黒髪ロングの素晴らしさを語るにおいて、多くの言葉はいらない。
『エロい』
この一言で十分だ。
これは決して黒髪ロングを侮辱しているわけではない。むしろその逆で、心から愛している。
艶やかな長い黒髪が風で靡く瞬間、思わず目を奪われてしまうほどに美しく可憐だ。
しかし、同時にどこか妖しい雰囲気を醸し出す。
そのアンバランスさが実に魅力的だ。
櫛で自分の髪の毛を丁寧に整える所作も同様である。
その一つ一つの動きに上品さが滲み出ているのと同時に、その髪を掻き分ける仕草が妙に色っぽさを演出してくれる。
まるで、夜の情事を連想させてくれるような……そんな錯覚さえ覚えさせるのだ。
そう、黒髪ロングとは、それだけ人の心を惑わす魔性の女なのである。
その魅力に囚われてしまったが最後、もう逃れることなど出来ないのだ。
「これで黒髪ロングのすばらしさが分かったかい綾小路くん?」
「……お、おう」
「……入学早々なんの話をしているのよ。あなた達は」
今日は、入学の日。
俺は早速この作品の主人公組に接触していた。
といっても、たまたま俺の選んだバスがたまたま彼が乗っているバスと同じだっただけなのだが。
まあ、偶然の出会いだったとはいえ今後の学園生活のことを考えれば仲良くなっておいて損はないと判断した俺は、バスから降りた後すぐに綾小路の方へ話しかけてみたのだ。
その結果、俺の熱い思いは彼に届いたようで、とりあえず友達になることに成功した。
ちなみに俺の後ろで呆れたようにため息をついているのは、堀北鈴音。
原作ではメインヒロインの一人。
艶やかな黒髪、バランスの取れたスタイル、見た目通りのクールビューティーな性格、心の中で疼く兄への葛藤。
様々ま要素が完全に揃った、よう実を代表する美少女キャラの一人であえる。
「オレは綾小路清隆。よろしくな」
「いきなり自己紹介?」
「いきなりって言うけど、会話するのは2回目だからな。別にいいだろそれくらい。それで、こいつは音宮裕正」
「音宮です。よろしくね」
「別に聞いてないわ」
俺の自己紹介を終えると、綾小路と堀北の二人は原作そのままの会話を繰り広げていく。
『ああ、これが異世界転生か。なんか感動するなぁ』と一人で感傷に浸りながらその様子を眺める俺。
やはりというべきか、この二人の組み合わせは絵になる。
まだ序盤でしかないが、これからの展開が楽しみだ。
まあ、俺の目的はあくまでもエロゲー主人公らしくハーレムを築くことにあるわけだが。
そんな感じで、俺と言う本来は存在していないはずのイレギュラーが紛れ込んだことにより物語がどのように進んでいくのか。
もっとも、綾小路を邪魔するといった自殺行為は絶対しないと思うが……
期待と不安が入り混じった、何とも言えない気持ちになりながらも俺は二人の会話を見守ることにするのだった。
──-
さて、俺の記念すべき高度育成高校総焦らしプレイ計画の記念すべき第一手目。
まだ序盤と言えるこの4月において、『性感操作』の発動条件となる5秒間ボディタッチを行えるほど警戒心がない生徒はまずいない。
もっとも、事故を装ったり軽い握手や肩ポン程度で済ませることは可能だろうが、せっかくあの”お触りイベント”があるからには、有効活用せざるを得ない。
そう。今回の目標は、唯一にしてこの時期に初手でおっぱいを揉ましてくれる我らが黒天使様___櫛田桔梗ちゃんとの接触である。
「あーうざい。自分が可愛いと思ってお高く止まりやがって。あー最悪」
「ほんとっ、最悪最悪。死ねばいいのに! 堀北なんか!」
おーこれが櫛田の裏の顔。
元々から彼女の性格は知っていたとはいえ、百聞は一見に如かず。いざ間近で見ると中々に怖い。とここで、あらかじめ自分のスマホで設定してあったアラームが鳴り響く。
