「どうだい種馬ドラゴンちゃん、気分はよォ?」
「…………こんな格好にされていいように思うか?」
オレが艶虎族に捕らわれてから数日が経過していた。
今日はどうやら宴会の日らしく、艶虎族の楽しげな声や喧騒が
あちこちから聞こえており、美味しそうな料理の匂いが漂っていた。
しかし、目隠しをされているせいでその様子は分からず、
木の柱に磔にでもされるかのように、後手で全裸に
縛り付けられており、一切身動きが取れなかった。
加えて目隠しを取り付けられており、
聴覚や嗅覚、身体に触れる感触でしか
オレが得られる情報は無かった。
(ここに晒し者のように縛り付けられているという事は……
"そういう事"なのだろうな……)
後に起こるであろう耐え難い屈辱行為を想像し、無意識に歯を食いしばる。
しかし、数日間ミネヴァやリーシェだけに搾精されるだけでなく、
艶虎族の玩具にされていたオレは初期の頃より慣れてしまっていた。
だが、慣れ始めているオレ自信に何より嫌悪感があり、
オレは一体、何をしているんだと黒い靄のようなモノが
胸の裡でとぐろを巻いていた。
「…………しかし、これは何の宴だ?」
「あ? んー……定期的にあんだよ。
純粋に艶虎族が宴好きなのもあるが……
囚えた種馬の品評会も兼ねてるな」
「品評会……だと?」
「なァに、難しい事は考えなくて良い。種馬を出し合って好き勝手に遊んで、
人気だった種馬を囚えて来た奴すげーな! みたいなそんな感じさ」
「…………聞いたオレがバカだった。頭が痛くなってきた……」
少しでも情報を得ようとミネヴァに問いかけるが、
その内容に頭を抱えそうになる。
「だからよ? アタシに恥をかかせんなよなァ?
いつもみてぇに抵抗すんじゃねェ……
自分から腰を振ってザーメンを搾り出すんだよ……」
そう言って、ミネヴァは乱暴にオレの鼻口部を鷲掴みにする。
顔を近づけているのか、彼女の体温や吐息の音、
仄かな華のような香りが伝わる。
「ホラぁ……言ってみろよ……
"今日のオレは、皆様のミルクサーバーでございます。
どうぞ、お好きにビンビンのチンポから
ザーメンミルクを搾り取って下さい"ってなァ……」
「な……! そんな言葉……
死んでも言う訳が無いだろうッ!」
「はーん……そうかい……
なら……またあのペニパンで……
今度は一日中犯してやろうか?」
「…………ッ!?
た、頼む……あれだけは……
あれだけは止めてくれ……!」
「じゃあ、さっきの言葉……
言ってみろよなァ……?
ん……むぅ……! れう……ん、んぅ……」
次の瞬間、ずるりと触手のような熱く蕩けるような
何かが口内に侵入し、歯茎を舐めあげるようにねっとりと蹂躙していく。
どうやらオレはミネヴァに舌を挿れられて
ディープキスをされているようであり、
喧騒に混じって唾液と粘膜の絡み合う卑猥な水音が響く。
「ぷ、あ……! いきなり……何をする……!」
「れろぉ……アガッてくんだろォ……
ホラ……さっき教えたヤツ……言ってみろよ……
アタシに二言はねぇ……テメェが言わなかった時は……分かってるよな?」
「ぐぅ……ぅ……うぅぅぅ……!」
オレは究極の二択を迫られる。
自身のプライドや尊厳を粉々に粉砕し、
堕ちた娼夫のような言葉を口にするか、
あの凶悪なペニパンでミネヴァに犯され尽くすか――。
どちらも選ぶのに悶絶してしまいそうな程のモノだったが、
オレは――――。
「きょ……今日のオレは……皆様のミルクサー……
む、無理……だ……! オレには……!」
「あぁん!? 無理は嘘つきの言葉だって知らねェのか?
ま、アタシは別にいいけどな……?
また、テメェのケツマンコをメチャクチャにして
泣かせてヤるからよォ……?」
「ぐぅぅぅッ……! ぉ……ぉ……!
今日、の……オレ、は……皆様のみ、ミルクサーバーでございます……
どうぞ、お好きに……ッ……ビンビンのチンポから……
う、ぅ……! ザーメンミルクを……搾り取って下さい……」
オレは血が滲むような声を吐き出しながら、
屈辱に満ちた赤裸々な言葉を口にしてしまう。
全身から火でも出そうな程の恥辱感に苛まれ、
遠目で見ていた別の艶虎族の女がこちらを見て
クスクスと笑っている。
それが一層、プライドや自尊心を傷つけていき、
オレは顔を真っ赤にしながら項垂れる事しか出来ず、
自身の何かが壊れていくような音が残響音のように耳に残った。
「よぉーし……偉いぞォ……種馬……」
「ん、ぅぅッ……ぐ……!? ちゅ、く……」
「ぷぁ……そういう感じで頼むぜ? エッチな事してる最中もよォ……
ちゃんと自分から求めて、しっかりと奉仕しろよな。
うん、その最中もずっと敬語で話せよ? ハハッ、子犬みたいで可愛いからよォ?」
「…………ッ」
オレは最早、反論するのすらも止めていた。
ミネヴァには何を言っても無駄であり、
逆に楽しませてしまうだけだったからだ。
「ま、最初はアタシが側に居てやるから安心しろよ」
「微塵も安心出来ないんだが……」
「なら放置でもしてみるか? きっとタカに襲われるウサギみてェに
メチャクチャに食い荒らされちまうと思うけどな?
ま、お前がそれでもいいならいいけどよ?」
「…………側に居てくれ」
「ひゃははッ! 始めっからそう言えば可愛いのによォ?」
ミネヴァはオレの肩に手を置き、耳元で囁く。
「ホラ……早速来たぜ……?」