※この作品はR-18です。

催眠に堕ちるアマガミ   作:コップス

1 / 3
田中さんに怪しいサイトを見せたら催眠状態になったのでセックスした話

 

鈴木翔一は私立輝日東高校、2年A組の生徒である。

彼はクラスの中でも特に目立つこともなく何の個性もないごく普通の高校生である。

そんな彼はいつものように自室でだらだらとガラケーでネットサーフィンをしていた。

 

「……ん?」

 

ふと、彼の目に止まったのは、とある掲示板であった。

『ガチで催眠術を習得したわw』

(何だこれ?釣り?……暇だし見てみるか。)

普段なら気にも止めないようなスレタイだが、翔一は興味本位で覗いてみるとそこにはこんな書き込みがあった。

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

1:以下、名無しに変わりまして?がお送りします。

xxxx/xx/xx

07:16:25.32

ID:yUdbGQnz0

ここのサイトを人に見せるとあら不思議、自分の思うがままw

zx/XX?eXX'XX#/,XXXXg?

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

(なんじゃこりゃ?)

最初はただのイタズラだろうと思っていた翔一だったが、めちゃくちゃなアドレスを試しに開いてみるとそこには真っ黒の背景の中にうっすらと濃紫の渦が描かれたいかにも怪しげな画像が表示されていた。

正直怪しいことこの上ないが、やはり男は好奇心には勝てず試してみる事にした。

 

「なあかあちゃん」

 

2階の自室から1階へと降りた翔一が呼びかけるとキッチンで朝食を作っていた母親が振り返る。ちなみに父親は単身赴任でしばらく帰っていない。

 

「ちょっとばかり小遣いをくれない?」

 

そう言いながら携帯の画面を見せる翔一。

もちろん催眠など信じてはいないので、大きな願いは言わず、いつも断られているたわいもないお願いを頼んでみた。

だが、母親は翔一の言葉を聞いてため息をつく。

 

「また?お母さんもヒマじゃないんだから、バカなこと言ってないでさっさと朝ごはん食べな!」

 

予想通りというべきか母親は不機嫌そうな顔をしながら朝飯を机に置いた。

 

「へーい……。」

 

少ししょんぼりした翔一はリビングにあるテーブルにつくと目の前に置いてあ朝食を食べ始めると、母親がぼんやりとテーブルに置かれた携帯の画面を凝視し、しばらくするとこちらを向き口を開いた。

 

「……で?」

「………?」

 

翔一は首を傾げる。一体なんの事だろうと疑問に思っていると、母親が言葉を続けた。

 

「お小遣い欲しいんでしょ?いくら欲しいの?」

「!?」

(まさか!?かかったのか!)

 

その質問を聞き一瞬耳を疑う翔一。

確認する為に恐る恐るもう一度尋ねてみる。

 

「えーっと……じゃあ1000円」

「……しょうがないわね」

 

そう言うと母は財布の中から千円札を取り出した。それを見た瞬間翔一は驚きと共にあのケチくさい母親が…と感動していた。

そして、早速お金を受け取りながら聞いてみる。

 

「ありがとう!……ところでもう1000円くれたりって……」

「はあっ……ほら」

 

そう言うと母親はもう一枚追加してくれた。

今まで何度も断ってきたあの母親がこんなにも簡単にくれるなんては夢でも見ているようだ。

あのサイトへの疑いはなくなり歓喜の気持ちを抱きつつ翔一は受け取った二枚のお札を眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

翔一は悩んでいた。

今朝の件ですっかり例の催眠サイトの存在を信じてしまい、どういうふうに使おうかと考えていた。

 

(まあ普通に考えたらあり得ないんだけど……。)

 

そんな事を考えながら学校への通学路を歩いていると、ふと男子学生の会話が聞こえてくる。

 

「森島先輩だよな、あれ。絵になる人だなぁ……」

 

視線をそちらへ向けるとそこにいたのはこの学校のマドンナと言われている3年、森島はるかの姿が目に入った。

艶やかな黒い長髪にすらりと長い脚が印象的でまるでどこかのモデルのようなスタイルをしている。

彼女は周りの男子生徒から注目されているが、当人は慣れているようで全く気にもしていないようだった。

 

(はぁ、あんな美人の先輩と一度でも話ができたらなぁ…住む世界が違いすぎるか………いや、まてよ。もし俺が催眠で彼女を自由にできたら?)

 

翔一の頭の中に一つの考えが浮かぶ。

例えば彼女に催眠サイトを見せて自分に夢中になるようにしたらそれからどうなるだろうか。

まず、毎日一緒に通学し、休み時間も一緒に過ごし昼食も共にする。

放課後は下校デートなんかもして……

そしてその後は………

 

「ぐへへへ……」

 

そうと決まれば早速試してみなくては。

翔一は意を決して森島はるかに接近するためにラブレターを書くことに決めたのであった。

彼女は多くの男子生徒が告白したにも関わらず一度も成功したことの無い高嶺の花である、逆に言えば多くの男が一目の付かないところに呼び寄せ告白することができているということだ。

そのタイミングで催眠サイトを見せつければうまくいくはずだと考えたのである。

翔一はすぐに手紙を準備し彼女の靴が入っているはずの下駄箱へと向かうと「放課後、屋上に来て欲しい」と書いた手紙を入れた。

 

 

 

 

 

「ごめんなさい。私あなたとはお付き合いできないです」

 

森島はるかは翔一の目を見つめはっきりと言い切った。

催眠サイトを見せながら告白をするも断られた翔一はその言葉を言われ呆然と立ち尽くしていた。

 

(なっなんで!いやいやいや、おかしいだろ!催眠が効かない!?そもそも催眠なんてものないのか?でも母ちゃんには効果があったぞ!)

