そして三人目のヒロイン登場。
──真崎杏子と野坂ミホの二人が狐蔵乃に快楽堕ちさせられてから一ヶ月後。
あれから狐蔵乃考案の“楽して気持ち良い小遣い稼ぎ”は順調に進んでいった。
杏子とミホの度重なる性行為を収めた動画や画像はしっかり身バレ防止の加工を徹底された上でネット上に拡散し、今や二人はすっかり噂の有名人だ。
そういった動画や画像を売り捌く事で得た収入は、二人にとっては当然そのまま狐蔵乃への貢物となる。
ちなみに杏子は以前まで働いていた隣町のハンバーガーショップ『バーガーワールド』のアルバイトを辞め、現在は両親にダンスの夢を叶える為という作り話のもと、狐蔵乃の自宅に半同棲する形で住み込みながら働いている。
その仕事内容はといえば……視聴者の前で卑猥な衣装を着て狐蔵乃とひたすらエッチするというものだ。
具体的にはバニーガールやビキニの水着、更にはバーガーワールドで働いていた頃のミニスカート制服などを着ながら、時には野外での露出行為なども交えつつ、何度も何度もご主人様である狐蔵乃とイキまくりセックス三昧である。
そんな淫ら極まりない毎日を過ごす中で、狐蔵乃は既に充分な資金が貯まった事を確認すると、いよいよ次の計画を実行に移す事にした。
……それは城之内克也の妹である川井静香を手に入れる事である。杏子から聞いたところによると城之内の家はかなり複雑な家庭環境らしく、両親は既に離婚して家族全員バラバラ状態らしい。
そして母親に引き取られた妹の静香はどうやら生まれつき目に関する難病を抱えており、現在は母親の実家がある米里病院で一人寂しく入院暮らしをしているようだ。
これは好都合だと言わんばかりに静香の容姿が分かる写真を手に入れてあっさり一目惚れした狐蔵乃は、杏子とミホに静香の身体が欲しいと正直に話した。
……もちろん、ただそれだけでは間違いなく二人から反対されるだろうと考えた狐蔵乃はエッチな裏仕事で得た収入や、自分の家がとある宗教団体の教祖の家系であるという立場を利用して富豪の両親からお金を前借りし、多額の手術費や入院費を全て賄う為に静香を引き取りたいと申し出たのである。
すると二人は意外なほどあっさりと狐蔵乃の提案を受け入れ、薄幸の美少女である静香が可哀想だからという理由で、むしろ積極的に協力してくれるようになったのだ。
こうして狐蔵乃は見事に杏子とミホの協力を得ると、静香の治療費を稼ぐという名目でより一層エッチな違法動画の撮影に励み、同時に杏子とミホを派遣させて静香が入院しているという米里病院にも定期的に顔を出させて繋がりを作る事に……
そうして何日か経過したある日の事──狐蔵乃は学校帰りに制服姿の杏子やミホと共に静香がいる米里病院を訪れていた。
彼女が目が見えないまま一人で寂しい思いをしないようにと、今日は杏子とミホの二人が静香の兄、城之内克也の友達を見舞いに連れて来ると前もって連絡していたのだ。
(お兄ちゃんの友達って……一体どんな人なんだろう……)
興味津々といった感じで待ち合わせ場所である病室のベッドで待っていた静香──
病人らしくピンク色のパジャマを着た彼女は、いつものように白杖を手にしながら病室の窓際に立ち、外の風景を見つめていたのだが……
やがて遠くの方からこちらに向かって歩いてくる複数の足音が聞こえてきたのでそちらを振り向いた。
「やっほー、静香ちゃん! 今日は約束通り、前に話してた城之内のクラスメイトを連れて来たわよ♪」
「こんにちは、静香ちゃん♡ 早くミホ達と一緒に楽しい時間を過ごせるように、今日から“色々と”頑張ろうね!」
病室の扉が開き、最初に姿を見せたのは杏子とミホの二人組だった。二人の足音に気付いた静香は入口の方に向き直ると、ペコリとお辞儀をする。
「ありがとうございます、杏子さん、ミホさん……わざわざ私のお兄ちゃんのお友達まで連れてきてもらって……」
礼儀正しく頭を下げる静香に対し、杏子とミホはにっこり笑って歩み寄る。この一ヶ月ですっかり静香とも仲良くなった二人は、彼女を本当の妹のように可愛がっていた。
杏子とミホがちらっと静香のお辞儀に注目すると、ちょうど顔を上げるタイミングで彼女の胸元に視線が行く。
どうやら静香はブラジャーを着けずに毎日過ごしているらしく、二人の目の前には病人の中学生とは思えない大きな膨らみを持つ綺麗なおっぱいがあった。
