※この作品はR-18です。

【アークナイツ】赤毛の人形遣い   作:おくちだいすけ

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【第一章】7話 - 性処理肉便所① 便器

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 ――――、

 

 ――――――、

 

 

 ―― あれから約一日、とても長かった一日がやっと終わりを迎える。

 

 薄暗い部屋、その部屋に備わった白い陶器製の設備にメイヤー達二人は拘束されていた。中腰の体勢で腕を上に固定されている。

 先程までたくさんの男たちがこの部屋にいたが、今はマゼランへ腰を振りたくっている男が一人いるだけだ。

 

 マゼランがむちむちとした太ももをがに股に開き、蹲踞の姿勢で座っているその間に小太りな男が立っている。

 マゼランは口から下品な音を立て、メイヤーの隣で男の肉棒を咥えていた。

 

 ―― ぶじゅっっ……、がぼぶぶっ……❤ ごぼっ…… かぽっ、ぉっごぇっ!ぶじょじゅるるっ……!

 

 その男はマゼランの頭を掴み、固定し、そのいきり立った肉棒でずぼずぼとマゼランの口を犯している。

 男は既に5回程射精を繰り返しており。先程はメイヤーの口へ濁った精液を吐き出していた。

 

「ふぅっ……、あああっ、ザーメンまみれで気持ち良いっ……。うあっ、すげぇ吸い付く……」

 

 マゼランがうつろな目を浮かべながら男に奉仕している。ボヤァーっと視線で男を見上げ、喉奥まで突き込むまれるたび反射的に肉棒に吸い付き、もはやまともに力が入らない舌で裏筋を擦りあげる。

 顎の力もうまく入らず、垂れ下がった顎からは白濁と唾液が混ざった汁をボタボタと垂らしていた。

 散々に肉棒を咥えたマゼランの口腔が、力が抜け柔らかくなった口と喉の筋肉で男を喜ばせる。

 

 横にいるメイヤーもマゼランと同様にうつろな目をしていた。

 目線を横のマゼランにやる余裕もなく、ただ目の前の床と、自身の体から広がるようにして床へと散らばっている泡立った汁を見ていた。意識はしっかりとあるが、意味を持った思考はこの部屋、男(・)子(・)ト(・)イ(・)レ(・)の悪臭と、周辺や自らの身体から漂うすえた性臭に乱されまったく定まらなかった。

 

 メイヤーとマゼランはレユニオンのアジト、ドールプレイの部隊が根城としている廃墟の男子トイレにいた。

 男子トイレ……とは言うものの、既に施設としての機能は停止していて、自動水洗等の機能は失われていた。部屋の隅に雨水や湧水が貯められた瓶(かめ)が並べられており、その水で用を足した後の処理を行っているようだ。

 

 この部屋はただでさえ暗いうえに壁も床も黒いタイルを基調としている為、壁や床の境界が曖昧となり、正確な広さもメイヤーにはいまいち掴めなかった。そしてそんな黒く暗い部屋の中で、男子小便器の白い色と、二人が着せられた派手な色の衣装がとても目立っていた。

 

 照明に照らされたように浮かび上がる二人は奇妙な格好をさせられていた。

 

 二人はヒラヒラのスカートが印象的なチアガールの衣装を着せられていた。

 メイヤーは黄色を基調にした、そしてマゼランは水色を基調としたチアガール衣装だ。

 フリフリのミニスカートは蹲踞の姿勢では女陰が丸見えとなってしまっており、その上で胸元も大きく開いており、かなり扇情的な意匠をしている。

 

 強く掴まれたのか、衣装はところどころに強くシワが寄っており、さらには白濁まじりの汁でドロドロになり変色しているその状態は、まさしく強姦された後と言った印象を受けた。

 

 

 メイヤーとマゼランは意識を失ったままこの部屋へ連れてこられたようで、目を覚ました時には既にこの衣装を身に纏っていた。

 そして目を覚ましたあとは男達の性処理と称し、次から次へと、ひたすらにフェラチオで男達の情欲の発散を受け続けた。

 

 そしてこの男が今日の最後の一人……、とのことだった。

 

