かなり久しぶりの狐蔵乃無双回。
……なお、今回も杏子と玲子の挿絵は貞操帯だけ再現不可なので、その点はやむを得ずという事でご了承ください。
グールズの地下アジトのどこかに居るはずのマリクを探す為、狐蔵乃やミホと別れた遊戯が闇堕ちしていた精霊の美少女マナ&キサラに犯されていた頃──
白いワイシャツに青いミニスカートで胸元を開けさせた破廉恥な格好のミホを連れ歩く狐蔵乃は、探索の末にようやく杏子や静香、そして眼鏡を掛けた長い茶髪の見知らぬ巨乳美少女──元々はグールズが経営する怪しいカード屋で何も知らずにバイトしていた北森玲子が監禁された部屋へと辿り着いた。
そこはどうやら奴隷部屋となっており、部屋の隅に狭いベッドが一つだけ置かれていた。
そして部屋の真ん中には黒い首輪と金属製の貞操帯を装着し、全裸の格好で生きた人形のように立ち並ぶ三人の巨乳美少女の姿があった。
彼女達は皆、それぞれ違ったタイプの美しい容姿の持ち主だったが……全員その表情は虚ろで生気を感じられないものだった。
「杏子ちゃん、静香ちゃん……ミホ達が迎えに来たよ? 狐蔵乃くんと一緒にここから逃げよう?」
そう言ってミホは、目の前に並ぶ三人に向けて優しく微笑んだ。すると……
「逃げる……? 冗談じゃないわ。私達はここで愛するマリク様の為に、一生グールズ専用の性処理肉便器として働かされる運命にあるんだから!」
虚ろ目になった全裸の杏子が、無感情な声で口を開く。
「……それに、あなた達だってもうすぐ私達と同じになるんです。大好きなマリク様に負けて、ね……?」
玲子も続いて呟くように言った。だが、そんな二人に対しミホは首を横に振って告げる。
「……ううん、違うよ。みんな狐蔵乃くんのおっきなおちんぽに負けちゃうんだからッ! 狐蔵乃くんはマリクって人なんかよりも凄いもん! ミホだけじゃなくて杏子ちゃんや静香ちゃんも、今まで毎日おまんこで何回も気持ち良くイかされて……たとえ今は洗脳されて忘れちゃってても、一度子宮に刻まれたあんな最高の幸せに、エッチ大好きなミホ達女の子が耐えられるわけないでしょ!?」
「っ……うるさい!」
ミホの言葉を聞いた途端、それまで虚ろだった杏子に激しい怒りの炎が灯った。彼女はミホに向かって叫ぶと、自らの下腹部に刻まれたハートマークの淫紋を指先でつぅ……となぞりながら言葉を紡ぐ。
「そんな気持ち悪いブサイクなブタ男よりも、かっこよくてイケメンなマリク様こそが私達のご主人様なのッ!このエッチなお腹の印がある限り、私達は身も心もあの人のモノなんだからぁッ!!」
杏子は絶叫しながら自分の下腹部に浮かび上がった淫猥な紋章を愛おしそうに見つめた。一方、彼女の隣に立つ静香も妖艶な笑みを浮かべると、同じようにして大きく膨らんでしまっているボテ腹の淫紋に触れながら口を開く。
「……確かに、最初はみんな嫌々でしたけど……今となってはこの通りです♡ 静香達はもうマリク様に生涯お仕えする立派な“お人形さん”ですよ? ほら、見て下さい……静香の大切な赤ちゃんが宿るこの大きく膨らんだお腹にも、マリク様と婚約した証になるエッチなハートの淫紋が浮かんじゃいましたぁ~♡」
静香は自分の下腹部に浮かぶ子宮の形を模したハート型の淫紋を見せつけるようにして甘い声を出した。杏子と静香の虚ろな瞳には正気の色はなく、完全に快楽堕ちしている事が窺えた。
二人はまるで自分が世界で一番幸せな存在だと言わんばかりに、光の消えた瞳の奥に危険なハートマークを宿し、頬を赤く染めて蕩けたような表情を見せていた。
しかし、そんな二人の変わり果てた姿を見てもミホは怯む事なく、真剣な表情で説得を続けるが……
「……うるさいですよ。あなた達がどなたか知りませんけど、私達に構わないでください。私達はマリク様にお呼ばれするまで、ここで大人しく待機してなきゃいけないんですから……」
玲子は冷たい口調でミホに言い放つと、杏子と静香に倣って自らに刻まれたハートの淫紋をなぞり始めた。その瞬間、三人の下腹部にある淫靡な紋章は輝きを増し、その妖しいピンク色の光によって三人とも身体を大きく震わせていく。
どうやら三人は淫紋を通じて快感を得ているらしく、その表情は先ほどまでとは一変して悦楽に染まったものになっていた。
「あぁん……♡ この淫紋で繋がる私達はマリク様専用の性処理肉便器として、いつでもどこでも可愛がっていただけるんです……あなた達みたいな人とは違って、私達はマリク様に選ばれた特別な女の子なんですよ? だから私達がここに居る以上、マリク様を裏切って逃げ出したりするなんてあり得ないんですから……!」
玲子はそう告げると、三人同時に下腹部から全身へと駆け巡るような熱い快感に襲われ出し、次第にビクビクと痙攣しながら腰を揺らし始めた。
その様子は明らかに異常なものであり、ミホは心配そうな表情で三人に声を掛けようとするが……
「……ミホちゃん、ここからはボクの出番です。ミホちゃんは下がってお股でも濡らす準備をしてなさい」