「誰? そこに誰かいるの?」
「……俺だ。音宮だ。いやーたまたま散歩してたら偶然通りかかって……」
嘘の言い訳を口にしながら、ゆっくりと彼女へと近づいていく。
「……聞いたの?」
ここで聞いてないと返すのは野暮ってもんだ。
無言のまま首肯すると、彼女は思いきり体を近づけて鋭い目でこちらを射抜く。
「誰かに話したら容赦しないから」
「もし話したら?」
「あんたにレイプされそうになったって言いふらしてやる」
「冤罪だし、それ」
「安心して、冤罪じゃないから____」
すると櫛田は、俺の右手を手に取ると、自身の豊満な胸元に押し当てた。
1秒
(うぉ、すっご……)
制服越しのはずなのに、確かな柔らかさが伝わってくる。
指先から伝わるその弾力は、まさにマシュマロのように柔らかく、そして温かい。
2秒
「ふふっ」
不敵に微笑んだ櫛田は、そのまま言葉を続けた。
3秒
「あんたの指紋これでべったりついたから。証拠もある」
4秒
櫛田は俺の手をさらに強く胸に押し当てると、一番暗い声色で囁いた。
5秒
「……私は本気」
「そう、本気か。なら俺も本気を出すしかなさそうだな」
「え……?」
《『性感操作』起動完了》
《対象[櫛田桔梗]に『発情lv1』『性感度上昇lv3』を付与します》
6秒
「ん……ッ!?」
突然、身体に電流が流れたかのようにビクンと跳ね上がる櫛田。
7秒
「ちょ……っと……何を……した……の?」
8秒
「か、体が……どうして!?」
9秒
「ちょ、揉まないで……ひゃうん……っ!!」
10秒
「もう……だめぇ……」
足をガクガク揺らして、そのまま地面にへたり込む。
少し設定が強すぎたかもしれないが、まあ許容範囲だろう。
「大丈夫か? いきなり俺の手を胸に当てて来たと思えば、急に座り込んでどうしたんだよ」
わざとらしい棒読み口調で笑いかけると、彼女は顔を真っ赤にして睨みつけてきた。
だが、それも一瞬のこと。
すぐに我を取り戻したように立ち上がると、乱れた髪を手ぐしで整える。
「ほら、立てるか?」
「う、うん……」
櫛田は差し出した手を掴む。
《対象[櫛田桔梗]に『性感帯(手)』を付与します》
「あぅ……」
再び、小さく痙攣する櫛田。
俺はそのまま手を握ってその反応を楽しむ。
「だ、ダメだってばぁ」
「何が?」
「て……手離してよっ」
「なんのことだ?」
「とぼけないで! 私の体に何かしたのはわかってるの!」
「俺は何もしていない。何を言ってるんだ?」
「そ、そんなわけないっ! 絶対におかしいもん!」
必死になって否定する櫛田。
だが発情と感度上昇のおかげで迫力が一切感じられない。
俺は櫛田をそのまま強引に引っ張り上げると、肩を貸すようにして近くのベンチまで連れて行った。
「はぁ……はぁ……くっ……」
息を荒らげながら悔しそうな表情を浮かべる櫛田。
だが、快感は抑えきれていないようだ。
俺に支えられながら、なんとか腰を下ろそうとする。
《『性感度上昇lv3』を『lv5』に強化します》
「……ああっ!?」
ベンチにお尻が付くと同時に、櫛田は大きく喘ぎ声をあげた。
「ちょ、制服が、擦れて……」
全身を捩らせ、内股をすり合わせている。
性感度lv5となると、ブラやショーツでも擦れたり食い込んだりするだけで感じるようになる。
今の櫛田は、服が擦れただけでもイキそうになるくらい敏感になっているはずだ。
ましてやこの学校の制服はサイズが小さめなので、全身で感じる快楽はかなりのものになるだろう。
「さて、そろそろ話の続きをしようか。櫛田は俺をどうするつもりなんだ?」
