※この作品はR-18です。

アイマス非Pドル部   作:ハピエン大好き侍

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新卒社員のあなたが偶然訪れたバーで大人気アイドルの高垣楓(27)と出会い、温泉旅館で種付け交尾をするようになるまでの話

 新卒社員のあなたは気まぐれで入ってみたバーで一人グラスを傾けていた。ぶらついているうちにお洒落な看板が目に留まり、スマホで店名を調べてみると「初めてのバーはここで!バー初心者でもマスターが色々と教えてくれます」と評判だったので、勇気を出して初めてのバーに足を踏み入れた。そうしてあなたはダンディなマスターに飲みやすいものや度数が高いものなどを聞きながら初めてのカクテルを楽しんでいた。

 

 「お隣、いいですか?」

 

 あなたが何杯目かの注文をした後、後ろから耳心地のいい声がかけられた。振り向けばどこかで見たことのある美人がそこにいた。スラっとした長身、ゆるふわボブヘアー、あなたを映すオッドアイ。

 

 席はあなたの隣以外にも空いていたので不思議に思ったが、もしかしたらこの女性は常連で、お気に入りの席が偶然あなたの隣の席なだけかもしれない。そう考えてどうぞ、とだけ返せば女性はあなたの隣に腰かけた。知人ではないが見たことはある。ではどこでこの美女を見たのだろうかとなんとか思い出そうとするも、アルコールが回り始めた頭では思い出すことができなかった。

 

 慣れた様子で注文を済ませるところを見ると、やはり常連なのだろう。だとしたら自分が横にいたら落ち着かないかもしれない。というか自分が落ち着かない。だから決して気を利かせたというわけではないが、あなたは席を移ってもいいかとマスターに尋ねた。

 

 「あら、どうして?やっぱり、お隣嫌でした?」

 

 マスターが答える前に、隣に座った女性から声を掛けられた。横を向けば女性は不思議そうに首を傾けていた。そんな仕草一つで魅力的に見えるのだから美人はずるい。そんなことを思いながらあなたは女性の言葉を否定し、自らの考えを話した。

 

 「確かに常連ではありますけど、だからって気を遣う必要はありませんよ。ここはマスターの意向で常連だからって席を優先されたりとかはしないんです。そういうことを気にせずにお酒を楽しんで欲しいからって。ね、マスター?」

 

 美人が破壊力のあるウインクを飛ばしてマスターに声を掛けた。カクテルを作っていたダンディなマスターはそのウインクを受けても動じず、静かな微笑みを湛えて一つ頷いた。ではなぜ他に席が空いているのに隣に座ってきたのだろうか。疑問に思ったあなたが尋ねるまでもなく、女性は口を開いた。

 

 「元々友人と飲むはずだったんですけど、待ち合わせ中にその友人から仕事が入ってしまったとお断りの連絡が来まして。一人だけど折角だしお酒を飲もうと思ってお店に来たら、なんとそこには同じお一人様がいるじゃありませんか。これはもうお一人様同士で飲むしかないな、と思いまして」

 

 思いまして、ではない。説明になっているようで説明になっていなかった。

 

 「あら、駄目ですか?一人酒も美味しいですけど、二人酒も美味しいですよ?せっかくのご縁ですし、どうですか?」

 

 にっこりと微笑む美人に、慣れていないあなたは頬を赤くして視線を反らしてしまう。そこに示し合わせたように2つのグラスが差し出された。あなたがグラスの提供主であるマスターに視線を向けるも帰ってくるのは微笑みだけ。「どうですか?どうですか?」とリピートしてくる女性に根負けしたあなたは、自らのグラスを持ち上げて女性のグラスと合わせて乾杯と告げた。

 

 「はい、乾杯♪……ちなみに、こういうバーではグラスをくっつけるのではなく、目の高さぐらいまで上げるだけでいいんですよ。お高いグラスに傷が付いちゃいますから」

 

 それは先に言って欲しかった。それほど優しく合わせたので傷がついたようには見えないがあなたはマスターに頭を下げて謝罪した。マスターからはまたも微笑みだけが帰ってきた。

 

 「ふふっ。では改めて、乾杯♪」

 

 今度はしっかりとグラスを目の高さまで上げて、乾杯と告げた。

 

 

 ───────────────────────────────────────────────────────────────

 

 

 「まぁ、新卒社会人。羨ましいですねぇ、まだこれからじゃないですか」

 

 女性おすすめのカクテルなどを飲みながら互いのことを話す。自分をそう言うということは少なくとも自分よりは年上なのだろうが、あまりにも若々しい美人なので見た目からは予想がつかない。絶世の美女と言っても差し支えがない。大人っぽい外見をしていなければ、年下と言われても違和感がない。

 

 「めっ、ですよ?女性の年齢を詮索するのはバーじゃなくてもマナー違反です」

 

 やっぱり年下かもしれない。両手の人差し指を交差させて「めっ」なんていうのはあなたよりも年上がしていい行為ではない。でも人の考えを簡単に見抜く辺りやっぱり年上なのかもしれない。

 

 「私の仕事ですか?」

 

 今度はこちらの番だとあなたは美人の職業を尋ねた。

 

 「んー……お教えしてもいいんですけど、ここは折角ですからクイズとしましょう。ででん!私の職業はなんでしょうか♪」

 

 クッソ可愛いな、とあなたは思った。先ほどからずっと思っていたことだが、このお茶目美人は動作の一つ一つが滅茶苦茶可愛いのだ。ウインクも、「めっ」も、今の「ででん!」も、あなたの心臓をめった刺しにしてくる。これがそこらにいる大人の女性がやっていれば「あざとい」「かわいこぶるな」となるのだが、あいにくと目の前の女性は絶世の美女。何をしても「可愛い」といつ感想しか思い浮かばない。

 

 そんなことを考えつつも、あなたは女性の職業を当てようと頭を巡らせる。これほど見た目がよければモデルをしていてもおかしくない。そんな軽い気持ちでモデルと答えてみたのだが─

 

 「あら、鋭い。でも残念です、モデルではありません……今は」

 

 今は?オウム返しになったあなたの問いに美人は頷いた。

 

 「はい。2年前まではモデルをやっていたんですけど、辞めちゃいました。今は別のお仕事をやっているんです」

 

 そこまで聞いて記憶に何か引っかかるものがあった。ドルオタの同期から似たような話を聞いたことがある。

 

 「ヒントを出しましょうか。何がいいかしら……あら、これは」

 

 どんなヒントを出そうか悩む美人が、BGMが切り替わったタイミングでいいことを思いついたと顔を上げた。

 

 「マスターったら、この間のは冗談じゃなかったんですか?」

 

 その問いにも微笑みを返すマスター。あなたには何のことだか意味が分からない。

 