狐蔵乃はミホの前に立つと、彼女を後ろに下がらせ、代わりに前に出る。そして、未だに下腹部を撫でながら快楽を求め続けている杏子達を見据える。
「で、でも……っ! 狐蔵乃くん……!」
「大丈夫です。ミホちゃんはそこでしばらくオナニーしながら見ていてください。ボクは絶対に負けません。マリクの仕掛けた超能力洗脳なんか、ボクが仕込んだ極上の快楽でもう一度じっくり上書きしてあげますよ~ッ! ふひ、ぐひゃひゃひゃひゃッ!!」
狐蔵乃はミホに告げると、狂気じみた笑い声を上げた。珍しく静かな怒りを隠さない彼の姿を見たミホはこれ以上は何も言わず、言われた通りに部屋の隅に移動して壁際に立つと、青いミニスカートの中に手を入れて白いショーツ越しに自らの秘所を刺激し始める。
「ぁ、んっ……♡ はぁ、あん……♡ こ、こうやってぇ……自分からおまんこ弄るの気持ちいいっ……♡ 狐蔵乃くんがぁ、いっぱい触ってくれる時みたいにぃ……んっ、くぅ……♡」
ミホは壁に背中を付けて寄り掛かりながら片手で胸元のボタンをぷちぷちと外していき、もう片方の手でぷっくりと膨らんだ股間の肉芽を弄り回しては甘い吐息と喘ぎ声を漏らす。
「はぁ、んっ……♡ おっぱいもぉ……♡ あっ、ん……♡ クリトリスも気持ちいいっ……♡ 全部、ぜぇ~んぶ気持ち良すぎておかしくなっちゃうぅ……いやぁん♡」
ミホは淫紋など無くても狐蔵乃に散々覚えさせられた甘い疼きと、脳髄に響くような快楽を感じながら夢中で自慰を続けていく。そんな彼女の淫らな様子を、杏子達は快楽に溺れながらも不思議そうに見つめてしまう。
「あぁん、三人ともかわいそう……♡ ほんとは迎えに来た狐蔵乃くんと“身体は”エッチしたくて仕方ないはずのに、マリクのせいでこんな酷い生殺し状態にされちゃって可哀想……くすっ♡」
ミホは同情心から三人に向けて呟くと、より一層激しく自らの秘部を指で擦り上げ、乳房の先端を摘んで引っ張り、硬く勃起したピンク色の綺麗な乳首をコリコリと刺激していく。
そうして淫らな行為に耽るうちに、ミホの脳内では大好きな狐蔵乃に犯される妄想が浮かび上がっていく。
「あ、んぅ……♡ ミホのふわとろあったかおまんこに、狐蔵乃くんのおっきな極太おちんぽが容赦なく入ってくるの……♡ ぁ、はぁ……奥まで入ってきて、そのまま孕ませ済みの子宮にぷちゅってエッチなキスしてくれるのぉ♡ それでね、最初は優しくゆっくり……でも、段々と速くなって……最後はミホの一番弱いところを……♡ くぅんっ……♡」
ミホは甘えるように呟きながら、膣内に挿入された狐蔵乃の反り返った大き過ぎるサイズ感を誇る肉棒が子宮口に触れる感覚を思い出し、身体をビクッと大きく震わせた。
「ぁ、ぁあ……♡ だめっ、想像だけでイッちゃいそう……♡ ミホ、もう我慢できないっ……♡ おまんこが疼いて、子宮がキュンキュンしちゃってるのぉ♡ おまんこ気持ち良くして、狐蔵乃くんの濃厚精液でもう一度受精させて欲しくて堪らないのぉ♡ 早く、はやくぅ……♡ ミホをめちゃくちゃにイカせて、おまんこ壊れちゃいそうなくらいお仕置してぇ……♡ んぅ、ぁんぅぅ……♡ んぅぅぅぅぅぅッ!!」
みんなが見ている目の前でミホは堪らず絶頂を迎え、その場にへたり込むと愛らしい童顔を蕩けさせ、甘い淫ら声を漏らしてしまう。
しかし……それでもミホの手の動きが止まる事はなかった。彼女は絶頂を迎えたばかりにも関わらず、再び自分の割れ目に指を這わせる。
するとミホの足元に透明な水溜りが広がり、小さな水音を立てて床に零れ落ちた。それはミホの淫乱な本性を現すかのような大量の愛液であり、彼女の股間から溢れ出したぬるりと光る蜜汁が足の裏を伝って流れ落ちているのだった。
「はぁ、はぁっ……♡ ねぇ、みんなも辛いよね? 本当は狐蔵乃くんとのセックス大好きなのに、マリクに洗脳されてるせいでずっとお預け状態で……身体中熱くて、お腹の奥がキュンキュンしちゃってるんだもんね……?」
そう言ってミホは虚ろな瞳で快楽を求めようと腰を振り続ける杏子達にクスッと優しく微笑み掛ける。その蕩けた表情からは普段の天真爛漫な少女の面影は無く、淫靡な色香に満ちた雌の顔が浮かんでいた。
ミホの淫猥な光景を目の当たりにした杏子、静香、玲子の三人娘はミホの心底幸せそうな様子を見て、無意識のうちに子宮をキュンッとさせてしまい、子宮の淫紋が熱くなっていくのを感じてしまう。
「はぁ、んっ……♡ な、なにこれぇ……!? どうして私のおまんこからエッチなお汁止まらないのぉ……!?」
「お、おかしいです……! なんで私達まで……はぁんっ♡」
「はぁ、はぁ……♡ お、お腹が今までで一番熱いです……! マリク様から頂いた素敵な淫紋が、どんどん熱帯びて疼いて……あんっ♡」
三人は身体の奥から湧き上がる強烈な快感に耐え切れず、ビクビクッと身体を小刻みに震わせては甘い悲鳴を上げ、ついには三人揃って股間に手を添えると、自分達もミホに倣ってオナニーを始めてしまった。
