しかし、やはりntrが苦手な作者は二人に重い天罰をラストに…。
一人の女がいる。
レンタル彼女の事務所『Diamond』に所属しており、街を歩けば振り返る人が多いくらいの美麗な容姿を持つ女がいる。
男性に好まれる仕草や言葉遣いに対応できる能力の高さから、新人クラスでNo.1の保持者がいる。
水原千鶴。本名は一ノ瀬ちづる。
そして一人の男がいる。
『Fate/Grand Order』でお馴染みのぐだ男こと藤丸立香。
千鶴はある事件から別世界へ飛ばされ、途方に暮れていたのを救われた。この立香に。
その仕草、強さ、度胸、そして女性を虜にするテクニックに彼女は惚れていた。
一方の藤丸も彼女の事が気になっていた。ここまで美しい女性とは滅多に出会うことは無い。
彼女には元の世界に男がいるのだろう。それは察していた。
しかし彼女の美しさが藤丸に初めて次のような感情を抱かせた。
『寝取ってみたい。彼女を自分の物にしたい。夢も元いた世界もきっぱりと捨てさせて自分の物にしたい。』
初めて抱いた強い性的本能から来る感情。彼女の美しさがそうさせたのか、藤丸は初めて人の女を略奪するという行為に手を染める。
いけないとは分かっていても彼女を自分のものにしたい。
彼女を自分のハーレムに加えてみたい。もうその気持ちを藤丸は止めどなく抑えきれなかった。
千鶴も同様だ。自身の夢も、元いた世界も、そして木下和也という男も捨てて、藤丸に全てを尽くしたいと思い始めた。
その思いは日に日に大きくなり、遂に彼女は決心した。
彼女は自ら藤丸の元へ赴き、跪き、告げた。
和也を捨て、藤丸の元で、彼のハーレムの一員に加わる事を。
自分からそれを誓いに来た事に藤丸は少し驚きながらもそれを受け入れた。
その日の夜、彼女は布がハートでV字にゴム紐を連結させた特殊なスリングショット水着でメスの表情を浮かべる。
そして、ガニ股で腰を振り、以前よりも豊満になった爆乳を揺らしながらアピールする。
自らがメスである事を。
「んおっほおおおおおぉぉぉ~~~っ♡藤丸しゃまぁぁ♡ドスケベ変態メスな千鶴ですううぅぅ~~~っ♡千鶴のっ♡千鶴の変態ドスケベ水着姿にメス媚姿ぁぁ♡どうですかぁっ♡エロすぎますよねぇっ♡」
「お……おおお……。」
藤丸はそのドスケベアピールを目の当たりにして、人様の女を奪うのも後悔せずに済みそうだと思った。
なぜなら和也よりもぶっといチンポが大きく勃起しているからだ。
千鶴もまた、以前とは打って変わったドスケベなメスとしての表情に振る舞いを、躊躇なく惜し気もなく晒している。
藤丸がチンポを露にさせると、そのぶっといものに千鶴はすっかり魅了されていた。
「んちゅううぅ……♡れろっ♡れろぉ♡はぁぁぁ………♡れろぉ……♡んっ……♡いい……♡」
緩急をつけてチンポを手コキしながら、玉袋の皮をねっとりと舐め回す千鶴。
ゆったりと舐め回すその姿もまた、いやらしいものがある。
「ぢゅぷ……♡んっ……♡ちゅうううぅ……♡はぁぁ……♡れろ……♡れろぉ………♡んっ……♡ちゅ…♡ふううぅ……♡れろれろれろぉ………♡」
キンタマの皮をねっとりといやらしく舐め回していくうちに我慢できなくなっていった千鶴は、先端からゆっくりとチンポを咥えていく。
そしてフェラチオを開始した。それも、ドスケベなフェラチオを。
「ぶぼっ♡ぶぼっ♡ぶぼっ♡ぶぼっ♡ぶぼっ♡ぶぽんっ♡ぶぽんっ♡ぶぽっ♡んふぅっ、んぢゅううう♡ぢゅるるるるる~~~~~♡ぢゅぶぼぶぅっ♡んぢゅぼっんぼッんぼッんぼぉっ♡んぼぉぉぉっ♡んぢゅれろぉ~~~~~っ♡んぶっ♡んぶっ♡んぶっ♡れろれろれろぉぉっ♡ぢゅれろれろれろぉっ♡ぢゅるるるるるるる~~~~~~っ♡ぢゅうううううううう~~~~~~っ♡」