 「ちょうどいいですね、このBGMがヒントということで。頑張って当ててみてくださいね。正解したらご褒美をあげますから♪」

 

 意味が分からないままだが、あなたはヒントだというBGMに耳を傾ける。バーのBGMというには荘厳な曲だった。集中して聞くと、歌らしきリズムになっている。どこか聞き覚えもあるのだが、あなたにはそこまでしかわからなかった。

 

 「まだわかりませんか?でしたらもう少しヒントを差し上げますね。~~♪」

 

 女性がリズムに合わせて鼻歌を歌う。そこであなたは漸く気づいた。先日ドルオタの同期がうざいぐらいに推してきたアイドルの歌だったからだ。こいかぜ。アイドルなのにガチ歌ですげえからと何度も聞かせてきた歌だ。なぜ今まで気づかなかったのか。改めて目の前の女性を見れば、同期に見せられた写真と何もかもが合致している。スラっとした長身、ゆるふわボブヘアー、青と碧のオッドアイ、その青い左目にある泣き黒子。

 

 

 ─高垣楓。

 

 

 「はい、正解です♪高垣楓、しがないアイドルやってます♪」

 

 ───────────────────────────────────────────────────────────────

 

 あなたは夢見心地で家路についていた。なにしろあの大人気アイドル、高垣楓と飲んだのだ。たとえアイドルに興味がなくとも、誰もが羨む美女と楽しくお喋りして酒を飲んだという事実に変わりはない。しかも帰り際に「よければまたここでお会いしましょうね♡」って意味深なウインクまでくれたのだ。

 

 

 高垣楓。2年前に元モデルという少し珍しい経歴を引っ提げてデビューした現トップアイドル。25歳でデビューとアイドルとしては歳を重ねていたが、荘厳な曲調のデビューシングル「こいかぜ」を圧倒的歌唱力で歌い上げて話題を席巻した。以降、その美貌と歌唱力が話題となり、トップアイドルへの階段を3段飛ばしで駆けあがった。モデル時代に載っている女性誌は現在プレミアとなっており、ものによっては10万円を超える。

 

 

 というのが同期から何度も聞かされた高垣楓のざっくりとした情報だ。写真も見せられていたのに本当になぜ自分は歌を聞くまで気づかなかったのか。

 

 『私もまだまだ知名度が足りませんねぇ……。すぐ気づかれると思ったのに、中々当てられないんですから』

 

 彼女はそう言っていたが、それはあなたがアイドルひいてはテレビにあまり興味がなかったからであり、あそこにいたのが同期であれば声を掛けられた瞬間に喜びと驚きで飛び上がっていたはずだ。

 

 「あら、同期さんが私のファンなんですか。嬉しいことですが私と会ったことは内緒にしておいてくださいね?ここ、落ち着いて飲めるのでお気に入りなんです」

 

 口に人差し指を立て「二人だけの秘密です♪」と微笑む高垣楓の顔はまさしくアイドルに相応しいものだった。あれを恐らく天然でやっているのだから恐ろしいものだ。計算だとしても、あそこまで可愛ければ無罪だろう。

 

 

 当然、今日行ったバーが新たな行きつけになったのは言うまでもない。

 

 

 それからというもの、あなたは足繁くあの店に通った。もちろん高垣楓目当てである。とはいえ今をときめく大人気アイドルだ。足を運んだからといって毎回会えるわけもなく、そんな日はマスターととりとめのない話をし、新たなカクテルに挑戦してみたりと、ゆったりとした時間を過ごした。運よく会えた日にはそれを報告したり、逆にアイドルの仕事で訪れた場所の話を聞いたりと、あなたは楓とゆっくり仲を深めていった。

 

 

 「この間沖縄でロケしてきたんですよ。はい、もちろん飲みましたよ、泡盛♪」

 「カシスソーダ、いいですよね。私も好きです……あら、どうしたんですか?顔が赤いですよ♡」

 「そろそろ高垣さんなんて他人行儀な呼び方止めませんか?ほら、楓って呼んでみてくださいよー。かーえーでー」

 「来週新しい曲が出るんです。あなたは興味ないと思いますけど、よかったらCD貰ってくれますか?……え、もう予約してる?ふふっ、お買い上げありがとうございます♪届いたらぜひ持ってきてくださいね、直筆サインをサービスしちゃいますから♡」

 「あの、お久しぶりです。すみません、突然海外でのロケが入ってしまって。……その、またこういうことがあったら困りますから、番号交換とか……。……はい、ありがとうございます♪メッセージ、ちゃんと返してくださいね?」

 『ライブに来てくださっていたんですね。ステージで見つけて一瞬歌詞が飛んじゃいました。来てくれてありがとうございます。最後の投げキッスは届いてくれましたか?いつもはしないんですけど、あなただけへのサービスです、内緒ですよ♪次のライブはチケットをお送りしますから、また来てくださると嬉しいです。おやすみなさい、いい夜を』

 『次はいつもとは違うお店で飲みませんか?この前見つけた居酒屋なんですけど、お客さんがいないのでゆっくり飲めるんです』

 

 

 

 「ふふふっ、酔っちゃいました~♡飲んでれらガールの高垣楓でーす♡」

 

 お誘いにあった『しんでれら』という居酒屋で飲んだ帰り、あなたは日本酒を飲みまくって足元が覚束ない楓に肩を貸し家まで送っていた。タクシーを呼ぼうとしたのを酔い覚ましに歩くと言ったから歩きで帰っているのに一向にその気配はない。男の自分と2人で飲んでいる時にここまで酔ってしまうのは無防備なだけか信頼されている証拠か。後者だといいなと思いつつも、服越しに伝わってくる柔らかな感触を意識しないようにしながら、なんとか楓の部屋へとたどり着いた。

 

 楓から預かった鍵で部屋のドアを開け、玄関口まで楓を無事に配達したところで任務は完了した。そして鍵はポストに入れておきますね、と声をかけてあなたが帰ろうとした時だった。くい、と袖を引かれた。

 

 「帰っちゃうんですか……?」

 

 それは紛れもない“お誘い”だった。女が男を引き留めるためのよくある言い回し。

 

 「いつまで経っても次に進む気配がないし、いっそ酔っぱらったら襲ってくれるかなとも思ったけど普通に帰ろうとするし……。私、あなたの気持ちわかってるつもりです。私の気持ちもわかってますよね?」

 

 当然、あなたもわかっていた。自分が楓に惹かれていることも、楓があなたへと向ける眼差しがいつからかただの飲み友達に向けるものではなくなっていたことも。それでも一歩を踏み出せなかったのは、彼女が大人気アイドルだから。中小企業の新卒社員に過ぎない自分では到底釣り合わない。彼女ならもっとイケメンでもっといい男が探すまでもなく寄ってくるだろう。だからこそ今まで友達の一線を越えぬようにしていたのだが─