 

「おっ……、おおぅぅ……。おらっもっと吸えっ。ロドスの豚がっ!」

 

 ―― ぶじゅぅっ❤ ごぶっ、ごぼっ!あびゅっ…… じゅおるっ……

 ぢゅぅぞぞぞぞるるるぅッ❤ぶびゅぶぶっ……

 

 マゼランが男の肉棒を貧欲に吸い上げる。男の味に酔った口腔が、とろける穴が、男の太い肉棒をじゅるじゅると迎え入れ、歓迎するようにぐにゅぐにゅと咀嚼する。

 

 ―― ぶっぢゅぅぅぅ~~~ッ……❤ ぢゅぞぞっ……ぢゅぞるるるぅぅッ……❤むぶぅッ……❤

 

 男がマゼランの頭を引き剥がすように腰を引くと、マゼランの唇と頬がムニュムニュと伸び、下品なひょっとこ顔を晒した。

 

 メイヤーもマゼランも、最初は抵抗するように男を睨み、自らでは舐めたりしゃぶったりという事をせず男達のなすがままにさせていた。ただただ開いているだけの口へ向かいカクカクと腰を振り、好き勝手に擦りつけたあとはそのままぶちまけるように射精する。次へ、次へと。

 

 ―――― だがまた一人、また一人と射精を繰り返し、ザーメンを口の中にびゅるびゅる受ける内に、二人の思考は徐々にフワフワと揺らいでいった。そして男たちの精処理が一巡する頃には、自分達でも気付かぬ間にぢゅるぢゅると肉棒に吸い付くようになってしまっていた。

 

 そして最後の一人ともなるとご覧の有様だった。うつろな表情のまま、浅ましく肉棒に吸い付いている。

 ぐじゅぐじゅに濡れ、耐え難い疼きが女陰から立ち昇り、産まれた情欲を自らの口で発散していく。

 

 

 (あ……あああ、あそこが疼く…………)

 

 そしてその疼きに炙られているのはメイヤーも同様だった。

 半日ほど前にドールプレイの肉棒により散々に絶頂を味合わされた女陰、そして先程まで男達の肉棒を咥えていた口が唇がザワザワと疼き、痒みにも似た欲求がメイヤーを炙り立てる。

 ジトーっとした汗が身体から止まらず、自らの汗の匂いと、衣装にへばりつき乾きつつある精液の生臭い匂いが鼻腔を犯し続ける。

 

 (うぅ……あああ……、だめ、思考が……)

 

 ―― ぢゅりゅぅ~❤じゅびゅびびびぅぅッ!!❤んぶぅっ❤

 ……ぢゅごっ!❤ ぶごっ!ぶごっ!ぶごっぶごぢゅぅぅ~❤

 

 横ではだんだんと男の腰使いが激しくなっているようだ。絶頂が近いのだろうか。

 その淫らな音色を聞き、メイヤーの半開きとなった口の中で、無意識に何かを求める様に赤い舌が自身の唇の裏を舐めあげた。粘ついたよだれが溢れ、舌を押し付けた場所がジンジンとざわついた。

 

 (っ……、ダメ……)

 

 

 考えるべき事はたくさんあった。

 仲間を助け、自らもこの場所から生還するため、少しでも脱出に繋ぐデータを構築するのだ。

 

 半日以上男の肉棒を咥え続け、得られた情報をはたくさんあった。

 男たちから自身へ向けられた下卑た乱暴な言葉の中に、男たち同士の他愛無い雑談の中に、このレユニオンに関する情報はたくさんあった。

 

 

 ―― この部隊のおおよその人数。

 

 ―― ドールプレイのアーツ能力と、その妹であるインターセプションのアーツ能力について。

 

 ―― 部隊の中でさらに細かいチーム分けられてること。

 

 ―― 兄は信頼されているが、妹に逆らうと命が無い為恐れられているということ。

 

 ―― このアジトはどうやら私達が目指していた"あの廃墟群"とは別の場所にあること。

 

 ―― だが決して遠く無いこと。

 

 

 ―― 部隊の人間のほとんどがロドスとの抗争により、知人や家族を失った人たちであること。

 