その様子を見た狐蔵乃はニタァと下品な笑みを浮かべると、彼女達の淫らな姿を眺めながら妖しい声で語り掛ける。
狐蔵乃がこのタイミングを見計らっていたのかは分からないが、彼は青い学ラン姿のまま堂々と部屋の中に踏み込んで中央に移動すると、杏子達三人の前まで歩み寄っていく。
「ぐふふ……どうです皆さん? マリクじゃ恐らく無理でしょうけど、ボクなら今すぐにあなた達を真の意味で解放出来ますよ? さぁ、どうします? このままマリクに操られ続け、あなた達を満足させる事すら出来ないマリクの所有物として一生を過ごすか、それともこのボクに今一度全てを捧げ、マリクの支配から完全に脱するか……どちらか好きな方を選んでください。まぁ、その様子を見るに選ぶまでもありませんが……ねぇ?」
狐蔵乃はニヤニヤと勝ち誇った表情で杏子達三人に告げた。その言葉を聞いた三人は忽ち子宮をキュンキュンと反応させると、忙しなく快楽を求め続けていた両手を止めてしまう。
そして、三人は同時に顔を上げると、切羽詰まる様子でお互いを見つめ合う。そこには先ほどまでの快楽に溺れ、淫らに堕ち切った様子は微塵もなく、三人同士で何かを確かめ合っているようにさえ見えた。
「ど、どうする……?」
「え、えっと……そのぅ……♡」
「マ、マリク様以外の人となんて……」
杏子は静香と玲子に問い掛けるが、二人は困惑した様子を見せるばかりでなかなか答えを出せずにいた。すると見兼ねた狐蔵乃は三人が見ている目の前で自らズボンとパンツを脱ぎ始め、大きく反り返った巨大なペニスを露わにした。
「ふひ、ふひひひひっ! そんなに迷う必要はありませんよ? ボクはあなた達が一番欲しいものを差し上げます。だから、マリクなんて馬鹿な粗チンは捨てて、さっさとボク専用の“花嫁まんこちゃん”になりなさい。ほらほらぁ~、皆さんこれが欲しかったんでしょう?」
狐蔵乃は三人の前に仁王立ちになっては、見事に勃起した脈打つ極太サイズの肉棒を見せつけながら彼女達の反応を窺うが……
「あ、あぁっ……♡」
「す、すごい……♡ おちんちんってあんなに大きいの……?」
「はぁ、はぁっ……♡ あ、あれが男の子のおちんちん……マリク様に見せて貰ったモノよりも、ずっとエッチで素敵……♡」
三人ともご主人様であるマリク以外の生の男性器を前にして興味津々の様子で釘付けになっていた。
特に杏子や静香と違って未だに処女である玲子は、元々引っ込み思案な性格故に男性が苦手なはずなのに、思わず赤面して唾液を唇から垂らしてしまうほどには激しい興奮を覚えてしまう。
そんな三人の可愛らしい淫らな反応を見て狐蔵乃は満足げに笑い出すと、その場に立ち並ぶ彼女達の目の前に自分のペニスを突き出しながら、わざとらしい挑発を始めたではないか。
「おやおやぁ~? こんなにも立派なちんぽ様を目の前にしてそんなに物欲しげな蕩け顔をしてるんですから、もう決まりですよねぇ~? それとも……まだマリクを信じて抵抗してみる気ですかぁ~?」
狐蔵乃は三人の葛藤を楽しむようにニヤニヤと意地悪く笑うと、再び彼女達に問い掛けるが……
「ふ、ふざけないでよキモデブ男!誰がアンタなんかに……っ!」
「そ、そうです……! だいたい、こんな状況でマリク様にお預け食らってる私達を誘惑してくるなんて卑怯すぎます……!」
「ぁ、あのっ……」
杏子と玲子は狐蔵乃の言葉に反発するように声を上げた。しかし、狐蔵乃の子種で孕まされたボテ腹妊婦の静香だけは何かを言い掛けて途中で言葉を詰まらせると、頬を赤く染めて恥ずかしそうに内股気味で俯いてしまう。
「ぐふっ、ぐふふふ! 静香ちゃんはどうしましたぁ~? もしかして、ボクのデカチン見ただけで一目惚れしちゃったのかなぁ? まったく、静香ちゃんはいつもスケベで困りましたねぇ……そんなパンパンに膨らんだお腹をしながら、子宮はキュンキュン発情して疼いてるのに……ほらぁ、もう立っているだけで我慢の限界なんじゃないですかぁ?」
狐蔵乃は一人だけ様子のおかしい静香の反応に気付くと、ニタニタといやらしい笑みを浮かべながら彼女に近付き、有無を言わせないままその大きな乳房を両手で揉みしだき始める。
「あっ……いやぁっ……だめっ♡ んぅ、んぅぅ……♡ マリク様、助け……ぁ、ぁんっ……♡」
「ふひひ! いいんですよぉ~? 我慢しないで。マリクの生殺し放置プレイじゃ物足りない静香ちゃんが望むなら、いつでもどこでもボクがその発育止まらないドスケベJCボディを好きなだけ満足させてあげますよ~?」
狐蔵乃は正面から静香の胸を激しく揉み解すと、彼女の耳元で甘い声で囁き掛ける。
「ぁ、ぁあんっ……♡ ぁ、ありがとうございますぅ……♡ ぁ、いやっ! ち、違っ……今のは違うんです……っ!」
狐蔵乃のセクハラ行為を受けた静香は一瞬洗脳された状態から正気に戻り掛かると、慌てて彼の手を振り払い、涙目でキッと睨み付ける。