「ど、どうしてダメなんですか?」

「う〜ん、なんて言えばいいのかなぁ…あー、なにもないか……胸にズッガーーーーーンって来なかったの、だからごめんね」

 

そう言い残した彼女はスタスタと屋上から去って行った。

その様子を見た翔一は自分の作戦が失敗に終わったことと、非現実的なものを信じてしまったことに対する恥ずかしさが混ざった複雑な感情を抱いていたのであった。

 

(そんなぁ、偽物だったのかよぉ……)

 

 

 

 

翔一がトボトボと教室に戻ろうとすると廊下で一人の女子生徒が声を掛けてきた。

 

「あれ?どうしたの鈴木くん、元気ないけど」

 

はっとなって顔を上げるとそこには同じクラスの田中恵子の姿があった。

いつも朗らかで優しくクラスの中でもどちらかというとおとなしめの子である。

そんな彼女と翔一は特に接点はなかったが、席が隣同士で何度か言葉を交わしたことくらいはあった。

 

「そ、その、実はちょっと色々あってさ……それで落ち込んでたんだよ……」

「そうなんだ……そうだ!これ、よかったらあげるね!」

 

そう言うと彼女は手に持っていた飴玉を差し出してきた。

 

「そんな、悪いって!別に対したことじゃないし……」

「まあまあ、いいから」

 

翔一は断ろうとしたが彼女の勢いに押されてしまいそのまま受け取り、飴玉を口に放り込んだ。

口に広がる甘さに癒されつつも少し申し訳なく思っていると、

 

「なにがあったかわからないけど、わたしでよかったら聞くよ…」

「いや大したことじゃないよ!ただ変なサイトに騙されただけなんだ……」

 

そう言いながら照れくさそうに携帯の画面を見せると彼女も覗き込むようにして見ていた。

 

「んん?なにこれ変な模様が描いてあるね、なんなんだろう……」

 

彼女は不思議そうに首を傾げている。

 

(やっぱり勘違いだったのかもしれない。ただ単に母親の機嫌がよかったからくれたのかもな……)

 

改めて自分がおかしかった事に気づいた翔一は、恥ずかしくなり携帯を恵子から隠すようにし画面を見ると怪しげな模様の下に文章が書かれている事に気づく。

下にスクロールするとそこには

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

鈴木翔一 lv1

 

【関係値】

鈴木幸子  90 カゾク

森島はるか 0 タニン

田中恵子  20 シリアイ

 

【スキル】

命令:相手を従わせることができる

 

全てのスキルは対象との関係値、自身のレベルにより成功確率が変動する

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

(!?な、なんだよこれ……母ちゃんと森島先輩と田中さんの名前が書かれているじゃないか!!それに命令ってなんだ……!?)

 

驚きが隠しきれない様子でいると、横から声が聞こえてきた。

 

「ほんとうに大丈夫?どうかしたの?」

「ああうん、ごめんごめん心配しないで大丈夫だからさ!」

 

ははっと渇いた笑いをしながら翔一は先ほどの内容を思い返していた。

 

(命令すると従わせることができる……?関係値によって成功確率があがる……?もしかして……)

 

ごくりと生唾を飲み込み翔一は携帯に模様を映し再度恵子へと向き直ると意を決して言葉を発した。

 

「た、田中さん……その握手をしてくれないかな?」

 

その瞬間、翔一は自分の体が熱くなるのを感じた、緊張しているのもあるがそれだけではない、もしもこれが上手くいったらという思いもある。

翔一から発せられた予想外のお願いの言葉を聞き恵子は驚いた。

 

「えぇ、急に言われても困っちゃうなぁ」

 

照れながらも差し出した手に恵子の手が重なり合う。

恵子は唐突なお願いにも関わらず応じてくれたのだ。

 

(よしっやったぞ!こんなこと急に言われても普通はやってくれない……よな?成功してるかどうか判断できない、けど……)

 

お互いの温もりを感じると心まで暖かくなった気がする。

翔一が手を握る力をぎゅっと強めると、 彼女の方からも握り返す力が伝わってきた。

それがとても嬉しくてついつい強く握ってしまったのだ。

 

(うへへへ、手柔らかぁ〜それにいい匂いだし)

 

「あはは、なんだか男の子にこんな事されるのは初めてだからくすぐったいなあ。」

 

そんな彼女は顔を赤くしながら俯きがちに呟く。

恵子のことは可愛らしい1人のクラスメイトとしてしか見ていなかった翔一だったが今、その感情が変化しようとしていた。

 

(田中さん、こんなに可愛らしい子だったっけ…)

「あっ……」

 

ふと彼女が視線を上げると目が合った。

その時翔一は彼女のことをずっと見ていたことに気がついたのだ。

心臓が激しく高鳴っていく。

体全身に熱い血液が流れていく。

鼓動はさらに加速していった。

このままではどうにかなりそうだと慌てて手を離そうとするが恵子の手はこちらを掴んでおり離れようとしない。

 

「もういいの?」

 

そう言って上目遣いで尋ねてくる彼女に、翔一は心の中で下卑た妄想が頭をよぎる、大きく息を吸い込んだあと、覚悟を決めたかのように話し始めた。

 

「田中さん……抱きしめさせてほしい……」

「ええっ!それはちょっと……」

「あ、ごめん!嫌なら全然大丈夫だよ!!」

 

慌てて謝る翔一に彼女は少しぼうっとしたように考えるそぶりを見せた後、おずおずと答えた。

 

「うーん、まあ少しだけ……だったら……」

 

そう言うと彼女は目を閉じて軽く胸を張るように両手を広げた。

 

(ま、じか…まじかよ!)