 

 「んっ……♡……あは、嬉しい……♡」

 

 女にここまで言わせておいてこのまま帰るなんていうのは男ですらないだろう。まだ日本酒の味わいが残るキスを交わすと、あなたは楓の手を引いて部屋へと上がり込んだ。

 

 「寝室はそこの扉です。......あの、一応言っておきますけど初めてなので、その……優しくしてください、ね?♡」

 

 その言葉を聞いてあなたがどうしたのか─それは語るまでもないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はぁ……♡夏に入る温泉というのも乙なものですね……。ホットな季節にホットスプリング……うーん、イマイチ。部屋に戻ってお酒にしましょうか。買ったばかりの大吟醸、開けちゃいましょう♪」

 

 楓との交際が始まり、数か月が経った。あなたと楓は、漸く取れた楓の長期休暇に合わせて初めての旅行に来ていた。場所は以前楓が仕事で来たという温泉宿。芸能人のお忍びにも理解があり、訪れる観光客に注意喚起をしてくれているおかげであまり人目を気にすることなく風情を楽しむことができた。

 

 「前に来たときは美優さんがすぐにダウンしちゃって。瑞樹さんと2人で遅くまで飲んじゃったんですよ」

 

 温泉上がり、部屋まで歩きながら楓が以前訪れた時の思い出を語る。だが、あなたの意識は楓の話ではなくその肢体に向いていた。アップにしているおかげでいつもは見えないうなじ。余計な肉は付いていないのに確かに“雌”であることを感じられる臀部。その後ろ姿だけで勃起してしまうのは男なら至極当然というもの。

 

 仕事詰めで会えずにいたこともあり、そういうことをしばらくしていないということもあるが、なによりも温泉上がりの楓が放つ色香にあなたはやられていた。肌を露出させているわけでもなく、佇まいだけで見る男を勃起させる魔性。先ほどからすれ違う男性客は吸い寄せられるように楓に見惚れ、隣にいるパートナーの不興を買い、あるいはそっと前かがみになって立ち去っていく。

 

 あなたはそれを見て少しの憤りを覚える。楓の美貌なら致し方ないというのは理解しつつも、あなたの最愛の女性が性欲に塗れた視線に晒されるとうのが我慢ならなかった。だが、同時にとてつもない優越感を覚えてしまうのも事実。なにしろ目の前をルンルン気分で歩く楓に触れることができる男は自分だけなのだ。浴衣の下の芸術的とも言える裸体を見たことがあるのも、余すことなく触れたことがあるのも。

 

 それでも楓をじろじろと見られるというのはやはり気分のいいものではなく、あなたは前を歩く楓の横に並び、そっと抱き寄せた。

 

 「……♪」

 

 あなたの考えていることをなんとなく感じ取ったのか。楓はあなたの肩に顔を寄せ、身体を預けてきた。少し歩きにくくなってしまったが、あなたと楓はゆっくりと部屋までの道を歩いていった。

 

 

 

 そして部屋に入り、襖を閉めてすぐ。あなたは楓を抱きしめた。

 

 「あん……♡もう、我慢できなくなっちゃったんですか……?♡」

 

 それは優しさとはかけ離れた性欲に塗れたもの。背中を撫でる左手はいやらしいし、右手は薄い浴衣の生地越しに尻を撫でまわしている。けれども痴漢さながらのその動きは、恋人関係にある楓にとっては大好きな彼氏からの愛撫に過ぎない。その証拠に楓もしっかりとあなたの背に手を回しており、自らその身体をあなたに押し付けていた。

 

 「硬いのが当たってますよ……♡」

 

 当然、部屋に付く前から勃起していたあなたの肉棒も押し付けられる。楓はそれに嫌悪感を示すことなく、むしろ愛おしそうに身体をすりすりと擦り付けてくる。

 

 「汚れるといけないですから……♡」

 

 そう言うと楓はあなたの浴衣の帯を解いた。帯を失ってはだけた浴衣の下からは下着の上からでもはっきりと形がわかるほどに張り詰めた怒張が現れた。あなたも楓の帯を解けば、楓が身に着けた黒のアダルティな下着が露わになった。もっとはっきり言うと、一部に透けが入っているエロチックな下着だった。黒の下着を身に着けることは珍しくもない楓だが、これは明らかに楓の嗜好とは違うものだった。

 

 「どうですか、この下着……♡モデル時代にお世話になっていた会社からサンプルとして送られてきたんですよ……♡オトナな下着のモデルをやってみませんか、って……♡私、下着モデルの仕事なんてやったことないのに、ですよ?♡どういうことでしょうね……?♡」

 

 送り主は男かとあなたが尋ねれば、

 

 「送り主は会社になっていましたけど、社長さんは私よりも少し年上の男性ですよ♡イケメンのやり手社長って業界では評判だったみたいで……そういえば、モデル時代に何度もご飯に誘われたんですよね……♡下着モデルのお仕事を受けたらどうなっちゃうんでしょう……♡仕事の様子を見に来た、とか言って私の下着姿を目に焼き付けるつもりかも……♡」

 

 楓はあからさまにあなたの嫉妬を煽ってくるが、それはつまりそのイケメンがまたモーションをかけてきたということに他ならない。あなたのような若造ではなく、大人で顔もよくてお金も持っている男が。あなたよりもよっぽど楓に釣り合う男がだ。だが今のあなたには楓の彼氏は自分であるという自負があり、誰にも渡すつもりなどなかった。先ほどよりも強く楓を抱きしめる。整った形をしている楓の美乳を押しつぶすほどに。

 

 「きゃっ……♡はい、勿論断りました♡私のえっちな姿を見ていいのはあなただけですから♡そもそも、付き合っているわけでもない女性に下着を送る男性なんてたとえイケメンでも嫌に決まってます。食事も全部断っていましたし……でも、下着は素敵なデザインだったので貰っちゃいました。どうですか?♡」

 

 目論見通りあなたに嫉妬させることに成功した楓は満足気だ。今日の交わりのスパイス程度で本気であなたをからかうつもりなどなかったのだろう。過去の誘いも含めて断っていることとあなたの優越感をくすぐるような言葉を囁く。わかっていたこととはいえ、安心したあなたは身体を離して改めて楓を見る。悔しいがやり手なだけにその下着は楓に似合っていた。だが下心ありで送った下着が知らない所で彼氏との情交に使われるというのはイケメンクソ野郎にとっては屈辱だろう。下着を見せつけるようなポーズを取る楓に、あなたは似合っているという言葉を込めて優しいキスを交わす。

 

 「んむっ♡ちゅ、ちゅっ♡ん、ちゅっ……♡もうっ、キスで誤魔化すなんて駄目です♡ちゃ~んと言ってください♡可愛いですか?綺麗ですか?それとも、えっちですか?♡」

 