「お、お断りします……! 静香は結婚を約束してくれた優しくてかっこいい王子様みたいなマリク様以外とは、誰とも絶対にエッチしませんから……っ!」
言いつつも内心ドキドキしながら胸元を片手で隠した赤面の静香。そのまま狐蔵乃に背を向けて壁際に座り込むミホの隣へと逃げ出してしまう。
洗脳されて素直になれない静香を狐蔵乃はニヤニヤと下品な笑みを浮かべながら見送ると、今度は一人だけ見覚えのない玲子へと視線を向ける。
「ん~と、キミはボクと会うの初めてだよね~?」
「ぁ、あぁっ……♡」
玲子は狐蔵乃の妖しい笑みに誘われてふらふらと彼に歩み寄ると、至近距離で狐蔵乃の悪臭放つ恥垢だらけの肉棒をまじまじと見つめてしまう。
「はぁ、はぁっ……♡ マリク様の可愛らしいおちんちんと全然違う……んはぁ、すっごくくさぁい……♡」
玲子は間近で見る男性器にゴクリと喉を鳴らすと、無意識のうちに自分の指先で狐蔵乃の亀頭をツンッと優しく突いた。
「ぐふふ、どうしたのかなぁ~? もしかして、ボクのちんぽが珍しいのかなぁ?」
「は、はいぃ……♡ だってぇ、こんなに立派で反り返って……それに、とっても臭くてエッチなおちんちん見た事ありませんから……はぁ、はぁっ……♡」
玲子は瞳を潤ませながら頬を紅潮させると、鼻腔を広げて思いっきり臭いを吸い込んでしまう。そのあまりに下品な姿からは普段の清楚で大人しいお嬢様といった雰囲気は微塵も無く、まるで発情期の雌犬のようにしか見えなかった。
狐蔵乃は玲子の変貌ぶりをニヤニヤと楽しそうに見下ろすと、彼女の裸身を舐め回すいやらしい眼差しで観察する。未だに股間が疼くのか、両手を添えたままもじもじと内股を擦らせてしまう玲子の可愛らしい反応を見た狐蔵乃。
彼女の頬にぐりぐりと自らの亀頭を押し付けると、玲子は虚ろな目を細めてその感触を味わおうと、自ら鼻腔をヒクヒクさせて何ヶ月以上も洗われていない恥垢だらけの臭くて堪らない肉棒にとろ~んとしてしまう。
「はぁ、はぁ……♡ ブサイクなブタさんのおちんちん、汚物だらけでくさぁいぃ……♡ ぁ、だめですっ……こんなの嗅いでたらおかしくなりそう……ぁ、んっ♡」
玲子は呼吸をする度に鼻の奥まで突き刺さる強烈な激臭を味わい、全身をビクビクと痙攣させてしまう。すると狐蔵乃はとうとう我慢出来なくなったのか、全裸の玲子を強引にその場で押し倒すと、無理やり仰向けに寝かせて馬乗りになる。
「きゃあぁっ!? な、何をなさるのですか……っ!?」
突然の事に驚き戸惑う玲子。だが、狐蔵乃はそんな彼女を無視して下敷きにされている玲子の華奢な太腿を掴むと、無理矢理左右に両足を開かせる。
「ひゃっ……! や、やめてください……っ! いやぁぁっ!?」
「ぐふふふ……やめないよぉ? だってボクはね、キミみたいにむちむちぷりっぷりなドスケベボディをしたエッチ大好きな可愛い女の子が大好物なんですからねぇ! ほらぁ、今からマリクに変わる新しいご主人様のボクが、たっぷり可愛がって調教してあげましょう!」
狐蔵乃は舌なめずりすると、恐怖で顔を歪める玲子の唇に肉棒の先端を押し当てようと近付けていく。と、そこに……
「ま、待ちなさいよ変態っ! いくらなんでもそれは許さないんだから……っ!」
狐蔵乃のセクハラ行為を目にして洗脳状態にある杏子が慌てて二人の間に割って入る。しかし杏子の身体は既に淫紋と貞操帯が齎す生殺しの快楽によってフラついており、とても間に合いそうにはない。
このままでは、同じマリクに洗脳された奴隷仲間の玲子は敵である狐蔵乃の毒牙に掛かって、マリクに捧げるつもりで大切に守って来た処女すらもいずれは散らされてしまう……
お人好しで正義感の強い杏子はその事を黙って見過ごす事は出来ず、どうにかして狐蔵乃の意識を押し倒された玲子から逸らそうと、必死に頭を回転させた。
そして……杏子の中で一つの案が浮かぶ。杏子は狐蔵乃の注意を玲子ではなく、自分へと向けさせる事にしたのだ。杏子は意を決して口を開くと、下半身を露出させた狐蔵乃に向かって交渉を始める。
「こ、こらっ! ちょっとあんたに話があるんだけど……!」
「ん~? 何かな杏子ちゃん? ボクこれからこの可愛いおっぱい眼鏡ちゃんをデカチンでメロメロに洗脳し直しちゃおうとしてるんですがねぇ~?」
狐蔵乃は面倒そうな表情でチラッとだけ杏子に視線を向けて、すぐにまた玲子の方へ向き直ろうとする。しかし……ここで引き下がるわけにはいかないと、杏子は何とか食い下がって説得を試みる。
そう、自分が仕方なく狐蔵乃の相手になると……そうすれば、玲子や静香には手を出さないと約束させる。
……それが、彼女が短い時間に必死で考えた苦肉の策だった。
「っ……! そ、それなら……わ、私が……私の身体を好きにしていいからっ! だから、その……お願いっ……! 玲子ちゃんと静香ちゃんには手出ししないで!」
「……んん~?」
