「いててっ………此処どこだ、」
俺はM577装甲兵員輸送車の操縦席で目を覚ました。
「確かにあの化け物共に囲まれて………」
そう俺達の植民地海兵隊訓練センターのある惑星にはアイツラは居ない筈だった、にも関わらずあれは集団で襲ったきた。
「あれは一体どこから来たんだよ………それに………」
俺は最後に見た光景を思い出していた、だが操縦席の窓にはヤツの尻尾で開けられたはずの穴や俺の血の痕は無かった。
「どうなったんだ………」
俺は操縦席の窓から周囲を見渡した。
「どうなったんだ………訓練センターの敷地にこんな場所は…」
眼の前に広がる光景はどう見ても訓練センターの敷地では無かった。
「だが…どうなってんだ………何かの自然災害の後なのか………」
至る所で地面に穴が空いていて、木々もへし折れていた。
「何だ?」
剣を振り回しながら逃げて来る3人の女(?)を見つけた。
「待ちやがれ、てめぇ等は奴隷なんだよ!」
外部音声を拾っていると、何やら不穏な空気だった。
「どっちに付くかはわかりきってるな」
俺は車体前方にある20mmガトリング砲2門を起動させると、3人の女を追いかけて来ているガラのとてつもなく悪い集団に向け発砲した。
「なっなっ!」
ガラのとてつもなく悪い集団は其れだけしか言う間もなく挽き肉になっていた。
「大丈夫か?」
俺はM577装甲兵員輸送車のサイドドアを開くと声を掛けた。
「助かった」
背の高い獣耳の女が答えた。
「私は狼獣人族のアリシャ・シルバーバックだ」
「私は猫獣人族のミーシャ・スコティッシュ宜しくね」
垂れ耳のショートカットの娘が名乗った、
「あたいは兎獣人族のサーニャ・ホーランド」
其々が自己紹介をした。
「俺は相川 雷刃だ、植民地海兵隊の訓練生で16歳だ」
俺は年齢も話した。
「何!年下なのか………って植民地海兵隊って何?」
俺は三人に植民地海兵隊に説明した流れで年齢を聞くと、ミィーシャは俺と同い年で、サーニャは一つ歳上の17歳、アリシャは19歳だそうだ。
「なら一緒に旅をしないか?」
三人と打ち解けて何が起きたのかを話していると、アリシャが持ちかけてきた。
「そうだな、この装甲車もあるから………それもありだな」
俺はアリシャの申し出を受けることにした。
俺達はその日の内にギルドに四人組パーティとして登録した。
「ギルドに登録も終わったし………早速狩りに行くか」
俺達は大物(高額賞金)を期待してクエストボードを食い入るように見ていった。
「………先に役割を決めておく」
クエストボードを見ながらアリシャが口を開いた。
「私は剣士だから、近接攻撃担当、雷刃はスマートガンとかいう武器で中距離支援、サーニャは魔法による治癒と防御を、ミィーシャは私と近接攻撃担当………それと報奨金についてだが、均等割りで良いな」
俺達は頷いた。