敗北勇者(♂)と淫魔王(♀)のマジカルチンポハーレムライフ 作:ぷうち☆りん
「くうう……も、もう許してくれぇ……」
雷鳴の勇者と名高いアマイであったが眼の前の美女にとうとう命乞いをする始末であった。 彼の周りには人魔を問わず屈強極まる頑健な肉体の持ち主が皆白目を剥き、全裸のままで失神していた。
「そ、そんな……♥ 私になにか不手際がありましたか? 謝ります……ごめんなさい……」
演技ではなくしんからの謝罪で極薄かつ激細の牛柄マイクロビキニを纏うオーガ族の王女、イモトはアマイに土下座をする。
オーガ族とは信じられない美貌に穏やかで従順な気性は男にとっては御しやすい雌牛の様な存在……と見なしたのがアマイを含めた男達の誤りだった。
彼女は規格外だった。いわば胎内の迷宮に男の魂を捉え、離さず消却させるようなあのユールを彷彿とさせる性の怪物。
それがイモトという女であった。
「い、いや謝罪はいいからここから出してくれぇ……ああっ!?」
ぎゅむっ♥と恐らくは1メートルを超える魔乳にて顔を挟み込まれ、アマイはもがく。
しかし蛇に飲み込まれたネズミに等しく抵抗は無為に終わるのみ……。あるいは乳袋のネズミというべきか。
「ダメです!! なら私ともっと愛してあってください! オーガ領の飢饉を救うためには皆さんの精力を集める必要があるんです♥」
ぶはっ、となんとか顔を出したアマイに赤面しながら、赤と黒が混じり合ったポニーテールを揺らしてイモトはアマイに懇願する。イモトの肉体は数多の男の精を受け、穢れるどころか更に豊穣たる色香を増していた。 なるほど、これなら地母神としてオーガ領の大地を癒やす事はできるかもしれない……とアマイは錯覚しかけた。
しかし人間ならばともかく、オーガ族の礎になるなど以ての外。
ライルの様な英雄に至るにはアマイは大分自己顕示欲が強く、打算的な俗物にすぎた様だった。
「い、いやだからそれはな……!! キミの身体を好き放題に犯す事を目的に占い師とやらがでっち上げたウソで……!?」
「そんな事はありませんっ! ほら、その証拠に私のおっぱいを飲んでくださいっ!!」
「んぶうっ!?」
強引に乳首を口の中に押し込まれた。
乳の香りに臭さがまるで無い。バニラの様な芳醇な香りと極上のウィンナーの肉汁の様な汗の味わい、白子の様な上品で嫌味ったらしさなどどこにもない母乳のコクにアマイはまたも勃起してしまった。
「ああ……ま、またぁ……」
アマイは勃起してしまった事に絶望に落とされ青ざめた。このままでは文字通りに全てを搾り取られて殺されてしまう。しかしイモトはアマイの絶望を別の意味で解釈した様で、
「ああ、良かった! 私の真心が通じました! アマイさんも話せばわかってくれる方で本当に嬉しいです!」
淫蕩かつ奔放、更に男をオモチャにするユールの様な女であれば魔女め! 怪物め! と糾弾し、反抗する気概も生まれただろう。
ところがどうだ。イモトは本当にセックスする事がオーガ族の未来を救うと胸を張って信じている。聖母にして性女。
そしてそんな彼女の極上ボディは文字通りの媚肉の大海。たかだか井の中の蛙であったアマイが御しきれぬ筈もなかった。
「ありがとうございます♥ありがとうございます♥」
感謝と共に見舞われる精神への暴力に等しいイモトからのパイズリ奉仕……いやパイズリ拷問。快楽も限度を越すと胃が破裂する程に餌をぶち込まれるフォアグラ用のカモに等しい苦痛へ変貌。
棍棒で頭を殴られた方が即死できた分まだ幸福であっただろう。
「ああ、だ、だれかぁ……」
アマイはあまりの快楽に股間を膨らませながら泣き始めた。もはや股は彼女の唾液でぐしょ濡れになり、もう彼のペニスも限界だった。しかしイモトはそんなアマイに慈母の如き優しい微笑みを向けると、
