※この作品はR-18です。

スーパーイッセーハーレム   作:Longmarsh

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こんにちは、Longmarshです。
前回は長期ブランク明けにも関わらず、閲覧や温かいコメントを下さり、ありがとうございました。
だれないように頑張りますので、何卒宜しくお願い致します。

今回でギャスパーが初登場します。
それではどうぞ。


第46話:引き籠りのヴァンパイア

《イッセー》

 

参観日の翌日、俺達オカ研部員は、旧校舎の奥にある「開かずの間」にやって来た。

「KEEP OUT」と書かれた黄色いテープが至る所に張り巡らされ、掃除もなされてないので蜘蛛の巣もやたら目立つ。

 

「こんな所にもう一人の〈僧侶(ビショップ)〉がいるのと言うのか?リアス部長。」

ゼノヴィアがリアスに話し掛ける。

 

「そうよ。でもその子はちょっと曰く付きでね…。」

リアスが言葉尻を濁す。

 

「実は、私たちグレモリー眷属の稼ぎ頭ですのよ。」

朱乃さんが横から語り掛けた。

 

「え?どうやって?」

「パソコンを使って、契約を取っているのですわ。」

成程、ネットで契約を取っているのか…。

 

ん?って事は…

「もしかして、そいつは出不精なんじゃ…。」

「えっ?太っている人ですか?」

「違うよアーシア。」

俺が言った「出不精」という単語をアーシアはどうやら「デブ症」と勘違いしたようだ。いや強ち間違ってないけども。

 

「さあみんな、着いたわ。此処よ。」

リアスが扉をノックする。

 

コンコン

「出て来なさい!開けるわよ!」

だが、リアスがノックしても返事がない。

 

ギィィィィィィ

久しぶりに扉が開いたからか、扉から甲高い金切り声が響く。

そして、リアスが部屋の電気を点けた途端、

 

「イヤアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!」

全力で拒否する悲鳴が木霊した。

 

その部屋を見渡すと、ぬいぐるみやパステルカラーの壁などファンシーな空間だった。

だが、その部屋の中心のあったある物が、完全にファンシー空間から浮いてしまっている。それは、

 

「か、棺桶!?」

レイナが驚いていた。そう、部屋の中心にある物とは、棺桶だったのだ。

 

「ほら、出て来なさい。然もないと…。」

「その棺桶を壊すから。」

リアスと小猫ちゃんが中にいる奴に脅しを掛けた。すると、

 

「やめてええええぇぇぇぇぇ!!!!」

棺桶の蓋が勢い良く開き、中から現れたのは……。

 

「おおっ!!金髪の女の子じゃねーか!?」

女子制服を身に着けたか細く儚げな子だった。リボンは小猫ちゃんやミッテルトと同じ1年生の色だ。

ところが、次のリアスの言葉が、俺の夢を粉々に打ち砕くのだった。

 

「残念ねイッセー。この子は男の子よ。」

 

男の子よ…男の子よ…男の子よ…

 

「ッ!!?なにいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!

俺だけじゃなく、アーシアや堕天使達も驚いていた。

 

「女装趣味があるのですわ。」

朱乃さんが付け加える。つーか引き籠りの癖に誰に見せるんだよ!!

 

居ても立っても居られなくなった俺はそいつに近寄っていた。

「だっ、誰ですか貴方はぁっ!!?」

 

「嘘だぁ!こんな可愛い顔なのにチンコが生えてるだなんて、悪夢だぁ!!

俺はなぁ!アーシアとお前のダブル金髪美少女〈僧侶(ビショップ)〉を夢見てたんだぞ!俺の夢を返せ!」

 

「『人の夢』と書いて『儚い』。」

「あァァァんまりだァァアァ!!!」

小猫ちゃんの一言に俺はorzの体勢になるのだった。

 

「話が脱線しちゃったわね。

この子の名前はギャスパー・ヴラディ。

その棺桶から想像出来ると思うけど、ヴァンパイアよ。正確には、人間とヴァンパイアのハーフだわ。」

 

それが、ギャスパーと俺の出会いであった。

 

**************************

 

「い、いつの間にか眷属の方が増えていたなんて、しかも堕天使の人まで…。」

初めて見る顔に、ギャスパーは怯えている。

 

「ほら、初対面なら自己紹介しなさい。」

リアスの一言に促され、俺達は前に出る。

 

「私はアーシア・アルジェント。2年生で同じ〈僧侶(ビショップ)〉です。よろしくね、ギャスパー君。」

 

「ゼノヴィア・クァルタ。2年で〈騎士(ナイト)〉だ。よろしくと行こうじゃないか。」

 

「私はレイナーレ。2年生で堕天使よ。今はもう襲ったりしないから安心して。」

 

「私はカラワーナ。堕天使で表向きでは体育教師だ。一応顧問という事になっている。」

 

「ウチは1年のミッテルトっス。猫ちんと同じクラスだからギャー君ともクラスメイトっスね。」

 

「さて、最後は俺だな。俺は2年の兵藤一誠。〈兵士(ポーン)〉で赤龍帝だ。よろしくな、ギャスパー!」

 

するとギャスパーは驚いた表情を見せた。

「せ、赤龍帝!?貴方がですか!?」

 

「そうだぜ!ほらこれが証拠だ。」

 

Boost!!

