時間というものが過ぎるのは早い。
彼の意識が覚醒してから今日で六十日目、二ヶ月ほど経過した。
今まで通行人A程度の脇役として生きてきた自分が突然異世界に転生することになるなんて全くも予想もしていなかった彼には戸惑うことばかりだったが、それも今は落ち着いている。前の世界に戻りたいという気持ちが無いわけではない、だが今の段階ではそんな事は考えても仕方の無い事だ。
仮にそんな手段があったとしても、それを彼に知る手段など今はまだ何処にもないのだから。
『やばい……腹が減った』
この生活で彼が一番戸惑った事は欲求が抑えきれない事だ。
食欲や眠気などがとてつもなく強い。
ちょっとご飯の時間が遅くなっただけでまるで一日何も食べていないかのような飢餓感に襲われる、これは赤ん坊なら泣き叫ぶのもしょうがないだろう。
昼間ならいいのだが、深夜皆が寝静まった時に叩き起こすのは忍びないのだが、我慢できないのだから仕方が無い。
ただ耐えがたいのは自分が腹減ったと伝える手段が泣き叫ぶことぐらいしかないことだ。見た目はまだ子供とはいえ以前は中学生だった恭也が泣きながらご飯をほしがるのは屈辱的だ。
だが其れに関しては諦めるしか無い。
まだ赤子の自分が『おい、腹減ったから飯くれよ、その後トイレな。あと布団が若干硬いわ、ふかふかにしてくれ』なんて言えるはずも無いのだから。
何事でも慣れればどうという事はない。だがそんな風に考える彼でもどうしても食事だけにはなれる事ができない……十四歳の中学生だった彼には何というか刺激が強すぎるのだ。
母乳を飲むという行為は。
考えてみれば当たり前のことだがこの年齢の赤子が栄養を補給する手段といえばそれぐらいしかないだろう、だから吸うしかないのだ……何も恥ずかしいことではない。
そんな風に割り切ることは出来ない。
そんな風に考えるには美人過ぎるのだ、彼の母親は。
光沢のある銀の髪に深紅の瞳、信じられないほどに整ったその容姿は美の女神だと言われても信じてしまう。
彼には綺麗すぎる女性は人形の様に感じられてしまいチョイブサぐらいが一番抜けるというタイプだが、この母親から性的な魅力がびんびん感じられた。
それだけに辛い、こんな美人のおっぱいを毎日吸うだけなど……いや相手は母親なのだからそれ以上の事があって良い筈がないのだが、どうしてもその先の事を期待せずにはいられなかった。
まぁ期待しても無理に決まっているのだが。
「失礼しまーす」
そんな事を考えている内にどうやら今日のおっぱい……いや栄養補給の時間になったようだ。どうやら今日の授乳の時間は母親ではなく、ステラのようだ。
ステラという少女はどう見ても中学生ぐらいにか見えない蒼髪の美少女なのだが乳が出る。この子はどうやら母親が何らかの事情でおっぱい……授乳が出来ないときの為の俺の専属のメイド兼乳母のようだ。
こんな可愛らしい美少女から乳が出るなんて、犯罪的な気もするが向こうから吸わせてくれるのだから自分には何の罪も無い。
しかし母乳が出るのは出産経験者だけのはずなのでこう見えて一児の母なのだろうか、それとも何か少女に母乳を出させる薬でもあるのか?
そんなくだらないことを考えて興奮してる彼はちょっと変態だった。
「はーい。お乳の時間ですよ」
メイド服からポロンとこぼれる巨大なおっぱいは可愛らしいロリ顔から想像できない大きい。そんな美少女の乳を吸うことは抵抗はあるが、あるにはあるが、ここでしっかりと栄養を補給しておかなければ成長が滞る、そうだ、決してやましい気持ちなどではなく、どうしても必要だから吸うしか無いんだ。
彼はそんな言い分けを心の中でしつつ彼女のおっぱいの左の乳の真ん中にある綺麗なピンクの突端に口をつけ、ちゅうちゅうと吸い始める。
「あっ、ああ。うん、……んくっ……はぁん……き、気持ちいいよぉ…………どうしてこんなに気持ちいいのぉ……?」
(何故おっぱいを吸うと気持ちが良いのか……何て深い問いなんだろう……)
心の中でそんな哲学的なおっぱい問題について考える恭也。
今の彼にとっておっぱいこそが全てであり、またおっぱいも彼が全てだった。
(だめだ……答えが出ない……おっぱいはおっぱいであり、おっぱい以上おっぱい以下でもなく、天はおっぱいの上におっぱいを作らず……それぐらいしか今の俺には答えが出せないぜ!! オッパイについて考えるのはこれぐらいにして目の前のおっぱいを吸っちゃおう!!)
一際強くおっぱいを吸い込む恭也。
口の中に入った乳頭を甘噛みし、両手でおっぱいを揉みながらちゅうちゅうと吸っていく。
「あっ……あぁ……!! そんなに強く吸っちゃだめぇ…………!!」
押し殺すような声でそう叫ぶステラ。
そんな彼女の声を無視……いやそれに応えるように更に彼女の乳首をかみかみ。
「あっ……いくっ……いっちゃう……赤ちゃんに乳首吸われていっちゃいますーーー!!!」
叫びと共に絶頂を迎えるステラ。
顔はとろんと蕩け、体は絶頂の余韻でびくびくと痙攣している。
……こんな生活が今の彼の日常だった。