※この作品はR-18です。

いろんな人外娘さんに愛されたり弄ばれたり食べられたりしちゃう短編集   作:白米炊け太

13 / 33
リクエストいただいた作品です。

声だけで発情して、見ただけで射精が止まらなくなっちゃうくらい強力なのに、とっても優しい最強サキュバスさんに搾られます。
暴発しないように身体の時間を止められたまま手や足やおっぱいや太腿でご奉仕されたり、時間を動かされた途端に連続射精しちゃったりします。
身体の時間をむりやり進められてオナ禁状態にさせられたり、媚薬唾液まみれのベロチューに犯されて射精懇願しちゃったりします。
射精の瞬間を引き延ばされて延々味わわされたりもします。

そんな感じのリクエストでした。
まったくなんてひどいサキュバスなんだ。


ご感想などありましたら、ぜひお寄せください。
感想があれば生きていけます。よろしくお願いします。


時間停止サキュバスさん〜見ただけで射精しちゃうほど最強なのに優しいサキュバスさんに身体の時間を止められて射精できないまま色んな『ご奉仕』をされたり出し尽くしても時間を戻されてまた搾精してもらえる話

「あら……お客様かしら……?」

「っ……」

 

 ゾクリ、と背筋が震えるような音色。

 鈴を鳴らしたように、美しく澄んだ女性の声。

 落ち着いた貴婦人のようにも、可憐な少女のようにも聞こえる……どこか身体の芯にまで響いてくるかのような、不思議な存在感を持った声だった。

 

「ここに迷い込まれる方も、随分久しぶりです……ようこそ、いらっしゃいました……♡」

「……ッ……ぁ……」

 

 妖艶に笑う声が耳朶をぬるりと撫でる。鼓膜をぞわぞわと震わせる感覚が、妙に心地よくて。

 頭に直接語り掛けられるような優しい響きに、青年はついうっとりと聞き入ってしまう。

 

 見慣れない空間に、青年は立っていた。

 見渡す限り周囲には何もなく、立っている地面すら定かではない。

 上方には真っ暗な空に無数の光が、星々のように輝いていて。

 夜なのかとも思ったが、自分の身体や手足は昼間のようにはっきりと視認出来る。

 

 ついさっきまで、いつもの帰り道を、いつものように歩いていたはずだが――

 

「……ここはどこか。そうですね……次元の狭間……あるいは、亜空間とでも申しましょうか。貴方の世界とは、少しだけズレた場所……お分かりでしょうか……?」

 

 次元の狭間……亜空間……SFやらファンタジーなんかに出てくる奴だろうか。

 

「ええ、そのようなものです……ご理解がお早くて助かります」

 

 その声は当然のように青年の思考を読み取り、頭に浮かんだ疑問に先回りで答えてくれる。

 

「……キミは誰だ。気になられますか、私の正体が。そうですね……ふふふっ……何者だと思われますか……?」

 

 また心を読まれた。

 上品に、でも少し悪戯っぽく笑う美しい声音……彼女にならば弄ばれてもいい、あるいは手玉に取られてみたいと――男心をくすぐるような、なんとも蠱惑的な声音に聞き惚れる。

 そしてその問いかけに、素直に思考を巡らせてみる。

 

 脳にするりと染み込むかのような柔らかな響き、優しく語り掛ける口調……そして何よりこの、人知を超えた不思議な空間――

 

「……女神様、ですか……? うふふ……あははははっ……! 随分と買い被っていただき、ありがとうございます。ですが、それほど高尚な存在ではございませんよ……♡」

 

 耳を悦ばせる、高らかに笑うソプラノボイス。

 笑われても不思議と悪い気はしない青年に、女性は正体を明かす。

 

「私はサキュバス……一夜の快楽と引き換えに、人間の精を啜る『淫魔』……♡ふふ、驚かれましたか……?」

「……ふ……ぁ……♡」

 

 ドクン、と胸が高鳴る。

 

 未だ姿さえ見せぬ、淫魔を名乗る女性。

 サキュバスといえば、世にも美しい美貌で男を誘惑し、精気を吸い取るという悪魔。

 男なら一度は妄想したことがあるだろう……恐ろしくも淫らな存在である。

 

「いかがでしょうか……私の『奉仕』を、受けてくださいませんか……? お見込みのとおり、私は男性の精気を糧とします……精を吸わせていただけるのならば、相応の快楽をお約束いたしますが……」

「あぁ……ぁ……ッ……♡」

 

 ゾクゾクッ、と鳥肌が立ち、鼓動が早まる。

 

 悪魔なんているわけない……そう一笑に付すことはできなかった。

 背筋をつつーっと、汗が伝う。

 

 得体の知れない恐怖はあったが、それ以上に期待せずにはいられない。

 この魅惑的な声の持ち主が……いったいどんな姿で、どんな『奉仕』をしてくれるというのか。

 

「あらあら…… おちんちん(・・・・・)、期待してくださっているのですね……♡」

「くぁ……ぁ……♡」

 

 返事などせずとも、青年の答えは勝手に思考から読み取られていて。

 なによりも、ズボンの下で既に膨らみ始めていたモノが、雄弁に語っていた。

 

「私も、今そちらに参ります……どうか、『服を脱いで』お待ちになってください……汚れてはいけませんから……ふふ……♡」

「……あ、ぁ……ッ……?!」

 

