ〈兵士(ポーン)〉に散々辱められたんだからな!

俺にだってやり返す権利があるだろ!」

ライザーの両手から放たれた炎が、私とアーシアに向かって来る!

 

ゴオオオオオオ!!

避ける間もなく、私とアーシアは炎の直撃を受けてしまった。

だが、不思議と熱さを感じない。むしろ涼しくなった、と思っていたら…

 

「!?」

「きゃあああああああ!!」

私は驚き、アーシアが悲鳴を上げた。

そう、ライザーの炎で制服を燃やされ、私とアーシアは下着姿にされてしまった。

私は赤い下着でアーシアは白い下着だ。

 

「クックックッ、やっぱり良い体してるなぁ、リアス。

(いかずち)の巫女〉が此処にいないのが残念だが、そっちの〈僧侶(ビショップ)〉も期待が持てる体つきだぜぇ。」

アーシアは涙を浮かべて手を交差させていた。

ライザーの粘着的な視線と口ぶりが私をより不快感にさせる。

 

「本当なら二人共裸にしたかったところだが、魔王ルシファー様や親父達がいるんだからな。これで勘弁してやる。」

そうだ。お父様やお兄様も見ているんだった。

 

「…さて、覚悟はいいか、リアス。」

ライザーが至近距離まで(にじ)り寄る。私は恐怖のあまり足が竦んで動けない。

「これで終いだぁ!!」

ライザーが手から巨大な炎を放って来た!ダメだわ!逃げ切れない!

 

早く来て!!………イッセー!!!!

 

 

ドガアアアアアアン!!

 

その時、横からの衝撃波が炎を搔き消し、私とライザーの間に木が倒れていた。

「な、何だ!?」

突然の事態にライザーが動揺している。

 

そして、土煙が晴れたその先にいたのは…

「ふぅ…間に合ったぜ…!」

 

「イッセー!!」

「イッセーさん!!」

そこには、私の最後の望み、イッセーがいたのだ。

 

 

***************

 

〈イッセー〉

 

クソッ!木が邪魔で進めねぇ!

こうなったらドラゴンショットで薙ぎ倒してやる!

「ドラゴンショット!」

 

ドガアアアアアアアン!!

 

「ふぅ、間に合ったぜ…」

「イッセー!!」

「イッセーさん!!」

土煙の先には、ライザーとリアスとアーシアがいたが…

 

「おおっ!!なんてセクシーな姿なんだ!!」

なんとリアスとアーシアは下着姿だったのだ。

 

「見、見ないで下さい、イッセーさん!!」

「…イッセー、そんなに見つめないで…」

アーシアは恥ずかしがって手を交差し、リアスは呆れ気味の表情で嘆息した。

俺はライザーにほんのちょっとだけ感謝するのだった。

 

「…さて、ライザー!俺はこの通りまだ健在だぜ!」

俺はライザーに啖呵を切る。

 

「貴様ァ…よくも俺の可愛い眷属達を散々辱めてくれたなァ…!!」

ライザーの怒りがヒートアップする。

ライザーから放たれる熱気がビリビリと俺に襲い掛かる。

 

「行くぜ!ドラゴンパンチ!」

「甘い!!」

俺はライザーに向けてパンチを放つが、やはりライザーはレーティングゲームのプロ。

パンチを軽く受け止めるや、俺はカウンターを食らってしまった。

 

「ぐふっ!」

俺は尻餅をついて倒れてしまう。

「イッセー!」

「イッセーさん!」

俺の後ろにいるリアスとアーシアが叫ぶ。

 

「ここまで来た根性だけは素直に認めてやろう!

だが、その満身創痍な体で俺に勝とうなど、甘いんだよ!」

 

クソォ…体がズキズキしてくるぜ…

だが、リアスもアーシアも俺が勝つ事を信じているんだ!

だったら尚の事諦めて堪るかよ!

傷付いた体に鞭を打つように俺は立ち上がる。

 

「ドラゴンショット!」

俺は懲りずにライザーへドラゴンショットを放つ。

だが、これまでに魔力を乱発し過ぎた為に威力も大きく落ちていた。

 

「フン、馬鹿め!何度でも攻撃しようが無駄だ!

この程度の攻撃など、フェニックスの再生能力で無意味だというのが分からんのか!」

 

そして、ライザーの表情が怒りに染まる。

「今度こそ終わりだ!リアス諸共、くたばれェェ!!」

 

ライザーの右手から、特大の火球が放たれた!

俺の後ろにはリアスもいる!

駄目だ、避けきれねぇ!もうここまでか!

と、その時…

 

ゴオオオオオオッ!!