流石にGカップの杏子やHカップのミホには劣るものの、ピンク色のパジャマの下にはその可愛らしい生乳の形が浮き出ており、呼吸に合わせてぷるんとエッチに揺れ動いている。
その何とも眼福な光景を見た瞬間、杏子とミホは思わずじゅるり……っと唾液を唇から垂らしてしまう。だがすぐにハッとすると、慌てて誤魔化すように赤らめた照れ笑いを浮かべる杏子とミホ。
一方の静香はそんな二人の怪しい様子に一切気付く事なく、嬉しそうな表情で杏子とミホに挨拶のハグをさせていた。
「ふふっ、気にしないでいいのよ。私達はもう仲良し姉妹みたいなものなんだから、これくらい当然じゃない。それより静香ちゃん、早速だけど……そろそろ城之内の友達を病室に入れてもいい?」
杏子が尋ねると、静香はこくりと小さく首を縦に振る。その反応を確認した杏子は病室の扉を開くと、そこからボサボサとだらしなく伸ばし放題にした脂ぎった銀髪を揺らして歩く太ったチビ男を室内へと招き入れる。
額には超能力の「超」という文字が入った手製の鉢巻に黒いマントを羽織り、首周りからぶら下げる様々な怪しい勾玉のネックレスやブレスレットなどは、まるで呪術師のような胡散臭い格好をしていた。
誰がどう見ても気持ち悪いと分かる男はデレデレと鼻の下を伸ばしたスケベな表情を浮かべて静香の前までやって来ると、徐ろに彼女を抱き締めようとする。
「うひひっ、キミが城之内の妹かい? 杏子ちゃんとミホちゃんから話は聞いていると思うけど、ボクは城之内の友達の狐蔵乃だよ。よろしくね、静香ちゃん」
「きゃっ!? い、いやっ──!」
しかし静香は狐蔵乃が近付くと、どういう訳か反射的に怯えた声を出して白杖を持っていない方の手を咄嗟に突き出してそれ以上の接近を拒む。
突然の拒絶に驚いた狐蔵乃は、静香に抱き着こうと両手をワキワキさせた体勢のまま固まってしまう。
「あ、あれ……? ど、どうしてだい静香ちゃん……も、もしかしてボクの事が嫌だったのかな……?」
狐蔵乃が恐る恐る静香の顔色を窺いながら訊ねると、目がほとんど見えていない状態の彼女は何やら鼻をくんくんと動かしながら匂いを嗅ぐ仕草を見せる。
「え、ええと……その、ごめんなさい。あの……そのぅ、ちょっとだけ変な匂いが、ん……く、臭くて……それに、今日来る人が男の人とは思ってなかったから……本当にごめんなさい、狐蔵乃さん……」
静香は心底申し訳なさそうに謝罪の言葉を口にする。どうやら狐蔵乃が放つ汗臭い体臭が強烈過ぎて苦手なようであった。
ちなみに狐蔵乃は普段からあまりお風呂に入ろうとせず、毎日ほとんど休み無しで杏子とミホをエッチな方法で犯している為、狐蔵乃の身体からはいつも汗の酸っぱい臭いと精液の生臭さが全身から漂っており、それが静香にとっては耐え難いほど不快な悪臭として感じられるようである。
「ああ……やっぱりそうですよねぇ……静香ちゃんも年頃の可愛い女の子だし、こういう気持ち悪い男とは一緒に居たくないですよね……」
狐蔵乃は自分の身体から漂う強烈な体臭に対して自覚はあったらしく、静香の態度を見てがっくりと肩を落としていた。
すると心優しき性格の静香は狐蔵乃が可哀想になったのか、少し困ったような笑みを浮かべてフォローに入る。
「あっ……ち、違うんです! 別に狐蔵乃さんの事を嫌っているとかそういうわけじゃなくて、その……お兄ちゃんと同じで凄く良い人だって分かってますから! ただ私、どうしてもお兄ちゃん以外の男の人と話す機会が少ないせいか、まだ男性に対する免疫が無くって、つい緊張しちゃうんです……だから、狐蔵乃さんが嫌いだとか、そんな事は絶対にありません! むしろ今日こうして狐蔵乃さんがお見舞いに来てくれたこと、とても嬉しいと思ってます!」
静香は必死になって狐蔵乃を励まそうと、自分が彼に抱いている好意的な第一印象を素直に伝える。すると狐蔵乃は感激したのか、目を潤ませると静香を思い切り強く抱き締めた。
「うわぁ~んっ! 静香ちゃん、ありがとう! ボク、静香ちゃんに会えて良かったよぉ~!」
「え……? あの、何を──きゃんっ♡」
いきなりの不意打ちを受けて可愛らしいエッチな悲鳴を上げた静香だったが、狐蔵乃の方は全く気に留める事もなく彼女の年齢不相応に大きな胸をパジャマ越しにむにゅうっと揉んで柔らかさを確認する。
