頑張ってるひとのところには彼女が来てくれるかも?
「はぁー……」
ちらりと時計を見れば、時刻は23時を回ったところ。俺以外誰も残っていないオフィスで、ひとりため息をついた。
「いくら人がいないっても、やっぱり担当が多すぎるんだよなー……」
ここ最近うちの会社からは退職者が相次いでいて、俺の担当の得意先は増える一方なのだった。
しかも辞めた社員たちが転職サイトやら掲示板やらに悪い口コミを書き込んでいるとか何とか。そのせいか分からないが、応募者もなかなか集まらないらしい。それが経営陣をさらにイラつかせている。
上のピリピリが伝わってくるおかげで社内の雰囲気も良くないし、嫌になった人間がまた辞める――完全に悪循環に陥っている感じがする。
人が辞めれば残った人間にしわ寄せがくるのは当然のこと。本来なら、それを踏まえて余裕のある人材配置をするのが経営者の仕事なのだろうが、悲しいかな、そうはなっていない。
そんなわけで、俺はこんな時間まで商談の資料をまとめねばならなくなっている。普段なら他にも人が残っていることも多いが、今日は俺だけみたいだ。
こんな時間までひとり残っていれば、ため息くらい出るというもの。とはいえ遅くまでやった甲斐あって、何とかもう一息というところまで漕ぎ着けたところだ。
「ねー、お仕事おわったー?」
「うーん、もうちょいかなぁ…」
いきなり背後から聞こえた声に、何気なく返事をする。って、いまの声は――
「き、キミは……」
今もしっかり耳に残っている、綺麗に澄んだ女の子の声。ほんの数日前に突然現れ、あっという間に鮮烈な快楽とともに俺の金玉の中を吸い尽くし、そして煙の如く姿を消した、あの少女の声だ。
「やっほー、足フェチのおにーさん。元気にしてたー?」
「――……っ!?」
座ったまま振り返った俺は、しかしそれ以上何も言えなくなってしまった。
たゆん…♡
真っ白い巨大なおもち、あるいはまん丸でふかふかのマシュマロ。前に会ったときと同じ、シンプルな黒いノースリーブドレス。そのざっくり空いた胸元から今にも零れ落ちそうなおっぱいが、すぐ目の前に迫っていたのだ。
汚れなき白さのたわわな乳房は、男を知らない清らかな乙女のようでもあり。同時に、そこにほんの少し混ぜられた桜色は、キメ細かい肌をなんとも妖艶に彩っている。
誰も触れたことのないような純粋さと、無数の男を魅了し虜にしてしまう淫乱さ。相反する要素を詰め合わせたような、奇跡的なまでに美しい魅惑の乳が、すぐ手の届くところにある。
(こ、これ……おっぱい……ほんもの…)
前回トイレで搾られたときに、胸が大きいのは見ていた。それでも、改めて至近距離で見ると、その破壊力は凄まじかった。
女性の胸を間近で見たのは初めてだけど、そんな俺にもすぐ分かるほど、とびきり美しく魅力的なおっぱい。極上の逸品を目の前に息を呑む。
ふわふわと宙に浮かびながら前かがみにこちらを覗き込むような姿勢だから、もとよりグラビアアイドル顔負けの巨乳が、更に強調されてしまっているのだ。深い、深すぎる谷間に強制的に目が吸い寄せられてしまう。
もはや、乳房の北半球はほとんど見えてしまっている。あぁ、何という眼福。
ドレスの胸元に指を引っ掛けて、ほんの少し引き下げれば、きっとたちまち双丘の先端を飾る魅惑の蕾が――。
「ん、今日はおっぱいに甘えてみる? いいよー、私結構おっきいでしょ? あ、童貞さんだから分かんないかー」
あははー、と朗らかに笑いながら、少女は掌で乳房を持ち上げ、ゆっさゆっさと揺らしてみせる。ぷるんぷるんとプリンみたいに震えて、手の形に合わせてぐにゃりと変形して、チーズのようにとろけて指の隙間から零れそうになって。
とんでもなく柔らかいのが触らずとも分かってしまう。俺はもう、いやらしく弾むおっぱいに釘付けになってしまっていた。
「あ……うぁ……」
「触りたいー? いーよ。でも、まだお仕事残ってるんでしょ?」
肩を押されて、くるりと椅子が回る。強制的に前を向かされ、おっぱいから強制的に目線を外されてしまう。PCの画面を、作りかけの資料を見て、ようやく状況を思い出した。