 言われて、自分の身体を見下ろすと、もう一糸まとわぬ姿だった。

 不可思議な力で裸に剥かれ、戸惑う青年の耳に、コツ、コツ、と硬質な足音が聞こえ始める。

 

「……私は、セレスティーナと申します……セレス、とお呼びください」

「セ、レス……♡」

 

 気品のある名前。その名を唱えるだけで心が安らぐような、不思議な気分だった。

 

 コツ、コツ、コツ……

 

「私がこんな場所に引きこもっているのは……世に余計な騒乱を招かぬため、なのです」

「あ……ぅ……♡」

 

 まだ姿は見えない。

 だが足音が近づくだけで、顔も知らぬ女神が自分の傍に来てくれると思うだけで、肌が粟立つような興奮にググッと陰茎が持ち上がっていく。

 

「私がただ在るだけで……人々は勝手に惑い、争い合ってしまう……それは本意ではないので、こうして自ら作った世界に籠り、ひっそりと暮らしているのです」

 

 大質量の天体が、ただそこに在るだけで空間を歪めるように。

 ただ存在するだけで人心を惑わし、人々は彼女をその手にせんと……あるいは寵愛を得ようと、無用な争いを始めて――そんな光景が容易にイメージできる。

 

「うぅ……くぁ……ぁ……♡」

 

 そうさせるだけの、別格のオーラのようなものをぴりぴりと肌で感じる。

 近づく気配にぞわりと肌を撫でられるような心地がして、もはや完全にいきり立った逸物がビクビク反応していた。

 

「くす……どうされたのですか……? まだ姿も見せていないのに、『おちんちん』が切なく疼いて……たまらないのですか……♡」

「あく……ッ……!? ふ……ぁ……♡」

 

 セレスの透きとおった声には、力があった。

 彼女の紡ぐ言葉に、世界の方が従ってしまうような……言霊となって現実に干渉し、世の理すら捻じ曲げてしまうような、圧倒的な上位存在の力。

 

「ふふふ……♡『おちんちん』、きもちよさそうに震えてらっしゃいますね……カチカチの、『おちんちん』……とろとろと涙を流す、男らしい『おちんちん』です……♡」

「くはぁぁぁ……ッ……や、やめ……てぇ……♡」

 

 性器の名を呼ばれれば、そこに意識が向いて。

 ふぅぅっ♡と、柔らかな吐息を吹きかけられているような……あるいは指先で優しく、さわ、さわ……♡と愛撫されているような……そんなもどかしい快感が確かに生じるのだ。

 

「失礼……貴方の反応が素敵なもので……♡あら……『乳首』も、ぴぃんと勃ってらっしゃいますね……♡」

「ひぁっ……♡」

「私の指先で、『両方の乳首』をくりくりと弄ったり……ずっしりと重くなった『睾丸』を、ころころと揉みほぐしたり……して差し上げたい……♡」

「うぅ……くひぃぃ……ッ……♡」

 

 呪文のように、セレスの口にした部位に、次々にじぃんと甘く痺れるような快感が生まれる。

 脳に直接囁きかける上位存在の言葉を、人間の下等な脳は容易く真実だと誤認して、その感触を再現してしまう……♡

 

「それに、『内腿』や『鼠径部』をさわさわと擦り撫でて……『会陰部』をつつーっとなぞり上げたり……♡『肛門』も、くにくにと柔らかくほぐして……つぷり、と『アナル』に指を差し込んで、くちゅ、くちゅ……♡と、かき混ぜてあげたりも……♡うふふ……貴方に『ご奉仕』できるのが、楽しみになって参りました……♡」

「あ、ぐぅぅ……う……ぁぁぁ……♡」

 

 甘い快感を得た場所を手で覆い隠そうが、身を捩ろうが、なんの意味もない。

 実際に触られているのではなく、脳が神経が勘違いして、勝手に刺激を生じさせているだけなのだから。

 

 あまりに心地よい疑似全身愛撫の快感に膝が笑い、青筋立てた怒張はとぷりとぷりとガマン汁を垂れ流す。

 ただ声を聴いているだけで、なすすべなく限界まで淫欲を滾らされてしまって。

 

「――お待たせいたしました。淫魔セレスティーナ……貴方にご満足いただけるよう、努めさせていただきます。どうかお見知りおきを……♡」

 

 そんな状態で、女神と見紛う絶世の淫魔の姿を目にすれば、どうなるか――。

 

「ぁ――」

 

 時が止まった。

 

 腰まで伸びたプラチナブロンドの髪は星々の如く煌めき、細められた鮮やかな赤い瞳は、吸い込まれそうなほどの曇りない輝き。

 高く通った鼻筋に、ぷるんと柔らかそうな桃色の唇、透き通るように白くなめらかな肌。

 全てが完璧に組み合わされた美貌は、まさしく神の所業。

 

 ふわりと地に降り立ったセレスの、その柔らかな微笑みにぽーっと見惚れて。

 一瞬で心臓を鷲掴みにされて、ただ彼女に見つめられているという悦びが胸を満たしていく。

  

(や……やっぱり……女神、さま……♡)

 

「いいえ、私はただのサキュバス……♡この身体で、男性の精を搾り取り糧とする、淫らな悪魔です……♡いけませんよ、そのような相手を、そんなにじっくりと見つめられては……♡」

 

 そう言って、白くほっそりとした指先を胸の前に。そのままゆっくりと、身体のラインをなぞるように、太腿まで撫で下ろしてみせる。

 流れるように優雅なその指先を追いかけて、セレスの奇跡的なプロポーションを、視線でなぞってしまう。

 