「ああっ……すごいよ、静香ちゃんのおっぱいっ! 柔らかくて、温かくて、最高にたわわなエチチおっぱいちゃんでボク気持ちいいよぉ~! ぐへへへぇ!」
「や、やめてくださいぃっ……! いやっ、恥ずかしっ……ぁんっ♡」
狐蔵乃の突然なセクハラに静香は頬を真っ赤にして抵抗しようとするが、目が見えないままではロクに力も入らずされるがままである。
そうして暫くの間、静香の胸を好き勝手に触りまくって満足げに微笑んだ後、狐蔵乃は彼女をベッドに座らせてから離れる。
「うへへ、静香ちゃんほんと可愛いなぁ~……痩せ気味なのにおっぱいはこんなに大きく実って……さぞかし兄貴にも可愛がられてたんだろうねぇ。まったく、城之内も隅には置けない奴だよ、ぐふふふっ……!」
興奮気味に呟いた狐蔵乃は杏子とミホの二人から制止させられ、部屋の片隅に追いやられるとそこで大人しく待機させられる。
一方で狐蔵乃に胸を揉まれた静香はというと……ベッドの上にぺたりと可愛らしく座り込むと、微かに乱れてしまったパジャマを整えつつ、呼吸を乱して赤らめた顔を俯かせていた。
「はぁ、はぁ……はぁ……はぁっ……♡ (……こ、この人、一体なんで私の胸を触ったの……?)」
静香は未だに自分の胸を揉まれていた感触を思い出して一人ドキドキしてしまう。初めて父親や兄以外の男に肌を触れられた静香は今までの人生で異性から好意を持たれた経験が皆無であり、当然異性と付き合った事も無かった。
加えて入院と退院を繰り返す生活で学校にも通えない為、親しい友達もいない静香はあまりこういった性的事情に疎い。
それ故に狐蔵乃が自分にしてきたセクハラ行為をどう受け止めればいいか分からず、戸惑いを隠せないでいるのだ。するとそんな静香の様子に気付いた杏子とミホは、彼女を安心させるように優しく声を掛ける。
「大丈夫? 静香ちゃん──狐蔵乃くんがいきなりごめんね? 今のは私達がさっき静香ちゃんにやったみたいに、ただ挨拶のハグしようとして躓きそうになっただけなの。すごく嫌だったかもしれないけど……わざとじゃないってことは信じてあげて」
「そうだよ。狐蔵乃くんはミホ達みたいに静香ちゃんの事が大好きで、それで思わず嬉しくなって抱き締めちゃっただけだから、静香ちゃんは何も嫌がらなくてもいいんだよ?」
杏子とミホの優しい言葉を聞いてようやく落ち着きを取り戻したのか、静香は小さく頷いて頬を赤らめる。
「は、はい……杏子さんとミホさんが言うなら……きっとそうなんですよね。私、狐蔵乃さんにセクハラされているのかと勘違いしてしまって……あの、ごめんなさいっ! でも、狐蔵乃さんが私に酷い事しようとしたんじゃないって分かっただけでも、私……何だかすごく安心しちゃって……」
静香は健気にも狐蔵乃の悪行を許したらしい。しかし当の狐蔵乃本人はというと……杏子とミホの後ろで二人の豊満な胸元に手を乗せてモミモミといやらしく触っていた。
先程の静香がされたセクハラ以上に宛ら痴漢の手付きで杏子とミホの巨乳を制服越しに揉みしだいては、指先で乳首があると思わしき位置をクリクリと弄り回しており、二人はその行為に対して一切怒る様子も無く、むしろ積極的に狐蔵乃を求め受け入れているようにさえ見える。
「ぐひひ……! 静香ちゃんって本当に良い娘なんだねぇ……! ボクもさっきはごめんよぉ~? 思わず掴んじゃった静香ちゃんの谷間があんまりにも気持ち良すぎちゃってさぁ……!」
「……ううん、全然気にしないでください。だって、狐蔵乃さんはお兄ちゃんの友達ですし。それに仲良しのお友達同士でしたら、こういうスキンシップは普通にありますよね?」
静香はそう言ってにっこりと笑うと、ベッドの端に腰掛けたまま再び狐蔵乃に自分から近付いていき、彼の手を取って両手で握り締めた。
「狐蔵乃さん、お兄ちゃんのこと……どうかよろしくお願いしますね!」
その瞬間、静香の白くて柔らかい手が触れた事で狐蔵乃は再び鼻の下を伸ばしながらデレデレと照れ笑いを浮かべる。
「ぐふふ、任せておいてよ静香ちゃん……ボクは静香ちゃんの兄貴の友達だからね。それにしても静香ちゃんみたいな優しくて可愛い妹がいるなんて、城之内は幸せ者だよ。ぐへ、ぐへへ……!」