そのフェラチオは生々しく下品な音を立てながら、藤丸のチンポをしゃぶっていく。
そのフェラチオの時のいやらしい表情は和也にも見せた事のないドスケベ顔であった。
和也を切り捨て、藤丸へと心を移し変えたのだからある意味で当然とも言えた。
「ぐっぼぐっぼぐっぼ♡ぶぽぶぽぶぽぶぽぶぽ♡ぢゅるるるるるる♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡ぢゅううぅっ♡ぢゅぽ♡ぢゅぽ♡ぢゅぽ♡んっ♡んっ♡んんっ♡んっ♡ぐっぷぐっぷ♡ぢゅるるるるるる♡んんっ♡んんっ♡んんっ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡んんんっ♡んむっ♡んむううぅ~~~♡んんっ♡んふっ♡んふっ♡んふうぅ♡ぢゅぞぢゅぞぢゅぞ♡れろれろぉ♡んっぶんっぶんっぶ♡ぢゅぼっぢゅぼっ♡ぢゅうううううううううう~~~~~~~~♡んんんっ♡」
藤丸は幸悦とした声を挙げながら仰け反り、我慢汁を溢れさせていく。
千鶴がこれほどドスケベに覚醒するとは、藤丸すらも予想だにしていなかった。
しかし、そのフェラチオはとてつもなく気持ちのいいものであり、藤丸も微かに腰を前後させて一気に射精へと向かう。
「ぢゅぞっ♡ぢゅぞっ♡ぢゅぞっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡んぐっんんんっ♡んふっ♡んふううぅぅぅ~~~~~~~っ♡んっ♡ん゛ん゛っ♡んむっんんん~~~♡んんんっ♡ぢゅっぼ♡ぢゅっぼ♡ぢゅっぼ♡れろれろれろぉぉぉ~~~♡んんっ♡んむっ♡んんんふうぅぅぅ~~~♡れろれろ♡れろれろ♡ぶぽっ♡ぶぽっ♡ぶぽっ♡ぶぽっ♡ぶぽっ♡んっんんん~~~っ♡んふっ♡んふううぅ♡ぢゅううううううう~~~~~~~♡んっ♡んっ♡んっ♡んっ♡んっ♡ぐぼぼ♡ぢゅぞっ♡ぢゅぞぞぞっ♡ぢゅうううううううう~~~~~~~~っ♡♡♡」
「くううううううっ!!」
ビュルルルルルルルルルルル~~~~~~~~~~ッ♡ビュルルルルルルルルルルル~~~~~~~~~~ッ♡♡♡
千鶴の覚醒したドスケベフェラチオによって思いきり射精する藤丸。
千鶴はそれをゴキュゴキュゴキュ♡と音を立てて飲み込んでいった。
「っはぁぁぁぁ………♡ねぇ……お尻を向けてぇ♡」
精液を飲み込んでうっとりとしながら千鶴はそうリクエストした。
その目的は既に明らかだ。アナル舐めご奉仕である。
藤丸はそれを考慮してしっかりアナルやその周辺は洗っている。
「ぢゅうううううううう~~~~~~~っ♡ぢゅぶぼぶぅっ♡んぢゅぼっんぼッ♡んぼッんぼぉっんぼぉぉぉっ♡んぢゅううう~~~っ♡んぶぁっ、べろれろぉっ♡ぢゅれろれろれろぉっ♡ぢゅるるるるるるる~~~~~~っ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡ぢゅううぅっ♡んっんんん~~~~~~~~っ♡んうっ♡んうううう♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡ぢゅううぅっ♡んっんんん~~~~~~~~っ♡んふっ♡んふううぅぅ♡んっんんん~~~~~~~~っ♡」
「くううううぅぅっ………!!千鶴……!!」
「はぁぁ……♡アナルご奉仕……気持ちいいでしょお…♡ぢゅっ♡ぢゅぢゅっ♡んんんっ♡ぢゅううぅっ♡れろっ♡れろっ♡れろっ♡んふっ♡んふうぅぅぅ~~~~~~~っ♡ぢゅぞ♡ぢゅぞぢゅぞぢゅぞ♡んっんっ♡んんんっ♡ぶぼっ♡ぶぼっ♡ぶぼっ♡ぶぼっ♡ぶぼっ♡ぶぽんっ♡ぶぽんっ♡ぶぽっ♡んふぅっ、んぢゅううう♡ぢゅるるるるる~~~~~~~~♡ぢゅうううううううう~~~~~~~~~~~っ♡れろれろれろれろれろれろぉ♡ぢゅぞっ♡ぢゅぞっ♡ぢゅぞっ♡ぢゅっぢゅっぢゅうううううう~~~~~~~♡」
