グラオザーム大帝国の支配者であるラウラは同性愛者でありサディストでもある。子供の時から美しい女性を虐め、辱める事を好んでおり、今では10人以上の女性達を囲っている。
一方で男性に対しては微塵も興味を持てず20歳となった今でも婚約者はいない。いずれ後継者問題で国が揺れる事が容易に予想出来る為、側近達を悩ませていたりする。
精霊の血を引いている事の分かる白銀色の神秘的な髪と、全てを見透かすような黄金の瞳。完璧に整った顔は儚げな雰囲気をしており、彼女に憧れる男は数え切れないほどいる。その性格は容姿に反して強気であり、"覇王"や"女帝"と呼ぶに相応しい覇気を持っている。
幼少期のラウラは貴族に多い高慢で我儘な子供だった。周囲を見下して戯れに無理難題を突き付け、その絶望する顔を愉しむ残酷な王女。彼女が接するのは侍女が殆どであった為、そのターゲットに選ばれるのも彼女達だった。
下級・中級貴族家出身の王宮侍女達は皆整った容姿と高い教養を兼ね備えており、時には羨望の眼差しを向けられる側の存在である。そんな彼女達を虐める事で得られる優越感をラウラは気に入ってしまったのだ。
最初の内は些細なミスを見付けて鞭で打ったり土下座をさせる程度だったが、ラウラが性的な知識を覚えてからは一気にそちらに傾いていった。その場で服を脱ぐように命じるのはまだマシな方だ。時には他の使用人が見ている前で自慰をさせたり、下着姿で王宮内を歩かせる事もあった。
そして更には遊びの一環として
王女付きになれる程の優秀な侍女達は当然、それなり以上に自尊心がある。そんな彼女達が子供の戯れで傷物にされる屈辱は相当なものだろう。未婚で処女を失うとはそれ程の事だ。怒り・悲しみ・絶望の浮かぶ彼女達の顔をラウラは心底気に入っていた。
そんな風に性格に難のある彼女が皇帝となる事を不安視する声は多かった。国のトップが欲望のままに行動してしまえばいずれ大きな混乱が生まれる事だろう。それに、まだ女性ばかり対象にして遊んでいるラウラがそのうち男を知り、色呆けてしまう事を危惧する意見もあった。
しかし、結局先代皇帝はラウラ以外の子宝に恵まれる事なく病気に倒れ、ラウラは15歳の若さで皇帝の地位に就いたのだった。
絶対的な権力を手に入れたラウラは今まで手を出せなかった女性達も"遊び"のターゲットとし始めた。騎士団の中に美しい女騎士がいればその忠誠心を踏み躙るように彼女を凌辱し、城のパーティーで注目を集める若い令嬢がいれば衆人環視の中、着ているドレスを剥ぎ取って辱めた。
先代皇帝というストッパーのいなくなったラウラは戴冠して一年足らずの間に国内で話題の女性の殆どを弄んだのだった。
そうして満足するまで国内の女性で遊んだ彼女は、今度は周辺国に目を向けた。それらの国にとって不幸だったのはグラオザーム大帝国が強大な軍事力を保有しており、そして諸侯や軍上層部に好戦的な者がそれなりにいた事だろう。そういった者たちの野心とラウラの私欲がかみ合ってしまったのだ。
戦の才能を開花させたラウラはわずか数年で21もの中小国を滅ぼし領土を拡大させた。もともと大国だったグラオザーム大帝国は、正面から相対できる国がなくなるほど強大になり、大陸が統一されるのも時間の問題となった。
貴族たちが獲得した領土を分け合うのを横目にラウラは滅ぼした国々の女性達を集め、いつもの遊びを始めた。
とある国の幼い双子の姫をまぐらわせ、どちらがより大きな張り型を女性器に受け入れることができるかを競わせた。
とある国の希望だった女の勇者を泣いて許しを乞うまで犯し、その姿を元国民に見せ付けた。
とある国の子供を人質に取り、貞淑と評判の王妃に下品なダンスを踊らせた。
そうして地位のある女性達のプライドを折って愉しんだラウラは気に入った女性を囲い、毎日のように辱めて遊んだ。21もの国から集められただけあり、選ばれたのは人を惹きつける魅力を持つ女性達ばかりだ。そのうち2人が元王妃で5人が元王女なのだからこれほど贅沢なハーレムもないだろう。