「……ッ……♡」

 

 美しい肩を大胆に露出した純白のイブニングドレスは、魔性のボディラインをくっきりと浮き立たせる。

 ざっくりと開いた胸元からは、豊かな双乳が今にもこぼれ落ちそうなほど、深く長い魅惑の谷間を惜しげもなく晒している。

 身体に完全にフィットした作りだから、殆ど露わになった上乳も、ツンと上向いて尖った先端も、たっぷりとした下乳の曲線も――柔らかそうなバストのすべてがクッキリと浮き上がっていて、それが堪らなく劣情を掻き立てる。

 

 胸のボリュームと相反するように引き締まったウエストには、おへその綺麗な形もはっきりと浮かび上がる。

 そしてまた豊かな丸みを帯びる下半身――ドレスに隠されていながら、豊満に肉付いた太腿のむっちり感や、その間の妖しいビキニラインまでも、淫猥に見せつけてくる。

 

(あぁぁ……す、凄い……なんてエッチな身体……♡おっぱいも……お尻……太腿、もぉ……♡)

 

 青年とて、女性と交際し肌を重ねたこともあれば、夜の店で玄人の女性に相手をしてもらったこともある。

 

 だがそんなものは、何の意味もなかった。

 凡百の女性とどれだけ経験を重ねようと、扱いに慣れていようと、セレスティーナという存在の前では、初心な少年と同じ。

 

「ほら、そろそろ目を逸らさなければダメですよ……? 私のような者に目を奪われていては――」

 

 目を逸らすなんて、出来るわけがなかった。

 

 彼女の背中には、清純さを示すかのように真っ白な翼があった。

 大人を軽々と包み込めるほどに大きく美しい翼が、まるで青年を招くかのように、ふわりと広がっていて。

 やはり真っ白な、先が矢じりのように尖った尻尾が、背後にゆらゆらと楽し気に揺れていた。

 

「ふ……ぁ……♡」

 

 あらゆる美を司る麗しの女神……あるいは、あまねく人間を堕落せしめる淫蕩の悪魔……その両方の魅力を併せ持つ彼女の前に、ただの人間の心などあまりに無防備。

 

「――堕ちて、しまいますよ……?」

 

 とろけるような笑顔に、頭がぽわぽわして、全ての思考が停止して。

 ただ甘い恋の切なさと、滾るような肉欲が身体を満たして――。

 

 ドクンッ♡♡♡

 

「ふわぁぁぁぁ……ッ……♡」

「あらあら……♡」

 

 妖艶な笑みを目にした途端、腰が蕩けるような甘美な痺れが広がっていた。

 恍惚とした脱力感に、たちまち脳内が桃色に染め上げられる。

 虚空に向かって、ぐんっと腰が持ち上がる。

 沸騰するかのように泡立つ欲望が、あっさりと弾けてしまう――♡

 

 ぶびゅぅぅっ♡びゅぐ、びゅるる……♡びゅくぅ……♡

 

「はぁぁ……♡ひぁぁぁ……♡」

 

 触れられもせず、射精。

 女神の御姿を目にしただけで、暴発気味に導かれた絶頂。

 それなのに、これまでの人生で味わったことのないほどの法悦とともに、どろぉりと濃い精液が鈴口から溢れ出ていた。

 

「ふふ、ご奉仕する間もなく吐き出していただいて……♡ありがとうございます、お優しいのですね……♡」

「あぁぁぁぁ……♡と、止まんなぁ……♡なに、これぇぇ……♡」

 

 どぷ……♡どぷ……♡どぷ……♡

 

 カクカクと痙攣する下半身、ひとりでに脈動する勃起を両手で抑えてみても、射精は一向に収まらない。

 激しくはなく、むしろゆっくりと零れ出すように。ゼリー状に煮詰まった熱いドロドロザーメンがじわぁりと尿道を這い昇る、狂おしいほどの快感に悶えながら。

 縫いつけられたようにセレスから視線を外せないまま、視覚情報だけで精を搾り取られていく。

 

「ですが……そんなペースで『射精』なさっては、すぐに枯れ果ててしまいますよ……?」

「んくぅぅぅ……ッ……♡♡」

 

 びゅぼぼぉ♡どろぉっ♡どくっ♡どくっ、どくっ……♡

 

 セレスの言葉に勝手に身体が反応して、また射精。

 溶岩のようにどろどろと、漏れ出すような吐精が止められない。あまりの快楽に膝が折れ、へたりこんでしまっても、湧き水のように白いものを漏らし続ける。

 美貌のサキュバスを見上げて、その魔性に生理機能を甘く壊されながら、自らの手の中にどっぷりと吐き出していく。

 

「んはぁぁぁ……♡と、めて……♡たす……けてぇ……♡」

「うふふ……私は何もしていませんよ……♡」

 

 とろとろといつまでも射精し続ける、あり得ない快感に涙が溢れてくる。

 潤んだ視界の中、くすくすと笑うセレスの豊かな胸が、生乳の長い谷間がたぷたぷと揺れる。

 柔らかな乳房が淫らに波打つ光景に、また浅ましくも劣情を催してしまって――。

 

「あ゛あ゛ぁぁぁ……♡」

 

 どぷぅ♡びゅぐぐぅ♡どく……♡どく……♡

 

