※この作品はR-18です。

インペルダウン性拷問部門部門長『ナルイト・ホーテンス』   作:栗藤 紅

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次なる拷問

 ……休みはいい。

 時間に追われる事も無く。

 やらなければならない事も無く。

 ただひたすら、時間が過ぎゆくのを眺めることが出来るのだから。

 

「ナルイト部門長、何か?」

 

 だというのに、なぜ俺はこうして囚人たちの檻の見回りをさせられている?

 そもそも俺は拷問部で、こうした見回りは業務外だと認識していたのだが?

 

「いや。特には」

 

 だがしかし、俺を見回りに連れ出した張本人、マゼラン副署長の考えは違うらしい。

 なんでも、ここ、インペルダウンの看守たるもの、定期的に囚人に姿を見せて牽制することが大事とのこと。

 …………ご自身の短すぎる実働時間を差し置いてのその考えには頭が上がりませんな。

 にしても、

 

「しかし、あまり囚人たちからはあまり認知されていないようだな」

 

 マゼラン副署長の言う通り、俺ってあんまり認知されてないのね。

 まぁ配属先が配属先だし、基本的に拷問対象は女だからなぁ。

 むしろ知られてる方が不思議なくらいだな。

 

「まぁ、目立つ部署じゃないし、そう宣伝するような部署でもないですからね」

 

 俺はここで拷問をやってるんだぞー! なんて叫んだところで、囚人たちからしてみたらあっそ、って感じだろうし。

 ……いや、女を拷問してるって言えば、夜のおかず欲しさに色々と聞いてくる囚人とかは居そうか。

 絶対に答えないけどさ。

 

「腕は立つのだがな。まぁいい」

 

 腕は立つって言ったってあんた、マゼラン副署長の方が俺より強いだろうに。

 というか、むしろマゼラン副署長に勝てる相手って誰よ。

 俺には一人として思いつかんぞ?

 なんて心の中でツッコミを入れながら、俺の休日にねじ込まれた見回りを終え、自室に戻り。

 明日からの拷問が、せめて早く終わりますようにと、恐らくは叶わないであろう願いを、神に祈るのだった。

 

*

 

「で、また俺と」

「そう言うな。お前の腕がいいからと、購入者からのご指名だ」

 

 休み明け。重い足取りでドミノ看守長を尋ねると、ありがたいことに俺を指名しての性拷問をご要望とのこと。

 ありがた過ぎて涙が出るぜ。

 

「はぁ。今回の対象は?」

 

 今回の拷問対象について聞いてみると、ドミノ看守長から渡されたのは……。

 

「双子?」

 

 なんと二枚の手配書。

 そこには、『高笑いのガフォー』と『大笑いのグリン』と記載され。

 恐らく繋ぎの写真だろう。互いに肩を組んで大口を開け、天へ向けて笑っている二人の姿。

 そして何より、

 

「まだ幼ぇ……」

 

 どう見てもまだまだケツの青いガキ。

 なんだったら、まだ生えてすらいないんじゃねぇか?

 んな年齢で手配書が出回る様な悪事をするんじゃねぇよ。

 親が泣いてるぞ?

 

「そいつらは三つの島に影響力のあるギャングの頭だ。分かっているだけで二十以上の殺人に関わっている」

「そりゃあ何とも極悪人で」

「聞き出したいのは被害者の遺体の在処だ。せめて亡骸だけでも家族のもとに届けてやりたい」

「……手加減は?」

「必要ない。購入者からも、人格が壊れようと生きてさえいればいいと言われている」

 

 二人がどんな境遇だったかは知らん。

 だが、一般人を二十以上も殺しておいて、まともな責め苦で済まされると思うなよ?

 俺はそんな甘くねぇぞ?

 

「一応、どうやって捕まえたかだけ聞いてもいいですかい?」

 

 下手すりゃ海軍の犠牲者も居るんじゃねぇの?

 こう言う奴らは抵抗も激しいだろうし。

 

「海軍のガープ中将が見回り中にたまたま出くわしたらしい。そのまま首根っこ捕まえてここに連れてきた」

 

 ……はい?

 えーっと……こいつら、一応1500万ベリーの賞金首っすよね?

 そいつらの首根っこ捕まえて連れて来たって、ガープ中将は色々とおかしくね?

 いやさ、伝説の海兵ってのは知ってるよ?

 それでもさ、やっていい事と悪い事があると思わない?

 なんであの人中将なのさ。

 実力も人望も、大将クラスでしょうに。

 

*

 

「んよ」

 

 拷問室に入り、声をかける。

 すると、声ではなく刺すような視線を送ってきて。

 俺が男だと認識したらしい二人は、顔を赤らめて横へ背けた。

 安心しろ、見飽きてる。

 

「今日から貴様らを拷問することになった性拷問部門部門長のナルイト・ホーテンスだ」

 

 規則に従い自己紹介をし、二人の反応を待つ。

 にしても、案の定生えてねぇでやんの。

 今回は俺の希望でいつものまんぐり返しの格好ではなく。

 M字開脚をさせた状態で、足首と手首を繋ぎ、拘束。

 さらには膝と肘を一緒に拘束し、手足を固めて身動きを取れなくして貰っている。

 俺の趣味じゃねぇぞ? 効果的な拷問の為だ。

 

「ご、拷問って何をするつもりよ!?」

 

 恐怖からか、声を振るえさせながらそう答えたのは。

 えーっと? ……グリンの方か。

 双子だと似すぎてて分かんねぇんだよな。

 泣きホクロがあるのがグリン、口元にホクロがあるのがガフォーだったな。

 

「そのまんまだよ。俺が知りたい情報をお前らが吐くまで、凌辱すんの」

 

 そう言って両腕を触手に変換。

 すると、

 

「ひっ!?」

 

 と小さな声で驚く二人。

 この程度で驚くなよ。お前らは、比べられないような事やらかしてんだろうが。

 

「じゃあ始めるぞ。……手加減はしないから覚悟しろよ?」

 

 ちょっと久々に頭にきてんだ。

 慈悲なんざ微塵もないと思え?




セルフQ&A

 Qウネウネの実で生やす触手に制約ってあるの?

 A元にした体の部位以上に太くできない(腕を触手に変化させた場合、腕の太さまでしか触手を太くできない)。
 ただし、中を空洞とする場合はその限りではない(触手に変化させても質量を変化させることは出来ない)。
 また、同時に変化させる触手は20本まで。(ナルイトの限界)
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