大変遅れ馳せながら、2025年最初の投稿であります。
前回から約7か月も中断してしまい、大変申し訳ありませんでした。
それではどうぞ!
《イッセー》
登校の途中で、今代の白龍皇ヴァーリと邂逅した俺達オカルト研究部だったけど、どうにか始業時間には間に合った。
ゼノヴィアが新たに加わり、俺達のクラスは前より賑やかになったのだが…
「ってオイ、ゼノヴィア!何持って来てんだよ!」
ゼノヴィアが手に持っている物、それはコンドームだった。
ホラ見ろ!松田や元浜だけじゃなく周囲のクラスメート達もドン引きしてるじゃねぇか!
「これか?日本の学校では性教育を熱心に教えると桐生から聞いたのだが。それがどうしたんだ?」
「またお前か桐生!アーシアやゼノヴィアに変な知識を吹き込むんじゃねぇよ!」
俺は呆れ気味に桐生を問い質す。
「あら?ヤリチンの兵藤には必要なアイテムでしょ?」
桐生は悪びれもせず眼鏡をクイッと上げる。
「聞いたか?兵藤のヤツ、ヤリチンだってよ。」
「やだ、近付いたらレイプされちゃうわ!」
「最近覗きをしなくなったから見直してたのにサイテー!」
それを聞いた周囲のクラスメート達は好き放題に俺を貶す。と、その時、
「イッセーさんの事を悪く言わないで下さい!!」
アーシアが俺を庇うように珍しくクラスメート達に反論した。
「ア、アルジェントさん…。」
「ア、アーシアちゃん。どうしてこんなヤツの肩を持つんだよ!?」
「皆さんはイッセーさんの事を上辺だけでしか見ていません!
近く深く接すれば良さが見えてくるんですよ!」
アーシアが毅然とした態度で言い切った。
「……。」
アーシアの気迫に気圧されたのか、これにはクラスメート達も押し黙るだけだった。
「…アーシア。ありがとうな。でもいいんだ。」
「ど、どうしてですか、イッセーさん。」
アーシアはまだ納得していないようだ。
「どの世界にも、自分と性格が相容れない人間は必ずいる。全員に好かれる必要なんて無いさ。
そんな奴は相手にしない方が良い。『人は人、俺は俺』って奴さ。」
「イッセーさん…。」
俺の一言にアーシアは目を丸くした。
ガララッ
「全員席に戻れ!」
そこに担任の先生が入ってきた。朝のホームルームの時間だ。
「えー、知っての通り、今日の午後の授業は父兄参観日だ。
くれぐれも保護者の前で恥をかくんじゃないぞ!それじゃ、ホームルーム終了だ!」
先生はそう言って教室を出るのだった。
******************
我が駒王学園は、人外の生徒がこっそり通っているのだが、先生方も負けず劣らず個性的だ。
例えば、英語の先生は…
「Oh,Yeah!!!B-A-B-Y baby!!」
革ジャンを着てやたらとハイテンションなパンクロッカーで、
理科の先生は、
「うわちゃあああああああ!!!!ハイここテストに出まーす。」
ブルース・リーに憧れるカンフーマニアでその勢いのまま黒板にチョークで字を書くのだが、只の殴り書きにしか見えない。
数学の先生は、
「♪次次っ、次の問題は~、あまあま天野さん!」
ディスクジョッキー風の先生なんだけど、間違えるとスクラッチした後に素に戻って「違います。」と言い放ち、レイナが傷付いていたっけ。
歴史の先生は、
「授業じゃあああ!!」
白馬に乗って現れる上様風の先生で、手を挙げた元浜が「頭が高い!!」って怒鳴られて凹んでた。
そして国語の先生は、
「おい松田ァ!!2年だったらこの漢字ぐらい読めるだろォがァ!!」
リーゼントヘアに白い特攻服を着て、黒板に「吐露非狩古鬱」と書かれた文字を読ませる。
当然松田は読める訳もなく、「ト・ロ・ピ・カ・ル・フルーツだァァァッ!!!」と先生は叫び、「そんな無茶な…」と松田は愚痴ったのだった。
とまあ、先生方はとても教育熱心なのは分かるけど、どうにも方向性がズレてるんだよなぁ…
そして、昼食を済ました後、いよいよ、父兄参観の時間だ。
うちの母さんも服をきっちり着熟して後ろから俺達を見守る。
「頑張ってね、アーシアちゃん、レイナちゃん。」
「はい、お母さん。」
まあ尤も、目的は俺よりもアーシアとレイナなのだが。
「それでは、授業を始めよう。今日は、これだ。」
教室の上に載せられた物、それは、
「何で英語の授業なのに粘土が出て来るんだよ!」
堪らず俺はツッコんでしまった。
「細かい事を気にしてはいけないぞ。英語と粘土には深い関係があるのだ。」
「いや分かんねーよ!」
…とまあ、やってやるか。
俺の手がひとりでに動き出す。そして、出来上がった物は…
「ベルリンの壁だ!天安門広場だ!」
俺は粘土で壁と戦車を作ったのだった。
「スゲーなイッセー!俺のと交換しようぜ!」
松田がトレードを要求してきたが、
「テメーのなんか誰が要るかぁぁ!!」
松田のヤツ、高校生の癖に粘土でウンコを作りやがった!