藤丸のチンポは絶倫故にか、すぐさま勃起しており、再び射精しそうになっていた。
ドスケベなアナル舐めは藤丸にさらなる快感をもたらしていき、ひくひくと身体を震わせる。
「くううううぅ………!!流石ぁぁ………!!」
「れろっ♡れろっ♡れろっ♡れろっ♡れろっ♡れろっ♡ぐぼっ♡ぐぼっ♡ぐぼっ♡ぐぼっ♡ぐぼっ♡ぶぼっぶぼっぶぼっ♡んむうぅ~~~~~~~~~~っ♡ぶぶぶぶぅ~~~♡んっぼぉ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡んぼぉっ♡ぶぼっ♡ぶぼっ♡ぶぼっ♡ぶぶぶぶぅ~~~♡んむっ♡んむっ♡んむっ♡んむっ♡んむっ♡ぢゅっぷ♡ぢゅっぷ♡ぢゅっぷ♡んっ♡んっんっんっ♡ぢゅううううううう~~~~~~~~~~っ♡」
「うぐっ!!くっ!!くうううぅぅぅっ!!」
ビュルルルルルルルルルルル~~~~~~~~~~ッ♡ビュルルルルルルルルルルル~~~~~~~~~~ッ♡♡♡
二度目の大量射精と共に絶頂する藤丸。
幸悦な表情を再び浮かべ、射精する。
やがて、千鶴は再びドスケベなガニ股ダンスを始めた。ブルンッ♡ブルンッ♡とデカ乳は揺れ、スリングショットからその爆乳が露になり、いやらしい乳輪残像を描いている。
「おっほおぉぉぉ~~~っ♡おおっ♡んおおおぉっ♡藤丸様ぁっ♡そのぶっとぉいチンポで私を犯してくださぁぁ~~~~いっ♡あの木下和也の貧弱なクサレチンポなんかよりぃっ♡貴方のぶっとぉいチンポで犯されたいんですぅっ♡あんな男のよりも貴方のがいいんですぅっ♡」
「っ………!!」
藤丸のチンポはさらにそそり立った。人様の女を寝取る罪悪感は薄れ、目の前の雌を犯したい願望が強くなった。
藤丸は完全に決意した。彼女を自分のハーレムの中で一番の女にすると。
そして寝取った事に関しては必ずいつか地獄で閻魔なり獄卒なりからその報いは受けると。
だからそれまでは彼女を、千鶴を自分だけの雌として貪り続けようと決意した。
その時既に、藤丸のチンポは彼女のおマンコをロックオンして捉えていた。
「ん゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡」
ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡
「お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡ん゛お゛お゛~~~~~~~~っ♡すごっ♡すごおおぉっ♡このチンポぉぉぉ~~~っ♡和也のなんかとは大違いすぎいいぃぃぃ~~~っ♡ほんとっ♡こんなのっ♡凄すぎいいいぃぃぃ~~~っ♡お゛ぉ゛う゛っ♡お゛んっ♡お゛っ♡お゛お゛お゛お゛お゛ん゛っ♡あんな雑魚チンポなんかよりよっぽどいい~~~~~~~~っ♡♡♡」
「本当っ!?嬉しいね………!!」
「あ゛あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛あ゛っ♡♡♡あ゛~~~っ♡♡♡あ゛~~~っ♡♡♡そこそこそこぉぉっ♡もっとついてぇっ♡あのクソザコチンポなんかより逞しい貴方のチンポでっ♡わらひのオマンコをっ♡ドスケベマンコをっ♡お゛お゛っ♡お゛ほぉっ♡♡♡ずこずこしまくってええぇっ♡たくさんしてぇっ♡してぇぇっ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛お゛っ♡ん゛おっ♡おっ♡お゛っお゛お゛お゛~~~~~~~っ♡♡♡」