 ―― 中には即座に私達を殺してもおかしくない程恨んでいる人間がいること。

 

 

 ―――― …………。あの。

 

 ―― あの目、あの殺意が剥き出しの……。

 

 ―――― ………………。

 

 ―― 歳が幼い子ほど乱暴………。

 

 ―― 大人はねちっこい…………。

 

 ―― 臭い男、太いちんぽ、長いちんぽ、大量に出すちんぽ……。

 

 ―――― 特にあいつ……、やっぱりあ(・)い(・)つ(・)のちんぽが………。

 

 

「―――― おおおっ!イクぞ豚女っ……!喉をぐびぐび鳴らして飲めェっ……!!!」

 

(―― ッ!!?)

 

 ―― どっぶぅぅっ❤!ぶびゅっ……!ぶりゅりゅりゅっ……!どびゅぅぅぅぅ~~ッ!!❤

 

「―― ぶもぉっぅ?!❤ぶじゅぅぅぅぅ~~❤!、んふぅっ~!んぶぅぅ゛ぅ゛~~~❤ぶじゅりゅりゅっ❤ごぎゅぅ!❤ぐびゅぅ❤ごっぐごっぐぅ❤ …………じゅじゅじゅっ……じゅりゅりゅりゅぢゅぢゅぅ゛ぅ゛ぅぅぅ~~~❤」

 

 男の叫びでメイヤーの脱線していた意識が引き戻される。

 そして同時に射精の脈動の音、マゼランの浅ましい吸い付きの音が暗い部屋に響いた。

 

「―― ぐおっ……!すげっ……!こいつ射精した途端にっ……!あああっ吸われるっ……!」

 

 男が射精をした途端、うつろだったマゼランの瞳に力が戻った、そしてニヤニヤと下品に笑いながら男の肉棒を吸い上げている。

 奥まで呑み込んだ亀頭を喉奥で噛み潰すように咀嚼し、吹き出す精液をすべて胃の中に収めていく。

 

「むぶぅっ❤ぶじゅろっ……❤んふぅっ、ぶぢゅりゅりゅりゅりゅぅ~❤ぶぼっぶぼぼっ❤ごぎゅっびぅ~❤……じゅぞぞぞぞぅぅ~❤」

 

 押し付ける男の腰を軽く押し戻してしまうほど喉奥まで肉棒を導き、男の情欲をすべて受け止める。

 恐らく両手が拘束されていなければ、男の腰の後ろに手を廻し、強く抱き着いていたであろうマゼランのその淫らで乱れた様子に、メイヤーの中に強い焦りが浮かぶ。

 

(マゼランちゃん……、急がなきゃ……)

 

 

 ――――、

 

 ――――――、

 

 

 ―― じゅッぞぉっ……ぶぼっ………ぶぢゅぢゅぢゅぢゅっぶぼぼっ……❤

 

 長い射精が終わり、マゼランの口から男の肉棒が抜き取られた。吸い付いていた唇から唾液が糸を引き、男の肉棒へと蜘蛛の糸のように絡みついている。

 男の肉棒はすっかり力を失い、萎びたふにゃふにゃの状態になっている。射精が終わってからもしばらく口の中の感触を楽しんでいたのだろう。

 

「ああ~っ、すげえ出したぜぇ~。気持ちよかったぜ豚女。……やっぱ最後の最後でおかしくなっちまってる女の口は最高だな。明日はそっちの豚女にあげるからな~、いい感じに壊れててくれよ?けひひっ」

 

「…………ッ、…………」

 

 明日も……、そのキーワードを聞きメイヤーに陰鬱な気持ちが落ちる。

 

(明日……、いったいいつまで……。私はいつまで耐えられる……?)