狐蔵乃は杏子の言葉を聞いて眉を潜める。その顔は、本当に目の前の少女が自分の要求を飲むつもりなのかと、不思議そうに首を傾げていた。
……当然だろう。マリクの持つ千年ロッドによって洗脳されたままの杏子は、まさか狐蔵乃が自分とラブラブなセフレ関係であったという事実など忘れ去られて知る由もないのだから……
「むふふ~。杏子ちゃん……ボクの聞き間違いでなければ、身体を差し出す代わりに静香ちゃんとこの眼鏡ちゃんには手を出すなって聞こえましたよぉ~?」
「う、うん……! 私、あなたとエッチしても構わない……っ! マリク様ならきっと、分かってくれると思うから……っ! だ、だから……お願……んんぅっ!?」
杏子は最後まで言い切る前に、いきなり立ち上がった狐蔵乃に無理やり唇を奪われてしまう。
「んんぅ……っ!? ん、んぅぅっ……! ちゅぱ、れろ……じゅるぅっ!」
強引にキスを奪われた杏子は、一瞬目を見開くと涙目で抗議するように狐蔵乃を睨み付ける。しかし狐蔵乃は彼女を無視して貪るようにぷるんと濡れるピンク色の柔らかい唇を奪い続ける。
「……ぐふふっ! 杏子ちゃん、何のつもりか知りませんが二人の為なんて言ってますけどねぇ~? ほんとのところ、そんなにボクと仲直りの寝取られ上書きエッチがしたかったのかなぁ~? んん~? まぁ、別にそれでもいいですよ? ボクはバカなマリクと違って手に入れた女の子にはちゃ~んと優しく最後まで幸せにしますからねぇ~。ふひひっ!」
狐蔵乃は満足するまで思う存分杏子との濃厚なキスを堪能すると、ようやく彼女の柔らかな唇を解放してそのまま耳元で囁き掛ける。
「さぁ、杏子ちゃん。マリクの事は綺麗さっぱり忘れて、今日から再びボクだけのモノになってくださいねぇ~? ぐふふっ! ほ~ら、まずはそちらに用意されたベッドに行きましょうか? そこでお互いの気持ち良くなる場所を全部教え合おうじゃないですか~!」
「っ……!」
唇から粘着いた銀糸をつぅ……と垂らした杏子は光の消えた洗脳済みの暗い瞳を潤ませると、無言のままゆっくりとベッドに向かう。
「あ、あの……杏子さん……っ」
床に押し倒され、M字開脚させられた卑猥なポーズのまま、心配そうに見つめる玲子に気付くと、杏子は震える声で呟いた。
「だ、大丈夫だから……! ごめんね、玲子ちゃん……でも……こうするしかないから……っ」
杏子は玲子に弱々しい泣き顔の微笑みを向けると、狐蔵乃と共に部屋に置かれたベッドの上に倒れ込む。
「ぐふふっ! さぁて、杏子ちゃ~ん。じゃあさっそく始めましょうかねぇ? ボクの愛しい花嫁杏子ちゃんと、久しぶりに子作りラブエッチですよ~! ぐふふふふっ!」
狐蔵乃は仰向けに寝転ぶ杏子を抱き締めると、明らかに嫌がる彼女の首筋に何度もぷちゅっと気持ち悪い口づけを落とす。そしてその両手は彼女の豊満な乳房を手慣れた様子で揉みしだいていき、その度に杏子は甘い吐息を漏らしてしまう。
「ぁんっ……♡ いやぁ……やだぁ……もうやめてぇ……♡」
狐蔵乃に胸を弄ばれる度に、杏子の脳裏に失われたはずの記憶が少しずつ蘇っていく。
学校の放課後に狐蔵乃から呼び出された杏子は、その場で無理やりクロロホルムが染み渡るハンカチを背後から嗅がされて眠らされると、目が覚めた時には既に狐蔵乃によってレイプされていた。
そして杏子は狐蔵乃との理不尽なゲームに負け、助けに来た幼馴染みの遊戯に泣きながら寝取られ報告をした。そこからは毎日のように彼と肌を重ね合い、度重なる調教を受けて狐蔵乃専用の従順な性奴隷へと変えられてしまったのだ。
「うっ……ううっ……! どうして……? マリク様でもないのに、こんなに子宮の奥がキュンキュン疼いて気持ち良くなっちゃうの……?」
虚ろ目の杏子はポロポロと涙を流して、快楽に抗いながら悲しげに呟く。少しずつ狐蔵乃に犯されていた記憶が思い出される中、彼女は無意識に腰を浮かせて貞操帯が取り付けられた股間を押し付けてしまっていた。
「やだ……やだよぉ……♡ お願いだからやめ……て……♡ こんなに気持ち良くって幸せになっちゃうエッチ知っちゃったら、私……わたしぃ……っ♡ あぁん、“また”狐蔵乃さまのお嫁さんになっちゃうよぉ♡」
狐蔵乃の巧みな指使いに翻弄された杏子は、抵抗する事も出来ずに淫らに喘ぎ始める。すると狐蔵乃は杏子の耳元に舌を這わせ、ねっとりと舐めるように甘噛みしながら囁いた。
まるで、マリクに洗脳された杏子を堕とす為にわざと焦らすような口調で……
「ぐふふっ! 杏子ちゃ~ん、キミが大好きなのは誰ですか~? イケメンらしいマリクって男じゃないんですかねぇ~?」
「はぁ、はぁ……っ! そ、それは……ぁんっ♡」
「……ほらぁ、早く答えてください。でないと、お友達の二人がどうなってもいいんですか~?」
「……っ! わ、私は……っ!」
狐蔵乃の言葉を聞いた瞬間、ハッとした表情を浮かべる杏子。そして次の瞬間には心臓が大きく高鳴ると同時に、彼女に掛けられていた全ての洗脳が解けた。
(……え?)