「あの子達のために泣いてくれるんですね……♥優しいアマイさん♥ 私、貴方の事を好きになりそうです♥」
と宣うのだ。
どこの世界に鰐から愛の告白をされて舞い上がる小鳥がいるだろう。いたとしてもそれは悦びではなく逃げ去るための羽ばたきに違いない。
しかし、逃さないと言わんばかりにどじゅんっ♥と乳に劣らぬ巨尻が股に鉄槌の様に打ち下ろされた。
「ああんっ♥ケンカは弱いけど優しくて素敵なアマイさん♥好き♥好き♥大好きっ♥」
イモトは愛を囁きながらアマイに跨り、その極上の女体を惜しげもなく披露する。そして、その魔乳を誇示する様に産毛すらない清らかな脇を晒して上下運動を始めた。
数十人から犯されたというのに未だ膣穴は一切の緩みも衰えもなく、アマイのペニスをきゅうきゅうと締め付ける。
「あ、ああ……♥」
アマイはイモトの乳雨を浴びながら、彼女の至高の雌穴でペニスを愛撫され続けるという天国と地獄が同時に訪れた様な快楽に酔いしれた。そして、その極上の女体に精を捧げる様にアマイはイモトの膣内に射精した。
「ああんっ♥ありがとうございますっ♥」
イモトは精液を注がれて嬉しそうに微笑む。桃源郷と煉獄がミックスされた様な地獄。アマイはイモトの極上ボディに包まれ、射精しながら意識を失った。
ー
「姉上。また悪い趣味が始まったな……」
死屍累々、中には本当に死んでいるものもいる中、イモトの弟であるコモトは嘆息する。
「趣味じゃありませんっ!! これはオーガ領の未来のために必要なことなのっ!」
むうっ、と愛嬌に溢れつつも気色ばむ彼女の尻の下には意識を混濁したアマイの姿がある。なんとも憐れな姿だ。
「またその話か姉上。そのヨタ話は20回は聞いたぞ。貴方を孕ませうる様な強い精力の持ち主を集めればこのオーガ領の飢饉は解決できるとどこぞの占い師に唆されたのだろう?」
「コモトくんっ! そんな風に人を疑っちゃダメ!! フォルディアさんもそんなコモトくんを見たら悲しむよ!」
「ぐっ……」
フォルディアの名前を出されてはコモトも一旦黙るしかなかった。この様にイモトはディニアの娘にしてコモトとは異父姉ながら極めて純朴で性善説を地で行く性格だった。捨てられた子犬の様な目で見られては流石のコモトも引き下がらざるを得ない。
「コモトくんはオーガ領のみんなを助けたいとは思わないの?」
「思っているさ……思っているとも……。だから恥を偲んでライル……さんに頼んで調査を任せたのではないか。だからそんな目で俺を見ないでくれ……」
「本当? じゃあこれで皆は助かるんだ♪
アマイさん! 本当にありがとうございます! これも貴方のおかげです♥」
「た、たしゅけてぇ……おっぱい……こわいよぉ……」
アマイに覆いかぶさりキスの雨を降らすイモト。転じてアマイはイモトに色んな意味で敗北した事がトラウマになりつつある様だった……。
ー
「ここが精霊とエルフの森か……」
「やっぱりこっちに魔力が流れていきやがる。まるでオドとマナのダムだぜ」
ミアンはポリポリと短めに切り揃えたツインテールをかきあげながら、ライルに言う。ここは精霊とエルフの森。その名の通りエルフ族が暮らす森である。
ということは精霊の女王とエルフは結託している。エルフは優生主義者が多く、オーカ゚や人間を言語を話す動物レベルにまで見下している風潮があったから有り得ぬ話ではない。
「そういやあオレはここのエルフの連中が作った装備のせいでお前に負けたんだったか? なんなら、今から白黒つけなおすか?」
ブン! と大斧が横薙ぎに振るわれるがライルはそよとも動じなかった。
「無意味な事だ。お前が俺より強かろうと弱かろうと、俺達はフォルディアと魔国の将来のために行動する……それが全てだ」
「魔国ねえ……流石元勇者様ってかあ?