 

彼女の姿に思わず興奮した翔一は震える手で恐る恐る彼女を引き寄せるように腕の中におさめた。

その体は華奢で柔らかくまるで綿菓子のようで、彼女の甘い香りは鼻腔を刺激し脳髄までも痺れさせていった。

 

(うっわやわらけぇ!それにあったかいぃ)

 

興奮が抑えきれず鼻の下が伸びきった表情になりつつも必死に抑えようとする。

 

(やべぇ、本当に女の子と抱き合ってる……これまじで本物のやつだ……)

 

恵子の頭が翔一の胸の中でもぞもぞと動いている。

恥ずかしいのか顔を隠しているようだ。

そんな仕草一つ一つがたまらなく愛おしい。

生まれてから異性との付き合いどころかまともに会話をしたことがなかった彼は、今までで一番の幸福感と興奮で翔一の下半身はすでに痛いくらい勃起していた。

 

(ああ幸せすぎるぅ……これが青春ってものかぁ)

 

浸りながらも彼女の背中に回した腕の力を強めていった。

 

「むぐっ!苦しいよぉ〜」

「ご、ごめん!ちょっと夢中になってた」

 

恵子の抗議の声にハッとなった翔一はすぐさま腕の力を緩めた。

申し訳なさそうに恵子から離れる。

彼女は頬を膨らませ不満げな様子である。

その姿を見てまたドキッとさせられた。

 

(怒った顔もまたかわいいなぁ)

「……かわいい」

「か、かわ!?」

 

恵子の顔がさらに赤みを増していき、口をぱくぱくさせながら動揺しているようだった。

そして何か言い出そうとしていたが恥ずかしさが限界に達したのか

「私用事があるからまたね!」

と言い走り去って行ってしまった。

 

(逃げちゃったか……まあいい、こいつが本物だっていうことは分かったんだしな)

 

携帯を見ながらニヤつくと翔一も自宅へと向かった。

 

 

 

 

翔一は自宅に帰り、サイトを見ると新たな文章が増えていた。

 

【命令成功(シリアイ 女性 初回ボーナス)+500exp】

【レベルアップ 魅力スキル取得】

 

 

(な、なんだこれ、レベルアップってゲームみたいだな…)

 

非現実的な出来事の連続に、驚きを通り越して冷静になっていた翔一はぽちぽちと指を動かしていく。

画面に映っているスキルをクリックすると詳細が出てくる。

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

魅了 :対象を魅了し関係値があがりやすくなる、対象XXjdwwoXがcl"",oXkl

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

(んん?文字化けしてる?まあ関係値が上がりやすくなるスキルなのかな……?)

 

この能力を使って恵子との関係性を発展させていけばいつかはそういった行為ができるかもしれない。

いや、それだけではなく様々な女性とも……。

 

(これがあれば田中さんだけじゃなくて森島先輩や他の子と仲良くなって、それからあんなことやこんなことを…)

 

携帯を握りしめながら翔一は恵子の感触を思い出しにへらと笑っていた。

 

 

 

 

 

 

(とはいえ女の子にいきなり話しかけるのは気が引けるな…まずは検証でもしよう……)

 

「なあ梅原、この画面を見てくれよ」

 

次の日の昼休み、翔一は自分のクラスメイト、梅原正吉を屋上に呼び寄せ催眠サイトを見せた。

梅原はその言葉を聞いて怪しげな表情を浮かべている。

無理もない。いきなり複雑な模様がうつった画面をみせられても、なんと返事をしたらいいのか困るだろう。

早速、翔一はいくつかの命令を試した。

 

1、その場で腕立て50回してくれ→疑問に思いつつもすんなり了承

2 、1000円くれ→しぶしぶ了承

3、5000円くれ→怒りながら強く拒否される

4、お前の好きな女子の名前を教えてくれ→嫌がりながらも強く命令すると答える

…

……

………

 

(これ以上命令して怒らせるのもなんだし、とりあえずこんなもんにしておくか。経験値はと……って全然入ってないじゃないか!)

 

【命令成功(シリアイ、男、初回ボーナス)exp+5】

 

そこには恵子に命令した時よりもかなり低い経験値が表示されていた。

田中さんと梅原は同じくらいの関係値でこの数値差は性別が問題なのか?

むむむと翔一は考え込む。

そんな彼の様子を不審に思った梅原は、どうかしたか?何かあったか?と問いかけてくる。

訳の分からない命令をされていたのにも、クラスメイトの心配までしてくれるなんて優しい奴だ。

 

「いや、なんでもない。ここで話した内容は忘れて教室に戻ってくれ」

 

そう言うと、心配そうにしながらも彼は屋上を出て行った。

 

(・知り合いだと軽い命令は聞いてくれるが、度合いを測るのは難しい。

・女に比べて男の経験値が少ない。

・携帯の画面は一度見せれば、その後は見せなくても命令できる。

わかった情報としてはこんな所か?うーん、女の子にも試して見たいけど仲良い人いないしな……また田中さんと話して色々試してみるか……)

 

 

 

 

 

その日の放課後、翔一は恵子に声をかけようとするが友人の棚町薫と話していたため躊躇しているとそれに気づいた棚町が向こうからやってきた。

 

「おっ鈴木じゃん。なになに~、アタシと話がしたいわけ?」

 

とニヤニヤしながら棚町が言ってくる。

 

(いやお前じゃなくて田中さんに用事があったんだけどな…)

 

「あ〜、まぁそんな感じ。だけどまあいいや……」

「ちょっと待ちなさいよ、何勝手に終わらそうとしてんのよ。なんか話があるなら聞くから言ってみなって、ほらほら」

 

面白がった彼女は翔一の腕を掴みながらぐいっと自分のほうへ引き寄せる。

ふわっと女の子特有のいい匂いが彼の鼻腔をつく。

 

(くっ近い……。しかしこれはチャンス。わざわざ相手が来てくれたんだ、やるしかないな!!)