「さっさと片付けて、終わったら好きなだけ触らしてあげるからさ。ぱふぱふしてあげてもいいよ。ほら、がんばろー」
仕事を片付けたら、あのおっぱいを好きなだけ……。頭の中はもうピンク色、煩悩まみれの俺は、その一言ですぐに作業を再開した。
よし、このまま一気に片づけてしまおう――そう思っていたのに。
「そーだ、こーしてあげたらやる気出るかなー?」
のしっ♡
「っ……あぁ…♡」
唐突に頭に載せられる、ずっしりと重いぬくもり。むにゅりと頭を左右から挟み込むように柔らかく、脳味噌までとろとろに溶けかされてしまいそうな心地良さ。
「まーだかなー、まーだかなー」
少女は俺の頭におっぱいを乗せたまま、ゆーらゆーらと左右に揺れる。俺の頭も、たゆたうような揺さぶりに巻き込まれてしまう。
「ほーら、お仕事がんばってー」
「あぁぁ……やめてぇ…♡」
たぷんたぷんと揺れるおっぱいに頭をぐわんぐわんシェイクされて、よだれが出そうなほど気持ちよかった。こんなんじゃ、まともに仕事なんて――。
当の少女はといえば、俺がうろたえ翻弄されているのを、けらけらと楽しそうに笑っていた。
俺に仕事をしろと言い、いざ始めると今度は妨害してくる。要するに彼女は、ただ俺をからかって遊んでいるのだ。
おそらく人間ではない少女に、おっぱいをちらつかされて誘惑されながら、回らない頭と手を必死に動かした。
少女も初めはそれを見ていたけど、やがて飽きてしまったのか俺から離れ、ふわふわと宙に浮いたままオフィスの中を見物し始めた。
それにも飽きると、ただ空中でくるくると回ってみたりして。手持ち無沙汰なのだろうけど、正直やめてほしい。
だって俺の周りをふよふよ漂いながら、たゆんたゆんとおっぱいが揺れたり、ひらひらとドレスが捲れては艶めかしい太ももがちらちらと見え隠れしたりするのだ。
「ふふふ、私ばっかり見てたら終わんないよー、えっちなおにーさん」
気にするな、なんて無理な話。もちろん俺の苦悩も彼女にはお見通しで、からかうような言葉とニヤついた視線を浴びせてくるのだ。
「や、やっと終わった…」
「おー、おつかれさまー」
いつも以上に疲れた気がするし、クオリティも到底期待できないが、ともあれどうにか仕事を片付けた。
これで、とうとう憧れのおっぱいが…! 勢い込んで少女の方へと振り返る。
「それじゃ、頑張ったおにーさんにご褒美あげなきゃねー」
「あ……♡」
ふわりと宙に浮かんだまま、こちらに両手を差し伸べている少女。アメジスト色の瞳を細め、慈愛に満ちたような微笑み。同じ色合いの長い髪が周囲に円を描くように広がって浮かんでいる。
黒いドレスの裾もふわりと広がって、その神秘的な美しさをいっそう際立たせている。
女神様。そんな言葉が浮かんでくるようだ。
立ち上がった俺のちょうど顔の高さに、豊穣のシンボルのようにふくよかな乳房。たっぷりと丸みを帯びて、あれだけ大きいのにハリがあって、綺麗なお椀型を保った、誰もが憧れるおっぱいが、俺を待ってくれている。
「ほら、おいで…?」
「あぁ……うぁぁ……♡」
そんなものを見てしまって、もう止められるはずもない。ふらふらとおっぱいに吸い寄せられるように歩み寄り、少女に向かってなかばもたれ掛かるように身体を預ける。
柔らかな胸のクッションが、そんな俺の顔面を優しくもしっかりと受け止めてくれた。
むにゅうっ…♡
「ふわぁぁ…♡」
ほんわりとあったかくて、ふにゅんと包みこまれるように柔らかくて。俺の頭ほどもある爆乳が、もっちりと吸い付くような密着感で歓迎してくれる。
触れればたぷんっ、と液体じみた柔らかさで、僅かな振動でもふるふる震えるやわこいおっぱいが、俺の顔面をすっぽりと覆い尽くしてしまう。
押し付けた顔の形にむにゅりとひしゃげて、ぴったりフィットする極上の乳枕となってくれるのだ。
「ふふふ、私のおっぱいきもちいーい?」
「き、きもちいぃ……♡」