 けれどもあなたが照れていることなどお見通しの楓はあなたにおねだりをする。今の私はあなたにどう見えているかと。あなたが照れながらも可愛くて綺麗でえっちだと伝えれば、嬉しそうに顔を綻ばせる。

 

 「うふふっ、ありがとうございます♡女の人は、言葉よりも行動で表して欲しい時と言葉で伝えて欲しい時がありますから。……今面倒だ、って思ったでしょう?そうです、女は面倒なんです。でも頑張ってくださいね、彼氏さん♡」

 

 そう言うと、楓がその場に膝を付く。自然、楓の眼前には盛り上がったあなたの股間部が。

 

 「その代わり、あなたが頑張ってくれた分、私も頑張りますから。こうやって、ね……♡」

 

 楓があなたの下着をずり下ろす。隆起した逸物のせいで多少難儀はしたものの、あなたのソレは窮屈な下着から解放された。

 

 「すん、すん……♡さっきまで温泉に入っていたからか、いつもの男らしい臭いはしませんね……♡温泉の香りです……♡」

 

 大人気アイドルの高垣楓が、膝を着いて嬉しそうにあなたのチンポを嗅いでいる。その優越感は言葉では表せない。高垣楓がライブを行えば、会場のチケットは一瞬で売り切れるのだ。デパートの屋上さえも、高垣楓がミニライブを行うとなれば人で埋め尽くされるライブ会場となるのだ。写真集を出せば水着姿目当ての男と元モデルである彼女のファッション目的の女性が買い尽くすのだ。歌を出せば当然の様にミリオンヒット。

 

 そんな高垣楓が─膝を着いてあなたのチンポを嗅いでいるのだ。あなたは決して高垣楓をトロフィーのように思ったことは微塵もないが、それはそれとしてという話である。本来あなたの手に届くことなどありえないレベルの女性が奉仕しようとしてくれているという興奮は途轍もないものだ。

 

 「大吟醸の前に、濁り酒を頂きます……なんて、少しはしたないですね……♡」

 

 そんな言葉と共に、楓はあなたの肉棒へと奉仕を始めた。

 

 「まずは挨拶のキス、ですね……♡いつも私を気持ちよくしてくれるおちんちんさん、お久しぶりです……ちゅっ♡ふふっ、びくってしちゃって可愛い……ちゅっ、ちゅっ♡」

 

 例えばの話だが、『高垣楓のキス』というものをオークション形式で販売すれば、その値段は天井知らずで上がっていくだろう。それが唇ではなく手の甲や頬といった部位へのものであったとしてもだ。そして形に残るわけでもないのに、価値ある美術品のような値段で決着し、途方もない金額で入札した男は一切の後悔を見せずに金を支払う。『高垣楓のキス』とは、そういうものなのだ。

 

 そんな『高垣楓のキス』が、あなたの肉棒へと捧げられている。何度となく、愛おしげにに。強制したわけでもなく、自発的に。どれほどのお金を積んでも実現することはない。高垣楓のちんキスを享受できるのは、世界でただあなた一人だけなのだ。嫋やかな手をそっと竿に添え、新発売するリップの広告塔にもなる唇を、あなたの欲望の象徴へと惜しみなく捧げているのだ。

 

 「先っぽから根元まで、ちゃんと挨拶させてくださいね……♡ちゅっ、ちゅっ……♡」

 

 余すことなく、楓はあなたの肉棒へとキスの雨を降らせていく。静かな部屋に響くリップ音の数が、そのまま『高垣楓がチンポにキスした回数』としてカウントされていく。しかもこれはこれから行う奉仕の『挨拶』なのだ。つまり、挨拶を終えた後にもっと凄まじい奉仕が待っているわけであり、あなたは期待で胸を高鳴らせながら夢見心地でその挨拶を受けていた。

 

 「ちゅっ……♡……はい、これで挨拶は終わりです♡おちんちんぜ~んぶ、私のキスでマーキングしちゃいましたから、他の人に使っちゃ駄目ですよ……♡若い子に浮気なんかしたら、すぐにわかっちゃいますからね♡」

 

 もはやあなたの肉棒に、高垣楓の唇が触れていない場所はない。文字通りのマーキング。これから先、テレビに楓が映る度あなたはこう思うだろう。

 

 『自分は今歌っている高垣楓の唇にチンポ全てで触れたことがある』

 『今サービスで投げキッスした高垣楓の唇には万遍なく自らのチンポが触れたことがある』

 

 誰もが『一度だけでも』と欲してやまない高垣楓のキスを、あなたはチンポ全てに幾度となく捧げられたのだ。

 

 一体どこの馬鹿が浮気なんてするというのだろうか。高垣楓と付き合えるというのは、あなたの人生5回払いでもなお足りないほどの幸福なのだ。

『男など選び放題の高垣楓があなたを捨てる』のならまだわかるが、あなたが高垣楓を捨てるというのは何があってもあり得ないことだ。だというのに、楓は本心でそう思っているのだ。たった5歳、あなたより年上であるというだけで「若い子に浮気されたくないから」なんて不要な心配をしているのだ。

 

 「それでは、本番といきましょうか♡……んんっ⁉♡ふ、んむ……♡れりゅ……♡」

 

 だから、あなたは膝を着いている楓同様に姿勢を下げて愛情たっぷりのキスをした。舌を絡め、吸い付き、唾液を交換し合う。あなたが「自分のチンポにキスしまくったばかりでも気にせずにキスできる」ぐらいに楓を愛しているということが伝わるように。

 

 楓からすれば、チンポに触れた唇で大好きなあなたとキスをするというのは避けたいことだ。いつもフェラをした後は口をゆすいでからじゃないとキスをさせてくれないのだから。離れようとする楓を強く抱きしめてあなたは1分以上に及ぶ濃厚な口づけを交わした。そして「どうして?」と視線で訴えてくる二色の眼を見て伝えた。「浮気なんて絶対しない、できない。それぐらいに楓さんを愛している」と。

 

 「……もう、これ以上好きにさせてどうするつもりなんですか……♡そんなこと言われたら、もう絶対に離してあげませんからね……?♡私の全部で、あなたを愛しちゃいますから……♡アラサー女を本気にさせた責任、取ってもらいますよ♡」

 

 望むところだ、と返せば楓は微笑んであなたの手を取った。

 

 「お布団に行きましょう?ここでは外が気になって思う存分あなたを気持ちよくしてあげられませんから……♡」

 

 

 温泉に行っている間に、伝えるまでもなく一組だけ敷かれた布団の上、浴衣を脱ぎ去ったあなたは仰向けで寝転がっている。同じく浴衣を脱ぎ去って美しい裸体を晒した楓はというと、あなたの脚の間に入り正座で佇んでいた。