 

 

「さて、んじゃああいつら呼んでくるか。まだ寝てねぇよな? ……あ~腰いてぇ……。 ――――」

 

 小太りの男が下ろしていたズボンを履き直し、ベルトをカチャカチャと締め直すと、トイレから出ていく。

 

 

 ――――、

 

 メイヤーが横のマゼランへ目を向けると、マゼランは完全に力を失い、ダラーっと垂らした頭と顔を床へと向けていた。

 頭の上から後ろに沿った腕に体重がかかり完全に伸び切っている。

 顔の横に垂れた横髪で直接表情を見ることは出来ないが、口から垂れているであろうと思われる液体がびちゃびちゃと床に落ちる音が響く。

 先程までじゅるじゅると自ら肉棒に吸い付いていたとは思えないほど、マゼランは糸が切れた人形のように力を失っていた。

 

「マ、マゼ……マゼランちゃん……?だ、大丈夫……?」

 

 メイヤーが声をかける。

 

「―――― ふしゅっ……、ぜひゅっ…… ――――」

 

 だが、深い呼吸音が響くのみで、返事は返ってこなかった。

 

 …………メイヤーとマゼランの状況にはかなりの差が産まれていた。

 それもそのはずで、マゼランはドールプレイに犯され意識を消失したあと、一度も覚醒することなくこの部屋まで連れてこられていたのだ。

 そして意識が覚醒する前に男達の肉棒を口へと突っ込まれ、酸欠状態の最悪のタイミングで意識を覚醒させた。混乱するままに代わる代わるフェラチオを強要された。され続けた。

 

 ―― ある程度の状況を把握し、心の準備を終えた状態で犯され始めたメイヤーとはそこで雲泥の差が産まれていた。

 

(これじゃ……私より先にマゼランちゃんが、……もたない……)

 

 明日以降はどうにかマゼランを、マゼランより自分を使わせないと……。

 ――そう思考を巡らせるが、今日置かれていた状況を考えるに、有効な方法は思いつかなかった。

 あんな大人数を1人で相手するなんて到底不可能だからだ。

 

 (どうすれば…………)

 

 

 

 ―― ガタガタッ

 

(――――ん?……)

 

 すると考えを巡らせるメイヤーと、ぐったりとしたマゼランがいるトイレの入り口からなにか物音がした。

 そしてメイヤーが顔を上げ、トイレの入口を見やるとそこに二人の少年が立っていた。

 

 かなり幼い、子供と称しても良いような少年が二人、恐る恐るトイレへと入ってくる。

 

 (なに?さっきの男が最後じゃなかったの……? …………)

 

「―― マ、マゼランじゃなくて私を使って……、お願い……。お願いします……」

 

 その少年二人にメイヤーが媚びるような目を向け懇願する。もちろんマゼランをこれ以上追い込まない為だ。

 

 だが声をかけられると思っていなかったのか、そのメイヤーの言葉を聞いた少年二人は目を丸くして互いの顔を見合わせている。

 

「―― つ、使う?マルコ、使うって……?」

「えっ? あ、ああ、さっきのおじさん達みたいにその……。なんかスルってことだよ」

 

 マルコと呼ばれた少年がもうひとりの少年の疑問に答えた。

 マルコはもうひとりの少年よりは少し背が高く、体もしっかりしている。年は10歳から12歳ほどだろうか。

 艶やかな黒髪に、ヴィーヴル属特有の硬質な角が左右対称に生えていた。

 

「えっ!?使っていいのかな?!よくわかんないけど……」

「ダメだよミューロ、ボク達は仕事だって。早くやらないと怒られるぞ」

 

 もう一人の少年、ミューロは茶色のくるくるとした巻き髪をしており、ペッロー属特有の垂れた耳を生やしている。

 背もマルコより頭ひとつ分低く、年は9歳~10歳と言った所だろうか。

 

 二人は手にバケツを持っており、バケツからはほのかに湯気が立っていた。

 

「えっ、やだ怒られたくないっ!怒られたくないよマルコ。は、はやく掃除しよっ」

 

 (掃除……?この子達は……。)

 

「そうだよミューロ、しっかり仕事しないとこの部隊には置いてもらえない。しっかりやろう」

 

 するとメイヤーの元にミューロが、マゼランの元にはマルコが近づいて行く。

 バケツを横に置くと、二人はバケツ中から濡れたタオルを取り出した。

 

「むぎゅぎゅっ~~……!あぅ~上手く絞れないよマルコっ!」

 

 バケツから取り出したタオルを両手でぎゅーっと絞ると、ミューロが情けない声を出した。

 

 (この子たち、私達を……?)