深い谷間の奥からは、甘く優しいクリーミィな匂いが漂ってくる。おっぱいの間でホカホカに温められた、ねっとりと絡みつくように濃厚で、砂糖をたっぷり入れたミルクティーみたいに甘く、芳醇な香り。
頭がぽーっとして、お酒に酔ったみたいに意識がふわふわして、とてもいい気分だ。
(なにこれ……あまいぃ……♡ あぁ……もっと…もっとぉ……♡)
まるで脳がとろけていくような破滅的な快楽が忘れられなくて、もっともっと欲しくなってしまう。
震える手を少女の背中に回し、抱き着くように顔面をぐいぐいおっぱいに押し付ける。
もっちりとした乳肌の擦れる感触がたまらなくて、どんどん深みにハマって。桃源郷の奥深くへとずぶずぶ沈んでいく。深く、深く溺れていくほどに、甘ったるいミルクの匂いは強くなってくる。
「くすくす、いい匂いでしょー? 私おっぱい大きいから、谷間がすっごいムレちゃうんだ。でも人間と違って、嫌な匂いになっちゃうことは絶対ないの。あまーいミルクの匂いがどんどん溜まって、どろっどろに濃くなっていくだけ……♡ だからこうやって抱いてあげると、匂いに酔ってみーんな赤ちゃんみたいにあまえんぼさんになっちゃうんだよー。今のおにーさんみたいに、ね…♡」
「ふむぅぅ…♡ んん……んぅぅ……♡」
「ありゃりゃ、もう溺れちゃった? あ〜ぁ、よわーいおにーさん。でもね、おにーさんみたいなよわよわ童貞さんが、そんなに思いっきり私のおっぱいフェロモン嗅いじゃったら、どうなると思うー?」
頭の中はもうぐちゃぐちゃで、全身が甘ったるく心地よくじんわりと痺れて、ふわふわと浮遊感に包まれている。
とろとろふわふわのおっぱいに甘えさせてもらうと、果てしく幸せな気持ちが溢れてくるのだ。すんすんとただ少女の匂いを、シロップのように甘くて、とびきりいやらしい女の子の匂いを胸いっぱいに吸い込む。
(あぁ……し…幸せぇ……溶けちゃう……♡)
頭にピンク色のもやがかかって、もうこの少女のことしか、おっぱいのことしか考えられない。ずっしりと重い乳房にむにゅむにゅと顔面を圧迫されるのが気持ち良すぎて、永遠にこうしていたいくらいだ。
もう身体はふにゃふにゃで、まともに力が入らない。立っているのもままならない身体を、少女の細腕がしっかり抱きしめて支えてくれる。
ゼリーみたいなとろとろおっぱいにむにゅうっと密着させてくれて、そのせいでますます骨抜きにされていく。
「あはは、おにーさんもうだめかなー? ほーら、きちゃうよー……」
吸う空気全部が、彼女の甘いフェロモンそのものなのだ。一息ごとに脳がじゅわりと溶け出して、ぬくもりと甘い匂いに全身が包まれていく。
きもちいいのが身体の奥まで伝わってきて、ぐるぐると渦巻いて、腰がじんわりと痺れて。
「んんっ♡ んむぅぅぅぅ……♡♡」
頭が真っ白になるような恍惚感が泡のように膨れ上がり、そしてあっけなく弾ける――。
とぷとぷ、とぷっ…♡
じわぁぁぁ…♡
「あーぁ、お漏らししちゃった……女の子のおっぱいに顔うずめて、あまーいミルクの匂い嗅いだだけで、我慢できずにとろとろお漏らし……。すっごく情けなくて、すっごくかわいーよ、おにーさん♡ どう、きもちいーい?」
「あはぁぁぁぁ…♡」
(あぇ……出てる…? 俺、射精してるぅ……♡ あぁぁ、きもちいい……♡)
突き上げるような鮮烈な快楽の代わりに、深い深い陶酔感の中でぬるま湯のような快感に浸りながら、精液がとろとろと漏れ出ていく。
俺の身体がチーズのように溶け出して、この少女に吸い上げられていくみたいだ。股間に生ぬるい感覚がじわぁっと広がっていく。
「くすくす、もっと色んなことしてあげようと思ったんだけど、おにーさんにはおっぱいだけで充分だったかなー? せっかくだし、きもちよーく出せるようにお手伝いしてあげるねー」
ぐり、ぐり…♡
ズボンの中で漏らし続ける肉棒の先をくりくりと圧迫される刺激。少女のドレス越しの膝が股間に押し付けられ、絶妙な力加減で亀頭をこね回される。
「んんんっ♡ むぅぅぅぅ…♡♡」
どぷどぷどぷ…♡