 

 「さっきは挨拶までしかできませんでしたから、まずは私に続きをさせてくださいね……♡」

 

 そう言って楓はそそり立ったままのあなたの肉棒へと顔を寄せ、垂れた髪をかけ、ゆっくりと亀頭を口に含んだ。あなたは、たまに見せる楓のその仕草が好きだった。そんな仕草を、自らへ奉仕するためにしてくれているというのがあなたの奥底をくすぐる。温かな口内に包まれたあなたは無意識で楓の頭を撫でていた。

 

 「……んっ♡」

 

 楓はそんなあなたを見て優しく笑むと、あなたを見つめたままフェラチオを始めた。亀頭から竿の半ばほどまでを、楓の艶やかな唇がゆっくりと前後する。口内から離れて肉棒が寂しさを覚えたところでまた口内に迎え入れられるというのを繰り返されるだけで、あなたの性感がじんわりと高まっていく。

 

 気持ちよくなっていたのはあなただけではない。好きな男が自分の奉仕で気持ちよくなっている光景を見るだけで、楓の方も子宮の奥から色を宿した熱が湧き出ていた。それは愛液という形となって現れ、まだ膣口から漏れ出てこそいないが確かに自らが濡れているのを楓は感じていた。自分の心だけではなく、身体までもがあなたを愛している。その事実は楓を喜ばせ、あなたへの奉仕も熱を増す。

 

 

 ぢゅる……っ♡ぬりゅぅ……♡

 

 

 前後するだけだったフェラチオに、舌の動きが加わった。それだけで、あなたは思わず声を漏らしてしまう。楓の舌が愛おし気に竿に絡みつき、撫でつける。見えないのがもどかしいとあなたに思わせるほどに情熱的に、楓はあなたの肉棒へと奉仕する。

 

 「……ぷはっ♡気持ちいいんですか……?♡私の唾液だけじゃありえないぐらいにぬるぬるしてきてますよ……♡♡」

 

 一旦口を離し、手による愛撫を加えながら楓はわかりきった質問を投げてくる。少し情けなくも、もう出そうなぐらいに気持ちいいとあなたが答えれば、楓は早漏気味なあなたを笑うことなく、それどころか嬉しそうに顔を綻ばせる。

 

 「久しぶりですもんね、溜まっちゃってるのは仕方ないですよ♡いつでも出していいですから、あなたが一番気持ちいいと思うタイミングで射精してくださいね♡あ~ん……♡」

 

 口を大きく開けた楓が、再びあなたを見つめたまま肉棒を咥えこんでいき──今度は喉奥まであなたの肉棒を飲み込んでしまった。その興奮たるや、到底言葉では表せるものではない。あえて表現するなら『すげえ』というあまりにも語彙力の低い陳腐な表現になってしまう。

 

 高垣楓の喉奥フェラ。それは万人の心を震わせる歌を歌うアイドル高垣楓の最も大切にしなければならない部分を用いてのご奉仕なのだ。そんなことは本人である楓が一番よく知っている。だが楓は自らがアイドルとして最も大切にケアしている部分を用いてでもあなたを気持ちよくすることを選び、美しい顔をチンポで歪めてでもあなたに奉仕しているのだ。

 

 「んぐ……っ♡じゅぞぞっ……♡」

 

 平均サイズを少し超える程度の大きさを持つあなたの肉棒を余すところなく咥えるというのは、言うまでもなく相応の苦労と苦痛を有する。目の端から涙を流し、卑猥な水音を奏でてフェラチオを続ける楓を見て、そこまでする必要はないとあなたは楓を止めようとした。

 

 「んんっ……♡ぢゅぷぷっ♡ぐぷっ♡」

 

 だが、その手は楓によって阻止され、そのまま向かい合っての恋人繋ぎにされてしまった。更には強いまなざしで止めないでと訴えられてしまっては、あなたに楓を止める術など無く、もはや早く射精することだけがあなたに残された楓を止める方法だった。

 

 あなたにとって初めての感覚である喉奥フェラは、得も言われぬ快感をあなたにもたらしていた。今までのフェラチオでは亀頭は舌で舐めまわされることはあっても、締められるということはなかった。だが今行われているそれは、楓が口内に溜まった唾液と先走りのブレンドを嚥下する度に確かにあなたのそれを刺激してくるのだ。

 

 一応手入れはしているとはいえそれなりに茂っているあなたの陰毛に顔を埋めることも気にせず、楓は一心に肉棒を咥え込み続ける。溜め込んでいた性欲、恋人の献身的な奉仕、自らがこれほどに愛されているという実感。それがかみ合い、すでに近くなっていたこともあり、あなたの限界はあっさりと訪れた。

 

 

 「んぶぐっ!?♡♡♡」

 

 

 びゅるるるっっっ♡びゅくんっ♡♡

 

 びゅぷっ♡びゅるるっ♡

 

 びゅう~~……っ♡♡びゅるっ♡

 

 びゅっ♡びゅく、びゅる……びゅっ……♡♡

 

 楓があなたの肉棒を喉奥まで咥えこんだ瞬間、あなたは思わず腰を突き上げて射精した。お預けされて溜め込まれた性欲が、白い奔流となって楓の咽頭へと注がれていく。歌だけで億を優に稼ぎ出すアイドルの喉に、あなたの欲望の塊が吐き出されていく。そのあまりの気持ちよさに放心したあなたは、先ほどまで見せていた楓への気遣いなど忘れて、快感のままに射精を続けた。

 

 「んぐっ……♡ごく……っ♡ごきゅっ……♡ぢゅるるるっ♡♡んっ……♡んく……っ♡」

 

 不意打ち喉奥射精を受けた楓はというと、突然の突き上げに最初こそ驚きを見せたものの、それがあなたの射精であることを理解するや喉を鳴らして精液を嚥下していく。不意だったので飲むのが間に合わなかった精液を口の端から垂らしながらも、続けて打ち出される精液は全て喉奥で受け止め、自らの胃の中へと収めている。その間も優しくあなたを見つめる楓の眼差しは変わらず、繋いだ手は固く握られている。

 

 青と碧の目に見守られ、長い射精を終えたあなたはそこでようやく自らがしでかしたことに気づいた。急いで楓を解放しようとするあなただったが、手を握られたままの上に仰向けの姿勢ではどうしようもできない。だったらと楓に声を掛けるも、先ほどと同じく楓はあなたの肉棒を離そうとはしなかった。

 

 ぢゅる~……っ♡ぢゅぞぞっ♡

 

 れりゅぅ……♡ぬりゅんっ♡

 

 射精したばかりの肉棒を咥えこんだまま、口内で楓の舌が這いまわる。先ほどまでの性感を与えるのを目的としたうねる絡みつき方ではなく、丹念に何かを舐めとるように舌を動かしながら、楓はあなたの肉棒をゆっくりと解放していく。段々と露になる自らの竿に一切の白濁が付着していないのを見て、あなたはようやく楓がしている行為の意味を理解した。