突然の事に驚く杏子。だがそんな事などお構いなしに、今度は下腹部の子宮辺りがじゅわぁ……っと淫らな熱を帯びていく。
「っ!? な、なにこれ……? なんで私……狐蔵乃くんに抱かれてるの……?」
「ぐふふっ! 杏子ちゃん! どうやらようやく完全に洗脳が解けたみたいですねぇ~?」
「……へ?」
狐蔵乃の言っている意味がよく分からず、杏子はきょとんと首を傾げる。すると狐蔵乃はそんな杏子にニヤリと笑い、彼女に向かって簡単な説明を始めた。
今までマリクの持つ千年ロッドの邪悪な闇の力によって杏子が洗脳され、身も心もマリクの虜になっていた事。
加えて貞操帯を取り付けられた事で未だに膣穴は狐蔵乃専用になっており、貞操帯のおかげで杏子はマリクや他のレアハンター達に犯されずに済んでいたという事を……
狐蔵乃の説明を聞いて、正気に戻った杏子は一気に顔を青ざめさせてしまう。自分がマリクの罠に嵌められたせいで、大事な友人である静香と玲子をかなりエッチな目に遭わせていたのだから……
「そ、そんな……! それじゃあ、私がずっと監禁されてエッチしてたのは……ずっとマリクに操られて……? 嘘……わ、わたし……っ!」
正気に戻った杏子はあまりのショックに吐き気を催すと、口元を押さえて嗚咽を漏らした。
「ううっ……うぇっ……! わ、私のせいで静香ちゃんと玲子ちゃんまでマリクに……っ! 私……最低だ……! ごめんなさい……! 狐蔵乃さまを裏切って、本当にごめんなさ……っ!」
泣き始めた杏子を見て、狐蔵乃は彼女を安心させるかのように頭を撫でて優しい声色で語り掛ける。
「ぐふふっ! 杏子ちゃん、泣かないでください。確かにボクを裏切りましたが、別にボクは怒っていないんですよ~? むしろ嬉しいくらいですよ! だって、ボクはマリクなんかよりも杏子ちゃんの事をずっと愛していますからねぇ~!」
狐蔵乃はそう言って、杏子の顔中にキスの雨を降らせていく。一方で杏子は涙で濡れた青い瞳を細め、彼の愛を再び受け入れる。
久しぶりに交わす狐蔵乃のキスは、とてもじゃないが口臭が酷くて唾液でベトベトになるものの、いつも杏子をドキドキさせてくれた。
「んんぅ……っ♡ 狐蔵乃さま、しゅきぃ♡ 狐蔵乃さまぁ……あぁんっ♡」
「ぐふふっ! 杏子ちゃん、やっとボクのところに戻って来てくれましたねぇ~? さぁ、杏子ちゃん? 今度こそ本当の意味でボクだけのモノになりましょう!」
狐蔵乃は興奮気味に鼻の下を伸ばしたスケベな顔で告げると、未だに泣き震える可愛らしい杏子を抱き抱えたままベッドの上で向かい合うと、再び唇を重ねた。
「んんぅっ……! ちゅぱ、れろ……っ! んぅ……っ♡」
狐蔵乃の舌と杏子の舌が絡み合い、二人の身体は再び熱を帯びて火照り出す。すると狐蔵乃はそのまま彼女の身体を押し倒し、強引に柔らかくてぷるんと濡れるピンク色の甘い唇を奪い続ける。
「んんぅっ……♡ しゅき、だいしゅきぃ♡ 狐蔵乃しゃまぁ……くっさぁい舌でとろとろになるまでちゅ~ってしてぇ♡」
杏子は抵抗するどころか自ら舌を伸ばし、狐蔵乃とのディープなキスに夢中になって応じる。
「……ぐふふっ! いいですよぉ、杏子ちゃん! その調子でもっとエッチに、気持ち良くなりましょう!」
狐蔵乃は満足するまで杏子との濃厚な接吻を楽しむと、程なくして名残惜しそうに唇を離す。
「んぁ……っ♡ はぁ、はぁっ……♡ 狐蔵乃さまぁ……♡」
杏子は蕩けた表情を浮かべると、狐蔵乃に両手を差し出して甘えるような声で可愛らしくおねだりする。
「狐蔵乃さま、あの……真崎杏子をもう一度あなたの性奴隷にしてぇっ! もう二度と、狐蔵乃さまから離れたりしない……っ♡ だから……だからぁ……っ♡」
杏子は恥ずかしげもなく、狐蔵乃の前で卑猥なお願いを口にしてしまう。しかし今の彼女は、それでもマリクから与えられる快楽に逆らう事が出来なかった。
狐蔵乃に犯されていた時の幸福感を思い出した杏子は、貞操帯を取り付けられた股間を外そうとして甘い喘ぎを漏らしてしまう。
「ひゃうっ……! んんっ……♡ こ、こんなにクリトリスがビンビンに疼いて苦しいよぉ……っ♡ 狐蔵乃さまぁ……マリクに付けられた邪魔な貞操帯なんか今すぐ取って、ねぇ早く取ってぇ……♡」