お国のためならエンヤコラかあ? つくづく奴隷根性が抜けねえヤローだぜ」
はっ、と大斧を背負い直し肩を竦めるミアン。その言い様にケンはあるが悪意はなかった。
「しかし……ディニアとアスターテはともかくそこの2人は何故……?」
それよりもライルは同行したオーガの孤児……今はゴルドールの養子となった兄弟に目がいった。
兄も弟もブカブカのプレートメイルを纏い、どこか誇らしげにがしゃん、がしゃんと金属の音を響かせる。
「なーに、いいじゃないのさ。コモトもこの位の年には度胸試しとして戦場に参じさせた事もある。 なっ、シルヴァン、パッカー」
ディニアはニカッと笑みを浮かべて2人をかるがると肩に担ぐ。流石オーガ族の女王と言った所か。
「はい! 俺達もりっぱな大人になります」
「でも兄ちゃん、俺、ちょっと怖いな」
「バカだなお前は。俺達はオーガの戦士なんだぞ。戦士ってのは誰かの後ろでえらそうにふんぞり返っていちゃダメなんだぞ!」
「だってー……」
種族は違うがその頑健かつ健やかな若芽の息吹はライルには眩しく映った。
「そうだな。だがお前たちはまだ子供だ。
子供は大人に守られてすくすく育つのも役目の内。それは解るな」
「「はーい」」
「ふふふ、ダーリンってばまるで2人の父親みたいね」
「左様ですな。で、あればことの序に某を母親にするのも乙ではないかと……♥」
と、2人を指導した矢先に左右からユール、ニンニンが引っ付いて誘ってくる。
しかし、ライルにすればそれどころではない。
「いや、それはいい」
「なんとー!?」
「アンタそれ持ちネタになってないかい?」
仰向けにビターンと倒れるニンニンにアスターテは呆れた様子でツッコミを入れるのであった。
ー
「二人とも大丈夫か?」
「へ、へっちゃらだい!」
「へーき……へーき……」
小一時間程進んで、ライルは前方を歩くと行って聞かないシルヴァンとパッカーに声をかける。口ではそう答えるが足取りは覚束なく、疲労の色が濃かった。
「ミアン。2人を頼む」
「アン? なんでオメーがオレに命令してんだあ?」
(とは言うけど……)
(ちゃんと2人を小脇に抱えてるのよねえ)
口ではライルに凄むがミアンは2人を小脇に抱えて持ち上げていた。
「く、くそ! おろせよー!」
「兄ちゃん!」
じたばたと暴れるシルヴァンとパッカーをがっちりホールドし、こつんと2人のフルヘルムをぶつけさせて後ミアンは続ける。
「お子様はガキらしくオレら大人に甘えてりゃいいんだっつーの」
「全くだね」
アスターテはカラカラと笑いながらしょぼんとうなだれる2人の額を軽くつついた。
「2人はショタっ気の持ち主でござるか?
なればライル様は某にお任せ頂いてお引き取りあれ」
「なんでそうなるんだい……アンタ、この間から思っていたけどチンポに弱すぎやしないかね? 魔族ってのは皆こうなのかい?」
まさかのセクハラトークにライルは面食らった。当たらずといえども遠からずと言った所か。
「ライル様! このアバズレに言ってやって下され! その侮辱は決闘に値すると!」
「俺の口からはなんとも言えん……。
いつぞやの宿の時といい幾らか覚えはあるからな」
「ぐぬぬ……お、お忘れ下され」
「あらあ? それは困るわ♥ ダーリンと私の馴れ初めをなかった事にするだなんて」
二人の間に割ってクスリ、と小悪魔な笑みを携え、入ろうとするとするユールにライルの拳が迫った。
流石のユールも目を丸くして硬直したが、その理由はすぐに解った。
彼の掌には魔法の矢が握られていたからだ。
「成程。多種多様な毒草を煮詰めて練り合わせた軟膏を混ぜた矢か。随分と古典的な武器もあったものだ。
それにしても……弓矢で挨拶しろ、という慣用句があるが本当にやってくる者がいるとはな」
ライルは矢をベキベキと掌で降り砕きながら視線を何者かに送る。その声には怒りと侮蔑が込められていた。
視線の先にあったのは寓話に出てくる様な金細工の様な髪とこれまた指輪の宝石じみた青い瞳を持つ髪を後ろに結んで纏める女エルフであった。
しかし金属を厭うはずのエルフがなんと金属の胸当てと腰にはレイピアじみた小剣を携えた、戦士然とした出で立ちである。
「ふっ、ほざけ恥知らずにして醜悪な裏切りの怪物め」
「怪物!? ライル様を怪物と言ったか!
