エデンが父王に強請って作らせた調教用の部屋がある。ターゲットとなった女性を監禁し、心を折る為の場所だ。窓はなく唯一の出入り口はエデンが持つ鍵がなければ開く事はない。城で働く女性達はここを最も恐れていた。
現在その部屋には3人の女性がいる。1人はこの部屋の主である王女エデンだ。ニコニコと微笑む姿は可憐に見えるがその笑顔で何人もの女性の心を折ってきたと知る者には恐ろしいものに見える事だろう。
そのエデンの横には帯剣した凛々しい容姿の女性がいる。エデンの専属騎士であり、25歳の若さで王国最強と評される騎士メリィだ。彼女は度々エデンの趣味の手伝いをさせられており、主人共々女性達から恐れられている。
そして最後の1人、グラオザーム大帝国女帝ラウラは背後で手を縛られた状態でエデン達の前に立っていた。この国にやって来た時に着ていたドレスは奪われ、下着だけを身に着ける事を許された彼女は、鋭い視線をエデンに向けている。
「貴様、この私にこれほどの屈辱を与えてタダで済むとは思っていないだろうな……!」
「まだ言っていたんですか、それ。ぐらおざる、でしたっけ? どこぞの小国の王だとか名乗っていますけど聞いた事もありませんね」
「チッ、まさかこれほど無知な者が一国の王族とはな。井の中の蛙とはまさに貴様のことだな」
「ふふっ。吠えるじゃないですか。自分の国の知名度がなかった事がそんなに悔しいんですか?」
お互いに相手を無知だと断じて嘲笑するラウラとエデン。真に無知なのはエデンの方である事は明らかなのだが、それを理解する者はこの国にはいなかった。
「メリィ。彼女を相応しい格好にしてあげて」
「はい。姫様」
「貴様……っ」
エデンは護衛騎士に命じてラウラの下着を脱がせる。あっという間にブラジャーとショーツを奪われたラウラは生まれたままの姿をエデンの前に晒した。
形の良い乳房とその先にある突起、股の間に茂る銀色の陰毛と綺麗な縦筋。思わず唾を飲み込んでしまうほど美しい裸体が現れる。屈辱と羞恥で頬を紅潮させるラウラ。
しかし、エデンはそれで満足せず騎士メリィに視線で続きを促した。メリィは背後からラウラの太ももを掴むと左右に開かせる。当然抵抗するラウラだったが、騎士の筋力に敵うわけもなく股を大きく広げた格好を強制させられた。
「や、やめろ、このような格好……!」
「ふふっ。お似合いですよ。貴女の可愛らしい花弁が丸見えで、私に好きに触ってくださいって言ってるみたい。皮を被ったクリトリスも、こんな状況でほのかに湿った割れ目もこんなに無防備です」
「あっ、くっ──」
ラウラに近寄ったエデンは剥き出しの女性器に指を這わせる。そして手慣れた様子でラウラに快感を与えていった。陰唇を擦り上げ、陰核を指の腹で撫で回す。それだけでラウラの身体は意思に反して反応し、膣の奥から蜜をこぼし始める。エデンはその姿を愉しげに眺めるとラウラに笑い掛けた。
「よく覚えておいて下さいね。脚を開いて秘所を剥き出しにするこの格好が私のペットの基本の体勢です。今はメリィが手伝っていますが、自分からするようにして下さいね。ちょっとしてみましょうか」
「誰がするものか……!」
「あら。いいんですか? そんな事を言って。私は憶えの悪いペットには厳しくしますよ?」
「貴様こそ私を犬猫のように扱った言動を後悔するといい。──ああ、そうだな。帝国に戻ったら家畜と一緒に繋いでやるのもいいかもしれんな」
「出来もしない妄想ですか。困った人ですね。──メリィ。躾をしますからいつものように天井から吊って下さい」
エデンがそう言うと女騎士はラウラの手を頭上で縛り直し、そして天井から垂れる鎖に繋いだ。爪先立ちで何とか床に足が付くだけの状態になったラウラは、身動きの取れなくなった無防備な身体を晒す事になる。
そこへ鞭を持ったエデンが近付き、一切の躊躇なくそれをラウラの身体に打ち付けた。
エデンの躾と称した鞭打ちは休憩を挟みながらも半日の間続けられた。
ラウラの身体には赤い痕がいくつもでき、我慢出来ずに漏れ出た尿が足下で水溜りとなっている。普通の女であれば泣き喚いてもおかしくない責めを受けてもラウラは悲鳴ひとつ漏らすことなく耐えていた。
しかし、彼女の冷静な部分がこの状況の不味さを理解していた。今の時点ではまだ消えない程の傷は負っていないが、このままエデンの躾がエスカレートしていけば何をされるか想像もつかなかった。少なくともラウラが同じ立場であったなら軽い拷問くらいならしているだろうという思いもあり、これ以上の抵抗は危険に思われたのだ。
大帝国からの助けは数日後には来るだろう。少しの間屈辱に耐えれば五体満足で国に戻る事が出来る。
だから、ラウラは一時的にプライドを捨てる事を決断した。
更に半刻ほど鞭打ちを受けた後に拘束を解かれたラウラは、エデンの命令に従って屈辱のポーズを取った。手を頭の後ろに組み、脚をガニ股に広げた彼女はそれでも目だけは強くエデンを睨み付けていた。
だが、どういう理由があるにせよ彼女がエデンに屈してしまったのは事実である。一度屈した人間はその後簡単に堕ちてしまう事を一番よく知っている筈のラウラは忘れてしまっていたのだった。