※この作品はR-18です。

イッセーがヒロインたちと一線を越えちゃう話   作:Scorcher

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閑話という名の原作に対する批評です。ハイスクールD×Dという作品に対する筆者なりの感想、問題点などを列挙しつつ、本作に反映した点を記載しております。問題点がほとんどな気がする。

今ではもはや大勢がいる場で語られることさえなくなっていますので、ネットの片隅、二次創作の表紙裏、チラシ裏と捉えていただければと思います。


イッセーがヒロインたちと一線を越えちゃう話 閑話.3

※本項目は『イッセーがヒロインたちと一線を越えちゃう話(以下、本作)』の原作、ハイスクールD×Dに対する一人の読者としての批評となります。相応に批判的な意見も記載されておりますのでご了承ください。

 

また、原作中盤から終盤までのネタバレも大量に盛り込まれています。原作未読、特にアニメ4期までのみを視聴している方はご注意ください。

 

主に作品本編で消化、昇華の出来なかった話が中心となります。本作のこぼれ話、あるいは本作を多少なりとも楽しんでいただけたようであれば、以降の項目にも目を通していただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

この度は『イッセーがヒロインたちと一線を越えちゃう話』を読んでいただきありがとうございます。筆者のレイヴンです。

 

第2部でリアスと結ばれて以降、原作の13巻から20巻をほんのわずかに沿った程度のまま本作はアーシアをメインヒロインとして扱い完結を迎えました。まぁ最後はリアスの悪阻、ゲロインで終わるというあんまりな展開でしたけど。

 

本作は執筆当初から原作を踏襲しつつ18禁要素を多分に含み、かつ超が付くほどのハイテンポで展開が進む作品として書いていました。簡潔に書くと作品全体が“虫食い状態”である仕様となりました。

 

作品全体の尺や執筆時間を度外視すれば、それこそ本編に登場したイリナ、黒歌、ロスヴァイセ、さらにはオーフィスといったヒロイン、準ヒロイン勢の18禁シーンも執筆は可能だったというもの。さらには本編では名前が登場しなかったレイヴェル、八坂、九重といったキャラのシーンも理論上は書けたというもの。まぁ後ろ2人については筆者の解像度がめちゃくちゃ低いんですけど。

 

オーフィスを除いた3人、さらには後者の3人の6人をヒロインとして追加すれば、単純に文章量は倍かそれ以上になりますからね。何がヤバいって、これでもまだ名前の出ていないヒロインの候補の女性キャラいるということだったり。

 

とにかく原作準拠を是とする二次創作を書く以上、キャラの取捨選択はせざるを得なかったというもの。それくらいに原作のキャラ数が男女問わずに膨らんでいますからね。そのような状態の原作について、以下では本作の改変、オリジナル設定、展開を交えながら書いていこうと思います。

 

 

・イッセーの女性恐怖症について

 

まず本作を書く上で真っ先に排除した要素です。プロローグの通り敵対していた堕天使レイナーレは、イッセー助けに来たミルたんによって倒されました。本作のミルたんはニ天龍を越える実力者ですので。導入パートなんてギャグでいいんです。

 

実際この要素を引っ張ったままにすると、ヒロインとはセックスが出来ないどころかリアスや朱乃さんとの関係もグダって、その分アーシアとは親密なれるかもだけど「妹みたいだ存在から……」と距離を置くという。スケベ要素と相反する足枷にしかならなかったというもの。

 

ちなみに一般向けライトノベルおいて、性行為をしたという事実を記載するのは違反ではないようです。ハイスクールD×Dと同様、筆者がある程度原作を読んでいた『新妹魔王の契約者』では普通にヒロインたちとはセックスをしているようなので。むしろ読んでいた範囲でも、性描写はハイスクールD×Dよりも過激です。その分暴力描写もエグいですけどね。

 

 

・クリフォトの首魁 リゼヴィム・リヴァン・ルシファー

 

ナレ死にしました。変態パンツドラゴンとケツ龍皇によって成敗されたというもの。でも実はトライヘキサを復活させたので、後のULに対しては有効な迎撃手段を用意してくれた人物とも見て取れたり。ある意味で彼の悲願はイッセーたちによって成就されました。

 

この原作13巻以降から20巻まで、10巻代の大半で悪役として登場するリゼヴィムですが、お世辞にもあまり良いキャラであるとは言えません。

 

まず保有する能力が『神器無力化』。作中に登場する人物の大半の力が無力化される凶悪な能力でした。こんなもの安易に出すべきじゃなかったと思うんですよね。原作を読んでいる時は、このメタ能力を有したリゼヴィムをどう倒してくれるのかなぁ……などと思ったのですが、その答えが『パワーをさらに上げて無力化を効かなくする』というもの。いや、なんというか……その……期待していたのと何か違ったような感じが。

 

まぁ原作者の心境や境遇が反映された上での倒され方でしたので、そういった面への理解は必要なんでしょうけどね。ファーヴニルによってボロ雑巾となったのは本作でも準拠していました。

