※この作品はR-18です。

小鬼の巣穴   作:中落ちカルビ

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源頼光1

「はぁ……どこに行ってしまったのでしょうか……」

 

 鬱蒼と草木が繁る森の中、一人の女がボソリと呟いた。

 

「立香に心配をかけて……」

 

 スラリと通った鼻筋、切れ長の瞳、手入れの行き届いた細い眉、ぷっくりと膨らんだセクシーな唇。

 まさに大和撫子な黒い長髪は青臭い匂いの風に吹かれサラサラと音を立てて揺れる。

 

「殊更自由な方でしたが……今回はかなり長いですね……」

 

 重力に逆らってツンと突き出た長乳は胸元で深い谷間を作り、その下の爆乳を支える腹筋には縦方向に線が入って臍の形の綺麗さを衆目に晒している。

 肉付きの良い大きな巨尻は歩く度にムッチリした太ももと共にプルンプルンと揺れて存在を主張していた。

 

 まるでセックスに特化した様ないやらしい体つきをした女はサーヴァントと呼ばれる使い魔の一種であり、その名を源頼光と言う。

 

「…………?」

 

 平安最強の鬼殺しとして恐れられた彼女だが、本当にその様に呼ばれていたのだろうか? 

 彼女の姿を見ればそんな勇壮な二つ名が相応しいとは到底思えない。

 

「…………」

 

 源頼光は、彼女は、テカテカと光を反射するラテックスの様な素材の紫色の全身タイツを着ていた。

 それも『極薄』という前置きが付く物である。

 

「はぁ……」

 

 先ほどの外観情報は舐める様に視姦した結果の想像などではない、彼女と会えば実際に見れる、現実の光景なのだ。

 

 正面から見れば歩くたびにぷるんっ❤️たゆんっ❤️と揺れる爆乳の先端には乳首がはっきり浮いているし、後ろから見れば何匹も子供をひり出せそうな安産型の尻が歩くたびにムチムチとうるさいほど。

 セクシーな腹筋と形の良い臍、ゴムだから平気だがまともなパンツなら破けてしまいそうなほど肉感的な太もも、その根元にある女の証は歩行程度の運動でも容赦なく食い込みはっきりと形を浮かび上がらせている。

 

 性的興奮を煽る為だけにデザインされた恥ずべき衣服。

 裸の方がマシな服、というのはこういう物を言うのだろう。

 

 まさに着るコンドーム。

 

 こんな服を着た女が英雄扱いとは日本という国の平安という時代はどれほど破廉恥な時代だったのだろうか。

 同じ時代を生きた男性達はさぞ辛かったことだろう。

 

「…………虫が多いですね」

 

 そんな現代であれば許されない、淫猥さを隠しもしない破廉恥極まる装いに身を包みながら森の中を歩く頼光がボソリとつぶやく。

 

 先ほどまでのどこか弛緩した雰囲気は一瞬で霧散し、緊張感溢れる戦士の表情へと変わる。

 

「さっさと出てきたらどうですか? 虫のくせに生意気ですよ」

 

 この森に入ってから感じる視線。

 その視線は頼光があまり感じたことのない視線だった。

 

 殺気はない。

 粘ついた、欲望に塗れた視線。

 戦いに勝つことよりも勝った後に興味がある、という視線。

 

「ゲヒッゲヒッ」

「あら? ……小さい虫でしたか、私の勘も鈍りましたね」

 

 頼光の呼びかけに答える様に現れた相手に彼女は意外そうな声を上げる。

 茂みから出てきたのは頼光が幾匹も斬り殺してきた鬼……と、呼ぶには小さすぎる存在だった。

 

「メスッ! ニクアナッ!」

「……不愉快ですね、虫が人の言葉を囀る……な…………ど」

(なっ……)

 

 それは小鬼。カルデアに所属するサーヴァントが戦うエネミーの中でも底辺に位置する存在。

 いわゆる雑魚だ。

 頼光が戦ってきた酒呑童子や土蜘蛛などとは比べるべくもない。天と地程の実力差があり、下手をすれば鍛えられた一般人にも勝てない程度の存在である。

 

 そんな小鬼の登場に、頼光は気圧され、硬直した。

 

(なっ…ぁ……)

 

 その視線は小鬼が両手に持つ粗末な棍棒を隙なくみつめていた……わけではなく、間に生えた3番目の棍棒に釘付けになっていた。

 

