華やかなネオン街。
そことは少し離れた使われていない倉庫の中で、二人の男が向かい合っていた。
片方は二メートル以上の肉体を持つアフリカ系の巨漢。スキンヘッドに髭という見るからにな風貌の男は、岩石のように隆々とした筋肉を持っており、バスケットボールなど簡単に掴めるような掌で岩を握りつぶしている。
対するのは、未だ二十代かどうかという日本人の青年だ。タンクトップに空手着の下を履いた彼は、確かに鍛えられた肉体を持っており、素人とは言い難い佇まいをしている。しかし、背丈は巨漢より頭一つ分は小さく、眠たげな表情からは覇気を一切感じ取れなかった。
巨漢が砂へと変わった岩を落とすと、拳を握ってボクシングの構えを取る。経験者か、もしくは現役のプロなのかは分からないが、それだけの動作でヘヴィー級としての貫禄を見せた。
だが青年は構えを取らない。脱力し、首を鳴らしながら巨漢を見据えるだけだ。
二人を囲むように並んだ観客たちは、ここから始まるショーを今か今かと待ちわびている。金持ち、活動家、社長、果ては異国の王や議員まで。誰もが血を求め、死闘を見たがっているのだ。
間に小柄な男が寄ってくる。縦縞の服を着た彼は、向かい合う巨漢と青年に目配せをしながら拳を振り上げる。
一つ、二つと呼吸が重なった次の瞬間、その拳を振り下ろしながら叫ぶ。
「はじめぇい!!」
開始の宣言と共に巨漢が駆ける。ヘヴィー級とは思えないほどの速度は、重量と共に連続したジャブを放った。だが体格的な関係で威力は相当なもの。青年の体格では一撃喰らっただけでも決着となるだろう。巨体に似合わぬ速度も相まって、掠めるだけで青年の髪が大きく波打つ。
だが当たらない。
最小限の動きだけで避け、受け流した刹那に反撃の逆突きが放たれる。螺旋を纏う拳が巨漢の顔面を捉えると、鈍い音と共に体勢が僅かに崩れた。
挨拶代わりの一撃なせいか、大したダメージも無いのだろう。
崩れたのは一瞬のことで、汚いスラングと共に巨漢は攻勢に出た。姿勢は低く、打撃よりも組み技を狙った突進だ。
伸びた腕が青年を捉えたように見えたが違う。裏拳が巨漢の右腕を弾き、流れるような下段の蹴りが膝を狩り取った。
体格に見合わぬほど重く、鋭い一撃に巨漢の脚が止まった。二度目の停止に青年は追い打ちをかける。裏拳を放った拳を構え直すと、蟀谷へ鉤突きを叩き込む。総合空手では禁じ手とされるが、
人体の急所を突かれ無事でいる者は少ない。巨漢も例にもれず意識を僅かに飛ばし、無防備に膝をついた。その高さは丁度良く、溜めた足刀蹴りが顔面を撃ち抜く。大きく巨漢がぐらつくと、止めとばかりに青年が上からの拳を振り下ろす。
二人分の体重が乗せられた一撃は、鼻と前歯を圧し折りコンクリートの地面へと巨漢を叩き落した。いくつも重なったイヤな音が響く。
先ほどまであった野次や歓声はどこへやら。沈黙が倉庫内を支配すると、青年がめり込んだ拳を持ち上げた。こびり付いた血糊を払いながら持ち上げると、勝利を表すガッツポーズをとる。
「そ、それまで! 勝者、望月医院所属、東
試合時間一分七秒。
審判が高らかに宣言すると、観客たちが沸き立ち倉庫が揺れる。中には負けた巨漢へと罵倒を発しているものもいるが、対照的に青年、漆呉へと黄色い声を向けているものもいる。軽くあしらいながら漆呉が仕合場を後にすると、自らの雇い主である人物を人混みの中に見つけて近づいていった。
「いやぁ、今日はやられてしまいましたな。ところで院長先生は? 先日は秘書の方とご一緒に来ていましたが」