彼女達を抱き、従順になるまで調教し、喜んでラウラの足を舐めるまで躾ける。そんな日がしばらく続いた。
だが、何事にも飽きがくるもので、ラウラも反抗しない女性達をただ虐めるだけの遊びに物足りなさを覚えるようになった。そうして改めて考えた時、彼女は今まで立場が弱く従順な者ばかりターゲットにしており、自分のように気の強い者を相手にした事がないと気が付いた。
──簡単に言えば自分と同じサディストで遊んでみたいと考えたのである。
条件に合う女性はすぐに見つかった。大国シュルスの女王アガーテだ。少し調べただけで彼女の逸話はいくつも見つかり、そのどれもがラウラをして感嘆するほどの暴君ぶりだった。
日常的に鞭を持ち歩き、気に入らない事があれば老若男女問わず痛め付けるだとか、王位継承権を争った姉妹を奴隷に堕とし、城で下働きさせているだとか、自分に比肩する美貌の令嬢達を呼び出し、側近達に輪姦させたなどといった話があった。
アガーテならば今までの女性達より楽しめるに違いないと判断したラウラは、早速シュルス王国に宣戦布告し、攻め込んだ。大国といえどもグラオザームの半分程度の国力しかないシュルスはあっという間に滅ぼされ、アガーテはラウラの目の前に連れて来られる。
しかし、その姿はラウラの期待とは異なるものだった。高慢な筈の女王は顔面蒼白でラウラの顔を見るなりその場に平伏して命乞いを始めたのだ。そこに一国の王としてのプライドなど皆無であり、ラウラがこれまで見てきた女性達と何ら変わらぬ姿があったのだった。
アガーテはラウラの屈辱的な命令にも素直に従い、彼女を失望させた。だがよく考えれば当然の話である。国を滅ぼされ敵国に単身連れてこられた状態で強気に振る舞える者など居るわけがないのだ。
そう反省したラウラはすぐに見つかった次の候補に別のアプローチをする事にした。見つかったのは辺境の小国家群の姫であり、高い頭脳で軍師の真似事をし、次々と周辺国へと領土を広げている少女だった。スケールは小さいもののやっている事はラウラと似通っており、その少女を新たなターゲットにする事に決めた。
少女の名前はエデン・ド・リール。
14歳の可憐な王女である。見た目は妖精のようなエデンだが、父王を含めた周囲の人間を低脳扱いする傲慢さと、見た目の良い者の泣き顔に興奮する特殊な性癖を持っている事をスパイの者達が突き止めている。
その性格と容姿はラウラのお眼鏡にも叶い、ラウラはすぐにエデンの国へと出立する準備を始めた。アガーテの時の失敗から、ラウラは自分が相手の国へと乗り込む事にしたのだ。自分のホームでならラウラを前にしても強気な態度を維持出来るだろうとの判断である。高慢な王女を自らの国で見知った者たちが見守る中調教するのだ。それを想像し、ラウラは顔に黒い笑みを浮かべた。
──だが、ラウラはここで大きな過ちを犯してしまった。大陸最大の国グラオザームを知らない国家が存在する訳がないという思い込み。そんな国の女帝に手を出す愚か者が居るなどと、彼女は思いもしなかったのだ。
エデン達小国家群の王族にとって世界とは辺境の一角が全て。そんな彼女からすればラウラは突然やって来た無名国の王でしかなかった。
謁見の間で服従を要求するラウラを小国の王は嘲笑し、兵達に命じてラウラの護衛騎士を皆殺しにさせた。山賊対策に100人ほど連れて来ていた騎士達だが、一国の兵を相手にするには少なすぎたのだ。
ラウラは状況も飲み込めないまま捕えられ、そしてその容姿を気に入ったエデンにオモチャとして選ばれてしまった。
遥か格下の国の愚行に激怒するラウラだったが、その場で身につけている物を全て脱がされエデンの前に跪かされた。エデンはラウラの顎を持ち上げてその顔を眺めると、「今から貴女がどんな風に泣くのか楽しみだわ」と微笑んだ。