イッセーがヒロインたちと一線を越えちゃう話 作:Scorcher
原作10巻のラスト辺りという感じです。リアスのファンにとっては、ここが一番の盛り上がり所だったのは筆者も納得出来るというもの。みやま先生も言っていましたからね。
次回は閑話です。第2部、そして本作の振り返りとなります。それでは。
グレモリー眷属とバアル眷属によるレーティングゲームは、俺たちグレモリー眷属の勝利で終わり。部長は若手悪魔の中でも筆頭の地位を得ることが出来た。
そして再び平穏な日常が訪れた頃。俺は旧校舎の2階、オカルト研究部の部室の2階へと招かれていた。
「ふふっ……チェックメイト。」
「うぐぐっ……あぁぁぁぁぁぁっ!!!!!ダメだぁっ!勝負以前にルールが覚えてきれねぇぇぇぇっ!!!!」
チェスの盤面が置かれたテーブルを挟んで、俺と部長は対面するソファーに座って対戦をしている。もちろん、現状は俺の全戦全敗。彼女にルールを教えてもらいつつ勝負に臨んでいたものの、全く勝てる気配はないのであった。
「やっぱり……眷属を持つからには、チェスとかも覚えておかないとダメなんですか?」
「もちろんよ。今後も冥界では上級悪魔の序列はレーティングゲーム、チェスに限りなく近いルールの勝負で決められていくわ。覚えておいて損はないはずよ。」
初めはルールもさっぱり分からず、部長に手取り足取り教えてもらい。ゲームの奥深さを少しずつ知ること出来ていた。しかし、ある程度ルールが分かるようになると、彼女の強さが嫌でも分かるようになってしまい、盤面を前にすると覚えたはずのルールも忘れるという負の連鎖に陥ってしまっていた。
「うーん……イッセーとハンデなしで勝負をするのは、もう少し先になりそうね。」
部長は俺がオカ研へ入部する前の眷属部員の再現、女王、騎士、戦車、そして兵士8つといった状態、いわゆる将棋の駒落ちと呼ばれる状態で俺との勝負をしていた。しかし、それでも俺が勝つことは一度もないのであった。
「というか……部長に勝てる相手なんているんですか?」
「いるに決まっているでしょ。身近なところなら、私と朱乃が勝負をすれば私が6で朱乃4くらい、ソーナが相手だったら大体五分くらい。お兄様が相手だったら、10回勝負して1回勝てればいいという感じかしら。」
「うぅっ……サーゼクス様も相当強いんですか。いやでも、勝てる可能性がある部長もかなりの……」
俺は改めて、部長が冥界でも一際注目される存在なのであると実感していた。しかし、そんな人を俺はおっぱいドラゴンのお姫様だの、スイッチ姫などと酷い渾名で呼ばれるようにしたのかと思うと、なんとも居た堪れない気分になっていく。
「ねぇイッセー。そこの開いている窓、覚えてる?」
「えっ……それが、どうかしたんですか?」
部長が目を向けたのは、屋外から風と光を取り込むために解放されていた室内で唯一の窓。彼女はソファーからおもむろに立ち上がると、その窓際に近付いて、縁に手を付いて外を見渡す。
「ちょうどこうして外を眺めていたら、あなたがお友達と一緒に焦った様子で旧校舎の影に走ってきたのよね。」
「あー……そういえば、そんなことが何度かあったような。」
きっと松田と元浜と一緒に女子更衣室の覗きを決行して、バレた挙句に逃げてきた時だと思う。そんなことを繰り返していたある日、俺も旧校舎二階の窓から顔を出していた部長を初めて目にしたのだった。
「まさか、そんなあなたとこうした関係になるなんて……思ってもいなかったわ。」
「そうですね……俺も、偶然見かけた部長に憧れたまま卒業をするんだろうなって思っていましたから。」
神器を宿した俺と部長が出会うのは必然だったかもしれない。でも、この旧校舎の窓際での出会いは間違いなく偶然だった。俺も彼女もそれだけは決して忘れることなく、互いに運命を感じていた。
「それにしても、これだけのハンデをあげてもほとんど相手にならないなんて……もっと戦闘以外の修業が必要みたいね。」
「いや、ハンデと言われても……俺にはまだ駒落ちの重要度も理解しきれていない部分があって……」
「盤上の外でのことよ。ほら……見て、イッセー。」
窓から外を見渡していた部長が踵を返し、室内のソファーに座ったままの俺に身体を向ける。そして、俺が視線を注ぐ中でスカートの裾を自らたくし上げると、その中を曝け出すのであった。
「ちょっ……ぶ、部長っ!?」
曝け出されたのは身に着けたショーツ、ではなく、美しく整った真紅の陰毛、そしてその恥毛に覆われた股間のスジであった。
「し、下着はどうしたんですか!?」
「脱いだ下着なら、私が座っていたソファーの下に置いてあるわ。」
「いやっ……そういうことじゃなくて、どうして何も穿いていないってことなんですけど……!?」
「言ったでしょ。これもあなたとチェスで勝負する上でのハンデだって。事前に伝えたりしたら、イッセーが勝負に集中出来なくなっちゃうでしょ。」
当然でしょ!?ノーパンのままの部長と対面してチェスなんかしていると分かっていたら、なおさらに勝負になるわけがありませんから!
