ラストであいつが!?
ゴジラの雄叫びを忍殺風にすると
ガアーッ!=イヤーッ!
グオーッ!=グワーッ!
となります。
また、この小説においての機龍三式は体高が100m近くである設定になります。
それを踏まえてこちらの作品をご覧ください。
これまでのあらすじ
突然襲来したシン・ゴジラは進化に進化を遂げて、第四形態と呼称される恐るべき姿へと変貌を遂げた。段々と市街地へ近づいていく中で、ついに3式機龍…通称「メカゴジラ」、またの名を「カイジュウスレイヤー」が立ち上がるのであった。
…
………
……………
『WASSHOI!!』
上空から地獄めいた女性の声と共に、第四形態と化したシン・ゴジラの目の前にそれが現れたのは今であった。
そこに現れたのは……機械だ!銀色の機械の怪獣である!!ゴウランガ!
その腕にはそれぞれ『怪』『殺』の二文字が禍々しく刻まれている!
やがてその銀の機械怪獣……3式機龍は両手を合わせてシン・ゴジラへ向かってアイサツをする。その中に搭載されたAI…アカネの声で。威厳溢れる女性の声で。
『ドーモ、ゴジラ=サン。3式機龍…メカゴジラです。』
「オオオオォオオ……!!」
やがてゴジラも両手を合わせて声をあげる。まるでアイサツを返すように。
(((ドーモ、メカゴジラ=サン。ゴジラです…!)))
と言わんばかりに。
皆さんは疑問に思われるだろう。なぜアイサツ(挨拶)をするんだ?と…。
確かにこれから始まるのは巨大な者同士の凄惨な殺し合いだ。しかし、アイサツを疎かにする事はできない。
イクサに望む怪獣や、半神的な超存在と言われているニンジャにとって、アイサツは神聖不可侵の行為だ。古事記にも書かれている。
アイサツはされれば、返さなければならない。だからこそ、シン・ゴジラはメカゴジラへアイサツを返したのだ。
そしてアイサツから0.05秒後!
『イヤーッ!』
「ガアーッ!」
互いに攻撃を仕掛ける!イクサが始まったのだ!
『イヤーッ!』
「ガアーッ!!」
『イヤーッ!』
「ガアーッ!」
『イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!』
「ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!ガアーッ!」
互いに頭突きや腕力を駆使した一撃の押収!もしここに巨大な冷凍マグロが放り込まれれば、そのマグロは無惨なネギトロめいた姿へと成り果てているだろう!
「ガアーッ!」
『グワーッ!』
先に一撃をクリーンヒットさせたのはシン・ゴジラだ!メカゴジラの攻撃が止まり、三歩退く!
「ガアーッ!」
『ぐうっ!?』
さらにメカゴジラへシン・ゴジラはその尻尾を伸ばして巻きつけて、そのまま尻尾を使ったイポン背負い(一本背負い)で軽々と、さらに綺麗に投げ飛ばす!ワザマエ!
『グワーッ!』
「ガアーッ!」
さらにそこへゴジラが容赦ない剛力ストンピングの一撃を叩き込む!アブナイ!
『イヤーッ!』
メカゴジラはそれを横回転して回避し、立ち上がる!同時に肩から何かを発射する!それは、メーサースリケン!メーサーブレードと酷似した仕組みをしているこの3式機龍の新たな武器である!
「グオーッ!」
メーサースリケンをくらいつつも、腹部に力を入れてメーサースリケンを抜くシン・ゴジラは立ち上がったメカゴジラへ体当たりをくらわせんとする!しかもその体当たりの姿勢は…ゴウランガ!暗黒カラテ技「ボディチェック」と全く似ているではないか!
『イヤーッ!』
対するメカゴジラもボディチェックめいた体当たりでこれに対抗する!
凄まじい轟音が鳴り響き、互いに弾き飛ぶ!
「グオーッ!」
『グワーッ!』
お互いに大きな衝撃!お互いに大きなダメージ!しかし、立ち上がるのはシン・ゴジラの方が速い!
『ぬううぅぅぅ………!!』
ここでAIのアカネは気づく。シン・ゴジラが背を向けている。戦闘放棄か?逃走か?否!シン・ゴジラの闘志は未だ健在である!やがて、シン・ゴジラの背面からエネルギーが集中する!これは体内放射!?しかし、本来これは対空技である。なぜシン・ゴジラがそんな事を?
その答えは直後明らかになった!発射されたそのエネルギーは……
『スリケン!』
ゴウランガ!おお、ゴウランガ!!発射された体内放射のエネルギーの形はまさしく、ニンジャの投擲武器であるスリケンの形をしていたのだ!それも一つ一つが正確にメカゴジラ目掛けて発射されている!