図工で粘土が出て来るとウンコを作る奴って、どこのクラスにも必ずいるんだな。
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なんやかんやで授業が終わり、俺とアーシアとレイナは、2年生の廊下でリアスと合流した。
「まあ、そんな事があったのね。」
リアスは軽く頷いた。
「ところで部長。ご家族の方は…。」
部外者がいる手前、ここは『部長』と言った方が無難だろう。すると、
「…お兄様もお父様も悪目立ちし過ぎて、もう恥ずかしかったわよ…。」
リアスは大きな溜息を付いたのだった。
と、その時、
「おお、確か君が兵藤一誠君だったね。」
後ろから声を掛けられ振り返ると、サーゼクス様ともう一人、紅色の髪と髭を生やしたダンディな男性が立っていた。
「改めて、初めまして。リアスの父、ジオティクス・グレモリーです。」
グレモリー卿、改めジオティクスさんが右手を差し伸べて来たので、俺も右手を差し出して握手する。
「兵藤一誠です。…先の婚約騒動は元はと言えば、貴方がリアスの意思を無視したからですよね?」
実質初対面だから印象を良くしないといけないのに、俺はついつい刺々しい言葉を言ってしまった。
「ハハハ。あの後、妻にお灸を据えられたよ。」
ジオティクスさんは後ろ手に頭を掻いて笑い飛ばすのだった。と、その時
「オイ、イッセー!体育館に魔法少女がいるらしいぞ!行ってみようぜ!!」
元浜が松田と共に体育館に向かって走り出した。
「魔法少女…。ま、まさか…。」
どうやらリアスはその「魔法少女」に心当たりがあるようだが…。
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「ハイハーイ!魔法少女レヴィアたんの登場よー!みんなー!バッチリ撮ってねー!」
体育館では、男子共が一人の女性に群がって、スマホで撮影していた。
その女性は様々な決めポーズを取ってカメラ小僧達を煽っている。
「や、やっぱり…。」
隣にいたリアスは嘆息していた。もしかしてあの人と知り合いなのか?
「コラー!生徒会だ!さあさあ帰った帰った!」
「チェーッ、つまんねーの。」
そこに匙が現れ、カメラ小僧達を退散させた。
「…貴女も学校でその格好は慎んで下さい!」
「ブーブー、これが私のアイデンティティなの!」
その魔法少女は、匙の言葉に文句を垂らしていた。
「おやセラフォルー、君も授業参観に来たのかい?」
サーゼクス様が親しげに話し掛ける。
えっ?セラフォルーって確か…
「なあリアス、もしかしてこの人…。」
「そうよ、このお方が…。」
「ハイハーイ!私が四大魔王の紅一点、外交担当のセラフォルー・レヴィアタンでーす!レヴィアたんって呼んでね♥」
マ、マジですかー!!確かに纏っているオーラはサーゼクス様に引けを取らない強さだけど、まさかこの人も魔王様だなんて!
「お、お久し振りです、セラフォルー様。」
リアスはぎこちない笑顔で会釈する。
「あら、リアスちゃんお久ー。元気してたー?」
「はい。もしかして、セラフォルー様もソーナの授業を見に?」
「そーなのよー!ソーナちゃんったら私に教えてくれないんだもん!私ショックで天界に攻め込もうとしちゃったわ。」
ちょっ、ちょっと!そんな物騒な真似は止めて下さい!
そんな事を思っていると、セラフォルー様は、俺を視界に捉えるや、俺に歩み寄って来た。
「あれ?もしかして、君が噂の赤龍帝くん?」
そう言えばセラフォルー様はあの婚約騒動には来ていなかったっけ。じゃあ挨拶しなきゃだ。
「初めまして!兵藤一誠です!リアス・グレモリー様の《
相手が魔王様という事もあってか、俺は直立不動の姿勢になってしまう。
「あれあれー?もしかして私が魔王だからって緊張してるのー?だったらー…。」
セラフォルー様は俺の右手首を掴むと、次の瞬間、
むにゅん
「「!!!?」」
「こうすれば緊張も解れるよね♥」
「あ、あっ、ああっ…。」
なんとセラフォルー様は、俺の手を自分のおっぱいに誘導したのだ!