貞操帯を付けられているにも関わらず、発情しているのが丸分かりな杏子は貞操帯に塞がれた股間を狐蔵乃に見せつけるようにM字開脚しながら、切なげな表情で訴え掛ける。
しかし貞操帯には小さな鍵穴が一つ付いているだけで、杏子の力ではとてもじゃないが自力で貞操帯を外す事は出来ない。
狐蔵乃もそれは分かっているが、何しろ貞操帯の鍵を持っているのはマリク本人で、彼から直接奪い取らない限りはどうしようもない。
「うーむ、困りましたねぇ……実はボクも鍵を持っていないんです。マリクの奴を探しに行かせた遊戯が持って帰って来るのを待つしかないですねぇ」
「え? そ、そんなぁ……! じゃあ、このまま我慢しないといけないのぉ……? ううっ……そんなのやだぁ……っ」
狐蔵乃の言葉を聞いた杏子は、絶望に満ちた悲痛な声を漏らす。マリクによる洗脳は解かれたとは言え、未だに貞操帯に仕込まれた媚薬の不定期注入や淫紋の効果は続いており、杏子は子宮の奥まで淫らに火照って仕方がなかった。
しかも貞操帯はかなりぴったりなサイズ感に作られている為、装着したままだと常に圧迫されて凄まじい窮屈さと息苦しさに襲われてしまう。
その為か杏子は常に下半身が痒くて、少しでも気を抜けば勝手にオナニーを始めてしまいそうなほどに絶えず悶々としていた。
……とそこに、先程まで壁際でオナニーしていたミホがふらふらと覚束ない足取りで二人の元へやって来る。
「あぁん、狐蔵乃くぅん♡ もうだめぇ、ミホもエッチ混ぜてぇ……っ♡」
ミホは物欲しげな表情で懇願しながら、ベッドの上にいる杏子の隣に倒れ込む。そしてそのまま杏子に覆い被さるように四つん這いになった。
「えへぇ……♡ 杏子ちゃん、一緒に楽しも……っ! んっ……ちゅっ♡」
「んんぅっ!? ちゅっ、んぢゅるるっ……!」
突然の事に驚く杏子だったが、そんなのお構いなしにミホは杏子の唇を奪う。そして二人はお互いの舌を絡ませ合いながら、濃厚なキスを堪能し始めた。
「ちゅぱ、ちゅっ……♡ んんっ……♡ 杏子ちゃん、ミホ達がマリクをやっつけたらその貞操帯は外してあげれるから、それまでおまんこするの我慢しててっ!」
「そ、そんなぁ……っ! あんっ♡ やだ、やだやだやだやだやだぁっ! 私も狐蔵乃さまと一緒におまんこで気持ち良くイキたいのにぃ……っ!」
貞操帯のせいで満足に絶頂させてもらえない事を理解した杏子は、子供のように泣きながら駄々を捏ねる。すると狐蔵乃は苦笑いを浮かべながら優しく頭を撫でる。
「ぐふふっ! 大丈夫ですよ、杏子ちゃん。すぐにマリクの奴はボク達の手で倒しますからねぇ! そうしたらボクがハーレムの為に用意した新しい我が家……いえ、“愛の巣”にみんな揃って帰りましょう! だからもう少しだけ、こちらの部屋で辛抱していてくださいねぇ~?」
狐蔵乃はそう言うと、再び杏子へと慰めのキスをする。一方、杏子と違って未だに洗脳状態にある静香と玲子は狐蔵乃達の様子を見て羨ましく思っているのか、時々甘い声を上げて唇からポタポタと唾液を垂らす。
彼女達自身も貞操帯に苦しめられており、身体を動かす度に股間が擦れて堪らない快感に襲われ、それが下腹部に刻まれたハート型の淫紋の効果を更に高めていた。
その為、静香と玲子も杏子と同じく貞操帯をどうにかしようと必死になって暴れ始めたが、いくら力を込めても貞操帯が外れる事はなく、逆に無理をすればするほど股間の刺激が強くなっていく。
「ふぅ……っ! ふぅ……っ! ふぅ……っ! くぅ……っ!」
「はぁ、はぁ……っ! んんっ……! んぅ……っ!」
二人の呼吸は乱れ始め、全身からは汗が大量に噴き出す。しかしそれでも貞操帯はびくともせず、むしろ二人の体力を無駄に消耗させるだけだった。
「可哀想……ねぇ狐蔵乃くん、なんとかならないの? これじゃあ静香ちゃんと玲子ちゃんも、杏子ちゃんと同じでずっとイケずに辛いままだよぅ……っ!」
ミホは悲痛の声で訴えると、涙目で狐蔵乃を見つめる。しかし狐蔵乃は申し訳なさそうに首を横に振った。
狐蔵乃も当然杏子と静香と玲子の三人娘を貞操帯から解放してあげたかったが、残念ながら鍵が無ければどうする事も出来ない。
