シンフォギア装者VS変態錬金術師トリオ 作:ヨロズ堂
例によって、新作予告と称し新作の冒頭部分を先出し投稿したいと思います。
この回から、響達に代わり、マリア・切歌・調の3人の装者が変態錬金術師トリオと対決いたします。
完全続編となっておりますので、まだご覧になられていない方は、
"ヨロズ堂"と検索して頂き、前作3作品をご覧頂ければと思います。
宜しくお願いいたします。
シンフォギア装者VS変態錬金術師トリオ 植物型ノイズ編
マリア「………何か見つかった?」
切歌「ん〜〜〜。
こっちは収穫なしデース。調は?」
調「私の方も……。
やっぱりあの時、現場を保存しておけば良かったね……。」
マリア、切歌、調の3人は、秘密結社パンティングのアジトだった場所を後調査していた。
何かしらの研究対象であったり、聖遺物まがいの物が発見できないかと調査に訪れていたが、これといったものは全て抹消された後だった。
マリア「仕方ないわ。
あの時は3人の安否確認が最優先だったもの。
乗り込んだ時にもいろいろ壊してしまったしね。」
切歌「ドッカーン!!!ってやっちゃったデスもんね。」
調「でもそのおかげで響さん達を助けられた……。
いい方向に考えよ、切ちゃん。」
切歌「デスね♪︎」
マリア「ん。じゃあ引き上げましょ。
何も無かったとしても、そう報告しなければいけないから。」
調「うん。」
切歌「了解デース♪︎」
マリア「………………。
(秘密結社パンティング………。
翼達の話では、協力者や他の研究員がいる可能性もあった……。
けれど、乗り込んだ時に居たのは件の錬金術師3人だけ……。
ここが本当に彼らのアジトだったのか怪しくなってきたわね……。)」
一抹の不安を抱きつつ、マリア達3人はS.O.N.Gへと帰還してゆく。
その不安は、運悪く的中していたのである。
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【秘密結社パンティング 本支部】
錬金術師1「彼女達には驚かされました。
まさかああも早く居場所を突き止められるとは……。」
錬金術師2「備えあれば憂いなしって言うのかな?
近くの第二支部に転移してたおかげで助かったね。」
錬金術師3「嬌声石を破損させられたのは予想外じゃったがの。
油断してしもうたわ……。」
錬金術師1「しかし、完成した嬌声石の出力データは回収できました……♪︎
それに、一度作れたモノが二度作れないハズはありません……♪︎
むしろより強力な完成品を作り上げられるかもしれませんよ……♪︎」
錬金術師2「その為には……♪︎」
錬金術師3「必要になるのう……。
新たな装者の嬌声が……♪︎」
錬金術師1「ククク……♪︎
準備を整えておきましょう……♪︎
なるべく迅速に……。
彼女達……、響くん達が復帰するより前に……、事を起こしましょう……♪︎」
錬金術師2「ぐふふ……♪︎」
錬金術師3「ふぉっふぉっふぉ……♪︎」
…………………………………………………………
それから3日後………、、、
【S.O.N.Gブリーフィングルーム】
弦十郎「秘密結社パンティングの行方だが、未だに詳細が掴めないでいる。
マリアくん達の話では、以前襲撃した敵のアジトと思われる場所が、奴らの本当の基地ではないという可能性もあるとの事だ。
まだ、奴らが装者の君達を狙ってくる危険性は拭いきれない。」
マリア「はい……。
翼たちの状態が優れない今、こちらから事を起こすのは避けたい所。
調査の続行も、現在は中断という形にさせて頂きました。」
切歌「クリス先輩達の具合はどうなんデス?」
エルフナイン「はい。3人の精神状態回復にはまだ時間がかかりそうです。
意識の混濁などは見られませんが、ギアの出力にも影響しますし、今は絶対安静を勧めています。」
調「早く、よくなると良いのだけれど……。」
弦十郎「こればかりは、3人の可能性を信じるしかない。
再び奴らが襲撃してくる事を加味し、マリアくん達は、もしもの出撃に備えておいてくれ。」
マリア「わかりました。」
切歌「はいデス!」
調「了解です……。」
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【S.O.N.G内部 長廊下】
マリア「奴らの目的……。
嬌声石とかいう擬似聖遺物を作り出したいという事までは判明しているわ。
それの構築、および完成に必要なのが……、」
切歌「アタシ達装者の声……、デスよね?」
調「ただの声じゃないよ、切ちゃん。
嬌声……。私達のえっちな声のこと……。
それを集めて、作られるのが嬌声石。」
切歌「えっちな声……っ!?