 

と、気合を入れて携帯の画面を彼女に見せる。

 

「いや二人が楽しそうに話をしてるから気になってさ、どんな話をしてたのか教えてよ」

「…っ……………あーなんだそんなことね、別に大した話じゃないわよ。ただ今日授業で出された課題が面倒でどうするか相談していただけ」

「そうそう、結構この課題ニガテでいやだな〜って薫と話してたんだ」

 

携帯の画面を見た一瞬、目の焦点がぶれたような様子を見せた薫だったが今は恵子の言葉にうんうんと相槌を打っている。

翔一はこれはいい機会だと思い腹をくくり2人を誘い出す。

 

「じ、じゃあさこの後一緒に課題やろうぜ。俺もよくわからんところがあってさ、ダメかな?」

「え〜、でもな〜」

「いいんじゃないかな。せっかく誘ってくれてるし行こうよ」

「ちょ、あんまり押さないでよ。……ったくしょうがないわねぇ、じゃあこの後図書室ね」

「おお、ありがとう助かる。それじゃあ早速いこうぜ!」

 

翔一は満面の笑みを浮かべながら言うと、その表情を見た恵子は少し照れたように顔を赤めながらニコリと微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

「ん〜、ようやく終わったぁ。まさかあんながこんなに教えるのが上手かったとは思わなかったわ。おかげで課題もすっきり終わらせることができたし」

 

大きく伸びをしながら薫がそう言うと、恵子もそれに同意するようにうんうんと肯いている。

そんな二人の様子に、思わず頬が緩む。

 

「ふふん、これで借り一つだから、もし困っていることがあったらこの薫さんに任せておきなさい」

 

と言って胸を張る彼女だが、その姿が可愛くてつい笑いそうになる。

 

(くそぉ意識してなかったけど棚町のやつも可愛いな。こうなったら棚町にも命令を、いやでもさすがにこの状況で失敗した時のリスクが…。なら、ちょっとした命令だったら…)

 

「そ、そうだ、せっかくだから連絡先交換しないか?課題のこととかまた何かあった時に頼りたいしさ」

 

そう言うと二人は一瞬驚いた顔でこちらを見つめる。

 

(あれ……?なんかまずいこと言ったか……?)

と不安になるがすぐに、嬉しそうな笑顔で携帯を取り出す。

 

「そういえばアンタのアドレス知らなかったわね、課題に困ったらよろしく♪」

「あ、じゃあ私も〜」

 

そして互いの携帯に相手のメールアドレスを登録した。その様子を見て彼女はにんまりと笑って、口を開く。

 

「うっふっふ、私の連絡先知ってる男なんてそうそういないんだから感謝しなさいよ」

「へいへい、そりゃどうも……」

 

彼女は携帯を鞄に入れると、帰り支度を始める。

 

(よっしゃぁあああ!女の子の連絡先ゲットだぜ!!)

 

心の中でガッツポーズをとりながら彼女のことを眺めていると棚町は鞄を片手に席を立つ。

 

「んじゃま、さっさと帰りますかあんたどっち方向なの?」

「俺は駅の方向だけど……」

「じゃあ、ちょうどいいじゃない。途中まで送って行きなさい。」

「お、おうわかった、田中さんも同じ方向?」

「うん、私も途中まで一緒だよ。」

 

 

 

その後、三人は並んで帰路に就く。

学校での出来事、昨日のドラマの話、なんて事のない会話だがそれが楽しくてあっという間に時間が過ぎていく。

気がつけば別れ道に到着し、薫は足を止めて振り返る。

 

「あ、わたしこっちだから、鈴木、あんた恵子に変なことするんじゃないわよ。」

「するか!」

 

薫はクスリと笑うと、「じゃ、ばいば〜い」といって手を振り、駅の方向に歩いて行くと翔一と恵子の二人きりになる。

 

(…さてどうしたものか。このまま何もせず帰ったら男が廃るというものだしな。)

 

と、翔一は意を決して話しかける。

彼女は翔一の方を向いて小首を傾げる。そんな彼女にドキリとしながらも言葉を続ける。 

 

(ぐっ、か、可愛い……やべぇ、今絶対俺の顔真っ赤になってる……落ち着け)

 

「あの、田中さん?」

「何?」

 

その声を聞いた瞬間、思わず息を飲む。今まで感じたことの無い感情が体の奥底で疼き出す。その気持ちを押さえつけながらなんとか言葉を紡ぐ。

 

「た、田中さんは好きな人……とかいるのかな……と」

 

彼女はキョトンとした表情を浮かべている。それは当然だろう、突然こんな質問を投げかけられたら誰だって驚くはずだ。

少し間を置いてから彼女は少し頬を赤らめながらも口を開いた。

 

「…うん、居るよ。片思いだけどね……」

 