現にこれまで平然としていた部長に対して、あるいは躊躇いもなく自分から下半身を曝け出した彼女を前に、俺はズボンとパンツの中を急速に膨らませようとしていた。
「私だって……結構ドキドキしていたんだから。もしイッセーがスカートの中を見ちゃったりしたら……なんて思って、感じちゃっていたの。」
その言葉の正しさを表すように、部長の陰毛に覆われたマンスジ、閉じた膣口からは愛液が太ももを伝って流れており、すでに準備万端といった様子であった。
「もうチェスの勝負はおしまい。今度はあなたとこっちで勝負をしたい気分だから。」
「うぅぅっ……!こ、こんなエロい格好で……んんんっ!!!」
俺は誘われるように立ち上がると、すぐにズボンのベルトに手を掛けながら部長の傍へと近付いていく。そして、ズボンとパンツを脱ぎ捨てた俺を見た彼女は窓の縁へと手を付いて、尻を突き出す格好となって全てを曝け出すのであった。
「いやぁんっ……!イッセーのオチンポだって、もうこんなにビンビンじゃない。ねぇ……早くちょうだい。そのぶっといオチンポで、私とオマンコと勝負してほしいの。」
「んっ、んぅっ……ま、また……勝負ですか……」
どういうわけか、恋人というよりはライバルというポジションに収まろうとしている部長。『王が2人並び立つことはない』というドライグの言葉は、想像以上に重く圧し掛かっていた。しかし俺は
「……分かりました。どこまでも付き合いますよ。」
「ふふっ……!今日は絶対に負けないわよ。チェスと一緒で、あなたに音を上げさせてあげるんだから。」
彼女は尻を突き出したまま、自信たっぷりといった様子でセックスに臨もうとする。俺はそんな彼女の腰に手をついて、愛液が垂れている膣口にペニスの先端を押し当てる。
「んんんぅっ!あぁぁ……イッセーの固いおちんちんが……ナカに入って……!」
「ああ……俺も、リアスのことをしっかりと喜ばせるから……さっ!」
「っっっっ!?い、イッセー……!?んぐぅぅぅっ!!!あっ、いやぁっ!あっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!!!!」
挿入する直前、俺は不意を突くように部長……いや、リアスの名前を呼んだ。その瞬間彼女は驚いた様子で俺に顔を向けたものの、膣内をペニスで貫かれて全身を激しく震わせてしまうのであった。
「んぐぅっ!あっ、あぁぁっ!!!そんな……こんなのって……あぁぁんっ!!!」
「はぁっ……はぁっ……ああ……やっぱりリアスのオマンコが一番だ……!俺のチンコに絡みついて……ふんんぅぅぅっ!!!」
「あひぃっ!?あっ、あぁぁっ!!!いやぁぁんっ!!!やめっ……イッセーこんな……いきなり……あぁぁぁんっ!!!」
セックスで勝負をするつもりなんて最初からなかった。また卑怯と言われるかもしれないけど、俺はリアスを一人の女性として喜ばせたかった。彼女を部長でもなく、主としてでもなく。兵士(ポーン)でもなく、眷属でもなく、一人の男として。
「いやぁんっ!だめっ……イッセー!いきなり激しいのは……あぁぁんっ!!!強くしちゃイヤぁっ!」
「んっ、んんっ……ふんぅっ!別に俺は……そこまで激しくしているつもりはないけど……ふんぅぅっ!!!リアスのオマンコが敏感なだけじゃないかな……んんんっ!!!」
「んひぃっ!?そんなことは……あぁんっ!まだわたし、心の準備が……あぁぁぁんっ!!!」
バックで腰を打ち付けられるリアスは、窓の縁にしがみ付き懸命に俺からの攻めに耐えていた。一方で顔と胸は窓から乗り出した格好だったため、彼女がセックスをしている姿は外から丸見えともなっていた。
「んぐぅっ……ふんぅぅっ!!!リアスがチンポで突かれる姿、外には全部見えちゃってる……!ふぅっ……んぅぅっ!!!」