「ほーら、お膝でぐりぐりー、きもちいいねー。おちんちん触ってもらえたら、もうなんでもいいんだよねー?」
くすくす笑われ、からかわれて、股間をくりくりと軽く弄くられて。それだけで、びびびっと全身を甘く痺れさす電流が駆け抜ける。うっとりするような快楽がじんわり伝わって、白濁がとぷとぷと溢れてきてしまう。
「ほらー、タマタマの中身ぜーんぶ出しちゃおうね。私のためにいっぱい溜めてくれてたんでしょー?」
かり、かりかりっ…♡
「ひぅっ♡ うぁぁぁ……♡」
今度は指先で。
爪の先でかりかりと股間のテントを引っかかれると、むず痒いような甘い快感が伝わってくる。
スラックスとパンツ越しではほとんど感触なんて分からないはずなのに、彼女の指の柔らかさ、弄ぶように踊る爪の先の硬さまでしっかり感じられて。
まるで亀頭を直接カリカリされているような気持ち良さが、ぶわぁっと一瞬で全身に広がり――。
どぷどぷ…♡
びゅるるるる…♡
「んぁぁ…♡ むぅぅぅぅ…♡♡」
またあっけなく精液を漏らしてしまう。おっぱいに埋もれるだけで最高に気持ちいいのに、イキ続ける亀頭の先をずっとゆるゆると撫で回されて、頭がおかしくなりそうな快楽の中で、こんこんと白濁が溢れ続けてしまう。
「ふふふ、おちんちんイキっぱなしでわけわかんないくらい気持ちいいねー。
あー、こらこら、逃げないよー? ちゃーんとおっぱいの柔らかさと、あまーいフェロモンの匂い感じてー…♡」
精液をダダ漏らす快楽のあまりに身体がもぞもぞと悶えてしまうのに、少女はその僅かな身じろぎさえ許してくれない。
身動きできないほどぎゅうっと抱き締められて、深い深い胸の谷間の、さらに奥深くにずぶずぶと沈められていく。
「もうお漏らし止まらないね、おにーさん。ねえ、私のおっぱい、気に入ってくれたー?」
「う、うん……最高……はぁぁぁぁ…♡」
「ふふ、ありがと。ほーら、もっともっと深ーく溺れようねー。一生忘れられないくらい、おっぱいの匂いが染み付いて取れなくなるまで、ずーっと抱いてあげるから……はーい、おっぱいぎゅーっ…♡ ぱふぱふー♡ おちんちんもカリ、カリっ…♡」
(ふわぁぁぁぁ…♡ またイっちゃぅぅ……♡)
どぷ、どぷどぷどぷ…♡
爆乳に頭を沈み込ませ、もっちりとした乳肌に、もにゅもにゅと揉みくちゃにされる。おっぱいの奥深く、トロ甘い底なし沼に沈むようにぬぷぬぷと飲み込まれていく。
このまま取り込まれて、おっぱいの一部にされてしまえたら、それはなんて幸せなことだろうか。
「おにーさんの精液、ぜーんぶ私が美味しく食べてあげるからねー。最後の一滴までずぅっと幸せなまま、きもちよーくお漏らししようねー?」
甘い、甘すぎるミルクの匂いにうっとり酔いしれて理性を飛ばされ、それだけで情けなくイキ漏らしてしまう。
それを優しくからかわれながら、脈動する肉棒をすりすりカリカリ撫で回されて、吐精を延々と引き伸ばされて。
ずっと終わらない快楽のままに垂れ流し続ける極楽。俺の意識はそのまま、おっぱいの谷間の真っ白い闇の中に、溶けていった。
「あれー、眠っちゃった? しょうがないなー、私の可愛い可愛いよわよわおにーさん……♡ おっぱい枕でしばらくおねんねしましょうねー?」
---
(おーい、おにーさーん、そろそろ起きたらー?)
「はっ……!?」
誰かに呼ばれたような気がして、目を覚ました。気がつくと俺は、ひとりオフィスの机に突っ伏していた。
周りを見回しても、あの少女の姿など欠片もなかった。
さっきまでのあれは、夢…?
ふわん…♡
「ぁ…♡」
(またね、おにーさん。ちゃんと精液溜めておいてねー?)
まだ頭がぼーっとしている俺の鼻腔をくすぐる、甘ったるいミルクの匂い。かぐわしい残り香が、彼女の存在が幻でなかったのを教えてくれた。
「ふわぁぁ……いま何時だ……?」
あくびをしながら時計を見れば、まだ終電には間に合う時間だった。遅くまで残業していたはずなのに、不思議ととてもすっきりとした気分で、いそいそと帰宅の途についたのだった。