「ええ。今回の仕合はそこまで大きな案件ではありませんでしたから。私が代わりに来させていただきました」
対峙しているのは、顔をひきつらせた中年の男性と、白衣に身を包んだ絶世の美女だ。
女性にしては高い背丈に、それに見合った細く長い手足。凛とした美貌には目を引かれるが、それ以上に胸元でユサユサ♥と揺れ弾むメートル越えの爆乳が特徴的だった。
彼女の顔よりも大きく、弾力もありそうなソレは、相対している男もチラ見してしまっている。
「そ、それにしても狭霧先生。ここ最近の望月医院は勝ちが続いているようですね。闘技者を入れ替え続けた結果ですかな。ああも若いと扱いやすいでしょう」
「いえいえ。ようやく出会えた優秀な闘技者ですから。機嫌を損ねないように色々シてるんですよ。そちらこそ、異国の方とはコミュニケーションが……ああ、だから今日は、失礼いたしました」
中年からの嫌味を軽くいなし、寧ろ痛い所を突く美女。メートル越えの爆乳をダプンッ♥と弾ませれば、男は生唾を飲み、溜息を吐く。
勝てないとでも悟ったのだろうか、顔を真っ赤にしながら青筋を立てた。そもそも土俵にも上がれていなかったのだ。
歯噛みする中年を見た漆呉は、口元に不敵な笑みを浮かべながらその隣を通りすぎる。
「友子さん。遅れてすんません」
「っ、い、いいえ漆呉くん。今日もお疲れ様。ホテルまで送るわね」
一瞬だけ彼女、狭霧友子の張り付いた笑みが解け、僅かに赤みが指す。折り畳み抱えていたジャケットを漆呉へ渡すと、少し大柄な彼と並んで倉庫を出ていく。その距離は近く、単なる雇用主と従業員の関係性とは思えないような湿度を纏っていた。
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ホテルのスイート。そこは一般人では手が出ないような高級感を放っており、事実として安月給な会社員の月給が一晩で飛ぶレベルの値段をした部屋がゴロゴロある。
そして、その一室に一組の男女が抑えきれない情欲を纏わせながら入って行った。背の高い二人は見るだけで絵になり、異性を興奮させるような肉体を持っていた。
「ふふ……こら、ダメよ……んむっ♥ んっ……ちゅ、ぢゅず……♥ れるぅ……んっ、ふぅ……♥ まだ、エレベーター前なのに……んっ、ふっ、むぅ……♥」
「散々我慢したんでね……待ちきれないっすよ」
周りで見てくる輩達へと見せつけるように、180越えの青年、漆呉が170越えの美女、友子の肉感的な肢体をまさぐり、艶やかな唇を貪った。
喘ぎ声が漏れ出ると、友子がタイトパンツに包まれた美脚を絡ませ、漆呉の厚い胸板へ爆乳を押し付ける。ギュムリ♥と潰れるソレを漆呉が下から揉み上げれば、ビクンッ♥と安産型の巨尻が震えた。
「んれぁ……ぢゅず♥ ぢゅるるぅ……っお゛♥ ふぅ……ふぅ……んぅ♥ ほら、来たから……あっ、んむぅ……♥ れるれる……んぢゅず……んっ、ぢゅるぅ……♥」
漆呉の逞しさに圧倒されながら、友子は少しでも主導権を握ろうとエレベーターへ入る。
しかし、追ってきた彼から逃れることも出来ずに、容易く唇を貪られ思考を溶かされる。肉厚で淫靡な肢体をまさぐられ、そのまま舌を吸われれば、浅い絶頂に子宮がズクンッ♥と疼いた。
「っあ゛♥ もう、そんなに好きなの……んぢゅ……♥ そんな、乱暴にされたら……んひっ♥ ほっ、んぅ……♥」
「こんなデカいの、遊ばせとくなんて勿体ないですしね」
漆呉の分厚い胸板で、友子のメートル越え爆乳が潰れて形を歪める。それを持ち上げながらシャツの前をはだけさせれば、はち切れんばかりの乳果実がドダプンッ♥と揺れ弾み、その弾力と重さを掌へ伝えてきた。