それを聞いて、翔一は思わず目を丸くした。そして落胆と心の奥底にあるどす黒い独占欲を傷つけられた自分がいることに気付き戸惑っていた。

 

(なんだこれ?一体なんでこんな気持ちになってるんだ?…別に田中さんのことが好きな訳でもないし……いやまあ実際はかなり好きになりかけてたけど……)

 

「……へ、へぇ、そうか。……えっとどんな奴なのか教えてくれない?ほら参考までに、みたいな?」

「……え、あーうーんと……明るくて元気でいつも友達と楽しそうにしてる優しい人だよあんまりお話ししたことはないんだけどね」

 

とぎこちなく微笑みながら答える彼女の顔を見てると、なぜか心が落ち着かなくなってきた。

 

(うわー……そんな顔見せられたら余計に虚しくなってきた…)

 

そんなことを考えていると彼女はこちらの様子には気づかず話を続けた。

 

「それでね、その人にこの間告白したんだけど保留にされちゃったんだよね」

「そ、そうなんだ……」

「うん、そのあと薫と一緒に返事を聞きに言ったら……」

 

そう呟くと彼女は急に黙り込んでしまった。

 

(うわ……すげぇ重い空気……こういう時ってなんて言えばいいんだよ。)

「…ど、どうなったの?」

「……キスしてくれたら考えてやるって……」

「キ、キス!?そ、そりゃまた大胆な……」

「でしょ!もうびっくりしちゃったよ……」

「ははは……」

「……」

 

再び沈黙が訪れる。

しかし、翔一の心は怒りに満ちていた。

 

(な、な、な、なんじゃそりゃあああああああ!!!何を言ってるんだそいつは!!こんな可愛い子を保留した挙句そんなこと要求するとはどういう了見だ!!!)

 

と憤怒に震えていると彼女が口を開く。

 

「でも、やっぱり私なんかじゃダメだったのかなぁ。もっと可愛くてスタイルが良くて女の子らしい子の方が良かったのかなぁ……」

 

と、俯いて悲しげな声で話す彼女を見ると、心が痛くなった。

そして、翔一は彼女の肩を両手で掴む。

 

「いや、そんな事無いって!!田中さんは凄い魅力的だし、女の子らしくてかわいいよ!!そんなやつのこと忘れて俺にしときなよ!!」

 

自分でも何言っているのか分からなかったが怒りと焦りと興奮のせいか、気が付けばそんなことを言っていた。

それを聞いた彼女はしばらくポカンとしていたが、顔を紅潮させ、恥ずかしそうにしている。

 

「そんなこと求められるなんてさ、田中さんの言ってた優しい人って感じじゃないし、それに田中さんならもっといい人と付き合えるよ!!」

「……忘れ、て………鈴木くんと……」

「あっ、ごめん、つい興奮しちゃって……」

 

肩から手を離し、慌てて謝るが恵子の目はトロンとしどこかぼうっとしている様子だ。

 

「……」

「た、田中さん?」

(ど、どうしちゃったんだろう、大丈夫か?)

 

と心配していると、恵子はゆっくりとした動作で翔一の胸に倒れ込んでくる。

 

「ちょっ、田中さん!!」

 

彼女の突然の行動に動揺していると、胸元で囁かれる。

 

「……わかった、彼の事は忘れる…ね……」

「え、ええっ!!どうして、そんな、急に?」

「だって鈴木君にそう言われたから…」

(そう言われたから?……まさか「そんなやつのこと忘れて俺にしときなよ!!」っていうのが命令になったのか……)

 

と、思っていると彼女はさらに強く抱きしめてくる。

そして、翔一の顔を潤んだ瞳でじっと見つめられる。

 

(こんなことしちゃいけないんだろうけど……でもこの瞳を見ると……田中さんに触れると…)

 

先ほど傷つけられた独占欲がうずき、ごくりと唾を飲み込み恵子の肩を軽く抱いた。

 

「た、田中さん…本当にいいんだね……?」

「……うん」

 

恵子の目は先ほどよりも蕩けており今にも溶けてしまいそうだ。そんな目で見つめられ心臓が激しく高鳴る。

 

「た、田中さん……えーっと、今から俺が田中さんに起こす行動に疑問は持たずに全て受け入れて………あ、あと不快な気持ちにもならずに心地よい気分になってください……いいかな?」

「………うん」

 

そう言うと彼女は静かに目を閉じ、翔一はそんな彼女を見て覚悟を決める。

そして、自分の唇を彼女の唇に重ねた。

 

「……ちゅっ…んん……んふぅ……」

(田中さんの柔らかい感触……それにいい匂いも……)

 

翔一はその柔らかさと甘い香りに夢中になり、何度も彼女の唇を貪る。

初めてのキスでどうすれば良いかわからず、唇はただ押し付けるだけのものだったが、次第に舌で舐めたり、甘噛みしたりと動きが激しくなっていった。

彼女はそれに応えるように自ら積極的に舌を動かしてきた。

 

「ん……れろぉ……ぴちゃ……んはぁ……ちゅる……♡」

(…キスってこんなに気持ちいいんだ、何も考えらんねえ…)

 

互いの唾液を交換し合い、口内を犯し合うような激しいディープキスが続く。

やがてどちらからともなく顔を離すと二人は息を荒げながら見つめあう。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

恵子の顔を見る。頬は紅潮し、息遣いは激しくなっていた。

そして、視線を下げるとそこには大きな膨らみがあった。

 

「田中さんの胸……大きいな……」

 

思わず呟くと、彼女は恥ずかしそうにしながらみじろぐがそんな素振りも愛おしくも翔一を興奮させた。

 

「……はぁっ…はあっ…」

 

荒い息遣いで震えた手を胸に伸ばそうとしていたその時、

 

「……ははっ!…そんでさ〜……」

 

遠くの方から誰かの声が聞こえてきた。

 

「ッ!」

 

翔一は我に返り、人気のないとはいえここが通学路であることを思い出す。

 

(そ、そんなここまできたのに…)

 

翔一は興奮した股間がパンパンに大きくなり痛いぐらいに張り詰めていた。

 

(くそ、キスもして、胸にも触れそうなのに……やりたい、田中さんとやりたい…!めちゃくちゃにして…俺のものにしてやりたい!)