「ひゃぁんっ!!!んんんっ……それは……!別にわたしは……少しくらいなら見られたって…あぁぁぁんっ!!!」
リアス自身が求めてきた露出プレイともいえるシチュ―ションでの挿入。もともと裸を見られることにはあまり抵抗がないためか、こうしたプレイも好き好んでいるかもしれない。
「でもっ……んぅぅぅっ……ひゃぁんっ!!!あなたに名前で呼ばれるのは……あひぃっ!こんな時に……こんな場所でぇっ!あぁぁぁぁぁんっ!!!!」
「いいや……こんな場所だから……!俺とリアスが初めて出会った場所だから……!リアスと初めて会った時の気持ちが……今の気持ちだから……!」
「んんんぅぅっ!!!何を言って……あぁぁんっ!!!ダメッ……イッセー……もうわたし……あぁぁぁっ!!!」
今の俺の思いもまた、兵士でも眷属でもない、一人の男としてのものであった。そして俺は彼女へ激しく腰を打ち付けながら、渾身の一手を指す。
「俺……リアスのことが好きだっ!リアスの全てが好きだっ!気高いところも、子供っぽいところも、それでもいつもは優しくて可愛くておっぱいが大きいのも全部好きだっ!」
「イッセー……!んんぅぅっ!!!んぅっ、んんんんんぅぅっ!!!!」
思いは全て伝えた。さらにそうした中でも、腰の動きを止めはしなかった。そんな俺を前にリアスは声を詰まらせ、快感に耐える素振りを見せる。しかし
「バカっ!イッセーのバカぁっ!遅すぎるのよぉっ!どれだけ私を待たせれば……あぁぁんっ!!!ずっと……ずっと待ってたんだからぁっ!あぁぁぁぁんっ!!!」
「えぇっ!?ず、ずっとって……いや、この前サウナでした時からそんなに……」
「違うわよぉっ!初めてエッチした時からずっと待ってたのっ!イッセーが告白してくれるのをわたし……ずっと……うぅぅぅぅっ!!!」
俺に対する不満を爆発させたリアス。俺から名前を呼ばれるのも、告白されるのも、彼女はずっと待っていたのだとぶちまける。そして、俺に腰を打ち付けられたまま、その告白に返事をしてくれる。
「好きっ!わたしも好きっ!イッセーのこと大好きっ……あぁぁんっ!!!わたしのために無茶をするイッセーもっ、エッチなところも、誰にでも優しく出来るところも全部っ……あぁぁぁんっ!!!ぜんぶ……全部大好きなのぉぉぉっ!」
「んぐぅっ……んんんんぅっ!!!り、リアスっ……ふんぅぅぅっ!!!!」
「ひゃぁぁぁんっ!!!オチンチンっ、オチンポっ!チンポまたくるぅっ!あぁぁんっ!!このチンポも好きぃっ!イッセーのチンポ大好きっ……あぁぁぁんっ!!!チンポっ、チンポチンポチンポぉっ!」
告白の勢いをそのままに、リアスは外に向かってとんでもないことを叫んでしまう。放課後で人気は少ないとはいえ、さすがに俺はそんな彼女の行為に声を上げる。
「ちょっ……いくらなんでもこんな……!?」
「いいのぉっ!本当のことなんだからっ……あぁぁんっ!!!オマンコをチンポでガンガンされるの感じすぎて……んひぃっ!オマンコがイッセーのチンポの形になるくらい好きなんだからぁっ!あぁぁぁんっ!!!!」
「くぅぅっ……!んんぅっ……んぐっ……ふんぅぅぅぅぅっ!!!!」
淫らな言葉を発して喘ぎ狂うリアスを前に、俺もまた理性を失いつつあった。多くの人から気高く美しいと注目を集める紅髪の滅殺姫。そんな彼女を屈服させたいという欲望に駆られて、俺はさらに激しく攻め立てるのであった。
「んんんっ!!?んんぅっ……あぁぁぁっ!!!いやぁんっ!こんなっ……またチンポが激しく……んひぃっ!オマンコめくれちゃうっ!イッセーのチンポ激しすぎてオマンコっ、オマンコヘンになっちゃうわよぉっ!」
「ふんぅっ……ふんっ……んんぅぅっ!!!リアスのオマンコは、本当に敏感なオマンコだなっ……!んんぅっ!!!」