い、嫌デス!そんなの出したくないデス!」
マリア「当然よ。
思い通りになんてさせはしないわ。
翼たちの仇を討つためにも、気を引き締めておくわよ、2人とも。」
調「うん。」
切歌「どんとこいデース!!!」
《ビーーッ!!ビーーッ!!ビーーッ!!》
調「!!? これって………。」
緒川(放送)「市街地にノイズの反応……!
装者の皆さんは、ただちに現場へ急行はしてください……!」
マリア「噂をすれば……、というやつね。」
切歌「どんと来ちゃったデース!!?」
調「行こう……っ!」
マリア「ええ!」
マリア、切歌、調の3人は、ノイズが出現したという市街地へと向かう。
装者と変態錬金術師……。
双方が再び相見える日がついに訪れたのだ。
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《ノイズ出現場所・市街地》
マリア「いたわ!」
切歌「うひゃあ!?
うじゃうじゃ居るデスよ!?」
調「全部、払い除ける……っ!」
無数のノイズが、群れを生してマリア達に襲いかかってくる。
マリア「はあああーーー!!!!!」
《ザシュッ!!!ザシュザシュッ!!!!》
切歌「くらえデェェェース!!!!!」
《ズババッ!!!ズババババーーーッ!!!!》
調「消えて……っ!」
《ジャキン!!!ジャキキキィン!!!!》
おびただしい数のノイズ達を、マリア達は一掃してゆく。
所詮は雑魚の群れ……。
マリア達3人のチームワークの前では通常のノイズ達では手も足も出ず、ただただ駆逐されてゆくだけだった。
マリア「これで……、終わりよ!!!」
切歌「デーーース!!!!!」
調「やぁぁぁ………っ!!!」
《ドガァァァーーーッン!!!!!》
最後のノイズも倒され、周辺にノイズの姿は見られなくなった。
マリア「ん………。」
切歌「あれ?終わっちゃったデスか?」
調「パンティングの仕業じゃない……?」
マリア「…………いえ。
そこに居るんでしょう……?
隠れてないで出てきたらどうなの?」
調「え?」
切歌「デス!!?」
マリアの声が届き、ビルの陰からローブを羽織った3人組が現れる。
それは間違いなく、響達を苦しめた秘密結社パンティングの錬金術師トリオだった。
錬金術師1「ククク……♪︎流石ですね……♪︎
あの数のノイズを短時間で一掃するとは……♪︎」
錬金術師2「久しぶり♪︎
また会えたね〜♪︎ぐひひ♪︎」
錬金術師3「待っておったぞ、お主らと相見える日を♪︎
ふぉっふぉっふぉっ♪︎」
マリア「それはこちらも同じよ。
あの時つけられなかった決着……、
今こそつけさせてもらうわ……っ!」
錬金術師1「なるほど……♪︎
響くん達の敵討ち、というわけですか……♪︎」
切歌「そうデス!
アタシ達がギッタギタにしてやるデスよ!
今更謝っても遅いデスからね!」
錬金術師2「ぐひひ♪︎
そう簡単にできるかな〜♪︎」
調「響さん達から聞いてる……。
あなた達は不意をついてでしか相手を手篭めに出来ない臆病者だって。
そんな相手に、私達はむざむざやられたりはしない……。」
錬金術師3「これは手厳しいのう♪︎
しかし、それも作戦の内と伝えたはず♪︎
装者相手に真っ向から仕掛けるなど、儂らはせぬ♪︎」
マリア「否定できないだけでしょう?