 

 楓は射精したあなたの竿を綺麗にしているのだ。いわゆるお掃除フェラというその行為を、楓は口内で射精したばかりのペニスに施している。本来であれば一拍置いて行われるものを、喉奥フェラと1セットにして行っているのだ。

 

 ちゅぽん……っ♡♡

 

 「は、ぁ……っ♡♡濃厚な濁り酒、ご馳走様でした……♡っと、もったいない……♡あむ……♡」

 

 口の端に着いた精液に気づき、指で拭ったそれを甘いチョコでも舐めとるかのような楓の姿は、精液をホワイトチョコだと錯覚してしまいそうだった。

 

 「あなたの言葉が嬉しかったので、ちょっと頑張っちゃいました♡そのおかげか、あなたもたくさん射精してくれたみたいで何よりです……♡私のお腹、あなたの精液で一杯です……♡」

 

 あなたを気持ちよくしただけだというのに、楓はその瞳に確かな興奮を宿していた。

 

 

 

 口を濯いできますね、と洗面所に向かった楓は戻ってくると体を起こしていたあなたの隣に寄り添うように座り、その芸術的な裸体を摺り寄せてきた。そして触れ合うだけのスキンシップを交わしながら

 

 「私としてはこのまま愛されてもいい気分なんですけど、あなたは射精して疲れちゃったでしょう?続きはご飯を食べてからにしましょうか……♡」

 

 そう囁いた。

 

 「きゃっ……♡どうしましょう、押し倒されちゃいました……♡」

 

 愛する女性にそう言われては休んでいられないと奮起したあなたは、今度は楓を仰向けに寝転ばせ、壁ドンの体勢で覆い被さった。眼下で微笑む楓は色気に溢れており、その声はどこか挑発的だった。元よりご飯の後まで待つつもりはなかったのだろう。あなたが誘ってくるのを待っていただけだ。

 

 事務所の同僚アイドルからも羨望を集めるという長い美脚を開かせれば、すでに濡れそぼった蜜壺からとろりと愛液が漏れ出ていた。

 

 「あら、バレちゃいました……♡私がおちんちんを舐めるだけで興奮するエロい女だってこと……♡」

 

 それだけではない。触った覚えのない乳首もピンと勃っており、楓の身体は愛撫するまでもなくあなたを受け入れる準備が完了していた。

 

それを確認したあなたは、我慢が利かなくなった肉棒の先端を膣口に押し付ける。亀頭に感じる滑りが十分に分泌されていることを確認したので、あなたはそのまま世界であなただけが入ることを許された秘裂へと──

 

 「あっ、ごめんなさい。少し待ってくれますか?」

 

 挿入しようとしたところで、楓からストップがかかった。何事かと楓を見れば「伝えるのを忘れてたんですけど……」とするりとあなたの下から抜け出して部屋に置かれた荷物のところへ向かい、旅行カバンから長方形の何かを取り出して戻ってきた。

 

 言うまでもなくそれはコンドームであり──だからこそあなたの頭には疑問符が浮かぶ。元々楓は仕事をする上でピルを使用しており、今まで楓とセックスをする上で避妊具を使ったことなどほとんどない。それこそ楓から誘われたあの夜だけだろう。

 

 「実は、今ピルを飲んでないんです」

 

 長めの休みが取れたからだろうか?楓のその言葉を、今日は危険日だしピルも飲んでいないから挿入する前にコンドームを着けて欲しいと受け取ったあなたは素直にコンドームの包装を開けて手に取り、封を切ろうとしたところで楓の手が重ねられた。

 

 「あの、そうじゃなくて……私、この前28歳になったじゃないですか」

 

 当然あなたは彼氏として楓の誕生日を盛大に祝ったのでそのことを良く知っている。当日はバースデーライブがあったので、その後日にホテルでディナーを共にし、そのまま事前に取っていた最高級の部屋で最高の夜を過ごした。楓は部屋を取っていると知った時に部屋代を出すと言ってきたが、彼氏の意地として頑として受け取らなかった。

 

 「両親からもお祝いの電話がかかってきて、久しぶりにたくさんお話したんです。その時に、私もそろそろいいかもと思ったんですけど、こういうのって私だけで決めるわけにもいかないじゃないですか。なので、あなたに決めてもらおうと思って」

 

 曖昧な言い方で要領を得ないが、楓の態度からおおよその言いたいことを察したあなたは楓の目を見つめる。

 

 「赤ちゃん、欲しいです。あなたとの赤ちゃんが。あなたの奥さんになって、あなたと夫婦になりたいです。パパとママになって、幸せな家庭を作りたい。25歳でアイドルになると言った私を否定することなく応援してくれた両親に、私の花嫁姿を見せてあげたいです。でも、あなたが結婚はまだしたくないというのなら、これを着けてください。」

 

 それは紛れもないプロポーズ。あなたはまったく意識していなかったが、30歳というのは女性にとっては大きな区切りであるのだろう。それが近くなった楓はそろそろ身を固めたいのだと、そう言っているのだ。

 

 「あなたは若いから、まだ遊びたいでしょうし。とはいえ、私が30歳になる前にはお返事が欲しいですけれど」と笑って続ける楓の瞳にはわずかな不安。あまりにも唐突なプロポーズに、あなたの頭はフリーズしかけるがそもそもあなたの答えは一つだけだ。手に持ったコンドームを放り投げ、楓に向き直る。そしてその手を取り、真正面から伝えた。

 

 あなたを愛しています。結婚してください──と。

 

 楓は一瞬目を見開くと、花のような笑顔を咲かせて頷いた。

 

 「……はい。私もあなたと結婚したいです……♡」

 

 

 

 予定外のプロポーズになってしまったが、それはそれとしてである。あなたと楓は久しぶりとなる情事の真っ最中だった。そこに子作り前提の婚約が確定するとどうなるか。

 

再び仰向けとなった楓は、抱っこをおねだりする子どものように手を伸ばした。

 

 「それでは、思う存分に愛してくださいね……♡会えなくてできなかった分、ぜ~んぶ私にぶつけてください♡好きな時に、好きなところに出していいですからね♡顔でも、お腹でも、お尻でも♡もちろん子宮でも♡私があなたのものになったんだって、もう取れないぐらいにあなたの精液でマーキングしてください♡」

 

 ただの恋人同士のセックスが有責種付けセックスに変わるのである。あなたはこれから、トップアイドルの高垣楓に思う存分、愛情たっぷりの種付けをしてもいいのだ。それどころか、高垣楓の全てを汚す権利を得た。責任をとるとは、そういうことだ。あなたが今から高垣楓をどれだけ精液で汚したとしても、あなたは「責任を取るから」許されるのだ。 