そして仮に鍵があったとしても、恐らくマリクは素直に渡してくれないだろう……
狐蔵乃がどうするべきか考えていると、突然監禁部屋の扉が勢いよく開け放たれた。狐蔵乃達は驚いてそちらの方を見ると、そこには黒ずくめのローブを身に纏うマリクの忠臣リシドが立っていた。
「ここにいたか……狐蔵乃、約束通りお前達を助けに来たぞ」
「……おやおや、リシドじゃないですか。これは一体どういう風の吹き回しですかねぇ~? まさかあなたのような人が助けに来るとは……」
狐蔵乃は意外そうな顔で呟く。するとリシドは黒いフードで素顔を隠したまま、小さく鼻を鳴らした。
「ふんっ! 勘違いするな。私は別にお前などを助ける為にここに来たわけではない。囚われのイシズ様を救い出したいだけだ」
「おやおや、そうでしたか。それはそれは、わざわざご苦労さまですねぇ~」
狐蔵乃は嫌味っぽく返すと、続いてニヤッと口元を歪める。
「……それで、肝心の鍵は持って来てくれたんですか?」
「あぁ、もちろんだ。マリク様が人形に入って海馬瀬人とデュエルしている間、私がこっそりと拝借させて貰った」
そう言ってリシドが懐から取り出して見せたのは、紛れもなく貞操帯の鍵だった。
「お前にこの鍵を渡す前に、私の叶えたい目的も聞いて貰う。暴走してしまったマリク様を無力化する唯一の手段は、マリク様が幼少期より敬愛する実姉のイシズ様を人質の身から解き放つ事だが、マリク様はそれを決して望まないだろう」
リシドは言いながら、マリクに調教されて快楽に喘いでいたイシズの姿を思い出す。今の堕ちた彼女はマリクの忠実な性奴隷として、彼の為ならばどんな事も厭わないだろう。
彼女は心の底では弟であるマリクの事を家族として愛していた。だからこそ彼女は、マリクが望むのなら自らの身を差し出してまで、弟を千年ロッドの闇から救い出そうと考えていたのかもしれない……
しかし弟想いな姉の優しさにいつまでも甘えてばかりはいられないのも事実……マリクの凶行を止められる可能性があるのは、最早リシドか狐蔵乃しかいない。
「そこで、だ。まずはお前をここから連れ出し、イシズ様の部屋に向かう。そしてその後、マリク様を説得して大人しく投降して頂こうと考えている」
イシズが監禁部屋に閉じ込められてから、既にかなりの時間が経っている。そろそろマリクの気が変わってもおかしくない頃合だ。
マリクの気が変われば、きっと彼は自ら千年ロッドを手に取ってイシズの完全洗脳を完了させてしまうに違いない。そうなる前に、一刻でも早くイシズを救出しなければ……
「受け取れ。だが、もう我々に時間はあまり残されてない。アジト内に居たレアハンター達は既に私が海馬コーポレーションのSPと協力して無力化しているが……」
言いつつリシドは杏子達三人分の貞操帯の鍵を狐蔵乃に差し出す。それを見た杏子とミホは、不安げな表情を浮かべながら狐蔵乃の顔色を窺う。
「狐蔵乃くん、どうしよう……? この人、嘘は吐いてないみたいだけど……」
ミホが怯えながら呟くと、狐蔵乃は全く焦らず、余裕の笑みを崩さなかった。そのまま狐蔵乃はリシドから鍵を受け取ると、杏子達に向き直った。
「ふむ……皆さん……ボクはこれからリシドと二人でイシズちゃんの救出に行きます。その間、杏子ちゃんとミホちゃんはこの部屋に残り、ボク達が戻るまで洗脳された静香ちゃんと玲子ちゃんが悪さしないよう、ベッドに拘束し待機していて下さい」
「えっ……!? そ、そんな……狐蔵乃くん!」
「そ、そんなぁ……っ! やだ、ミホ、狐蔵乃さまと離れたくないよぉ……っ!」
狐蔵乃の真面目な言葉を聞いた杏子とミホは悲しげな表情を浮かべて狐蔵乃に抱き着くが、それを狐蔵乃はやんわりと引き離す。
「大丈夫ですよ~、すぐに戻って来ますから……それに、こんな状態のまま放置したら静香ちゃんと玲子ちゃんが生殺しで可哀想でしょう? 二人とも、いい子だからボクの言う事を聞いてくれませんかねぇ~?」
狐蔵乃は優しく諭すと、二人は渋々ながらも首を縦に振る。そして狐蔵乃は杏子達に取り付けられた貞操帯を手に入れた鍵で取り外すと、リシドと共に監禁部屋を後にするのだった……