「ひゃぁんっ!!!ええ、そうよ……あぁぁんっ!!!わたしのオマンコはイッセーのチンポに弱いのっ……あぁぁぁんっ!!!イッセーのチンポに絶対勝てない貧弱マンコなのぉぉぉっ!!!!」
気高さが微塵もなくなったリアスは敗北を認めたかのように、自らを貶めるような言葉を口にする。しかしそれに反して、彼女の膣内は俺のチンコにさらなる快感を与えてくるのであった。
「んぐぅっ!あがっ……り、リアスっ……!」
「イカせてぇっ!お願いイッセーっ!わたしをイカせてほしいのぉっ!あなたのチンポで思いっきり……あぁぁぁんっ!!!オマンコで一番気持ちよくなりたいのっ!あんっ、あぁぁんっ!!いやぁぁぁぁんっ!!!!」
自分の弱さを認めたリアスは、気高さを露わとしている時よりも遥かにエロくて魅力的だった。そして何よりも、そんな一面を俺だけにしか見せないという優越感が興奮をさらに加速させていた。
「んんんんんぅっ!!!あぁぁっ……イクっ、イっちゃうっ!わたしもうダメェッ!お願いイッセーっ、いっしょ……一緒がいいっ!チンポとオマンコ一緒がいいのぉっ!」
「ぐぅぅぅっ……俺だって、リアスと一緒が……ふんぅぅぅっ!!!」
「あぁぁぁぁっ!!!ダメェッ、イクっ、イクイクイクぅぅっ!!!わたしイくぅっ!イッセーのチンポイっちゃうっ!あぁぁぁぁっ!!!いやっ、いやぁっ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!」
一際大きな嬌声を上げて、一人で絶頂を迎えようとしたリアス。一方の俺はまだまだ彼女に膣内に腰を打ち付けたいと思っていた。でも、俺のペニスはリアスの絶頂に合わせて自然と射精をしてしまうのだった。
「あぁぁっ!?リアスっ……んっぐぅぅぅぅぅぅっ!!!!!」
「あぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!あっ、あぁぁっ……チンポから熱いのがいっぱい……んんんぅぅぅっ!!!オマンコのナカが……イッセーのザーメンでいっぱいになってるのぉっ……!」
「んんん……!り、リアス……俺、まだ……ふんぅぅぅぅっ!!!」
「あぁんっ!?ちょっ……イッセー……あぁぁぁんっ!!!こんな……あひぃっ!イってるのにチンポ動かしちゃ……あぁぁんっ!!!」
射精をしてもペニスが萎えることはなかった。俺は射精が収まる前に再び腰を動かし始め、リアスの精液で満たされた膣内を掻き回していく。
「ひゃぁぁんっ!!!いやっ……あぁぁんっ!!ダメよイッセーこんなのっ……あぁぁんっ!!!敏感なオマンコにチンポが入って……んぅぅぅっ!!!」
「んぐぅっ……!ダメだ……腰が、腰が止まらない……リアスが好きすぎて……リアスのオマンコが気持ちよすぎるから……ふぐぅぅぅっ!!」
「そんなのっ……あぁぁぁっ!!!?なに……これ?射精が終わっているのにチンポが固いままで……んんぅぅぅっ!!!」
自分でもよく分からないまま、俺はただ腰を振り乱していた。射精が終わっても勃起が収まらない。リアスがもう一度イってしまっても、俺自身がイケるかどうかなんて分からないのに。それでも
「あぐぅっ!んんぅぅっ!!!リアスっ、リアスっ……んっぐぅぅぅぅぅっ!!!!」
「ダメぇぇぇっ!!!!イくっ!またイっちゃうっ!あぁぁぁっ!!!わたしまたっ、あぁっ!!!イくぅっ!イクイクイクぅっ!イっくぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!!」
再び絶頂を迎えたリアス。そして俺もまた、彼女と共に再び射精をしてしまうのだった。当然その射精量は1度目よりも少なく、射精の感覚と共にペニスは一気に萎えようとしていた。
「あぁぁぁんっ!!!ああっ……ち、チンポ……小さくなって、抜けちゃ……えっ?」