『なぜ…!?イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!』
AIアカネは予想外の攻撃に驚きながらメーサースリケンを連続発射して相殺させていく!しかし、撃ち漏らした二枚のエネルギースリケンが胴体に命中!
『グワーッ!!』
「ガアーッ!」
さらにそこへシン・ゴジラが尻尾を使った連続打撃!さながらこれは、テイル・カラテ!いや…シン・ゴジラが、ゴジラとしての特徴を活かした戦闘方法!呼ぶならば……「ゴジラ・カラテ」か!
『グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!』
メカゴジラが連続ゴジラ・カラテをまともにくらい、後退していく!なんたることか!今まで倒してきたさまざまな怪獣や異星人の送り込んできたロボット怪獣と比べても強い!そして、今まで倒してきたいくつものゴジラ達よりも!
『なんて……戦闘能力……。』
AIアカネの声にノイズがかかり始める。ダメージが大きく蓄積され過ぎ始めたのだ!
『ならば……!!』
3式絶対零度砲(アブソリュート・ゼロ)。胸部ハッチに内蔵された機龍最強の武装。
メカゴジラはこの切り札に賭けに出た!アブソリュート・ゼロ発射のためのエネルギーが駆け巡る!一方シン・ゴジラは?
「グゥーッ……フゥーッ…!グゥーッ……フゥーッ…!グゥーッ……フゥーッ…!」
ご、ゴウランガ!なんとシン・ゴジラはチャドーめいた呼吸をしている!チャドーとはドラゴン・ニンジャクランに伝わる太古の暗殺拳!その呼吸法は回復力や攻撃力等を高める!今、シン・ゴジラはそんなチャドーめいた呼吸をしているのだ!
こんな事が……あるのだろうか!?
そして……ついに!
『アブソリュート・ゼロ!!発射!!』
「ガアアアアアアアーーーーーーーーッ!!」
アブソリュート・ゼロと放射線流がぶつかり合う!やがて凄まじい光がその場を照らし、やがてその光は小さくなり……消えた。
凄惨なイクサの場にて露になったその光景…それは…。
『グ………ウ………。』
胸部が焼け落ち、力尽きたように倒れているメカゴジラ!おお……ナムアミダブツ!では、シン・ゴジラは!
「オオオオオオオオオオ………!!」
力強く雄叫びをあげていた!まさに、勝利の雄叫び!彼はかつて、この放射線流を初めて使用した際には、活動再開までに約450時間(19日)もの休眠を余儀なくされた事があった。
しかし、彼はいつの間にか、いかにしてかは不明であるが、チャドー呼吸めいた呼吸法を覚え、その呼吸がもたらす恩恵によってあの凄まじいエネルギー消費を要する放射線流の発射後もこうして余裕の活動を可能としたのだ!
ああ……しかし!ああ!なんという事か!メカゴジラ、無念の戦闘不能!
そんなメカゴジラへシン・ゴジラはゆっくりと歩いてくる。明らかな殺意を有し、念には念をと、トドメを刺さんとする!
ああ、メカゴジラよ!3式機龍よ!これまでなのか!?市街地では、人々や軍隊が驚愕と絶望の眼差しでその様子を見ている!確実なメカゴジラの敗北をその目に焼きつけながら!
シン・ゴジラが最後の一撃を叩き込む!今、まさに…!その最後の一撃……
『WASSHOI!!』
「グオーッ!?」
何が起きたのか!?突如として現れた新たなメカゴジラが、今までのメカゴジラには無いスピードでシン・ゴジラへ強烈な飛び蹴りを入れ、そのまま後回転ジャンプ着地をきめた!
シン・ゴジラが殺意を再び溢れさせながら、新たな乱入者を見た時……シン・ゴジラの目線に、市街地の人々がドローンカメラ越しに目にした新手のメカゴジラ。
それは色が銀ではなかった。赤黒の色だった。胸部に書かれている二文字の漢字も「忍」「殺」と描かれて……「忍」「殺」!?
そのカラーリングはまさか!?その二文字の漢字はまさか!?その声はまさか!?
いや、彼はこの世界には存在しないはず!!決して存在しないはず!!
おお……!!
あの男は並行世界を越えて、改造した赤黒のメカゴジラと共に現れたというのか!
『ドーモ…ゴジラ=サン。メカゴジラ……機龍奈落式です。そして、この改造メカゴジラの操縦者……
ニンジャスレイヤーです!』
続く…?
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