※この作品はR-18です。

龍闘士ユラン ~悦ヘト堕チル凌辱冒険譚~   作:キバガミ

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十六話 深キ黒澱ノ搾精人形②

「が、アァァ…………ッ!?」

 

 ラナの腕を力任せに握りしめた瞬間、

背中に鋭い痛みが走った。

 

 背後を見てみればラナが持っていたような針が複数本、

背中へと突き刺さっており、その部分から

熱く灼けつくような感覚が広がっていく。

 

「はぁ、ちょっとびっくりしましたね……

 まさか、身体一つで拘束台を破壊するなんて……」

 

「びっくりしたのは私達の方ですよ、もう!

 ラナさん危なかったんですから!」

 

「…………グゥ……うぅぅ……!!!」

 

 どうやら、針は他の艶虎族の女達が投擲した物らしく、

急速的に身体は熱くなり、筋肉が弛緩していくのを感じる。

 

 ミネヴァのものと同じく痺れ薬でも塗られていたのか、

オレは耐えきれずにそのまま床に突っ伏してしまい、

数人の艶虎族の女達に腕ごと身体を抑え込まれてしまう。

 

「ああもう……多分これ、腕折れてますね

 ふふ、やってくれましたね……」

 

「ぎう、うぅぅッ!!!」

 

 うつ伏せに抑え込まれているオレの顔を

ラナはまるで路傍の石でも蹴り上げるかのように強く蹴っ飛ばした。

 

 頭の中で火花が飛び散る程の強烈な刺激と苦痛で、

オレの右の牙が折れて石の壁に吹き飛び、

からん、と虚しい音を響かせて微量の血が壁に付着する。

 

 オレが握りしめたラナの右の二の腕部分は紫色になっており、

無自覚ながら凄まじい力が握ってしまったのが見て取れる。

 だらりと重力に従ってぶら下がっており、あの様子では確かに骨折しているだろう。

 

「大丈夫です? すぐに治療した方が……」

 

「ええ、そうさせてもらいますよ……

 あぁ……あまり彼を乱暴に扱わないで下さいね。

 貴重な竜人の精液タンクなので……」

 

「黙れ、ぇ……! お前だけは……お前だけ、はァァ……!」

 

「何をそこまで激昂する必要があるんですか?

 むしろ、貴方を攫ってきた元凶であるミネヴァが居なくなって

 溜飲が下がる思いでしょう?」

 

 はっきり言って、確かにオレは酷い目に合わされ続けてきたが、

それでも彼女達が凄惨な目に合わされるのは我慢出来なかった。

 

「それに……リーシェにはその内会わせてあげますよ……

 ふふ、貴方とあの娘には卵を産んでもらわなければいけませんからね……」

 

「…………ッ!? オレが……そんな事許すと思うカァ!?」

 

「こらっ……暴れる、な……!」

 

「が、ぐ……アァァァッ!!!」

 

 オレが声を荒げながら暴れれば、艶虎族の女により強く抑えつけられ、

追加の針で身体に加え、四肢を更に貫かれていく。

 身体は鉛の様に重くなり、身体の感覚が希薄になっていく。

 

「私は大人しくさえしていれば、ミネヴァと違ってよっぽど

 自由に生活させてあげるつもりですけれどね……?」

 

 ラナは自身の腕が折れているのにも関わらず、

鼻歌でも歌いそうな程上機嫌だった。

 オレの折れた牙を拾い、クルクルと手の上で遊ばせる。

 

「あぁ……何なら彼女にも労ってもらいましょうか。

 彼女の亡骸は処分してませんから、特別に使わせてあげましょうか?

 まだ、"中"は温かいと思いますので……」

 

「キサマァァァァッ!!! 殺すッ!! 貴様だけは……

 絶対に殺してやるッッ!!!」

 

 全身が地獄の業火になったかのように熱く滾り、

怒りを通り越して思考が停止する。

 あるのはただ、オレを見下ろしているこの女の息の根を止める事だけだ。

 

 オレの身体を抑えつけている艶虎族の女共を

ただ、純粋な力を持って徐々に押し返していく。

 身体は酷く重く、まるで自分の身体ではないようだった。

 

「ウソでしょ……? ウシカブトで作った毒が

 全身に回っている筈なのに……!?」

 

「竜人には常識が通用しませんね……

 大型動物用の毒を使いましょうか」

 

「ガッ……アァァッ……!?」

 

 ラナはドス黒い針を取り出すと、

正確に、躊躇なくオレの舌へと突き刺した。

 

 初めは触れた部分が灼けるような違和感。

 それがゾクゾクとした感覚と共に全身に広がっていき、

まるで夢遊病にでもかかったかのように意識が朦朧になっていく。

 

「少し……頭を冷やして下さいね?

 抵抗して苦しむのは貴方の方なんですから……

 ふふ……ふ、ふふ……」

 

 急速的に意識は遠のいていき、ラナの口元は歪な三日月へと形を変えながら嗤う。

その光景が頭にこびりつき、屈辱や憤怒と言った感情を全て置き去りにしながら

深く、深く――意識は黒澱の中へと沈んでいった――――。

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