 その真っ白な指で竿を握って、シコシコと扱いて欲しいのに。

 艶々とした唇にぱっくりと咥えられて、しゃぶって貰いたいのに。 

 たわわな胸の谷間に、逸物をみっちりと挟み込まれて、乳内にたっぷりと精を放ちたいのに――。

 

「あぁぁぁぁ……ッ……セレ……ス……♡」

「はい、ここにおりますよ……♡」

 

 一瞬で青年の心を奪い去った麗しの淫魔、その甘い奉仕を夢見て……でも実際には指一本触れて貰えないままに、精液を垂れ流して。

 

(あぁぁ……きもちいい……♡からだの……感覚が……)

 

 艶然と微笑み自分を見下ろしている傾国の美貌に、美しすぎる肢体に釘付けにされたまま、視界がぼやけていく。

 自ら命を捧げることができる悦びと、せめて指の一本でも触れてみたかったという無念と。

 それらを全て呑み込む真っ白な快楽に、やがて青年の意識も闇に溶けていった――。

 

「……はぁ、やはりこうなってしまいますか。私はただ、対等な交わりを楽しみたいだけなのですが……」

 

 

 

 

 

「はっ……お、俺は……っ……!?」

 

 気が付けば、さっきまでと同じ得体の知れない空間に立っていた。

 服も着ているし、身体もなんともない。

 夢、だった……? でも、この場所は……。

 

「――お目覚めですか?」

「ひっ……!」

 

 目の前には変わらず淫魔セレスティーナがいた。

 一瞬で恋に落ちてしまうその美貌も、完璧なプロポーションを誇る淫靡な身体も、透き通るような白肌も。

 さっきの連続絶頂の記憶が脳裏によぎり、身体をこわばらせる。

 

「落ち着いてください……もういきなり射精してしまうことはありませんよ」

「え……あ、ホントだ……」

 

 柔らかに微笑むセレス。

 綺麗な顔に正面から見つめられてドキドキするものの、確かにあの気が狂うような淫欲は湧いてこない。

 

「ふふ……私の魔法で、身体の時間だけを止めさせていただきましたので」

「へ……じ、時間を……?」

「ええ……私は、搾精した相手の時間を自由に操作できます。先ほどたくさん射精なさったのも、夢ではございません。精液を残さず吐き出してしまわれたので、身体の時間を絶頂前まで戻して差し上げたのです」

「い、いや……まさか……そんな、こと……」

 

 あり得ない、と言いかけ、思いとどまる。

 そもそも、目の前のセレスの存在からして、きわめて非現実的なのだ。

 

「……試しに、停止を解除してみましょうか」

 

 女神のような淫魔はぴっ、と白い指先を立てて、顔の横に持ってくる。

 そして、くるり、と宙に小さな円を描いてみせた。

 

 途端に、青年の身体に異変が起きる。

 

「うぁぁ……ッ……?! あ、つい……ん、くぅぅぅ……ッ……♡」

 

 ドク、ドク、と急速に早まる心臓の鼓動。

 身体が燃えるように火照り、盛んになった血流が下半身に、股間に集まっていく感覚。

 

(なっ……これぇ……ヤバいぃ……また……ッ……♡)

 

 肌をさわさわと愛撫されているように、甘くむず痒いきもちよさが広がる。

 セレスの前にいるだけで……柔らかな微笑みに見つめられるだけで、際限なく切なさが込み上げる。

 股間がビクンビクン震えて、逸物が瞬時にカチカチに張り詰めて。

 

 熱い疼きが、腰の奥でぐるぐる暴れる。

 また白いものが、みるみる身体の奥から尿道を駆け昇って――

 

「はい、ストップ……ふふ、またお漏らしされてしまうところでしたね……♡」

 

 またセレスが指をくるりと宙に躍らせると、湧き上がる快楽も、絶頂感もぱったりと消える。

 

「おわかりいただけましたか?」

「ふぁぁぁ……♡ッ……は、はいぃ……」

「私とて、本当は殿方と対等に肌を重ねたいのですが……こういうやり方になってしまうのですよ……ふふ、難儀なものです……♡」

 

 彼女の言葉が真実だと、身をもって分からされて。

 ほんの一瞬時間を動かされただけでイキそうになり、身体は寸止めの甘い余韻にじぃんと痺れていた。

 

「それでは改めまして、『ご奉仕』いたしますね……時間を動かすと、また垂れ流しになってしまいますので、停止したままで……♡」

「あの……う、動けないん……だけど……っ……」

「あら、動く必要がございますか? 全て私にお委ねください……最後に時を動かしますので、美味しい精液をご馳走していただければ幸いです……♡」

 

 涼やかな声だけでいいように弄ばれ、目の前に立つだけで絶頂する。

 魔法とやらで時間を止めて貰わねば、指一本触ずに、枯れ果てるまで精を捧げ尽くしてしまう。

 かと思えば、あっさりと時間を戻して、それさえなかったことにされる。

 

 ゴクッ、と唾を飲み込む青年。

 自分の存亡が、この淫魔の指先ひとつに掛かっているのだ。

 だがそれ以上に、人知を超えた美貌と力を持つサキュバスの『奉仕』への期待が、これ以上ないほど膨らんでいた。

 

「まずは……この手で、ご奉仕いたします……♡」

 

 身動きを封じられたまま、立ち尽くす青年。

 足元に跪いたセレスが手をかざすと、青年の衣服はすぅっとかき消える。

 

(うぁぁ……ほ、ホントに……してくれるんだ……♡セレス……ッ……♡♡♡)