 腰蓑などという上等な装いをすることができない目の前の小鬼は頼光という極上のメスを前に大層ご機嫌な様子、つまりは股間の逸物が完全に臨戦体制、両手に持った棍棒と合わせて三刀流といった風情なのだ。

 

「ゲヒッ! メス! めス!」

 

(お、大きい……立香の何倍…)

 

 小鬼はその名の通り小さい。

 170cmを超える頼光に対して小鬼は1mも無い。綺麗な形のヘソ下、頼光のスラリと長い足の根本、股間の辺りに頭が来るほど。

 戦うものとしてあまりにも小兵だ。

 

 しかし、その股間の逸物だけは何がどう間違えても小さいなどとは表現できないだろう。

 

(こ、これが……本物の魔羅……この距離でも熱と香りが……そ……それに)

 

 頼光の裸同然の姿を見て小鬼は興奮の絶頂にいるのだろう。

 その逸物は驚くほどパンパンに膨れ上がりピンっと立ち上がったそれは小鬼本人の顎につくほどの長さがある。

 しかし問題はそこではない。

 

(ふ、太い……私の腕よりも太いのではないですか……?)

 

 問題は竿の太さだ。

 曲がりなりにも英雄と呼ばれた頼光の推測は正しく、小鬼の逸物は頼光の前腕と同じ様な太さをしている。しかしそれは最も細い部分の話、最も膨らんだ竿の半ばなどはそれより一回り以上太いだろう。

 

(あ、あんな物を……私の中に……は、入るわけが……)

 

 ダラダラとまるで涎を垂らすかの様に先走りを溢れさせ、目の前の雌を犯す前準備をしている逸物を前に頼光の思考が空転する。

 頭の中に浮かぶのは小鬼に陵辱される自分の姿だ。薄暗い森の中、服は破かれ、爆乳を揉み潰されて弄ばれる自分。小柄な小鬼が自分の尻にしがみつきあの大きな肉棒でほじくり返され、支配させられる自分。

 

 そしてそんな陵辱を悦んで受入れる自分。

 

 

 ……そんな妄想が溢れ出し頼光の体を熱くする。

 

(い、いけませんっ私は何を考えてっ……! そんなはずはありませんっ! あれはただのちっぽけな虫なのですからっ! たとえマスターのちんぽの何倍もご立派な魔羅をお持ちで……もぉっ❤️!)

 

「んお〝っ❤️!」

 

 頭の中で渦巻くいやらしい妄想を必死に振り払うように強く目をつぶった瞬間、不意に訪れた衝撃に、突如感じた快楽に、頼光は今まで上げたことのない無様な声を上げてしまった。

 

「ゲヒッガハッ! ニクベンキ! ドゲザシロ!」

(なにっ!? なにがおきてぇ゛ぁつ❤️? ❤️?!)

 

 混乱する頼光の目に飛び込んできたのは棍棒を後ろに回した小鬼の姿だった。

 

「ひっぅっ!? ❤️ゃ! ゃめっ!」

 

 歴戦の強者である頼光にとって小鬼の攻撃はハエが止まるような速度だった。

 だが先ほどの衝撃で身体がまともに動かない頼光にとっては関係ない。

 

「いっぉ〝おぉぉヲお❤️」

 

 小鬼の掬い上げるような棍棒が、頼光の女性器を直撃した。

 頑丈なサーヴァントである頼光にとって小鬼の攻撃はほとんどダメージになっていない。しかし先ほどの一撃ですっかり立ち上がったクリトリスをタイツ越しに潰すにはちょうど良い刺激だ。

 

「ひぎゅぅぅ❤️❤️!! ぐじゅぃぃぃ❤️❤️! いぐぅ〝ぅぅ〝!❤️❤️!」

 

 ぷしゅっ❤️ぴゅるるぅぅぅぅ❤️

 

 ガクガクと腰を震わせ盛大に潮を吹きながらその場に崩れ落ちる頼光、それを見下しながら小鬼は勝ち誇る。

 

「ゲヒッ! ドゲザ! ドゲザマンコ! ハヤクシロニクベンキ! ニクアナドウジ!」

「だ……ふ──っ❤️……誰が……肉便器……ですか」

 

 今にも倒れ伏しそうな体勢で頼光が反論する。

 いくらガチガチに勃起して皮から顔を出したクリトリスを押し潰されたとしても、その快感への期待感に臍の下がキュンキュンしていたとしても、平安最強の鬼殺しとしてのプライドはまだ残されているのだ。