 

能力や立場は敵の親玉に相応しいのですが、それ以上に問題なのは、こいつ自身が不快の極みを体現し、読み手の気分さえも害するようなキャラであったこと。すぐに退場するのであればまだしも、そんな奴が5~8冊くらいも敵の親玉として居座っていたんです。で、倒され方は上記の通り。筆者評価では原作の寿命を縮めたキャラの一人となっています。

 

役割について悪役というよりは、むしろ舞台装置として新たな敵、展開を生み出す立場だったのですが、それまで敵として立ちはだかっていた曹操やロキ、ディオドラといった連中に比べても魅力に劣るキャラでした。こいつが好き!とかいったら、それはもう原作アンチですよ。

 

 

・機械生命体『UL』

 

アーシアたんとトライヘキサのおやつ。倒すやつがいなかったので登場させて、アーシアを中心とした少数精鋭で殲滅してもらいました。オリジナルの敵ではありません、ちゃんと原作にも出ています。

 

というよりは原作の真・ハイスクールD×D5巻が出なくなった元凶です。こんなもの安易に(ry

 

まぁ筆者は原作の無印20巻までしか読んでいないので、この辺の敵に関してはネット上の情報でしか知らないんですけどね。真の4巻でグレートレッドくんが瞬殺されたとかなんとか。たぶんあれでしょ、最後の数分とか数十秒で衝撃の展開を迎えて、バズり的な盛り上がりをさせるやつ。最近流行りのアレをやったんだと思います。この展開が世に出たのは2020年なんですけどね。

 

おそらく現状の原作展開を手放しで喜んでいるファンはほとんどいないでしょう。大風呂敷を広げるだけで広げて、収拾がつかないどころか原作者さえも先の展開が見えなくなったという状態かと。筆者でもこの状態から作品を書くことは出来ません。たぶん筆を折るか投げます。

 

無印20巻で顕現したトライヘキサが三大勢力の上層部を生きたまま退場させる敵だとすれば、このULは残った味方勢力を生死問わず退場させるための敵であるのかと。そんな存在が鬼滅の鬼舞辻無惨様みたいな因縁がある敵ならともかく、外伝で言及された程度の連中なんですからね。果たして真の5巻は刊行されるのでしょうか。

 

 

・シャルバの早期退場

 

実はレイナーレに次ぐ本作の分岐点だったりします。原作では6巻で死んだと思ったら、11巻でポッと出のように復活して登場。イッセーを一度は亡き者にするという敵側からすれば殊勲を上げました。

 

まぁぶっちゃけいらなかったのでさっさと焼却処分にしました。12巻の魔獣騒動自体は、原作屈指の盛り上がりどころですが、エロ目的の二次創作ではそうした展開自体をオミットする必要がありました。その分の尺が全てグレイフィアさんに回ったんです。

 

この原作6巻の周辺については、アニメ3期で大きな問題を抱えてしまったというもの。原作既読組から大ブーイングでしたからね。個人的にはシトリー眷属とのレーティングゲームをカットした時点で嫌な予感はしましたが。

 

1期では原作1巻と2巻、2期で3・4巻、そして3期では5巻と6巻。イッセーとアーシアのキスシーンで終わると期待していたんですよ。それがあの有様です。本作におけるシャルバの殺し方はアニメ3期で改悪展開にした監督に対する当て擦りみたいなものです。

 

そんなわけですから、制作会社が変わった4期冒頭ではもう一度6巻終盤の展開を原作通りにやり直す、などというとんでもない処置が取られたというもの。そのせいでシャルバくんは2度もロンギヌス・スマッシャーの直撃を受けることに。何よりもごとうじゅんじ先生の500玉サイズの乳首が失われたのは痛すぎました。

 

 

ちなみに、原作からしてイッセーに人(悪魔)を殺させることには、作者がかなりの抵抗を持っているのがシャルバの扱いから見て取れたりも。どういうわけか、原作のイッセーは敵対者でも命を奪うことが少ないんですよね。覚えている範囲で殺害まで至ったのは、再戦時に相討ちとなったシャルバだけだったかと。たぶんあとは誰も殺していません。

 

実はこの中途半端な不殺的な要素が、原作における迷走を助長した要員の一つなのではないかと考えています。決定打、致命傷を意図的に避けているイメージがあるというもの。ヒロインのリアスや木場については、躊躇いもなく敵を殺しているんですけどね。これについては推測の域を出ませんので、言及は以上にしておきます。

 

 

 

 

 

 

なんだかんでほとんどが批判的な内容となってしまいました。というのも、上述の通り原作が半ばエタっているような状態ですので、本作の本編自体が原作を介錯するような終わり方とも言えなくないというもの。

 

二次創作というカテゴリ自体が、多かれ少なかれ原作に対するアンチ要素を含んでいる。それが筆者の二次創作というコンテンツに対する価値観です。そちら関しては場を改めて書き連ねたいと思います。それでは、また。

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