「え、ちょ、ちょっと……待って……」

 

そう思うと翔一は無意識のうちに彼女の腕を掴み引き寄せると、そのまま自宅へと走り出した。

恵子は制止の言葉を言うが彼女に抵抗の意思はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、一軒家の自宅に到着する。

玄関の鍵を開け2階の自室に彼女を中に連れ込み、ドアに押し付けるようにして再びキスをする。

今度は最初からお互いの舌を入れ合った濃厚なキスだ。

 

「はむっ♡んちゅっ、れる、はぁっ、はっ、んくっ♡」

 

走った後で体は汗ばみ、息が上がっていたがそれでも構わずに続けていく。

部屋に入った途端に翔一にスイッチが入ったかのように勢いが増していきそして、それは恵子も同じだったようで彼女は自分から翔一の腰の後ろに両手を回し体を密着させてくる。

 

(すげぇ……もう何がなんだかわからない……でも、もう我慢できねぇ!!)

翔一は夢中で恵子をむさぼり求めながらズボン越しに勃起した陰茎を押し当てた。

そんな翔一の様子には気づかず彼女はキスに熱中している。

 

「…んぁっ♡…鈴木くんっ、もっと、もっとして……お願いっ……♡」

 

彼女の方からも腰を振って押しつけてきて、そのたびに彼女の胸の柔らかさを全身で感じ頭がクラクラする。

翔一の手は彼女の胸に伸びて制服の上から鷲掴みにした。

 

「んっ!?♡」

 

驚いたのか恵子は一瞬身を硬くしたがすぐに力が抜け、翔一に身を預けるような体勢になる。それを良いことに胸を揉んでいく。服の上からなのに柔らかくて暖かくて気持ちいい。

 

(田中さんの胸やべぇっ!!これが女の人のおっぱいの感触なのか……?)

 

その感触に夢中になりつつももう片方の手はお尻を撫でまわし、時折スカートの中に滑り込ませ下着越しに触っていく。

 

「ああんっ♡……はっ……やっ……そんなところ……触らないでっ……♡」

 

嫌がっているように聞こえるがそうではなく、彼女は先程から翔一の唇を優しく噛んだり、背中をさすったりと刺激を与えている。

 

(うわぁ、田中さんエロすぎないか?俺もうやべえんだけど……)

恵子の痴態にますます翔一の興奮が高まってくる。

翔一は恵子を優しくベッドに寝かせると、その上に覆いかぶさったりそしてまた激しいディープキスを続ける。

 

「…ちゅっ……んふぅ……んっ……ぷはぁ……あはっ……あぁんっ♡」

 

恵子の目は完全に蕩けきっており口の端からは唾液が垂れていた。その姿はひどく扇情的で見ているだけで射精してしまいそうだ。

 

「ふーっ……ふーっ……」

 

焦る気持ちを抑えながら恵子のブラウスに手を掛けるとボタンを外していく。そして全てのボタンを外し終えるとそこには薄い水色のブラジャーに包まれた乳房があった。

初めて見たそれに感動しつつも背中に手を回しホックを外すと、解放された彼女の綺麗な胸はぷるんと弾けた。

 

「お、おぉ……これは……」

 

思わず息を飲む。大きすぎない適度な大きさの美しい形をした美乳は、肌は白く透き通っておりまるで芸術品のような美しさを誇っていた。

先程のキスと愛撫により興奮したからだろうかピンク色の先端部分はピンと張っていて、それがさらにいやらしさを際立たせる。

 

(田中さんのおっぱい……凄い、こんなの見せられたら……もう……)

 

翔一は無意識のうちに彼女の胸へ顔を近づけていてそしてついにしゃぶりついた。

最初は先端を口に含み舌先で転がしたり吸ってみたりと様々なことを試してみると、

 

「あっ♡……ひゃうん……♡そんなにされたら……私っ……んんっ……はぁん♡」

 

彼女から漏れ出る声はどんどん大きくなっていきそれを聞いているだけでも達しそうになる。

 

(田中さんの喘ぎ声かわいい……!もっと聞きたい……)

 

翔一は今度は両方の胸を交互に舐め回しながら手ではもう一方をこねくり回す。

 

「んっ、ちゅっ、はぁ、れろっ、ちゅぱっ……」

「んっ……そんなにしたらっ……あっ、はっ、だめぇっ!♡」

(田中さんの反応すごく可愛いな、ずっと見ていたい…)

 

翔一はそんなことを考えながら彼女の反応を楽しみつつ夢中になって貪っていた。しばらくして満足した翔一は口を離すとそこには唾液でベタベタになった乳首が立っていた。

それを指でつまみながら今度は反対側に吸い付く。

彼女の体が小刻みに震えているのがわかる。きっと限界が近いのだろう。そう思うと翔一の責めはさらに激しさを増していった。

 