「おわっ……部長っ!?」
そうしてチンコが膣内から抜け落ちてすぐに、窓に手をついて尻を突き出す格好だったリアスは急に体勢を崩してしまう。咄嗟のことに俺は部長呼びに戻りながらも、彼女の身体を抱きかかえて事なきを得る。
「だ、大丈夫ですか……?」
「ええ……ありがとう。感じすぎて、ちょっと腰が抜けちゃったみたい。」
抱き締めた俺の顔を見つめて、リアスは苦笑いを浮かべていた。そして、俺の萎え始めていたペニスを握り締めながら言葉を続ける。
「うふふっ……やっぱりエッチでの勝負は、イッセーに勝てないわね。」
「んぐぅっ……いや、それは……」
俺が勝者であることを称えるように、リアスはいやらしい手付きで萎えたペニスを扱き続けていた。しかし、そんな敗北感を露わとする彼女に、俺は敗北感を抱いているのだった。
「今回の勝負も……リアスの勝ちだよ。」
「えっ……どうして?だって私、こんな腰が抜けちゃうくらい感じて……」
「俺のほうがリアスに夢中になっていたから。自分でも訳がわからないくらい……本気になっていたんだ。」
「イッセー……」
俺の言葉に感慨深そうな表情となるリアス。それでもすぐに不敵な笑みを浮かべ、言葉を返してくる。
「それはつまり、私以外の子には本気じゃないってことかしら?」
「えっ……い、いやっ!そういうわけじゃないんだ!ああっ!そういうわけでもなくてっ!リアスが一番本気になれるっていうかその……!」
「……ふふっ!そうね……それじゃあ、チェスの勝負もエッチの勝負も、しばらくは私の勝ちってことにさせてもらうわ。」
必要以上に狼狽える俺を見て、リアスは眩しい笑顔となって勝利を宣言する。でも、本当は互いに勝ち負けなんてどうでもいいと思っていた。大切なのは、この駆け引きを末永く彼女と続けられることなのだから。
「あむっ……んちゅ……ちゅぷっ……んぶぅっ!れろぉっ……わらひの……かちだから……んぷっ……んちゅっ……!」
「んんっ!?ぢゅぷっ……んんぅっ……んぢゅっ、べろぉっ……!」
そして、隙だらけとなった俺はリアスに唇を奪われる。握られたままで扱かれたペニスは、舌が絡み合い、唾液が混ざり合う口付けによって、微かに反応を示そうとしていた。
◇
「すっかり遅くなっちゃったわね。」
「本当に大丈夫?しっかり歩けないようだったら、もう少し休んで……」
「平気よ。それに、あまり遅くなったりしたらみんなに迷惑を掛けちゃうでしょうから。」
事後の始末。そして、気持ちよさのあまり腰を抜かしてしまったリアスの休息もしているうちに、日が沈みそうな時間となってしまっていた。
リアスだけではなく、俺も疲労感で満たされていたものの、やっと彼女と正面から向き合うことが出来たことで身体は不思議と軽かったりした。
「帰ったらもう一度、イッセーと気持ちよくなりたいわね。」
「ええっ!?今日はまたするつもりなの!?」
「当然でしょ。さっきのは午後のセックス、夜にするセックスはまた別なんだから。」
「いやそんな……食事とかおやつみたいな感覚で言われても……」
出来ないというわけではないけど、彼女の貪欲さに俺は困惑してしまう。したいかしたくないと言われればもちろんしたいと思う一方で、家では俺にも予定というものが
「そう……イッセーは私の身体に飽きてしまったのね。悲しいわ……せっかく身も心も一つになれたと思ったのに。」
「うぅっ……わ、わかった。帰ったら絶対にもう1回……」
「1回じゃダメ。イッセーが勃たなくなるまでするの。」
やっぱり腰が抜けるくらいの激しさでなければ、リアスの欲求を満たすことが出来ないし、そうでもしないと大人しくなってくれないような気がした。だからといって、そんなエッチをしていたら俺の身体も悲鳴を上げそうなのが問題であった。
◇
「あれ?部室の電気が点いてる?」