「どうするって……っぁ……決まってるでしょ……訴えてやるんだから……っ!」
「訴えるって、どうやって?」
「わ、私がレイプされそうになったって……証言すればいいのよ……んんっ!」
「それで? 俺が退学にでもなれば満足なのか?」
「当然でしょ……っ! んあぁっ!」
櫛田は俺の質問に答えるたびに体をビクビクと震わせていた。
「ふーん、そうか。俺は退学になんてなりたくないんだけどな」
「っ……残念だったわね……。あ、あんたはもう退学確定よ……っ」
「……せっかく合格できたのになぁ。仕方ない。じゃあ代わりに櫛田をレイプするか」
「は?」
櫛田が言葉の意味を理解して抵抗を始める前に、俺は彼女を木陰へと引きずり込んだ。
「い、嫌っ!! 離してっ!!!」
櫛田は力の入らない手で俺を押し返そうとしてくる。
が、手が性感帯になっているためその力は全て快感として変換されてしまう。
「い、今は、だめなの……っ。ほんとに……今だけは……っ」
「何言ってんだ。お前から誘ってきたんだろ? まだ会って間もない男に自分の胸を触らせるとか、どう考えてもビッチだろ櫛田は」
「違うの……本当に……あれは……偶然で……たまたまで……だから……お願い……許して……」
「そうかそうか。なら俺も偶然、胸を揉んだだけっていうことにしておくか」
上半身を全て露にすると、櫛田の顔から血の気が引いていく。
「あ、謝るから……何でもするから……それだけは……」
「大丈夫だって。処女のまま気持ちよくさせてあげるから」
《『性感度上昇lv5』を『lv3』に変更します》
感度を変更すると同時に、巨大な2つの実りを掴んだ。
「ひゃ……」
いやらしい手つきで櫛田の柔らかい胸肉に指を沈める。
揉む度にビクンビクンと震える櫛田。
彼女の顔は既に蕩けており、瞳には涙を浮かべている。
性感度の上昇に加え、発情の効果もあるせいか、櫛田は早くも絶頂寸前といった様子で、息遣いが荒くなる。だが、すぐにイかせるのは自分の趣味ではないため、彼女が腰を反らし始めるとあえて手を緩める。
「や……どうして、乳首の周りだけ……」
俺の狙い通り、櫛田は寸止めを食らい切なげに眉をひそめる。
そして物欲しそうな目で俺を見つめてきた。
「ん? 今なんて言った?」
人差し指で乳輪だけをくるくるとなぞるように刺激して焦らす。
「あ、あ、あああっ♡」
「ほらほら、どうした? ちゃんと言ってみろ」
「言うって何を……」
「『情けなく立っている私の乳首を触ってください』だろ?」
「そ、そんなこと……言えるわけ……!」
「なら、一生イけなく___」
「言う! 言います! 私の……ち、ちくびをさわってくだしゃいっ!」
懇願するような表情で叫ぶ櫛田。
だが、それでも俺は動かない。
あと一言、足りないからだ。
「ちくびで、イかせて、ください……」
櫛田の目から一筋の雫がこぼれ落ちる。
それを見届けると、俺はようやく彼女の勃起したピンク両突起に触れた。
「あああぁぁぁぁぁっっっ!!!」
櫛田は身体を大きく仰け反らせながら達してしまった。
同時に、秘部から愛液が吹き出し、パンティーに収まらなかった分がスカートを濡らす。
「……うっわ、びちゃ濡れじゃん。お前、外でイッたのかよ。マジかよ。しかも乳首だけで」
「…………」
この手の相手を的確に煽るセリフを持ってきたのだが、如何せんまだ櫛田は絶頂の余韻に浸っているようで返事がない。
仕方ないので、今度は直接、櫛田の弱点を責めることにした。
「あっ、やめ……ん……っ」
軽く触れるだけで櫛田はまた軽くイってしまったようだ。
その証拠に、櫛田の下半身からは絶えず液体が滴り落ちている。
「はぁ……はぁ……」
2分ほど放置しているとようやく落ち着いてきたようだ。