「あああああああっ!!!!」

ライザーが放った特大の火球は、俺には届かなかった。何故ならば…

 

「アッ、アーシア!!」

「アーシアッ、貴女っ!!」

俺の目の前には、髪も肌も黒く焦げたアーシアが立っていた。

そう、アーシアが身を挺して俺達を庇ったのだ。

 

「イ、イッセーさん…部長さん…」

下着も焼け焦げて、全裸になったアーシアが息も絶え絶えに喋る。

 

「こ…これで…私も…役に…立てたでしょうか…?」

「アーシア!もういい!喋るな!」

アーシアの体が淡い光に包まれる。

「イッ、イッセーさん…どうか…私の…私達の分まで…」

その言葉と共にアーシアは戦場から退場して行った。

 

"リアス様の〈僧侶(ビショップ)〉、リタイア。"

グレイフィアさんのアナウンスが無慈悲にも響く。

 

クッソォ、クッソォォォ!!

「アーシアァァァ!!」

「アーシア…どうして…!」

俺もリアスも、目の前でアーシアを失った悲しみと無力感に打ち拉がれて号泣する。

 

「ハッハッハッハ!まさか〈僧侶(ビショップ)〉が身代わりになるとはな。

だがこれでもう回復は出来まい。大人しく俺に倒されろ!」

 

「許さん…よくも、よくも…がァァァァ!

俺の周囲に紅蓮のオーラが迸る。

 

「なっ、何だ!このオーラは!?」

「イッ、イッセー!?あ、貴方…」

ライザーもリアスも困惑する。

 

「俺は怒ったぞ!!ライザーーーー!!!!」

 

仲間を目の前で傷付けられた怒りと悲しみが俺を衝き動かす。

 

「だりゃああああ!!!」

バキィィッ!

「ガハァッ!!」

怒りを込めた俺のパンチがライザーの鳩尾(みぞおち)を直撃した。

 

リアス。直ぐに俺から離れろ。巻き込まれたくなければな…!」

ライザーがいるにも関わらず、俺はリアスを呼び捨てにしてしまう。

だが、リアスは自分がいても足手纏いになる事が分かっていたのか、俺の言葉に従って、場から離れた。

 

「グッ、ガハッ……ナッ、ナメるなよ小僧ォ!!」

ライザーがよろめきながらも再び立ち上がる。

 

「このしつこいくたばり損ないめ!いいだろう!

今度こそ燃やし尽くしてやる!あの〈僧侶(ビショップ)〉のようにな!」

 

「あの〈僧侶(ビショップ)〉だと…?

アーシアの事か………

アーシアの事かーーーーーっ!!!!

 

怒りが爆発した俺のパンチとキックが次々とライザーに命中する。

「ガハッ!グホァッ!お、おんのれェ……!」

 

ライザーもその都度フェニックス家の力で再生するが、矢継ぎ早にダメージを受け続けた事で、再生速度が鈍っていた。

 

「ウオオオオオオオオ!!!!」

俺は咆哮を上げながらライザーへ拳を振るおうとした。

だが、その時。

 

ズキン!!

ドサッ!!

俺はライザーの目の前で倒れてしまった。

 

ダメージが蓄積しきっていた俺の体は、既に限界を超えていた。

これまで気力でカバーしていたのだが、体が遂にオーバーフローを起こしたのだった。

 

そして、俺は無言のまま淡い光に包まれ、目の前が真っ暗になったのだった……

 

"リアス様の〈兵士(ポーン)〉、リタイア。"

 

*******************

 

《リアス》

 

"リアス様の〈兵士(ポーン)〉、リタイア。"

 

「そ……そんな……イッセーまで……」

とうとう頼みの綱のイッセーまでも失ってしまい、私の脳内に絶望感が急速に広がる。

 

そして、目の前にはボロボロになりながらも、私を睨み付けるライザーが立ちはだかった。

 

「残念だったなぁ、リアス!!

眷属を全員失ったお前に最早勝ち目は無い!

大人しく投了(リザイン)しろ!然もなくばお前を犯してやるぞ!!」

 

怒りに我を失ったライザーに私は恐怖心を感じてしまった。そして…

 

「もう止めて!!私……投了(リザイン)するわ…」

私はもう自分で涙を止める事が出来なかった。

 

"リアス様の投了(リザイン)を承認。よって、此度のレーティングゲームは、ライザー様の勝利と致します。"

 

決着が付いた事で、私とライザーは元の世界へ転送されたのだった。

 

 

 




漸く、ライザー戦の決着が付きました。

結局、今作では原作通りに負ける展開になりました。
二次創作ではライザーに勝った作品が多いですが、安易に勝ったら面白くないと感じたので、原作通りに負ける方向に決めてました。

ライザー眷属の中で結果的に洋服破壊を食らわなかったのは、木場に倒されたシュリヤー、マリオン、ビュレントと生き残ったレイヴェルの4人だけで、他の11人は全裸にひん剥かれました。

さて、ゲームに敗れた事でリアスはライザーとの望まぬ政略結婚が決定してしまいました。
リアスはこのままライザーに嫁いでしまうのか!?

というか第2章を書き始めたのが去年の9月で、気付いたらもう1月も終わろうとしている。
我ながら遅すぎる…
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