 

 あまりにも興奮を誘うその事実で、もう1人のあなたは今にも雄叫びを上げそうになっている。間違いなく、今まで生きてきた中で一番の勃起だった。

 

 

 ちゅぷ……♡

 

 あなたの肉棒が再び楓の膣口に触れる。先ほどとは比べ物にならないほどの熱を発するそこはひくひくと口を開いてあなたの亀頭を刺激してくる。妊娠願望の表れだろうか、雄を迎え入れようとするその動きだけであなたは射精できるという確信を持っていた。だが、この先に進めば、人生で味わったことのない、それ以上の快楽を味わえるだろう。なによりあなたをじっと見つめている楓もそれを待っている。

 

 ぢゅぷぷぷぷっ……♡♡

 

 「んっ……♡は、ぁ……♡なに、これっ……♡」

 

 先端を入れてしまえば、そこから先はもうあっという間だった。膣全体が最愛の雄を迎え入れるように蠢き、あなたの肉棒は楓の膣内に全て収まってしまった。

 

 「いつもと全然違う……♡何も変わらないのに……っ♡ピル止めただけなのに……♡」

 

 零れるように吐き出された楓の言葉にあなたは完全に同意だった。ピルを飲んでいるのだから、危険日にセックスしたことなど何度もある。だというのに、ピルを止めただけで。

 

 「きっと私の身体が、子宮があなたを求めてるんです……♡私を妊娠させてくれるのはあなただって子宮が理解したから、あなたの精液を求めてこんな風になってるんです……♡♡」

 

 恐らくは互いに感情が高ぶっているおかげでいつもより感覚が研ぎ澄まされているのだろうか。精液を求めてぱくぱくと口を開ける子宮に、精液を吐き出させようとひっきりなしに絡みついてくる膣襞、精液を一滴も零さないように肉棒の形にぴったりと閉じた膣口。楓の膣全てがあなたの子種を求めているのがわかる。

 

 「ね……♡うごいて……?♡♡私のおまんこ、あなたの形に変えて……?♡♡あなたしか知らないおまんこ、もうあなたしか入れなくなるまで滅茶苦茶にして……?♡♡♡」

 

 いつもとは違い、砕けた口調で甘えてくる楓の言葉にあなたは一つ頷き腰を動かし始めた。

 

 にゅぷぷ~~……ぱちゅんっ♡

 

 楓のほっそい腰を掴んでゆっくり大きく腰を引き、子宮口まで肉棒を叩きつける。

 

 「っほ、ぉ……♡んんっ……♡」

 

 にゅぷぷぅ~~……どちゅんっ♡

 

 カリ首で膣襞をこそぎながら腰を引いて、膣口が開いた瞬間に一気に送り込む。

 

 「ひっ、ぐぅ……っ♡♡まって……っ♡こ、えへんっ……♡」

 

 ぐりぐりっ♡じゅぷぷぷっ……ぶちゅんっ♡

 

 子宮に精液はここにあるぞと教えてから、逃げるふりをして追いかけてきた所に不意打ちピストン。

 

 「まっ、へっていって、るのにぃっ♡っお゛♡これ、はずかし……っ」

 

 あまりの快感に漏れ出る、いつもとは違う嬌声をあなたに聞かれまいと、楓は枕を掴んでいた両手で口を覆ってしまった。だが、頭がおかしくなりそうなほどに襲い来る快感を、枕を掴むことでなんとか耐えていたのにその両手を離してしまったらどうなるか。

 

 

 どちゅんっ♡どちゅっ♡ばちゅっ♡

 

 「っっお♡っ、ぁ゛……っ♡んぐっ……♡んん~~っっ……♡♡♡」

 

 ぐちゅ、ぐりぐりっ……♡にゅぷ~~……どちゅっ♡

 

 「お゛、ぁっ……♡ん、っ……ひぐっ、ぁ゛♡……っ♡ほ、お゛っ♡」

 

 ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡

 

 「ふぅーっ……♡ふぅーっ……♡……っあ゛♡♡あ゛あ゛あ゛っっ♡♡」

 

 

 当然、快感はそのまま無防備になった楓に襲い掛かる。しかも、口をふさいだことでくぐもった嬌声となり、かえっていやらしいことになっている。ステージでは綺麗な高音を奏でる高垣楓が、あなたの肉棒で突かれる度に淫らな低音を響かせている。それを見てさらに興奮したあなたのピストンはさらに勢いづき、更なる快感が楓を襲う。

 

 一突きする度におとがいを上げて喘ぎ、抑えきれない声を漏らす楓はあなたのなすがままになっている。間違いなく、あなたはチンポで高垣楓を支配していた。

 

 「あ゛あ゛あ゛っっっ♡♡♡」

 

 楓が大きくのけ反った反動でずれてしまった枕を戻そうとあなたがピストンを一度止めると、楓が荒げた息を落ち着かせながらあなたへと懇願してきた。

 

 「はぁ、はぁ……っ♡♡もう、だめっ……♡がまん、できない……っ♡♡ねぇ、きらいにならないでくれますか……?♡♡はしたない声出しちゃっても私のことお嫁さんにしてくれますか……?♡♡」

 

 何を言うのかと思えばそんなわかりきったことを聞いてくるのだ。楓が何をしようとあなたが楓を嫌うことなどありえないのに。そもそも男というのは自分限定で乱れる女性というのが大好きな生き物なのだ。だから、あなたは楓の不安を吹き飛ばすためにこれでもかという深い口づけをかました。

 

 「んぶちゅっ♡ぢゅるっ♡れる♡♡んむっ♡じゅるっ♡♡……はい。私もう我慢しませんね……♡あなたは私のこと大好きだから、ちょっとはしたなくても嫌いになったりなんてしませんもんね……ちゅっ♡」

 

 あなたの気持ちを感じ取って嬉し気な楓と触れるだけのキスを交わすと、あなたは肉棒を一度引き抜いた。愛液と我慢汁でべっとりと汚れたそれを、楓はさっと口で綺麗にしてくれた。正直すぐにまた汚れることになるのでその必要はなかったのだが─

 

 「私を孕ませてくれる大事なおちんちんですから……♡それに、今から本気の種付けピストンしてくれるんですよね……?♡でしたら、やっぱり一番かっこいい状態のおちんちんで愛されたいです……♡♡」

 

 そんなことを言われてしまっては、期待に応えるしかないだろう。相変わらずあなたの考えることをお見通しの楓は自らその長い足を抱え、まんぐり返しの体勢になった。綺麗な尻穴を晒し、ひくひくと震える膣口がよく見える。

 