それに、今こうしてあなた達と向かい合っているこの状況……。
これも作戦の内だと……?」
錬金術師1「ええ……♪︎そうです……♪︎
そろそろ……、種が育つでしょうから……♪︎」
調「種……?」
《キラキラキラ……ッ!!!》
《キィィィ………ッン!!!!!!》
マリア「!!?」
切歌「うええ!!?何事デス!!?」
《ズゴゴゴゴ………ッ!!!!!!!》
突如、地面が妖しく輝き出し、地鳴りと共に巨大な植物のツタがいくつも地面を突き破って生え出てくる。
マリア「何をしたの!!?」
錬金術師1「ククク……♪︎
あなた達がさきほど倒したノイズ達……♪︎
その灰を養分として育ち、固有結界を作り出すよう改良した植物の種を、あらかじめここに植え込んでいたのですよ……♪︎」
錬金術師2「君達3人のチームワークは、響ちゃん達より厄介だからね♪︎」
錬金術師3「それぞれ別の空間で相手をさせて貰うぞ♪︎」
《ゴゴゴゴゴ………ッ!!!!!!》
マリア「あっ!?切歌!!!調!!!」
切歌「マ、マリアっ!!!調ぇ!!!」
調「切ちゃん……っ!マリア……っ!!」
ひび割れ、湾曲した地面に膝をつくように倒れ込むマリア達。
それぞれの足元に魔法陣が展開され、各々錬金術師達が用意した特別な空間へと転移させられる。
市街地は一瞬で、ツタや草木に覆われたジャングルのような空間へと姿を変え、3人はその中に囚われてしまった。
…………………………………………………………
【S.O.N.G】
弦十郎「なんだ!これは!?」
エルフナイン「一種の固有空間のようです……!
マリアさん達との通信も映像も遮断されてしまいました……!」
弦十郎「なんだと!?」
緒川「これも奴らの作戦……っ!
現場に向かい、サポートを行います!!!」
弦十郎「ん……!頼んだぞ、緒川!」
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【植物監獄内】
マリア「く……っ!卑怯な手を……っ!」
錬金術師1「ククク……♪︎
それを覚悟しての事だったのでは……?
この植物監獄の中では、外部からの通信や映像を拾うことは一切出来ません……♪︎
もちろん、切歌くんや調くんとコンタクトを取る事もね……♪︎」
マリア「私達を舐めないでくれるかしら?
例え分断されたとしても、あなた達なんかに負けはしないわ。
切歌も、そして調もね……。」
錬金術師1「それは楽しみです……♪︎
ならばこちらも全力でお相手しなければ……♪︎」
《ゴゴゴゴゴ……ッ!!!!!》
マリア「!!?」
丁寧口調の錬金術師とマリアの間に、地面を突き破り巨大な大木型ノイズが現れる。
錬金術師1「さあ、まずは捕獲から始めましょうか……♪︎」
…………………………………………………………
錬金術師2「ぐひひひ♪︎
切歌ちゃ〜ん♪︎僕とたっぷり遊ぼうね〜♪︎」
《ぶびゅっ!!!ぶびゅっ!!!》
切歌「ひいっ!?
き、気持ち悪いデス!!!寄るなデス!!!」
小太りの錬金術師が差し向けたウツボカズラ型のノイズが切歌に襲いかかる。
口からドロドロとした粘液を吐き出しながら追ってくるウツボカズラ型ノイズから切歌は必死で逃げ惑う。
…………………………………………………………
錬金術師3「儂らの目的は分かっておるじゃろう?
ガングニールの装者達と同じくお主らの嬌声を頂き、今度こそ嬌声石の力で世界を統べる……♪︎」
調「そんな好き勝手させない……。
あなた達を倒して、ここから脱出する……!」