「あら?おかしいわね……今日は部の集まりはないし、昼間に点けた覚えもないのだけど……」
リアスと一緒に階段を下りていくと、部室の明かりが点いており、談笑する声が聞こえてくる。俺たちは不審に思いながらも共に部室の中へと顔を覗かせる。
「あっ、部長、イッセーくんも。待っていたよ。」
「木場っ……!?それにアーシアや朱乃さんも……」
「これは……どういうことなの。ギャスパーやロスヴァイセまで……」
和気藹々とした雰囲気で集まっていたのはグレモリー眷属の面々。女性陣の多くは俺の家に住んでいたものの、それ以外の眷属も全員が集まっていた。
「ふぁぁぁ……あれ?もう夜ですかぁ?」
「ギャーくん、やっと起きたんだ。」
学園の後輩で先輩眷属のギャスパー、その隣でテーブルに並んだ料理をつまみ食いする小猫ちゃん。一緒に配膳を済ませていくアーシアとゼノヴィアと、各々がパーティーの準備を楽しんでいるのであった。
「部長とイッセーくんを驚かせようと思って、僕や朱乃さんたちでこっそりと計画していたんだ。」
「私たちも大所帯となりつつありましたし、レーティングゲームの祝勝会も兼ねた親睦会をしようと思ったんです。」
満面の笑顔でそう語る木場と朱乃さん。そんな2人を前に、リアスも俺も呆然とするしかなかった。
「ひとこと言ってくれたら、私たちも手伝っていたのに。」
「あら、部長に手間を掛けさせるわけにはいきませんわ。イッセーくんとの大切な時間を邪魔したら悪いでしょう?」
「いぃっ!?」
「あ、朱乃っ!?」
暗に俺とリアスの関係が進展したのだろうと語る朱乃さん。まさか、さっきまでの行為が漏れ聞こえていたのか、俺がそう考えて冷や汗が流しそうになるのを察したのか、木場がすかさずフォローをしてくれる。
「大丈夫だよイッセーくん。僕たちは何も聞いていないから。」
「聞いてたんじゃねぇか!」
苦笑いを浮かべてそう言葉を口にした木場と朱乃さんを前に、リアスは顔を真っ赤にして俯いてしまう。さらに、眷属の中では一番の新人でありながら最年長のロスヴァイセさんが不服そうに声を上げる。
「い、イッセーくんもリアスさんも……学校の中でなんてことを……は、ハレンチすぎます!」
「ち、違うんです!俺たちはいつも学園でそういうことをしているわけじゃ……」
「学園以外の場所ではもっとすごいことを……!?あうぅっ……うぅぅぅぅぅっ!!!」
新人教師という立場でロスヴァイセさんは俺たちを窘めようとする一方、勘違いと思い込みがより悪い方へと向かおうとする。そんなリアス以上に顔を赤らめてしまう彼女を見たゼノヴィアが、俺に毅然と注意をしてくる。
「まったく……先生に恥ずかしい思いさせたらダメじゃないかイッセー。」
「そ、そうだよな……もっとマシな言い方が……」
「ロスヴァイセ先生は私たちの中で唯一の処女なんだ。もっと節操やデリカシーには気を付けるべきだろう。」
その言葉に先生自身はもちろん、リアスにアーシア、笑みを浮かべたままの朱乃さん、つまみ食いをしていた小猫ちゃんといった面々が見事なまでに凍てついた。木場は相変わらずの苦笑い、ギャスパーは然程状況を理解しておらず、小猫ちゃんに問いかける。
「小猫ちゃん、みんな黙ってどうしちゃったの?」
「ギャーくんが知るのはまだ早い。大人の話だから。」
「えぇっ!小猫ちゃんだって子供でしょ!?」
俺のハーレム計画の一片を知ってしまったロスヴァイセ先生は、顔を真っ赤にしたまま白目を剥いて失神してしまった。急ぎアーシアが介抱しようとする中、俺の隣からは真紅の殺気が放たれているのだった。
「ちょっ……り、リアスっ!?」
「イッセー……あなたって人は……!」
なんで!?どうして俺なの!?煽り散らしたのは朱乃さんと木場とゼノヴィアなのに!?なんで滅びの魔力が俺に向けられているんですか!?