 「さあ、もう私のおまんこも我慢できそうにありません……♡あなたの精液で子宮溺れさせてください……♡♡旦那様のおちんちんで孕ませて、高垣楓を引退させて……?♡♡」

 

 高垣楓があなたに挿入されるためにこんな恥ずかしいポーズを取り、あまつさえ孕ませて欲しいとおねだりをしているという事実に興奮したあなたは思わず呆けてしまう。

 

 「……あの、流石に恥ずかしいので早く挿入れてください……っ♡」

 

 楓は羞恥で顔を真っ赤にしたものの、あなたが興奮しているというのはわかっているのだろう、ポーズはそのままであなたの挿入を待っている。ごめんと一言謝ってからあなたは楓にのしかかるように覆い被さり──

 

 ずっぷんっ♡♡♡

 

 「っは、あ……っ♡」

 

 先ほどまでの正常位よりも一段深く、あなたの肉棒が楓の膣奥へと突き刺さった。たったの一突きで楓は落ち着いた息が乱れ、あなたは射精を我慢すべく尻穴に力を入れた。挿入するだけで互いが互いにそれほどの快感を与えたのだ。

 

 ずぷんっ♡♡

 

 「お゛、っ……♡」

 

どちゅんっ♡♡

 

 「あ゛あ゛っ♡♡」

 

 ぶちゅんっ♡♡

 

 「ひぐぅっ♡♡」

 

 

 あなたが腰を打ち付ける度に、泡立った愛液が卑猥な水音となって飛び散る。重なるように楓も嬌声を上げ、先ほどまでとは違い抑えることなく吐き出された喘ぎ声は決してアイドルが上げていいものではない。だがそれを咎める者はおらず、ここにいるのは一組の雄と雌だ。

 

 「お゛っ♡お゛っ♡っあ゛♡ん゛お゛っ♡」

 

 体で抑え込み、無抵抗な子宮口を何度もノックする。角度を変えて突き出された肉槍が楓の膣内をえぐるように突き進み、初めての快感に楓は獣のような声を上げる。その様はまるで獣の交尾。

 

 そう、今行われているのは生殖行為なのだ。男と女が愛し合うための性器結合ではなく、雄が雌を孕ませるための種付けピストン。「孕ませる」「孕む」と目的が合致した雄と雌の生殖を司る本能は最も優れた遺伝子を成すため雄に最高の精液を、雌に最高の卵子を提供させようとその快感を極限まで高めようとしていた。

 

 「んぶちゅっ♡♡ぢゅっ♡れりゅぅ♡ぢゅぷっ♡♡」

 

 そして互いの限界が近づくと、雄と雌はそれが自然な形だと言わんばかりに舌を絡め合う。雌は雄の背に手を回し、雄も雌の背中を少し浮かせて抱きしめ合う。雌の長い脚が雄の腰に回され、万が一にも精液が外に発射されないように固定された。

 

 両者の本能が叩き出したのだ。「えっぐいべろちゅ―を交わしながら雌の胸が潰れるぐらいに強く抱きしめ合い、雄が雌の一番深い場所で精液を吐き出す」ことで最高の受精を至れるのだと。

 

 「ん゛むっ♡ぢゅっ、ぢゅうっ♡お゛お゛っ♡ふぅーっ♡ふぅーっ♡ぢゅむ♡ぢゅるるっ♡♡ん゛ぐっ♡」

 

 時折鼻呼吸では足りなくなった酸素を求めて荒く息を吸ってはまたべろちゅーに戻り、溢れそうになったどちらのものかもわからない唾液を飲み込み、雄と雌はラストスパートを駆け上がっていく。

 

 そして雄は雌の子宮口がぽっかり開き切ったのを感じ取り、雌は雄の腰遣いが変わった事を悟る。そして深く淫らなキスを交わしたまま、強く抱きしめ合い、雄の発射口が雌の子宮口にずっぷりとかみ合った瞬間──

 

           雄と                    雌は

 

                         

 

 ぶびゅううううぅぅぅっっっ♡♡♡♡どびゅるるるるっっっ♡♡♡

                    

                          「お゛ お゛ お゛っ っ っ ♡ ♡ ♡」

 

 

                     同時に絶頂した。

 

 

 びゅるるるるるっっっっ♡♡♡♡♡びゅくんっ♡♡♡

 

                           「あ゛あ゛っ っ♡♡♡っ お゛♡♡」

 

 びゅぅう~~~♡♡♡びゅく、びゅぷっ♡

 

                          「はっ♡はっ♡はぁーっ……♡はぁーっ……♡」

 

 

 

 射精を受けて膣が激しくイキ狂い、引き締まる膣にさらなる精液を搾り取られる。そうして発射された精液でまた膣がイキ震える。そんな快楽のスパイラルに陥り雄と雌は快感が収まるまでしばしの絶頂を味わうことになった。その間も、雌の子宮の中では白い濁流に呑み込まれた卵子が自らと結びつく精子の到来を今か今かと待ち構えていた。

 

 

 

 「うふふ、きっとデキてくれましたよね……♡」

 

 絶頂が落ち着き、息を整えた楓が子宮の辺りを優しく撫でる。危険日とはいえ、妊娠の確率は高く見積もっても50%といったところだろう。万が一デキていなかったときに楓が落ち込んでしまうのを見たくはないあなたは「できてたらいいね」と願望込みの言葉を口にするのだが、楓は妊娠を確信しているようだ。

 

 「デキてますよ、絶対。あなたの精液を注がれた時、なんとなく感じたんです。ああ、今受精したんだなって」

 

 楓は自信をもってそう言うが、妊娠したかわかるのは約1週間後。それまで決してぬか喜びはしないようにあなたは気を引き締めるのだが──

 

 「もう、そんなに疑うのならもう1度シてください♡いいえ、あなたが孕ませたと確信するまで、何度でも♡まだ旅行1日目ですから、時間はたっぷりありますよ……♡♡あ、旅行から帰ったら一緒に指輪を見に行きましょうね……♡私があなたの指輪を選ぶので、あなたは私の指輪を選んでくださいね?」

 

 婚約指輪?結婚指輪?とあなたが聞き返せば楓からはご機嫌に「両方です♪」と返ってきた。

 

 「でもまあそれは帰ってからの話です。今は……」

 

 今度は楓があなたを布団に押し倒す。そしてあなたの肉棒を迎え入れようと膣を開くと粘度の高い精液がぼとぼとと音を立てて零れ落ちた。

 

 「ああ、零れちゃいました♡これでは妊娠できるかわかりませんから、もう1度入れ直してもらわないと……♡♡というわけで、いただきます……♡♡」

 

 

 

 恐ろしくスムーズに騎乗位での挿入を果たした楓は、自らの身体を見せつけるようにして腰を動かし始めた。

 

 

 

 あなたと楓の子作り旅行は、まだ始まったばかりだ。

 

 

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