むにゅん、むにゅん
「ねえねえどうかな、私のおっぱい。大っきくて揉み心地も良いでしょ♥」
「ハッ、ハイッ!セラフォルー様のおっぱいも揉み心地抜群です!」
まさか初対面で自分のおっぱいを揉ませるなんて露にも思わず、俺の声は上擦っていた。
「セッ、セラフォルー様、止めて下さい!いっ、いくらセラフォルー様でも、私の可愛いイッセーに色目を使わないで下さい!!」
リアスはセラフォルー様から俺を引き離した。ただ、流石に相手が格上過ぎるので怒るに怒れない。
「えーっ!リアスちゃんのケチー!」
「それでもです!」
リアスとセラフォルー様が言い争っていたその時、
「何の騒ぎですか、サジ!貴方がいながら何をしていたので、すか……。」
そこに現れたのはソーナ会長だった。
だが、セラフォルー様を視界に捉えると、途端にバツの悪い表情になってしまった。
「ソーーーナちゃーーーーーん!!!!!」
セラフォルー様が猛ダッシュで会長に抱き着いた!
「は、離れて下さいお姉様!!」
「はぁぁぁん♥ソーたんの匂い、お姉ちゃん大好きだよぉ♥」
セラフォルー様はソーナ会長に頬擦りする。
「い、いい加減にして下さい!お姉様!!」
会長はセラフォルー様を振り解くと、一目散に逃げだしたのだった。
「ソーたん待ってぇぇぇーーー!!!」
「その呼び方は止めて下さい!!」
セラフォルー様がいなくなった事で、体育館は途端に静まり返ったのだった。
「いやー、凄い人だったなー。おい匙、お前会長を狙ってるんだろ。お前もセラフォルー様に挨拶しろよ。」
「いや、勘弁させてもらうわ。」
「情けねえぞお前!」
どうやら匙はセラフォルー様への苦手意識を植え付けられたようだな。
「いやー、シトリー家は平和だなぁ、リーアたん。」
「その呼び方は止めて下さい、お兄様。」
はい、グレモリー家も平和です。
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部活動を終えて、家に帰った俺・リアス・アーシア・レイナ。
更に今日は、サーゼクス様とグレイフィアさん、そしてジオティクスさんも訪れていた。
「貴方がリアスさんのお父さんですか。初めまして、イッセーの父です。」
「いえいえ。私の方こそ娘を大事に預かっていただき、ありがとうございます。」
早速、うちの父さんとジオティクスさんが意気投合していた。
そして、酒が回り始めると…
「御覧下さい兵藤さん!小さい頃のうちのリーアを!!」
「いやああああああ!!」
ジオティクスさんはどこからともなくアルバムを取り出してきた!
俺も以前やられたけど(第28話参照)、リアスは頭を抱えて悲鳴を上げた。
「へー、これが幼少期のリアスかー。この頃から美少女なんだなー。」
その写真は赤いビキニ姿の4歳くらいのリアスだった。
幼少期だから当然おっぱいはぺったんこだけど、これが今のバインバインミルクおっぱいに成長すると思うとなんか興奮するなあ。
「ううう…お父様のバカ…。」
あまりの恥ずかしさにリアスは泣き出してしまうのだった。
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そして夜も更けて、父さん達が寝静まり始めた頃、俺達オカ研部員達はサーゼクス様に呼ばれた。
「リアス。そろそろ頃合いだ。もう一人の《
サーゼクス様が魔王らしく威厳に満ちた口調で言う。
「わ、私の他に《
アーシアが疑問符を付けて言った。
「本当ならライザー戦の時も呼びたかったのよ。でも、恥ずかしいけど私の力量が足りな過ぎて呼べなかったのよ。」
リアスは窓の外を向いて言った。
「もう一人の《
リアスの号令で、俺達は解散し、寝床に入ったのだった。
もう一人の《
久々の「スーパーイッセーハーレム」。如何でしたでしょうか。
待たせてしまったら、本当にごめんなさい。
第1話の執筆から今日で2年。7ヶ月も止めてしまい、申し訳ございませんでした。
次回は、ギャスパーの初登場です。
間を開けないように頑張ります。
ソーナ眷属はどうする?
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女子全員イッセーの嫁
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ソーナと椿姫のみイッセーで、他は匙の嫁
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ソーナ以外イッセーの嫁で、ソーナは匙の嫁
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女子全員匙の嫁