「んん〜ッ!!♡……はっ、やっ、もう、ダメっ♡わたしぃ、おかしくなっちゃいそうっ♡はぁっ、んっ、はぁっ、んんんっ!!♡」

「……ちゅっ、ちゅ、ちゅぱっ」

「あぁんっ♡……はぁっ、んくっ、はぁっ♡……んんっ……んんんんんんんっ!!♡」

 

ビクンと恵子は大きく跳ねたかと思うとくたりとしてぐったりしていた。どうやら果ててしまったようだ。

 

「……すげえ可愛かったよ」

「……もうっ……」

(うう……なんだか変な感じだよ……)

 

翔一がそういうと恵子は恥ずかしそうに目を背ける。

そんな姿がとても愛おしくて、翔一は再び彼女にキスをするのだった。

 

絶頂を迎えて余韻に浸っている間も恵子は体の奥底で疼いている感覚に襲われていた。

(さっきので終わりじゃないよね……?)

もっと欲しい、もっと触れ合いたいという欲求が高まり我慢できなくなっていく。

恵子はもじもじと体を動かし始め何か言いたげにしている様子に翔一はスカートの中へとそっと手を忍び込ませた。

下着の上から割れ目に沿って指を動かす。そこはもうすっかり湿っておりショーツに染みを作っていた。そのことがなんだか嬉しくなってつい笑みを浮かべてしまう。 

 

(濡れてる……田中さん、興奮してくれてたんだ……嬉しい……)

「やっ……あんっ……そこぉっ……♡……やだ……やっ……♡……んんっ……んっ……はっ……はっ……はっ♡」

 

彼女は腰を浮かせながら身を捩らせる。

そんな彼女の反応を見てますます嗜虐心がくすぐられ、翔一の手の動きが激しくなる。

やがて翔一の指がショーツの中に潜り込む。

そしてそのままゆっくりと侵入させていき直接触れる。

 

ぷにっむにゅ……くちゃっ…くちょっ……

柔らかい肉を押し潰し弾力を確かめ、穴の入り口を軽く撫で回した後、奥まで突っ込んでかき混ぜるように出し入れすると卑猥な音が部屋に響く。

 

(ああっ、やばい……すげーぷにぷにしてて狭いし熱いし、やっぱ女の体って最高すぎる……)

「あっ……♡あっ……んっ……♡あっ……!はあっ♡」

 

恵子は快感に耐えようと翔一の背中にしがみつきながら悶えるように小さく喘いでいる。

そんな彼女が愛おしいと思いつつも手を止めずどんどん激しくしていく。

 

「んっぁ…!♡んんっっ!!♡♡んむっ!」

 

びくびくと小さく仰け反り声にならない声を上げているそんな彼女の姿を見ているうちに自分の下半身にも血流が集まっていき痛いくらい張り詰めてきた。

 

翔一は自分の下半身に手を伸ばしズボンのチャックを下ろして硬く勃起したものを取り出して握る。

 

(や、やべえ……キスであんなに凄かったのに、田中さんのおまんこ触っちゃったからもう爆発寸前……)

 

そう思って恵子の顔を見ると彼女も何かを欲しがるような顔をしていた。

翔一はその顔を見て決心し、財布の中に入れていたコンドームを取り出す。

 

(本当に持っててよかった……)

 

翔一がゴムをつけると、恵子は少し不安そうな表情をしている。そんな彼女を安心させようと再び唇を重ねる。

 

「大丈夫、怖がらないで……」

 

恵子に覆い被さり正常位の体勢になるとゆっくりと先端を愛液と馴染ませるようにこすりつける。

 

「力抜いて、深呼吸して……」

「ん……ふぅ……はぁ……♡……はぁ……♡」

「よし……じゃあ入れるね……」

 

ゆっくりと自分のものを彼女の入り口にあてがい挿入していく。

 

くちゅ……くちゅくちゅ……

「あっ……あ……あっ……!♡」

 

亀頭が入っていくと彼女の中はきつく締まり絡みついてくる。

 

(すごい……田中さんの膣内、熱くてぬめってる……気持ちいい……)

そのままゆっくりと押し進めていく。

 

「んんん〜ッ!♡♡」

 

一番奥に届くと子宮口に先端がぶつかりそこで一度動きを止める。

初めて異物を受け入れた彼女の中はとても狭く翔一のものはぎちぎちに締め付けられており動こうとしてもなかなか動けない。

 

(すごい……!これが田中さんの……)

「んっ♡…鈴木、くん……くるし……」

 

なんとか痛みを和らげるために恵子の頭を優しく撫でながら舌で耳を犯しつつ落ち着かせる。その間も少しずつ腰を動かし始める。

 

「んっ……んっ……♡……はっ……はっ……はっ……♡」

「落ち着いて、息を吸って……吐いて……そうそう上手だよ……もうちょっとがんばって」

 

そう言ってまた口づけをして意識を逸らしながらさらに乳首を刺激して快感を与える。

 

「んっ……ちゅぱっ……んっんっんっ……♡」

そうしているうちに徐々に力が抜けていきギチギチに固まった中が柔らかくなってきたタイミングを見計らってゆっくり抽送を開始する。

 

「んんっああつっ!!♡♡」

(んっあっなにこれぇ!苦しいはずなのにっ……!!♡)

 

最初は苦痛の混じった悲鳴をあげていたが、すぐに甘い声で快楽を感じ始める。

ぱんっ、ぱちゅんぱちゅんっ!! 肌同士がぶつかる乾いた音と結合部から溢れる愛液の音が混じり合いいやらしい音を奏でる。

 