更に、興奮に煽られたのか友子が「んっ♥ ふぅ、ふぅ……♥」と鼻息を荒くしながら長く、しかし肉厚な太腿を持った美脚を絡ませて押し付けられる漆呉の股間部へ指をはわせる。
「ぢゅるる……んはぁ♥ ふふ……漆呉くんのも、こんなに大きい♥ あんっ……ズボン越しなのに、熱くなってるわぁ♥ ふっ、んぅ……ゾクゾクしちゃう……♥」
カリカリ♥と爪を立て、漆呉の怒張したソレを焦らす友子。唾液が滴り、エレベーター内であることも思考から抜け落ちそうになっている。
それを停めたのは、チンッという軽快な電子音。ようやく目的の階に着いたのだろう。息を荒らげながら一直線に部屋へなだれ込むと、漆呉は友子をベッドへ押し倒した。
「ふぅ……♥ ふぅ……♥ もう、そんなに大きくして……んっ♥ 我慢出来ないっていうのは、嘘じゃないみたいね♥」
余裕そうな笑みを浮かべ、ユサユサ♥と爆乳を揺らす友子だが、心中は雌としての劣情に呑まれかけていた。漆呉の肉体はそれだけの雄力を纏っているのだから、彼女としても仕方がないと股を開く。
肉厚な太腿を持つ美脚。その間から、布面積の低いショーツにつつまれた恥丘が顕になり、ムワリ♥と雌の熱気がたち込めた。
肉感的で、浅ましい雌の香りに、漆呉も鼻息を荒くしながらベルトに手をかけた。
「んっ、ほっ♥ お゛ぉ゛……すっごい、ここまで、くる……んお゛っ♥ ふぅ……ふぅ……っ♥ 漆呉くんの……っ、ふっ、んぅ……おちんぽの、臭いぃ……♥」
「言ったでしよ、一週間も焦らされてたんだって」
細身ながらも、筋肉質で隆々とした身体付きの漆呉がズボンを脱ぐ。そこから溢れ出たのは、そそり立つ雄の剛直だ。彼のへそを叩くほど反り返り、刀のように鋭く天を向いている。
漂ってくるすえた臭いに友子の子宮がズクンッ♥と疼き、自分からシャツのボタンを外していく。身体を伝う甘い熱が、奥から沸き立つ情欲がそうさせるのだろう。
「ふぅ……ふぅ……っ、んぅ♥ そんなに大きいの……やっばぁ……♥ すん……♥ すんすん……っ、んほぉ゛ぉ゛……♥ 臭くて……子宮……疼いてるぅ……♥ ひっ、んぅ……♥ ぢゅる……んむぅ……♥」
股を開き、ヘコヘコ♥と腰をくねらせた友子が、自らの爆乳を持ち上げる。透けた生地に包まれたソレは彼女の顔よりも大きく、シャツのボタンを弾きそうなほどの張り艶があった。
指が埋まり、ギュムリ♥と乳房がイヤらしく歪む。ソレを持ち上げれば、勃起した桃色の乳首へ舌を這わせ、吸い付きながら自らを慰めた。
「あ゛ぁ~……ちょっと我慢出来ないっすからね、友子さん……」
血走った瞳で漆呉が友子の太腿へと手を添える。
肉厚で淫らな柔らかさを纏うそれに指が埋まり、開きながら友子の防御をなきものとして行く。ショーツをずらせば、濡れそぼった膣口がひくついて雄を求めている。
「んっ、ふぅ……ふぅ……♥ ええ、いいわよ……っお゛♥ あっついの、擦られて……ひぅっ……♥ほぉ゛ぉ゛……♥ んぎっ、お゛お゛お゛っ♥」
クチュリ♥と亀頭が膣口を捉えた音がすると、そのまま突き入れられて友子の雌壺を掻き分けて行った。一週間ぶりの異物感、そしてそこから伝わる熱さに腰が浮き、ドダプンッ♥と爆乳を弾ませながら身をよじる。
余裕のある大人の女性といった美貌は蕩け、間抜けに歪みながら野太い喘ぎ声を響かせた。
「やばいな、こいつは……ッ!」
「ふっ、んぎっ♥ 奥のとこ……深いの来て……っお゛♥ そこっ、ひぎっ……っお゛お゛♥ カリ首、引っかかってぇ……これ、気持ちいいのっ♥ んぎっ、突かれて、とまら、ないのぉ♥」