櫛田はゆっくりと起き上がると、こちらをキッと睨む。
あれだけ絶頂を寸止めされたというのにまだ反抗的な態度をとるとは。精神力が強い。
「これであんたの退学も確定ね……」
「まだ言うか……。でも悪いな、こっちも脅しの材料を手に入れたからそれは出来ないよ」
ずっと隠してあったスマホを取り出す。
そこには、先程までの櫛田の姿が映っていた。
「え……」
呆然とする櫛田。
「これが学校にバレれば不純異性交遊で最悪の場合退学。仮に櫛田がそうならなくても、俺がこの動画を拡散すれば櫛田は終わりだよな」
「っ……!」
流石に退学の2文字は効いたらしく、櫛田の顔に動揺の色が浮かぶ。
「一人で勝手に感じている姿、みんなに見られたらどうなるかな?」
「……」
俺の言葉を聞いて、櫛田は静かに俯いた。
……流石に、やりすぎたかな?
焦らしプレイはしすぎとはいえ、少々虐めすぎたかもしれない。
正直これ以上虐めても楽しくないし、ここは素直に引き下がっておこう。
「とりあえず櫛田のことは誰にも言わないでおくから、安心してくれ」
「本当?」
「ああ、約束する。だから、さっきの俺のやったこととチャラにしないか?」
「……わかった」
「よし、じゃあ交渉成立だ」
なんとか櫛田との取引を成立させることができた。
「じゃあ、俺はもう行くから。くれぐれもこのことは内密に頼むぞ」
「わかってる。私ももうこんな姿を晒すのは嫌だから」
そう言って櫛田は自分の胸を手で覆った。
外なのにブラジャーを付けていないので、その仕草はかなりエロい。
「そうだ、最後に一つだけ聞かせてくれないか」
「何?」
「もし今後、今日俺が櫛田にしたようなことを、堀北にも同じ目にあってもらいたいと思ったら、協力してくれるか?」
「えっ……」
一瞬呆気にとられるが、言葉が意味することを飲み込むや否や、満面のドス黒い笑みを浮かべて、こう答えたのであった。
「楽しみにしてる」
おまけ
〜〜〜別の日〜〜〜
音宮「原作から乖離してほしくないので綾小路と櫛田(裏)を見るイベントはちゃんと起こしておこう」
音宮「あっ、でも折角なら『発情』と『性感度上昇lv1』をこっそり付与しておくか……」
--当日--
櫛田「聞いたの?」
綾小路「聞いてないと言ったら、信じるか?」
櫛田「……誰かに話したら容赦しないから」
綾小路「もし話したら」
櫛田「あんたにレイプされそうになったって言いふらしてやる」
綾小路「冤罪じゃん、それ」
櫛田「……大丈夫、冤罪じゃないから……んっ」
綾小路「……っ!?」
櫛田「あんたの指紋……っ……こ、これでべったりついた……んんっ」
綾小路「……櫛田?」
櫛田「ちょっと待って、何が、ダメ、来る、んんんんっっ!」
この後、たまたま通りかかった音宮が櫛田を運んで行ったそうな。
---翌日---
綾小路「なあ音宮。結局櫛田はどうしたんだ?」
音宮「親身(寸止め5回)にお世話(強制連続イキ)したよ」
綾小路「そうか……ん?」
音宮「ん?」
堀北さんとのplayについて(再々)
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堀北から襲う→立場逆転
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主人公から襲う→立場逆転
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堀北から襲う→そのまま
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主人公から襲う→そのまま