 

「大丈夫だよミューロ、少しくらい濡れてても大丈夫。さあ早くやろう」

「うっ、うん。 ごっ、ごめんねお姉さん、ちょっとびちゃびちゃしてるけど……」

 

 ―― ごしゅっ…… ごしゅごしゅ……

 

 そして二人は私達二人の体を濡れたタオルで拭き上げて行く。

 

 (あっ……、気持ち良い……。温かい……)

 

 お湯に浸されていたタオルが、散々に男たちの白濁で汚され、消耗した体に心地良い。

 

「うっ……ふぅ……、あ、ありがとう君た ――」

「――えっ?!あっ、あの、お仕事しなきゃだから……。ごっ、ごめんなさいっ。 うぇ……ねちょねちょ……」

 

 メイヤーの感謝の言葉に被せるようにしてミューロが答える。

 あまり会話をするな、とでも言いつけられているのだろうか?

 

 

「ふっ……、ふぅ……。はひゅぅ……❤」

 そしてマルコに体を拭かれているマゼランも、メイヤーと同じように心地良さそうな声をあげている。

 

「ミューロ!話しちゃダメだって言われてるだろ?ロドスの奴らだぞこいつら!」

 

 その傍らでマルコがミューロに対して声を荒らげた。

 

「ひうっ!ごめんなさいっ!」

 

 その声にミューロが背を縮こませる。

 きっとメイヤー達に絆されるような事が無いよう、"会話をするな" と言いつけられているようだ。

 

 その様子をメイヤーが観察する。

 

 (この子たちが突破口に……なるかもしれない……。でも……)

 

 だが、涙目になりながら一生懸命に自分の体を拭いてくれる少年の姿にズキリと胸が痛む。しかし手段は選んでいられない。

 

「ありがとう……。ごめんなさい返事はしなくていいわ……。タオル、とっても気持ち良いわ。優しく拭いてくれてありがとうね……?」

 

 メイヤーがミューロだけに聞こえる小さい声で、少年の耳が口元に近づいたタイミングでそっと呟いた。

 

「ひぅっ……!?」

 

 驚いたミューロが体を引きメイヤーの体を拭くタオルから思わず手を離す、メイヤーはその驚いた顔をする少年にそっと笑いかけた。

 

「う、うぅ……」

 

 顔を赤くしたミューロが俯き気味になる。

 

「ミュ、ミューロ!早くしないと!」

 

 そのミューロにマルコが叱咤の声を上げる。

 

「うっ、うん。ごめん、すぐやるよ……!」

 

 その声を受けミューロがまた身体を拭き上げる作業へと戻った。

 

「……う~~……、ッ!」

 

 そう言うマルコも顔を紅潮させながらタオルを使いマゼランの身体を拭き上げていく。

 マゼランのむちむちの身体、そして下品な格好をした女体に目を奪われる。

 

 がに股で下品にガバっと開いた膝と膝の間に小さな身体を潜り込ませ、顔や胸に垂れた液体を必死で拭き上げていく。

 

 するとチアガール姿のスカートの下に隠れた女陰から濃い雌の匂いが立ち昇り、マルコの頭をくらくらとぼやけさせた。

 

「ふぅ……ふぅっ……。見るな見るな……、しっかり見ちゃダメだ……」

 

 上半身部分はほとんど拭き切り、次は下半身だ。

 ゴクっと意を決すると、スカートを捲りあげ、隠れていた股間の周辺も拭き上げる。

 

「あふっ……。ふぅぅ……。ひんっ……❤ あふぅ、はふぅ……… ――」

 

 拭き上げる刺激を受け、マゼランが軽い喘ぎのような声を上げる。

 拭き上げる動作に合わせ、自然と腰がへこへこと動いてしまうのか、拭き上げる箇所がブレて女陰にも触れてしまった。

 

「ああんっ……!❤ あふぅ……❤」

 

 マゼランの喘ぎが漏れる。

 