(くぅ、キツくて熱くてヌルヌルしててヤバすぎぃ……)

「ふぅ……ふう……ん……♡ちゅ……はぁ……れろぉ……♡」

 

ぱんっ……ぱちんっ……

水っぽい肌と肌がぶつかり合うような音が鳴る。

最初は辛そうにしていたが、だんだんと表情が蕩けたものになっていく。

そして翔一も徐々にピストン運動のスピードを上げていく。

 

「あっ……あっ……!あっ……はっ……♡」

(田中さんの胸、揺れまくってエロいな……)

彼女はシーツを強く握りしめ、口からは唾液が垂れており快楽を感じているのは間違いなかった。

 

「はぁ……はぁ……田中さん、田中さん!」

「あっ……♡はぁ……んん………く……♡」

 

恵子の口から漏れ出す声には艶が出てきており、翔一が乳首を摘むとより一層反応が良くなった。

 

「ひゃうっ!……あんっ、それぇ、だめ………やっ、やぁ……!あんっ、あんっ、あっ!♡」

「うっ……くっ…」

 

ぱんっ、ぐちょっ、じゅぶっ、ずぷっ、ずぽっ

どんどん激しさを増していき彼女の奥を激しく突く。そのたびに肉壁が収縮し、翔一のものが締め付けられる。

(やばいっ、そろそろ限界かもっ)

 

パンっ!パチンッパツン!ズブッ!グチョ!

お互いの性器からは絶えず愛液が流れ出ていてそれが潤滑油になり滑りがよくなっているので翔一のものが出ていこうとすると名残惜しげに強く吸い付いてくる。

 

(こいつはもう耐えらんねえ!!)

やがて絶頂に達しそうになったのか体が震えてきた。彼女の膣内も痙攣し始めラストスパートをかけるべくペースを上げる。

恵子は涙を流しながら体を反らせ、快感を享受している。

 

「あぅ……♡あ!♡あぁ……♡ん……あぅ……んんん……!!!♡♡」

「田中さん!いくっ!!一緒にいって!」

「やっ、♡ん!あっ、あっあっあっ!!!♡」

 

 

ドピュッドピュールルルッ!!!ビュッビュビューッッッ!!!!

翔一が最奥を突き上げた瞬間勢いよく精子が放出されコンドームの中に吐き出されていく。

射精と同時に彼女の膣が今までで一番きつく締まり、絞り出されるように翔一の精液がコンドームの中へと注がれていった。

(ああぁっ出るっ!田中さんのなかに出してるっ!気持ちいいっ!!!)

 

「はぁー……はぁ……す、すごい……」

(気持ちよすぎて頭おかしくなりそう……)

「あぅ……あつい……なかあつい……」

 

彼女の中は未だにびくびくと脈打ち続けている。しばらく二人は繋がったまま余韻に浸っていたがゆっくりと中から引き抜くと彼女の穴はぴくぴくとひくついている。

チラリと恵子の顔を見ると、まだ余韻に浸っているのか焦点が合っていない様子だった。

 

「大丈夫?田中さん……」

「うん……ちょっと痛かったけど大丈夫……」

(……痛かったけど……こんな気持ちいいこと初めてだったな……癖になっちゃいそう……)

 

そう言ってふわりと微笑みかけた。

そんな彼女を見て翔一は再び勃起してしまう。

(やばい、全然収まんない……!)

もう一度入れようと自分のものを見るが先ほど出したばかりなのに既に復活していた。

 

「あのさ……もう一回したいんだけど……」

 

そう言うと、恵子は少し恥ずかしそうな顔をして言った。

 

「ん、わたしももっとしたいかも……」

 

そう言って今度は自分から股を開いて受け入れ体勢をとる。

 

「鈴木くん、きて……」

「田中さん……!」

 

そう言って両手を広げて誘う恵子に覆い被さりまた唇を重ね、そしてそのまま何度も体を重ね合い快楽を貪っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……鈴木くん、か」

 

恵子は自室のベットに寝そべりながら呟いた。

あの後何度も交わった後、ようやく翔一のものはおさまりシャワーを浴び帰宅していた。

 

(あまり話したことなかったのにいきなりあんなことになっちゃったなぁ)

 

そう思いながらも彼女は疑問に思わず不思議と心が満たされていた。

彼と一緒にいるとドキドキする。彼とキスをする度に胸の奥がきゅんと切なくなる。そして何よりも彼に抱かれている時はとても幸せな気持ちになる。

 

(あんなこと言ってくれたけど、鈴木くんは私のことどう思っているんだろう、好きになってくれたから言ってくれたんだよね…)

 

しかし彼のことはどんな人なのかも詳しく知らず、想像することしかできない。

 

(もしかすると私以外にもこうやって関係を持っている子がいるかもしれない…)

 

もしも自分が遊びで他に何人もの彼女がいたら…そう思うこともあるが不思議と嫌な気持ちになることも彼を疑う気持ちも一切ない。

ただ一つ確かなのは

(今はこの幸せな時間をずっと過ごしていたい)

ただそれだけだった。

 

「あっ、そうだ薫にこうなったこと伝えたほうがいいよね…」

(今までずっと恋愛相談にも乗ってきてもらってたし)

 

薫は彼女にとって一番の友達であり理解者である。

そんな薫には今の関係も包み隠さず全て話すべきだと思いそして、彼女に隠し事をしたくないという思いもある。

 

(それに、薫ならわかってくれる)

 

恵子は携帯を取り出すと薫に連絡を取り始めた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。