 

俺は左手を"赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)"に変える。

 

「すっ、凄いですぅぅ!!」

ギャスパーの目が輝いている。よし、もう一押しだ。

 

「外の世界には俺のような、いや、俺以上の凄い奴がわんさか居るんだぜ。

さあ、その目で確かめてみようぜ!」

ところが、

 

「いっ、イヤですぅ!!お外怖いですぅぅ!!」

ギャスパーが拒絶の反応を示してしまったその時、この場の空間が止まった。

 

正確には、白黒に反転した空間で、時計の針も止まってしまっている。

だが俺とリアスは平然と動けた。

数秒後、効果が切れて時が再び動き出した。

 

「…"停止世界の邪眼(フォービトゥン・バロール・ビュー)"。それがギャスパーの神器(セイクリッド・ギア)よ。

視界に映した対象物を止める事が出来るの。ただ、使用者の力量を上回る相手には効果が薄いわ。」

時間を止める、か。これは悪用されたらとんでもなく厄介な代物だぜ。

ギャスパーは目に涙を浮かべていた。

 

*******************

 

俺達は今校庭にいる。

リアスと朱乃さんは会談の打ち合わせのため、俺達がギャスパーの世話をする事になったのだが…

 

「ほら走れギャスパー!走らないとこのヴァンパイア・キラーで滅してやるぞ!」

「ひいいいいぃぃぃぃぃ!!!」

ゼノヴィアが剣ではなく鞭を片手にギャスパーを追い回す。

というかゼノヴィアの奴、楽しんでるだろ絶対。

 

「よう、兵藤!新しい〈僧侶(ビショップ)〉が解放されたんだって?」

そこに、匙が現れた。

 

「ああ、今ゼノヴィアに追い回されている奴だよ。」

「おお、可愛い子じゃん!」

「残念だったな、そいつは男だ。」

「そ、そんなの嘘だ…!女子の制服着てるのに…。」

匙が俺と同じリアクションを取って落胆した。やっぱ俺と匙って根っこが似た者同士だな。

 

「そういや会長と副会長も会談の打ち合わせに行ってるんだったよな。」

「そうだぜ。俺で良ければ手伝ってやるよ。何しろ、男子の後輩だからな。」

匙がサムズアップする。いい奴だなぁコイツは。

 

「も、もうダメェ………。」

ギャスパーはスタミナが切れて大の字に寝転がっている。と、そこに

 

「よお、赤龍帝!」

突然、背後から第三者の声がした。

 

「ア、アザゼル総督!!」

その姿を見たレイナ達堕天使3人は、直立不動の姿勢で戦々恐々としていた。

 

「おい兵藤、ア、アザゼルって…。」

「そうだぜ。堕天使勢力のトップだ。大方、首脳会談の会場の下見に来たわけだろう。」

アザゼル総督は、レイナ達3人を見て言った。

 

「オイお前ら、もう十分に反省したんだろ?これからは平和の為に生きろ。」

「「「ハッ、ハイ!!!」」」

堕天使トリオは、敬礼のポーズでビシッと立った。

 

「コイツは"停止世界の邪眼"か…。使い熟せないと害悪だぜ。」

アザゼル総督はギャスパーを一瞥した後、今度は匙に視線を向けた。

 

「そこのお前は"黒い龍脈(アブソリューション・ライン)"の所有者か?」

「ハッ、ハイ!!」

初対面の匙はどう接すればいいのか分からず戸惑っていた。

 

「お前の神器を補助にして、アイツが暴走しないようにコントロールしてやれ。」

「ハッ、ハイ!!」

 

「それにお前、吸血鬼なんだろ?だったら赤龍帝の血を吸えば、手っ取り早く成長出来る筈だぜ。」

アザゼル総督は再びギャスパーにアドバイスした。

 

「じゃあな。また首脳会談で会おうぜ。」

アザゼル総督は背を向けて手を振った。

 

「き、緊張したぁ……。」

俺達は緊張の糸を緩める。

 

「さてギャスパー、特訓の続きだ!俺の血を飲め!」

「イヤですぅ!生き血なんて生臭くて嫌いですぅ!!」

「…ヘタレヴァンパイア。」

「うわああん!!小猫ちゃんが虐めるぅぅ!!」

まったく、後輩男子は世話が焼けるぜ…。

 




第46話、如何でしたか。
今回はギャスパーの初登場のため、エッチシーンが書けなかったのが残念でした。

個人的にはギャスパーは男子だけど、女装癖が災いしてエロハプに巻き込まれるという方向性で考えています。

さて、次回はいよいよ……。

ソーナ眷属はどうする?

  • 女子全員イッセーの嫁
  • ソーナと椿姫のみイッセーで、他は匙の嫁
  • ソーナ以外イッセーの嫁で、ソーナは匙の嫁
  • 女子全員匙の嫁
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