「――――!あっ、ごめっ……、 ううっ……、エッロ……」

 

 その様子を見てマルコが手を止め、ついつい謝罪の言葉を呟いてしまう。

 蹲踞の姿勢のため、下の足に潰されむちむちと張った太もも、そしてぷるぷると痙攣する女陰に目を奪われ思わず素直な気持ちが言葉に出る。立ち上る雌の匂いに頭がクラクラと揺れ、スカートと身体の隙間に視線が吸い寄せられる……。

 

「―― マルコ?どうしたの?」

 

「――っ! いやなんでもない、……ミューロ、そっちはそろそろ終わりか?」

 

「うっ、うん。もう大丈夫。 ……?顔赤いよ、マルコ?」

 

「そ、そういうお前だって……」

 

 顔を赤くした二人の少年が顔を見合わせる。

 

「――――ッ、――あ、あとは薬を飲ませればOKだ。早く終わらせよう」

 

(く、薬……?)

 

 そのキーワードにメイヤーの身体に緊張が走った。(まさかあの媚薬……?)と、警戒した目を二人に向ける。

 するとマルコとミューロが懐から一本の茶色い瓶を取り出した。

 

 ミューロの手に持たれた瓶のラベルには、医療品であることを示すマークと企業ロゴが描かれており、そのマークにはメイヤーも見覚えがあった。どうやら回復薬の類らしい。

 

 そして――、

 

 …… キュポっ……!

 

 ―― と音を立てゴム栓になっている蓋を取ると、二人が手に持つ瓶を私達の口元へと近づけて来る。

 

 (回復薬まで……?、ドールプレイは何を考えて……)

 

 そしてメイヤーは口元へ近づけられた薬液を、顔を持ち上げ抵抗せずに飲み込んで行く。

 

 ―― ごくっ…… ごくっ……

 

 (……ドールプレイはしきりに部下たちに私達を"殺すな"と言っていた。 なぜ……?単純に性欲処理に便利だから?……協力者にしたいから?、……それとも他に……)

 

 苦い薬液が喉を通るが、同時にスーっとした心地良い刺激が喉から胃へと流れる。

 肉棒で散々に傷つけられた口腔内にビリビリとした刺激が走った。

 

 (もっと堕として……、操って対ロドスの手駒に……? うん、それが一番しっくり来る……)

 

 身体を操って出来ることなんて、それこそ山のようにある。

 そしてメイヤーもマゼランもオペレーターであると同時に機械技師でもある、きっと悪用なんていくらでも出来るだろう。

 

 (……………)

 

 

 メイヤーの横では、マルコがマゼランの顎を掴み、顔を上へと上げていた。ずっとうなだれていた顔が持ち上げられ、その綺麗な顔がマルコの視界に入る。目は開いているが、いまだ瞳は濁り、ぼやけた表情を浮かべていた。

 

 口元へ寄せた瓶を傾けると、マゼランが流れる液体を喉を鳴らしながら飲み込んでいく。

 飲み込めない場合は注射や点滴を用いなければ……と、覚悟していたマルコはホッと胸を撫で下ろす。

 

 ―― ごぎゅぅ……ぶじゅっ…… ごぎゅぅ……じゅるじゅる……

 

 薬液を飲みながら、マゼランの喉が蠢く。薬液を舌で転がし、味を吟味しているようだ。

 その苦い味にマゼランの眉根が寄る。そしてその味に刺激を受けたように、ぼやけていたマゼランの瞳がギラギラと輝き始めた。

 

 ―― ぶじゅっ……ぶじゅじゅっ……じゅりゅりゅっ……れるるっ……❤

 

 するとマゼランの口から舌がじゅるじゅると飛び出し、瓶を持つマルコの指にれろれろと絡みついた。

 熱くとろけた舌が、マルコの指に甘美な感触をプレゼントする。

 

「う、うわっ……!」

 

 ―― カンっ……!コロコロっ……!