生々しい肉と肉のぶつかり合い、セックスと音と共にドスケベな喘ぎ声を挙げつつ、かつての男を罵倒する千鶴。
藤丸は後悔なんて浮かべる事なく、いや、厳密には心の奥底に押し殺し、快楽を貪る。
淫らな時間が一秒、また一秒と、生々しいセックスの奏でる音と共に過ぎていった。
…
………
……………
別の世界。すなわち、彼女の元いた世界。
木下和也は諦めの表情を浮かべつつオナニーをしていた。
その淀んだ視線の先にはテレビの映像。あるDVDの映像だ。
届いたDVDにはご丁寧に「異世界からのNTR VIDEO」と書かれていた。
和也は絶句しつつも恐る恐るそれを再生した。
そこに映っていたのはまさしくドスケベと化した千鶴だ。藤丸に思いきりハメられまくっている千鶴だ。見間違う筈がない。
藤丸は彼女の背中に自分の顔を隠しているので表情は伺い知れない。しかし、そのチンポピストンが彼女を自分の物にした事を表していた。
ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡
『ん゛おおおおお~~~~っ♡見てぇぇっ♡雄として負けた雑魚チンポしてる和也くぅぅんっ♡わらひのっ♡わらひの新しい恋人は君のなんかよりもっ♡ずっと逞しいチンポしてるよぉっ♡君の軟弱すぎるのなんかよりもっ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡ん゛お゛お゛~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡』
藤丸の激しいチンポピストンによって、ドスケベなアへ顔を晒しながら和也のチンポを罵倒する千鶴。
事実とはいえ、これがもたらす精神的苦痛はなかなかのものだ。
歯を食い縛りつつも、視線を背ける事ができない。
ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡ドヂュッ♡
『お゛お゛っほお゛お゛~~~~~~~~っ♡すごすごぉぉぉっ♡ほんっとあの雑魚チンポよりも逞しくて激しいのおおぉ~~~っ♡♡♡ん゛っ♡ん゛っ♡ん゛っ♡あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛っ♡はぁっ♡はぁっ♡おっ♡おっ♡おっ♡ぉおおっ♡あっ♡あ゛っ♡お゛っ♡あひい゛い゛い゛い゛い゛~~~~~~~~っ♡♡♡あ゛あ゛っ♡あへっ♡あへええぇ~~~~~~~っ♡♡♡ほらほら雑魚チンポ持ちの和也くぅんっ♡見てよぉ♡わらひのアクメ姿見ながら情けなくシコッてええぇ~~~~~~~~っ♡♡♡』
彼は情けなくシコるしか無かった。
目の前の画面には藤丸と種づけセックスを繰り広げる裏切り者の、千鶴のあられもない淫らな姿があった。
チンポピストンの激しさは、そのたわわな胸の揺れが、空中にいやらしく描かれる乳輪残像が表現していた。
グショグショに濡れたオマンコは完全に和也のではなく、藤丸のチンポを受け入れていた。
『イグッ♡イグッ♡イグイグイグッ♡♡♡イグイグイグイグイグイグイグイグゥッ♡♡♡』
ビュルルルルルルルルルルル~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡ビュルルルルルルルルルルル~~~~~~~~~ッ♡♡♡
『イッぐうううううううう~~~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡』
藤丸の中出し射精にドスケベなアへ顔をしたまま絶頂する千鶴。それを目にして和也もまた情けなく射精した。
しかし、射精量では和也よりも藤丸の方が遥かに上であった。