おのれっ!!」
誰よりも早くニンニンが動いた。
流石四魔衆の自称最強にして風のカオス。
旋風すら彼女の前では老婆に等しい疾さにて眼前の女を無礼討ちにすべく苦無を投擲しながら本命の横薙ぎを放つべく踏み込んだが……。
ぱかり、とニンニンの足元が割れた。
「なななっ……!? なあっ!!」
「あはははは! 浅ましいこと!! やはり人語を解する獣でしかないわねお前達は!」
相手を嘲笑する女エルフの戦士の顔は確かに美しくはある。だが、その卑劣かつ邪悪な在り方は人とも獣とも思えない。
「このーっ!」
「よくもニンニンおねえちゃんを!!」
ミアンがニンニンを助けるべく尻尾を伸ばしたその隙にシルヴァンとパッカーは短剣を抜いて挑みかかる。
その勇敢さは戦士としては誇るべきものではあったのだが……。
ヒュン! ヒュンッ!! と巧みな弓の技巧は二人の足甲の隙間を穿ち、毒矢が兄弟の膝の下を貫いた。
「うああーっ!?」
「うわあーっ!!」
忽ちもんどり打って倒れるオーガの兄弟達に女エルフは妖刀じみた酷薄かつ冷徹な笑みを浮かべ矢をつがえ、第二射を放った。
戦いではなく一方的な狩りだが、女エルフに良心の呵責はなかった。
何故ならば古来より騎士は狩りに興じるものだからである。
しかし、二本の毒矢はシルヴァンとパッカーに届く事はなかった。
(保護魔法……? いや、魔力を集めて膜を多層に展開し、私の矢を遮断したのか)
ディニアの機転により事なきを得た2人をミアンががっしりと掴む。
「大丈夫か? すぐに手当を……」
「地層断裂(アースラプチャー)」
流石のミアンも尻尾で一人、小脇に2人を抱えては回避は叶わず突如現れた地割れに飲み込まれてしまった。
まさか自然を操るのを嫌うはずのエルフがこの様な魔法を使うのは想定外であった。
「ミアン!!」
「来るんじゃねえライル! テメーも巻き込まれる!!」
「くっ……」
ライルは歯噛みするがミアンの忠告はもっともだ。それに彼女は土のカオスの異名もある。例え地の中にあろうとも死にはしないしニンニンや兄弟も死なせない筈だ。
更にディニアとアスターテも……。
「あんた、空は飛べるか?」
「無理言うな。あたいは人間だよ」
「と、言っても若い子をほったらかしにするワケにもいかないよ」
「そりゃ、そうさね」
彼女らも意を決して地中へと飛び込んでいく。端から見れば自殺行為に等しい行為に思えるが、ライルは彼女達を信頼していた。
「虫ケラが。自分からわざわざ死にに行くとは……」
フン、と女エルフは鼻で笑い、ライルとユール達の方へ向き直る。
「相変わらず趣味の悪い女ねぇ」
と、ユールは女エルフに溜息を漏らしながら言った。
「ふっ、私はエルフだ。そしてこの世界は美しきものを尊ぶ。美しいものこそ全てだ。貴様らのような汚物同然のゴミは存在する価値すらない」
さも当然であるかの様に女エルフは返した。自分『だけ』が正しい世界に生きているもの特有とも言える傲慢さにライルは嫌悪感を覚えずにはいられなかった。
「成程。一理あるわね」
しかし、ユールは意外にも同調する様な返答をした。しかしすぐにその理由は判明する。
「だって今の貴方って醜いものシュヴァリエ。エルフと人間の悪いところを全部掛け合わせたら貴方になるんじゃないかしら?」
「この……言わせておけばぁ!!!!」
女エルフは激昂して矢を連射したが、その悉くがライルが作り上げた障壁に阻まれる。感謝を示す様にライルへユールは一瞬視線を送った。
「貴方って本当に醜いわ。自分の事を世界一正しいと思っていて、その癖、他人を蹴落とす事でしか自分を肯定出来ない。それってつまり、貴方にとっての世界は貴方しかいないって事でしょ? つくづく詰まらない女ね。そんなんだからアマイごときにも振られたのよ浅ましい」
「ごとき!? 私の愛しいアマイをごときと言ったか……!! 淫売がッ!!
キサマは四肢をバラバラにして肥溜めに突き落としてやるッ!!」
美しさも貴さもまるでない邪悪で醜い憤怒の形相を見せてシュヴァリエと呼ばれた女エルフは何やら呪文を唱え始めた。
するとライルとユールの周りの木々に変化が起こる。枝は爪の様に変化し、樹皮が牙の様に変わり果てたのだ。
「これは……精霊憑依(サモンエレメンタル)か」
「精霊? 魔物か悪霊の間違いじゃなくて?」
「うむ……。下級精霊と言うのは使い手の精神性に大きく影響を受けるものでな。
邪悪な魂を持つものが使えば邪悪な姿になる」
「アハハッ♪ それは言えてるわね♪」
背中合わせで襲いかかってくるフィアートレント達に対処しながら2人は長年連れ添った相棒同士の如く会話をしていた。
危機感がないわけではない。しかし、それ以上に信頼感があった。
しかしアマイ君もモテモテやね。変なヤツに。
ヒロインって誰が好き?
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フォルディア
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ユール
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ミアン
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ニンニン
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アクエス
-
スレイ