「やっぱり私は!あなたことをっ!絶対に許さないっ!」
「あぁぁっ!!!あぁっ!ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!?」
旧校舎が木端微塵になるほどの魔力を展開して、リアスは恥ずかしさを紛らわそうとしていた。幸いにもドライグに内蔵されていたアルビオンの半減能力で被害を抑えることが出来たため、懇親会は無事行うことが出来るのであった。
◇
「うぅぅっ……どうせわらひなんて、ずっと男っ気なんてないまま戦乙女をやってきたんですからぁ……!うえっ……うえぇぇぇ……!」
「あらあら……ロスヴァイセ先生も人並みに恋がしたかったんですか。」
「大丈夫だ先生、恋愛はともかく、男性経験ならイッセーがいるからな。」
「ひぃぃぃっ……!け、ケダモノぉっ!」
懇親会が進む中、ロスヴァイセ先生の俺に対するイメージが主にゼノヴィアのせいでとんでもないことになっているのを、俺はどうすることも出来ずにいた。
「ケダモノというのは、間違っていないわよね。」
「うぅぅっ……ごめん。リアスにも色々と苦労を掛けそうなこととなってしまい……」
グレモリー眷属のうちでお手付きをしている分には、リアスも渋々といった様子でその関係を認めてくれていた。しかし
「私の眷属以外の子たちとは、あまりオイタは避けなさい。下手をすれば、取り返しがつかなくなるのだから。」
「それはさすがに……」
「ないとは言い切れないでしょ。あなたは冥界にも天界にも顔が知られているのだから。言い寄ってくる子は数が知れないわよ。」
そんなリアスの言葉に、確かに俺は複数人の顔が思い浮かんでしまった。その子たちともエッチなことが出来るのか思い、ついボーっとしていると耳を引っ張られて目が覚める。
「いたたたたたぁっ!」
「鼻の下を伸びているわよ。はぁ……本当に、気を付けなさい。」
みんなの前でのリアスは、もうしばらく間俺に対するお姉さま感は消えることはない。そう思い少しだけ安心も出来るのであった。
「ん……?」
そんな中、俺が目を向けた先にはアーシアが一人ソファーに座っていた。ゼノヴィアと一緒に取り皿へと盛った料理にはあまり手を付けておらず、どことなく元気がない様子でもあった。
「どうしたんだアーシア。もうお腹がいっぱいだったりするのか。」
「……いえ、そういうわけじゃないんですけど。なんだかあまり……食欲が湧かなくて。」
そう言いながら自らお腹を擦り、少し無理をした様子で笑みを浮かべる。普段から大人しく、控えめな性格ではあったものの、食欲がないことは気掛かりになってしまう。
「どこか具合でも悪いのか?もしそうだとしたら、すぐに医者で診てもらったほうが……」
「あっ……いえ、そこまで自分でも気になったりはしませんから。」
「いや、でも……」
「それに……イッセーさんの顔を見たら、元気が出てきますから。」
「うぅっ……!?」
邪さを一切感じない、眩しい笑顔。その笑顔に心を奪われそうになった矢先、背後からはなんともいえない視線を感じる。
「……むぅ。はぁ……」
顔を少し膨らませつつも、俺とアーシアのやり取りを嬉しそうに見つめるリアス。俺はそんな彼女に見守れたまま、安心してアーシアとの時間を過ごすのであった。
「イッセーさん、もしよろしければ、私の分も少し食べていただけますか?」
「え……いいのか?」
「はい。イッセーさんと一緒にいるだけで、お腹がいっぱいになっちゃいました。」
金髪碧眼、清楚かつ天然気味。しかしそれでも、アーシアは間違いなく魔性の女だった。そして、俺はまだこのとき知らずにいた。彼女の身に何があったのかを。そしてそれが、この世界の行く末さえも決めるということを。俺はまだ、何も知ることが出来ずにいた。