 

 ぴぃんと上向き反り返った勃起を、瞳を細めてうっとりと見つめる麗しのサキュバス。

 その淫靡な美しさに頭がクラクラしてきそうだった。

 

「はぁ……とても素敵なおちんちん……じっくりと、愛撫してまいりますね……♡」

 

 きゅむ……♡しゅり……しゅり……♡さわ、さわさわ……♡

 

 透き通るように白い手が、ほっそりとした指先が、肉棒にそっと触れる。

 軽く曲げた指で亀頭をふんわりと包み、しゅるり、しゅるりと優しくなぞり上げていく。

 張り詰め切った勃起をいたわるような、丁寧にあやしていくような優しい手つきに、青年は見惚れていた。

 

「う……わ……♡」

 

 流れるように舞う指先が、亀頭をくるくると擦り上げ、カリの溝をこしょこしょとくすぐり立てる。

 鈴口に掌を押し当て、きゅむっと軽く圧迫しながら、しなやかな指をぴったりと竿に這わせて撫で上げていく。

 

(す、すごい……魔法みたいに、指が動いて……手つき、エロ過ぎる……ッ……♡)

 

 AVや風俗でも見たことがない、軽やかに踊る指先。

 尋常ではない淫魔のテクニックを駆使した、快楽に溺れさせるための手コキ奉仕。

 そしてその手の持ち主は、淡雪のような頬をとろりと桜色に染めて、女神のような美貌でチンポを見つめていて。

 

 いままさに極上の快楽が生み出されているということが、見ただけで確信できてしまう。

 それなのに――

 

「あぅぅ……ッ……な、んで……」

「……何も、感じられないでしょう……? くすくす……当然ですよ、身体の時を止めているのですから……♡」

 

 快感どころか、触れられている感触も。

 きっとすべすべに違いない肌触りも、体温も、何も感じない。

 

「ほら……こんな風に、ガチガチになったおちんちんを、柔らかぁい手で握って……♡」

 

 困惑する青年を、悪戯っぽい表情で見上げてくるセレス。

 上から手を被せるように、手指全体を使ってふんわりと肉棒を包み込んで。

 

「優しーく、しーこ……しーこ……♡して差し上げても……うふふ、一切快感が得られなくて、もどかしいですね……?」

「うぅ……ッ……」

 

 手首をしなやかに使って、緩やかなペースで根元から先端まで扱き上げてくる。

 しゅり……♡しゅり……♡と、一定のストロークで手筒を往復させる手コキ。

 美しい金の瞳で、人間離れした美貌でまっすぐに青年を釘付けにしたまま、しこ、しこ、と前後する手は止まらない。

 

 きっと、とんでもなくきもちいいはずなのに……身体には全く感覚がなく、動かせもしない。

 

「少し、速くしてみましょうか……シコ、シコ……♡シコ、シコ……♡指の輪っかを、くびれに引っ掛けるように……しゅっ、しゅっ、しゅっ……♡」

「うぁぁ……す、凄い……え、エロ過ぎぃ……♡」

「亀頭を掌でふんわり包み込んで、ぐーり、ぐーり……♡こね回して差し上げながら……裏筋は爪で軽く、かーり、かりっ……♡この私の手つき、よーく覚えておいてください……時間を動かしたときに、どのような快感が得られるのか……たっぷり想像して、楽しんでくださいね……♡」

「うぅぅぅ……そ、そんなぁ……」

 

 逸物を撫で、さすり、扱き上げる巧みな手つきのひとつひとつが、僕を容易く快楽に溺れさせ、天国のような絶頂に導いてくれるに違いないのに――!

 得られるはずの快感を一切受け取れないまま、目の前に見せつけられる手コキ……はっきりいって拷問に近かった。

 

「時間を、動かして欲しいのですか……? もっともっと快楽を溜め込んで、まとめて一気に放出するほうが、気持ちいいと思いますよ……? 先ほどのような他愛ないお漏らしではなく……魂ごとびゅうびゅうと噴き上げるようなお射精がしたいと思われませんか……?」

「うぐぅぅ……」

 

 しゅこ♡しゅこ♡淀みなく手を動かし手コキを続けながら、囁くように語り掛けてくるセレス。

 

 さっき触れられずにイキ漏らしたのだって、信じられないほど気持ちよかったのだ。

 それを遥かに超える快感……目の前にちらつかされた快楽というエサを、少しでも早く味わいたかった。

 

「う、動かして、欲しい……! もう、い、イキたい……ッ……♡」

「そうですか……では少しだけ、そうですね……一秒だけ、時間を動かして差し上げましょう。それだけあれば、絶頂に達することはできるかと思いますので……♡」

 

 セレスは手コキを止め、逸物から手を離すと、人差し指を立てて顔の横に掲げる。

 そのまま指先を、くるり、と一回転。

 直後――

 

「ッ……!? ふわぁぁぁぁ……ッ……♡♡♡」

「さぁ、どうぞ……きもちよーく、お果てください……うふふ……♡」

 

 勃起が、とても気持ちいいスベスベとした感触に包まれる。

 これがセレスの手の感触……ふにふにと柔らかで、絹のようになめらかで、ふんわりとあったかい……♡

 

 雲そのものに包まれているかのような、軽やかな心地よさ。

 それが亀頭全体をしゅるしゅると撫で回し、カリ首にきゅっ♡と密着して小刻みに上下する、甘くとろけるような素晴らしい刺激。

 時間が止まっている間に刻み込まれた、甘美すぎる手コキの快感が遅れて届いているのだ。

 

 まるでチンポが溶けてなくなるような、味わったことのない快楽に、一瞬で脳内が桃色に染まりきる。

 

(ふぁぁぁぁッ♡これがっ♡セレスの手コキぃっ♡こんなのっ、凄すぎるぅっ!)

