4月も末。
桜もすでに散り、若々しい緑が学園を彩り始めた。
櫛田の件以降、俺は考えを改めることになった。
俺がこの能力を手に入れた時、最初はただ高度育成高校の可愛いヒロインたちと少しエッチな体験をしたい、あわよくは攻略したい。
そんな浅い下世話な考えでここまでやって来た上でつい先日発生した、櫛田の逆レイプ事件。
「……やりすぎた」
まさか4月の間に、ここまでエスカレートするとは。
攻略の視線から考えれば、この上ない絶好のスタートではあるのだが……
「ストーリー進行に影響が出てしまうのは流石にまずい」
流石に、このチートじみた生徒が集うこの学園を、原作知識なしで戦い抜く能力はえっちなこと関連以外持ち合わせていない。
「だが、ここで慎重になりすぎるのもなぁ」
今後、この特殊な環境を通じて人間関係が泥沼化していくことを考えると、早めに多くのヒロインたちと関係を持っておきたいという気持ちもある。
「さあ、どうしようかな……」
全ては、みんな可愛くてえっちなのが悪いのだ。
そう結論づけた俺は、足早に教室に向かったのであった。
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もうすぐ5月がやってくるんだなーと思うと色々と感慨深くなるものがある。
「なにせ、来月の頭には……」
明かされる、この学校の真実。
毎月10万ポイントを貰えると勘違いして、好き勝手やっていた生徒達が絶望する日。
「もうすぐ、か」
この、和気あいあいした雰囲気の教室を次に見るのは、一体いつになるのだろうか。
「音宮くん」
そんなことをボーッと考えていると、堀北が目の前にやってきて話しかけてきた。
「ん?」
「ちょっと話があるんだけど、いいかしら」
そう言って立ち上がると、オレの腕を掴んで強引に立たせようとする。
「ちょ……え? どこに連れて行く気だ?」
オレは引かれるままに席を立つと、そのまま教室の外へと連れ出された。
2人きりで話がしたいということなのだろうが……珍しいな。
今までは人前でも堂々としていたのに、急にどうしたのだろうか。
不思議に思いながらも、オレは堀北に連れられるままベンチの一角に連れてこられた。
「それで? どうしたんだ」
「ちょっと、受け取って欲しいものがあって」
堀北はそう言うと、ポケットから包装された小さな袋を取り出した。
「あなたに以前、ハンカチを借りたこと、覚えてる?」
「ああ、そういえばそんなことあったっけ」
そういえばいつしか、堀北にハンカチを貸したことがあったな。
貸すキッカケとなったことはなんだったかは覚えてないけど。
「それで、そのお礼にと思って」
そう言って、堀北はオレにその小さな袋を手渡してきた。
「開けても良いか?」
「ええ」
許可を得て、オレは袋を開けて中身を確認する。
「これって……」
中から出てきたのは、新品のハンカチだった。
それも、堀北に貸したあのハンカチと同じメーカーの、よりハイグレードなものだ。
「その、気に入らなかったかしら」
「いや、そんなことはないけど……」
オレは少し戸惑いながらも、そのハンカチを受け取り鞄にしまった。
「ありがたく使わせてもらうよ」
「そう……良かったわ」
堀北はホッとしたように胸を撫で下ろすと、小さく微笑む。
「……別に、わざわざ新品を買い直さなくても、洗って返してくれただけで良かったんだぞ?」
「いえ、流石にそれは……」
堀北は突然何かを思い出したかのようハッとした表情を浮かべると、オレから視線を外した。
そして少し照れたように頬を赤くする。
その仕草は、いつも堂々としている堀北とは似ても似つかないものだった。
オレはそんな珍しい光景に目を奪われる。
「……そ、その、あんまりその点は言及しないで欲しいわ」
「お、おう」
まあ、女の子には男に秘密にしたいことなど山ほどあるだろう。
「それじゃあ、オレはもう戻るな」
そう言ってベンチから立ち上がると、堀北も釣られるようにして立ち上がった。
「あの……音宮くん」
そして立ち去ろうとするオレを引き留めるかのように声をかけてくる。
「ん?」
「その、ハンカチのお礼に……今度一緒にお茶でもどうかしら? 私の奢りで……」
いや、なんでそうなるんだよ。お礼はもう貰ったし要らないんだけど……
「……ダメ、かしら?」
あのツンツンしている堀北が、瞳を少し潤ませながらこちたの様子を窺う。
「いや、ダメってことはないが……」
「そうよね? それじゃあ、今度の休日でどうかしら?」
「お、おう」
勢いに押される形でオレは思わず承諾してしまう。
そしてそのまま堀北は満足そうな表情を浮かべると、足早に教室へと戻って行ったのであった……
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「……っ……んっ……」
音宮くんと別れた後、私はすぐにトイレに駆け込んだ。
そして個室に入り鍵を閉めると、下着を下ろし便座に座る。
「はあ……んっ」
そしてスカートの中に手を忍ばせると、自らの秘部に指を這わせる。
そこは既に濡れており、少し触れただけでクチュリといやらしい音を立てた。
(ダメよ私……こんな所で)
そんなはしたない行為をしている自分に嫌悪感を抱きながらも、その手を止めることができないでいた。
(なんで私こんなに……いえ、理由は明らかなのだけれど)
脳裏に浮かぶのは、音宮君の姿。
彼のことを思うだけで、きゅんと下半身が疼く。
「んっ……あっ」
私は声を漏らさないよう、口を手で押さえる。
もしこんなところを誰かに見られたら、大変なことになってしまうから。
(音宮くん……)
あの日、プールで何度も絶頂されられた日のことを思い出す。
力強い腕、分厚い胸板。そして男性特有のあの匂い……思い出すだけで身体が火照ってくるのを感じる。
(ダメよ私、何を考えているの)
そんな思いとは裏腹に、私の指はどんどんと激しくなっていく。
「んっ……ああっ」
彼のことを思うだけで、自然と声が漏れてしまう。
もしこの行為が誰かに見られたらと思うと気が気ではないけれど、そのスリルが逆に私の興奮を煽っていた。
「音宮くんっ」
あの日ほど、敏感に私の身体は反応してくれない。
だけど、それでも十分だった。
「んっ……ああっ」
私は個室の中で、声を押し殺しながら絶頂を迎えたのだった。
本当はもう少し話数ストックを作ってから投稿する予定でしたが、前書きにも書いた通り堀北の展開で行き詰まったので、そのアンケートの告知も兼ねて1話投稿することにしました。
数日後の結果次第で、現在あるストック含め、今後の方針に少し修正を加えていこうと思います。
追記 明けましておめでとうございます(大遅刻)
堀北さんとのplayについて(再々)
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堀北から襲う→立場逆転
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主人公から襲う→立場逆転
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堀北から襲う→そのまま
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主人公から襲う→そのまま