静香の手を両手で握った狐蔵乃は、まるで恋人のようにその小さな手の甲にぶちゅっとキスをしてみせる。しかし目が見えない静香にはその気持ち悪い行為は分からないようで、特に嫌な顔を見せる事無く変わらない笑顔を見せていた。
「ふふっ、狐蔵乃さんって面白い方ですね……! あ、そういえばお聞きしたい事があるんですけど……狐蔵乃さん、すごい超能力が使えるって二人から聞いて──」
静香は唐突に話題を変える。実は静香は今日、狐蔵乃を病院に招いた本当の目的として、彼に自分の目の事を相談してみようと考えていたのである。
静香の視力がほとんど見えない原因は未だ分かっておらず、完治させるには最新の医療技術が必要らしい。しかし静香はどうしても諦めきれず、藁にも縋るような思いで自称超能力予言者(インチキ詐欺師)の狐蔵乃に相談を持ち掛けようと頼み込む。
「う、うぅ……狐蔵乃さん、私……もうずっとこのままなのかな……? もし、もしも狐蔵乃さんの超能力で目の病気が治せる方法があったとしたら……教えて欲しいんです。私、その為ならどんな事だってちゃんとやりますから……!」
静香は目に涙を伝わせて懇願する。すると狐蔵乃は静香の手を離すと、彼女に背を向ける形で部屋の片隅に移動してから口を開く。
狐蔵乃は静香からの質問に対して何か考えを巡らせているような素振りを見せた後、静香の方を振り向いて答えた。
「……いいよ。ボクの超能力予言を使って、静香ちゃんの目が見えるようになる未来を見透してあげよう。だけど、ちょっとだけボクの予言の結果を聞く前に……静香ちゃんに何個か条件を付けさせてもらってもいいかなぁ?」
狐蔵乃の言葉を聞いた静香は一瞬きょとんとするが、すぐに明るい表情になってコクコクと何度も首を縦に振って承諾した。
静香は狐蔵乃が出した幾つかの要求を全て嫌がる事無く呑むという条件の下で、彼女の目が見えない原因とその治療法について占ってあげるのであった。
……尤も、あくまで自称超能力予言者に過ぎないインチキ詐欺師の狐蔵乃が静香に見せるのは、静香自身の目に関する未来の予言などではなく──静香の目を治す方法を告げた上で、それを実行に移す為の手段を教えるというだけのオカルトじみた超能力でも何でもない、実に現実的な解決方法であったのだが……
「……じゃあ、まず最初にボクは静香ちゃんに幾つか確認しておきたいことがあるんだけど、いいかなぁ?」
「はい、なんでも聞いてください。私の身体で良かったら、いくらでも好きに調べてくれて構いませんから」
狐蔵乃は静香の了承を得た上で、彼女に理不尽極まりない幾つかのルールを強いた。
一つ目の条件はこの日を境にして、これから先しばらくは大好きな兄である城之内克也や狐蔵乃以外の人物との面会を禁止するというもの。
二つ目の条件は今日から毎日狐蔵乃と病室で出会い、完治に向けた超能力治療(ただのセクハラ触診)を開始するというもの。
三つ目はこの日の内容を他の誰かに話す事は決してせず、また絶対に狐蔵乃の言動を疑ってはいけないと念押しした上で、狐蔵乃は静香に三つの約束事を守らせる。
「いいかい? 静香ちゃんは今からボクや杏子ちゃん、ミホちゃんと一緒に秘密の治療を始めるんだ。だから静香ちゃんはこれからも今まで通り、誰にも気付かれないように静かに入院生活を続けていかなくちゃいけない。そうしないと大変な事になっちゃうからね。それと静香ちゃんは退院するまでは、ボク達の言うことをちゃんと聞くこと。ボク達は静香ちゃんの大好きな友達でもあるんだから、ちゃんと仲良くしていこうね? ぐひひ……」
あたかも催眠術を掛けるように、狐蔵乃はベッドの上に座り込む静香の耳元で何度も繰り返し囁く。
「は……はい、わかりました……私、狐蔵乃さん達とずっと仲良しの友達でいます。狐蔵乃さんが私の目を治してくれるまで、絶対に逆らったりしません……」
目が見えない状態で何度も囁かれたからなのか、あるいは狐蔵乃の悪臭放つ吐息が妙に艶めかしかったせいか……静香は次第に意識がぼんやりとし始めて、言われるがままに狐蔵乃の要求を受け入れてしまう。
次第に狐蔵乃の言葉を受け入れて納得していき、ついには彼の言う通りにする事が当然の事だと思うように暗示が掛かってしまった静香は、狐蔵乃の言いなり人形となって彼との奇妙な主従関係を結ぶのだった。