 

 緩やかな手つきと裏腹に、凄まじい快楽は生み出す淫魔の手コキ責め。

 ごぼごぼぉっ♡と金玉の中が沸騰して、ビギビギィッと勃起が限界を超えて膨れ上がる。

 突き上げられるようにガクンッ、と腰が跳ね上がり。

 

 どこまでも優しい瞳、慈愛に満ちた笑みのセレスが、じっと見守ってくれている♡

 マグマのように煮えたぎったザーメンが、ドクドクと尿道を登ってくる――!

 

「イ゛ッ゛……!」

 

 びくびくぅッ……! びゅ、ぐ……ッ――!!

 

「……はい、ストップ。ちょうど一秒ですね……」

「ッ゛~~~!」

 

 ぴゅるるっ……と、白いものが混じったツユが飛んで、セレスの顔に掛かった。

 でもそれだけ。

 煮詰まった精液は亀頭の先から噴き出すことなく、いまだに体内に留まっていた。

 

「絶頂、できましたね。ですが、射精するには少々お時間が……うふふ、気持ちよかったですか……?」

「うぐぅぅぅぅ……っ……!」

「あともう一秒あれば、どぴゅどぴゅぅっ♡ときもちいいお漏らしが出来たかと思いますが……惜しかったですね……♡」

 

 確かにイッた。絶頂した。

 前立腺がビクビク痙攣して、強烈な絶頂感の余韻で、目の前が極彩色に歪んでいた。

 それなのに、射精はできていない。

 精液を吐き出す前に、再び時間を止められてしまったのだ。

 

「なっ、んでぇ……ッ……!」

「うふふ……『サキュバスも人間も、お互いが最高に幸せになれる搾精』が、私のモットーですから。最高にきもちいいお射精に導いて差し上げますので、もう少しだけ我慢してくださいね」

 

 切なくて、もどかしくて、暴れまわりたいほどなのに、身体はピクリとも動かない。

 顔に掛かった先走りを指ですくって舐め取りながら、ニッコリと白々しく微笑んでみせるセレス。

 計算ずくだったのだ……一瞬で絶頂させられて、でも射精はできないように……すべては彼女の掌の上だった。

 

「ほんのお遊びのような手コキとはいえ、私の快楽を体験していただいたところで……本格的に『ご奉仕』して参ります。さぁ、どうぞ楽になさってください」

「う、わっ……」

 

 ついっ、とセレスが指を振る。

 青年の身体はふわりと宙に浮かび、まるで見えないソファに腰掛けたような体勢に固定される。

 その足元に彼女が跪いて、純白のイブニングドレスの、深く切れ込んだ谷間に指を引っ掛けて、一気にずり下ろす――♡

 

「貴方がずっと見ていらした、このおっぱいを使って差し上げます……♡」

 

 ばるぅんっ♡たゆん……たぷ、たぷん……っ……♡

 

「……っ……あ……ふぁぁ……♡♡」

 

 真っ白いおっぱいが揺れる。

 まろび出た反動でぷるんっ♡と水面のように震える乳房は、とんでもなく柔らかいのが見ただけで分かる。

 それなのに垂れることも一切なく、重力など無視したように、美しいおわん型の美しいフォルムが保たれていて。

 どんなグラビアアイドルでも、ハリウッド女優でも、人間では絶対にあり得ない奇跡のような美巨乳に、一瞬にして目を奪われる。

 

「あらあら、そんなに目を見開いていらして……嬉しいです、喜んでいただけて。ほら、とっても柔らかいですよ……たぷん、たぷん……♡」

 

 セレスは身体を揺さぶって、ゆさゆさとおっぱいを揺らしてみせる。

 重々しくだぽんっ♡と揺れて、たぷたぷと乳肉がぶつかり合って……淫らな音を立てて、これ以上ないほど肉欲を煽り立ててくる。

 

(おっ、おっぱい♡エロ、すぎぃ……♡あ、あんなに、ゆれてぇ……♡はぁぁ……さ、さわりたいぃぃッ……♡)

 

 シミ一つないなめらかなミルク色、恐ろしいほどキメ細かな柔乳肌。

 丸々と脂肪を蓄えたその先端には、艶々としたピンク色の乳首が淫靡に揺れていた。

 

「ふふ……だぁめ……♡今は、私が『ご奉仕』する時間ですよ……♡」

 

 青年の心の叫びを当然のように読み取って、可愛らしいウインクで返してくれる。

 

「あ……ぅ……うぁぁぁぁぁ……ッ……♡」

 

 世に無用な混乱を招かないため、人前には姿を見せないのだと、彼女は言った。

 

 それは、もしかしたら間違っているかもしれないと、青年は思った。

 こんなものを見せられたら、きっと世のあらゆるオスが肉欲に狂って……一斉に彼女にひれ伏し、快楽をねだって……結果、一切の争いが消えるのではないだろうか。

 青年とて身体の時を止められていなければ……目にした瞬間から、ドロッドロに濃い精液の噴出が止まらなくなっているはずなのだ。

 