 

(ま、まだっ……虫にはっ……負けませんっ)

 

 例えいまだに視線が小鬼の逸物から離れなくとも。鬼に豆を潰されて負ける様なみっともない真似はできない。

 まだ自分は戦えるのだと膝を震わせながら頼光は自分に言い聞かせる

 

「不快っ……本当に……ふぅっ❤️不快ですか……仕方ありません」

「ナマイキ! マケヲミトメロ! ザコマンコ!」

「……もう黙りなさい、すぐに潰して差し上げます」

 

 そういうと頼光はゆっくりと息を吐き出し、刀を抜いた。

 

「牛王将来……」

 

 たったの一匹、それも雑魚の小鬼に宝具を使うのはあまり自慢できることではないが、今回ばかりは仕方がない。

 それに今の戦いを見ている者など誰も居ないのだ。

 誰も見ていないのなら恥も何もない。

 

「天網恢々!」

 

 まるで小便を漏らした子供の様に股を愛液で濡らした頼光が、源氏の頭領にふさわしい迫力を持った声で小さく呟いた後、刀を肩に担ぐ。

 

(これでおしまいです、矮小な虫けらよ)

「ゲヒッ! マ、マテ! ザコマンコ!」

「誰が待ちますか……!」

 

 魔力を注ぎ込み強化された刀が紫電をまとい、ポタポタ垂れる愛液が蒸発する、そして……

 

「矮小十把っ!」

 

 刀が振るわれた。

 

「ゲヒ──ーッ!」

 

 誰もが終わったと、そう思った。

 それは頼光も同じだった。

 紫電を纏った刀により、小鬼の棍棒で股を殴られクリトリスを潰され絶頂する、なんて馬鹿らしい戦いは何一つ痕跡を残すことなく消すことができるのだと思っていた。

 

 小鬼自身も同じだ。

 難しいことは考えず目の前の女で遊ぶことしか考えていなかったが自分が死ぬということだけは理解していた。

 

 だからこれから起こったことは純粋に、趣味の悪い偶然というものだ。

 

「塵芥となるが……ぁ」

 

 与えられた絶頂の余韻から生まれたばかりの鹿の様な有様だった頼光の膝が、ガクリと折れる。

 

 結果、宝具は発動せず、絶望的な光を放っていた紫電が霧散する。

 

「ゲヒッ?」

 

 しかし腐っても侍の大将、鬼殺しの源頼光なのだ。放たれた刀は宝具の力が無くとも小鬼一匹の首を跳ねるくらい容易いもの。

 何事もなく小鬼の首を刎ねる、筈だった。

 

「ゲヒィィィィ!!!」

 

 小鬼が恐怖から尻餅をつかなければ。

 

「ぁ…………」

 

 頼光の渾身の一振りが、そのままの軌道であれば小鬼の首を刎ねていた一振りが小鬼の波(・)打(・)つ(・)歪(・)な(・)形(・)の(・)四(・)本(・)角(・)にあたり……

 

 パキンっ

 

 あまりにも軽い音と共に、折れた。

 

「ぁぁ……そん……な……」

「…………ゲヒッ?」

 

 ゆっくりと顔をあげる小鬼の顔が、眉を八の字にし真っ青になっている頼光を見て……。

 

「ゲヒッ」

 

 イヤらしく歪んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あははははははは!!」

 

 森の中、小高い丘の様な場所に桃色の髪の女が一人立っていた。

 

「いやぁ、負けちゃいましたねぇ頼光さん! ナイスファイト! 素手での戦いも良い感じでしたよぉ! おまんこ棍棒で何度も叩かれて! アクメ失神!」

 

 女がオペラグラスを覗き込みまた愉快そうに笑う。

 

「あはは。うわぁ、両足肩に担がれて引き摺られちゃって。絵に描いたようなゴブリン陵辱後って感じですね!」

 

 白目を剥いてヘコヘコと空腰を振る頼光が小鬼に引き摺られていくのを見て、笑っているのだ。

 

「こ! れ! か! ら! ……巣に持ち帰ってぇ……頼光さんも苗床の仲間入りですね! いやー、おめでとうございまーす❤️願いが叶いますねぇ」

 

 そして女は狐の様に、さぞ愉快そうに弧を描いた口で。

 

「赤ちゃん、たくさん出来ますよぉ」

 

 頼光の願いを踏み躙った。

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