ダプンッ♥と揺れ弾む爆乳を捕まれ、抓られる友子がより深く喘ぎ、膣肉をさらにキツく締め上げた。背中が反り身悶えする快感に耐えるが無駄だ。情けなく快感を貪り、漆呉のピストンに合わせながら小刻みに絶頂して痙攣する。
「いったいッ、何が気持ちいいんですかね、友子さん」
「お゛っ、ふっ、ふっ、んはぁ♥ んぢゅず、れるぅ……んぉ゛♥ これ……いぎっ♥ ち、チンポ、おちんぽぉ♥ 熱くて、ぶっとい……お゛っ、ほひぃ♥ 漆呉くんの、おちんぽすごすぎるのぉ♥ んお゛っ♥ ひっ、んぎいぃぃッ♥」
乳肉を掴みあげられ身体をくねらせた友子へ、漆呉は迷うことなく腰をつき入れた。何度味わっても緩くならず、極上の雌穴がうねり絡みつく。
パンパンッ♥と乾いた音が響き、それに混じった水音と喘ぎ声に合わせて友子の肉感的な肢体が躍動する。
長い脚を絡めて密着し、覆いかぶさり、押し潰してくる漆呉へと縋り付く様は、正しく種付けを待つ雌の姿だった。
「ほっ、お゛っ、お゛っほぉ♥ おく、子宮のとこ……っお゛♥ イくの、止まらなくなって♥ んひっ、そこダメっ♥ またイく……お゛くっまでぇ♥ 年下の、強すぎ雄おちんぽっ♥ おかしくなって……んぢゅずるる……お゛っ、んむぅ♥」
プライドやら理性やらが飲み込まれていく。残るのは快楽へ貪欲な雌の本能だけだ。
唇を塞がれて言葉を失えば、残るのは獣染みた喘ぎ声のみになる。脚が絡みつき、ダメと言いながらも友子は臍上にまで突き上げてくる肉棒を離そうとしなかった。
意識が刈り取られるかという刹那、漆呉がスパートをかけてピストンを激しくしていく。亀頭が子宮を突き上げる度に下腹部が盛り上がり、ダプンッ♥ダプンッ♥と爆乳が弾んで残像を描く。
「そろそろ、射精しますっ、友子さん!」
「あ゛っぎゅぅ♥ は、い♥ きて♥ ふかいところまで♥ 漆呉くんのおちんぽザーメン♥ ドスケベな、デカ乳揺らした♥ 淫乱な肉便器にしていいから♥ 精液ちょうだい♥ 着床させて♥ 孕ませてぇ♥」
浅ましく、堕ちた雌の懇願が響く。
最後のスパートを掛けたのか、漆呉もピストンをより激しくしていき友子の降りてきた子宮へ亀頭を叩きつけ、ドダプンッ♥と弾んで残像を描く爆乳を掴みあげた。
痛みと快感が入り交じり「ふぎっ♥ っお゛お゛♥」と野太く獣染みた喘ぎ声を響かせ、膣肉をキツく締め上げた友子。覆いかぶさり舌を絡めた漆呉が、その雌壺の中で剛直を脈動させた。
「あ゛あ゛あぁぁぁ……♥ あついの、き、たぁ……♥ んぎゅ……は、んぅ♥ 押し付けられて、おぎゅ♥ ん、お゛ぉ……♥ こすり、つけられて♥ すき♥ この……っ、おちんぽぉ……♥」
「っ、あ゛あ゛……溜まってた分、やばいっすわ……マジで……」
雌の肉壺へと放たれた白濁液が染み込み、重い熱に友子の下腹部が満たされていく。
ピンッ♥と伸ばされた美脚が震え、そのままベッドの上に落ちて脱力する。度重なる絶頂に意識を朦朧としながらも、しかして友子は漆呉を離さなかった。
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拳願会。
一年近く前に起きた大々的なトーナメントにより、会長の交代、システムの改革を成し遂げた、裏社会と表社会の境目にあるその場所に、新たな嵐が起きようとしていた。
後にその闘技者は、こう呼ばれる。
「アルファ」と。
実験として今作は擬音を極力減らしてます。
どうぞよろしくお願いいたします