「うふふ……先ほどより、もっと真っ赤に膨らんだ、射精一秒前の限界おちんちん♡これを、私のおっぱいで……♡」

 

 セレスは重たげな乳房を下から持ち上げ、谷間を開いて見せる。

 指がむにゅむにゅと乳肉に沈み、掌から零れ落ちそうなほど、見るからにとろけきった柔らかなおっぱい。

 その深い谷間が、ぬぱぁ……♡と割り開かれ、天を衝いてそそり立つ怒張を挟み込んで。

 

「いただきまぁす……♡」

 

 ふにゅぅぅん……♡むにゅ……♡むにゅぅぅぅぅぅん……っ……♡

 

「ふぁぁぁ……ッ……!」

 

 もちろん、何の感触もない。

 それでも、視覚から伝わってくるおっぱいの柔らかさが、液体じみてたぷたぷ揺れる乳肉が、肉棒をみっちりと一部の隙もなく包み込んでいるであろうことが、想像できてしまう。

 青年の人生最大に勃起した肉棒をぱっくり咥えて、なお余りある豊かな双房が、とっぷりと太腿に乗っかっている。

 鼠径部も、睾丸も、股間全体を、とろけるようなぬくもりに包んでくれているに違いないのだ。

 長い谷間に沈んで、完全に姿を消した愚息が、いったいどれだけの極楽を味わっているのか……妄想するだけで脳が沸騰しそうだった。

 

「うふふ、おちんちんが見えなくなってしまいましたね。おっぱいの中が今どんな様子か、教えて差し上げましょうか……♡とろとろと、液体のように柔らかなおっぱいが……亀頭をむっっっちりと……隙間なく包んでいるのですよ……♡」

「うぅ……ッ……! くッ……ふぅぅぅ……ッ……♡」

 

 セレスの甘い囁きが、青年を生々しい妄想に駆り立てる。

 乳内で繰り広げられている極楽のパイズリ奉仕、その快楽をつぶさに語り聞かせて、気が狂いそうなほどに肉欲を煽り立てる。

 

「たっぷり詰まった乳肉が、おちんちんをむぎゅっ……♡と挟み込んで、カリのくびれや、亀頭の裏筋、浮き上がった血管の凹凸まで……全てをにゅぷり♡と埋め尽くして、これ以上ないほど、幸せな密着感を味わっていますよ……♡」

「や……めて……♡あたまッ……おかしくなる……ッ……♡」

「そのまま、互い違いに動かして……ずーり……♡ずーり……♡なめらかなおっぱいで、亀頭を何度もなんども、舐めるようにズリ上げて……カリ首も、食い込ませたおっぱい肉で……ずりゅぅ♡ずりゅずりゅっ♡と、丁寧にこね回していきますね……♡」

 

 左右から手で挟み込まれて、むにゅむにゅと淫らに変形しながら、チンポを揉みほぐしていく柔らかおっぱい。

 たぷん♡たぷん♡と乳肌が波打つたびに、絶望的なほどに甘い快感が逸物に刻み込まれていく。

 青年の哀れな愚息は、自らも気付かぬままに、枯れ果てるまでびゅるびゅると放精し続ける未来を、確定させられていくのだ。

 

「おっぱいの感触をたっぷりご堪能いただいたので、そろそろ本格的なパイズリを……ん、れぇぇ……♡うふふ、とろっとろの淫魔の唾液を、谷間にたっぷりと垂らして……ぐーちゅ、ぐちゅ……♡ぬっちゅ……ぬっちゅ……♡たっぷり馴染ませていきます。サキュバスの唾液は強力な媚薬だと、ご存じでしたでしょうか? おちんちんにじわぁっ♡と染み込んで、とっても敏感にしてくれるのですよ……♡」

 

 ローションのように粘っこい唾液が垂らされ、にちゃにちゃと淫らな粘音とともに、チンポを嫐り続ける豊乳の谷間に混ぜ込まれる。

 谷間の奥深くまで、乳内で途方もない幸せに浸っている勃起にまで、媚薬の蜜がねっちょりと絡みつけられて。

 

「ぬるぬるになったおっぱいを持ち上げて……ずにゅるるる……♡落とします……だぱんっ……♡もう一度……ずにゅぬぬっ♡だぱんっ♡うふふ……とろとろの唾液ローションまみれ、粘つくおっぱい肉で、サオもカリ首もまとめてズリ上げながら引き抜いて……♡」

「あぁぁ……ふぁぁぁ……ッ……♡」

「抜ける一歩手前でおっぱいを落とすと……ビンビンに感度が良くなった亀頭で、キツーイ谷間をずりゅずりゅっ♡と一気にかき分けて……重たいおっぱいが、たぱんっ♡と腰にぶつかると、まるで騎乗位で犯されているような快感と、衝撃が駆け抜けて……♡」

「ひぐぅぅぅぅッ……!」

「深ぁい谷間の一番奥で、どぴゅどぴゅぅっ……♡びゅるるるる~……♡♡とっても幸せなパイズリご奉仕で、お好きなだけ 乳内射精(なかだし)……♡してくださって良いですからね……♡」

 

 全く快感などないはずなのに、だぽっ♡だぱんっ♡といやらしい音が響いて、おっぱいが打ち下ろされると、あられもない声で喘いでしまう。

 オスの全てを搾り尽くすためのパイズリ……その途轍もない快楽を想像するだけで、もう甘い声を抑えることができなかったのだ。

 淫乱極まる目の前の光景と、一切感じ取ることのできない快感……そのギャップに、脳がバグってしまう一歩手前だった。

 