『あはっ……♡あはぁぁぁ………♡最高ぉぉ……♡和也君のよりも最高ぉぉ……♡藤丸くんのが一番すごいのぉぉ……♡雑魚雄な和也君のよりも最高すぎぃぃ………♡』
『そうだろ……最高でしょ?千鶴…。』
『うん……♡雄として雑魚すぎるクソザコチンポの和也君のよりも全然いいよぉ……♡』
絶頂の余韻に浸りながら、画面の先の千鶴はその映像を見ているであろう和也へ対して、別れを告げた。
『あはぁぁ………♡さようなら……♡雑魚雄チンポの和也君………バイバイ♡』
それでDVDは終わっていた。
和也はリモコンを操作して、もう一度彼女の痴態を眺めながら、部屋で寂しく一人シコり続けるのだった。
異世界へ残る事を決意し、一人の若き青年に心奪われた彼女を思いながら。
「さよなら………千鶴。」
終
エピローグ
あれから五年
とある人物の手引きで、男としても雄としても成長した木下和也。千鶴への思いを完全に振り切ったとはいえ、ケジメはつけなければならない。
彼は藤丸との一対一の決闘を申し込んだ。世界線を越えれたのもその人物の手引きだ。
藤丸はいつかそんな日が来ると思って備えていた。
そして激戦の末、ギリギリのところで藤丸に和也は勝った。その見下ろす目つきには、もう憎しみは無かった。
やがて、その戦いを見守っていた千鶴へ視線を向ける。
驚いていた千鶴へ、和也は告げた。
「……千鶴の親友が……事故で亡くなったよ。」
「えっ!?」
千鶴は驚愕した。まさか、親友が事故で?
さらに続く言葉は、彼女を驚愕させた。
「………千鶴の事を…その人に教えた。その次の日に亡くなった。鉄柱に自分から突っ込んで。……事前にエアバッグを抜いておいて。」
「………!!まさか………」
「まさか………」
千鶴も話を聞いていた藤丸も察した。事故ではない。事故に見せかけた自殺だ。
「どう………して………」
愕然とする彼女へ、和也は言う。
「………千鶴の事を俺に何度も謝っていた。何度も何度も。土下座までして。……もう、私の知っている千鶴は死んだって。……あの日、最後の残した手紙に書いてあった。
『千鶴がこの世界を捨てたなら、私もこの世界から出ていく。』って。」
「!!」
「………それ以上の事はもう何も知らない。折れももう、二度と会う事はない。藤丸……千鶴を頼みます。………さようなら……千鶴。俺の愛したレンタル彼女。」
「………!!」
千鶴はその場に座り込んだ。和也はもう、ゲートを通して元の世界へ帰っていった。
もう元いた世界は捨てた。だけど、自分の事をかつて応援してくれた親友の事は、夢を捨てても決して忘れる事は無かった。
そんな親友が、自分が和也を捨て、元いた世界を捨てたことで…罪の意識を感じて自ら命を絶った。
家族も同然な親友が自分のせいで自殺した。
惚れた女の友人の自殺…藤丸にとってもそれは、あまりにもショックだった。
「あ………ああ………!!」
両手で頭を抱えた千鶴。
「うあぁぁぁぁぁぁぁああああああっ!!!」
絶望の叫び。自分のせいで彼女は。自殺を図ろうとしたが、身体が寸前で止まる。おそらく和也が何らかの術を習得し、いつの間にか彼女にそれをかけた。
後追い自殺を阻止する呪い。
藤丸は、この時初めて本格的に彼女を寝取った事を強く後悔した。
和也が元の世界に戻った時、その場には親友の贖罪の自殺に絶望の叫びを挙げ、苦しみ続ける千鶴と
声を押し殺して後悔の涙を流す藤丸と
その二人をただ見ているしかできない藤丸のハーレムのメンバーであるサーヴァント達だけが
重苦しい空気の中に残されていたのだった。
天罰は……下ったのだ。
和也はもう過去のような情けない男ではない。彼は新たな彼女の元へ、心から愛する新たな人の元へ、新しい一歩を踏み出すように歩いていた。
終
ご感想やスケブの依頼などお待ちしております。