インペルダウン性拷問部門部門長『ナルイト・ホーテンス』 作:栗藤 紅
許容を大幅に超える快楽を与えて、右も左も分からなくして絶頂漬けにし、快楽の海の海底へと沈めたいだけなんです。
信じてください。
地獄の始まりの合図は、ビビ王女の何度目か分からない絶頂。
絶頂を見送り、これまで通りに責め続けるが。
「逝っくぅっ!!♡♡♡」
腰を突き出し、全身に力を入れて。
絶頂のカウントダウンが限りなくゼロになった瞬間。
クリと乳首に吸い付いていた触手を離し、アナルに挿入した触手の動きを停止させ。
突如として、与えていた全ての快楽の供給を止めた。
すると、
「な、なんで……」
絶頂に向かっていたはずの肉体は、急ブレーキをかけられ。
そのあまりの落差に、ビビ王女は困惑。
そのまま絶頂させられたかったと取れる発言をし、自分で気付いたかこちらを睨みつけてくる。
いやいや、その漏れた言葉は貴方の本心でしょうに。
俺が言わせたわけじゃありませんよ?
「おや? あのまま続けて欲しかった、と?」
「バカ言わないでください!」
だよな。
普通に考えたら王女ともあろう人が他人に絶頂を乞うなんて真似、出来ねぇよな。
……これから嫌というほどさせるんだけどさ。
「落ち着いたみたいなんで、また責めを開始しますね」
肩の動きや、表情。
アナルの触手から伝わる、括約筋の動きを参考に今どれくらいビビ王女の身体から絶頂の波が引いているかを把握し。
責めを再開した途端に絶頂はしないだろうというラインを越えたのを確認し、責めを再開。
乳首とクリに吸い付き、先程よりも強めに吸い上げ。
アナル側から子宮をぐりぐりと押してやれば、待っていた快楽にビビ王女は仰け反り。
身体全身を使って、快楽の大きさを表してくれる。
――そして、また絶頂しそうなタイミングで全てを中断し。
目を白黒させながら、今の状況を飲み込もうと必死に周囲を見渡すビビ王女。
そして、
「ま、まさか……」
どうやら辿り着いたらしい地獄の行き先に、顔色が一気に絶望に変わる。
「まぁ、先程自身で『止めて』と頼まれたのでね。こうして都度止めているわけです」
連続絶頂をさせ続けると、決まって口から出てくる言葉。
「もうやめて」
「これ以上逝かせないで」
それらの言葉に答えるのは、性的拷問の中でも最も過酷とされる最後の地獄。
『寸止め地獄』。
本来は快感が溜まり、上限を超えると絶頂となって発散されるわけだが。
この寸止め地獄は、その上限ギリギリまで快楽を高められた後、発散することなく一定の基準まで下げられる。
その下げられ方も、何か特別な方法を取るのではなく、ただただ刺激を与えない時間を作るという単純なもの。
そして、この単純な時間こそが、地獄の真骨頂である。
人間の身体というのは、快楽を絶頂で発散することが前提だ。
それを何度も阻害され、快楽を発散できない状況なんて、そもそも考えられてない。
そんな状態が続けばどうなるか。
簡単だ。どんな小さな快楽でも集めて上限を越えようと、脳みそが快楽に対するアンテナを広げるのだ。
分かりやすく言うと、脳みそが身体を敏感にしてしまう。
そして、性は後戻りしない。
つまり、そうして敏感に作り替えられた肉体は、もう元には戻れない。
後は、何をしても絶頂するぐらいまで、寸止めを繰り返してやれば……。
クリトリスを風に吹かれるだけで絶頂してしまうような、超敏感な体だって開発できる。
「さ、落ち着いたみたいなので再開しますか」
「ま、待って――」
ビビ王女に対しての寸止めはこれで三回目。
たったそれだけなのに、ビビ王女の顔はもう既に絶望に染まり切っている。
それだけ、『逝けない』という状態が辛いのだ。
……天竜人の調教もこの寸止めがメインって話だしな。
寸止めを繰り返し、反抗心をそぎ落とし。
いう事を聞けば、一度絶頂を与える。
そうして、幾度目か分からぬ寸止めの果てに与えられた絶頂は、理性と、思考と、人格と。
おおよそ尊厳と呼べるような代物全てを崩壊させるほどの甘美な味わいらしく、従順になるのだとか。
寸止めを繰り返されても、天竜人のいう事さえ聞けば、絶頂を与えて貰える。
そう考えるようになってしまうらしい。
そんな地獄に、ビビ王女を沈めていく。
「逝っっっ!!♡♡♡」
「おっと、危ない危ない。先程よりだいぶ絶頂までの時間が短くなりましたね」
危うく逝かせてしまいそうになる――訳が無く。
これも寸止めの一環である。
もしかしたら、何かの手違いで絶頂まで持ち上げられるかもしれない。
そう思ってしまうと、より快楽を受け取ろうと身体は作り変えられる。
つまり、自分で自分の墓穴を掘っているようなもの。
これを、わざとではなく、あくまで手違いで絶頂させそうになったと感じさせるのがミソ。
そうなれば、よりこっちの責めに集中してくれるからな。
「そう睨まないでください。貴方が情報を吐けば終わるといってるじゃないですか」
目に涙を浮かべ、下唇を噛み締めて。
必死に俺を睨みつけるビビ王女にそう言うと、
「私は! 最初から何も知らないと言っているはずです!!」
寸止め地獄に落とされながら、まだ最初の主張を続けている。
……こんだけ主張するならそうだと思うんだけどなぁ。
ま、俺には本当に知らないのか、それとも、異常ともいえる精神力で屈していないのか判断出来ないんだけどさ。
……結局、その後に十回ほど寸止めをし、なおも主張は変わらなかったという事で、ビビ王女は『白』と判断され。
電伝虫でドミノ看守長から拷問終了の連絡が届き、触手を納め。
「申し訳ありませんね、ようやく上が納得したみたいで」
と言いながら、小鹿のように震える足で立ち上がろうとするビビ王女に手を貸そうとすると、
「さ、触らないで!!」
強く払いのけられてしまった。
これ、結構効くんだけどなぁ……。
あ、腕を触手から戻してねぇや。
そりゃあ拒否るわ、うん。
セルフQ&A
Qナルイトさんの悩みは?
A触手を見たタコやイカが仲間だと思って寄ってくること。