 

 思わずその予想外の感触に驚いたマルコが瓶から手を離し、床に落ちた瓶がコロコロと黒いタイルの上を転がっていく。

 幸い中身の薬液はほとんど飲み干しており、大量に溢れるようなことはなかった。

 

「わあっ!どうしたのマルコ?指噛まれた?大丈夫?」

 

 一足はやく薬液を飲ませ終わっていたミューロが心配して駆け寄ってくる。

 

「あっ、いや大丈夫だよミューロ、ちょっとびっくりしただ……け……」

 

 そんな二人を、頭を起こしたマゼランが見つめている。

 先程までしていた虚ろな目ではなく、どこか熱を持った、獲物を前にした獣のような、そんな目を二人の少年に向けていた。

 

「ううっ……」

「わっ……」

 

 ―― じゅれるるぅ~~………❤❤

 

 そしてマゼランが二人の目を見つめたまま、自身の唇を誘うようにねっとりと舐め回した。

 

「…………」ゴクッ……

 

 その様子を見たマルコが、ごくりと喉を鳴らす。

 

「ひっ……!もう行こうよマルコ……!このお姉さん怖いよっ……!」

 

 だが、まだ性の目覚めからはほど遠いミューロは悲鳴を上げた。

 

「…………。あっ、そっ、そうだな。もう終わったってドールプレイさんに報告しに行こう……!」

 

 ―― ガタガタっ…… タタッ ガタンッ……!

 

 そして二人の少年がバケツを手に持ち、足早に部屋から飛び出して行く。

 ミューロは得体の知れない女に対する恐怖を煽られ、マルコは隠しきれない情欲を煽られ、追い立てられるように部屋を後にした。

 

 

 ――――、

 

 ――――――、

 

 

「ふふっ……。あははっ……。げほげほっ……」

 

 二人の少年が後にした部屋の中でマゼランが笑う。

 

「ま、マゼランちゃん……?」

 

 メイヤーが心配そうな声をかける。

 先程飲んだ薬液の効果により、メイヤーはかなり頭がクリアになってきていた。

 少年たちにタオルで拭いてもらったおかげか、身体にまとわりつく性臭も幾分か和らぎ、それも正常な思考を助けた。

 

「……けほっ……。―――― ああ、メイヤーちゃん。……ごめんね。気付いたら目の前に可愛い子がいたから……、ちょっとからかってみただけだよ」

 

 しばらくぶりの二人の会話。だがメイヤーの胸には不安とざわめきが浮かび上がる。

 

「マゼランちゃん……。大丈夫……、なわけないか……」

 

「そっちこそ、だよメイヤーちゃん。 ……ギリギリって感じだけど、幸いまだ死んでないみたいだねあたし達。……けっこう良い薬だったよねあれ」

 

 僅かにハスキーな響きとなった友の声を聞く。

 思いの外冷静なようだ。さっきの不安は杞憂だったかも、とメイヤーに安堵の気持ちが浮かぶ。

 

「そうだね、あれはロドスでも使ってる提携製薬会社の正規品だよ。いったいどんなルートで……?確か龍門の……? ……ああ、いや。そこは今は重要じゃないか……、……」

 

 身体が重い。いくら回復剤を飲んだとはいえ、耐え難いだるさ、そして眠気が二人の身体を包み込む。

 互いの顔を見るために身体をよじることすら今は億劫だった。

 

「そうだね……。 さてと、困ったねメイヤーちゃん。どうしようか、あたし達。……」

 

 

 ――――。

 二人の間に沈黙が落ちる。

 

 

「…………。 絶対に帰ろう、ロドスへ。 ……、だからまずは簡単な情報交換かな?……そのあとは、色々選択肢があるけど……。そうだね……。休もうか……。明日に備えて……」

 

 メイヤーが沈黙を破り、その提案にマゼランが答える。

 

「…………。オッケーだよメイヤーちゃん。 ……とはいえ、あたしはあの……、犯される前まで、しか記憶に無いんだけど……」

 

「あ~…………。そうだよね、じゃあ私がまとめた話を………… ――」

 

 

 ――――、

 

 主にメイヤーが話す情報を元に、二人は会話を続ける。

 分析し、検討し、目標を話し合った。

 

 そしてしばらく経つ頃には、二人とも自然と眠りに落ちていた。

 

 

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