「たっぷりと 乳内射精(なかだし)していただいた精液を……ん……ぎゅむむっ……と、こうして谷間から頭を出した亀さんごと……ちゅぅぅぅぅぅ……っ……♡」

「ッッ~~~♡♡」

 

 セレスがおっぱいを上から押し潰すと、谷間から辛うじて亀頭の先が露出する。

 それを、瑞々しいさくらんぼ色の唇が咥えて、ちゅぞぞぞっ……♡と、いやらしい音を立てて吸い上げていく。

 きっと谷間にはたっぷりと溜まったザーメンの池が出来ていて……それを根こそぎ吸い尽くすかのような吸引。

 

「んっ……おちんちんに付着した精液も……乳内にこびりついた濃いのも……♡こうして……舌を伸ばしてぇ……ん、れぇろ……じゅぷぅ……じゅるるるる……っ……♡」

「しっ、舌がぁ♡伸びてるぅ♡す、すごいっ……はぁぁぁぁ……♡」

 

 亀頭にぬろぉり♡とまとわりつく、とろとろの唾液でぬめった舌。

 それがみるみる伸びて、亀頭をレロレロと舐め回しながら、チンポをみっちりと蛇のように巻き上げていく。

 深い乳谷間の中にまで舌はしゅるしゅると伸びていき……じゅぶっ♡じゅるるっ♡と、卑猥な水音とともに、長舌で包んだまましゃぶり尽くして。

 

 たっぷりの唾液で濡れた真っ白おっぱいの乳圧と、テラテラと濡れ光って自在に絡みついてくる人外の長舌に、徹底的に犯し抜かれていく――。

 

「んふふ……目がぁ、血走ってますね……♡パイズリフェラで、尿道の中まで吸い上げられる快感を思い浮かべてください……あ~……んむっ……ちゅぅぅぅぅぅ……っ……♡」

「ッ……! あぁぁぁッ♡♡♡」

 

 とどめとばかり、舌を巻きつけたまま、亀頭をぱっくりと咥えて、じゅるじゅると卑猥なサウンドを響かせて吸い上げてくる。

 あまりにも淫猥すぎる、根こそぎ搾り尽くすためのパイズリフェラ――触覚を奪われたまま、視覚と聴覚だけを犯されて……興奮しすぎて、脳内でぷちぷちと何かが千切れるような音さえ聞こえてくる。

 

「ハァッ……ハァッ……! も、もう……イカ、せて……お願い……ッ……♡」

 

 これ以上焦らされたら、本当に気が狂ってしまう。

 だが懇願する青年に対して、淫魔は残酷だった。

 

「ん……ぷはぁ……♡ふふふ、いいのですか……? 射精すれば、全ての精気を出し尽くすまで止まらないのですよ。文字通り、精魂尽き果てるまでイキ続けるということですが……本当に、それを望まれるのですね……?」

「なっ……で、でも……そ、それは……ッ……!」

 

 ニィッ、と口の端を吊り上げ笑うセレス。

 その表情には、これまで見せなかった悪魔らしい嗜虐性が滲んで見えて。

 

「えぇ……確かに、先ほどは時間を戻して差し上げました。ですがそれは、単に私が物足りなかったから……♡満足した私が、また貴方を助けるために時を戻すと……どうしてそう思われるのでしょうか……?」

「そ……んな……っ……ッ……!」

「ひどい、ですか……? そうでしょう……だって悪魔ですから……♡ふふふ……いつまででも悩んでくださって結構ですよ……時間は無限にありますから、ね……♡」

 

 絶句する青年をよそに、今度はセレス自身がふわりと浮かび上がる。

 青年の正面で、やはり宙に腰掛けたような体勢になり、しなやかな脚を伸ばして。

 

「むぎゅっ♡と、柔らかな足裏で挟んで、しゅり……♡しゅり……♡しーこ……♡しーこ……♡きっと、とっても素敵に蕩けたお顔を見せてくれるのでしょうね、貴方は……うふふ……♡」

 

 ふわふわと宙に浮きながら、チンポを両足で左右から挟み込んでくる。

 そのまま、器用に足を動かしてコキ上げられて――きっととろけるように柔らかで、すべすべの足裏……気持ちよくないはずがない。

 

「足コキで、きもちよーくおちんちんを、こね、こね……♡むぎゅ、むぎゅ……♡ふにふにとした足裏で、バキバキのおちんちんを揉みほぐす足コキ……天国のように甘い快楽をお約束いたします……♡」

 

 宙に浮きながらの足コキ、羽根のようにふわふわと舞う艶めかしい足が、いきり立った逸物を撫でる。

 長い指が、キュッ♡とカリ首を挟み込み、上下にくりゅくりゅ♡と何度も扱き上げる。

 もう一方の足が、亀頭をぎゅむっ♡と踏みしめ、柔らかな土踏まずで先端をこねくり回していく。

 

「ふぐぅぅ……もう……やめ、てぇ……ッ……♡」

「うふふ……まだまだ……♡もう少しだけ、きもちいいのを溜め込んでいきますからね……♡」

 

 いったいどれだけ心地よいのだろうか……青年は涙さえ浮かべて、一刻も早くその快感を味わいたいと願う。

 

「さて、優しく足でシーコ、シコ……♡して差し上げたあとは……ふふ、このドレスの裾を持ち上げて……」

「うぅ……あぁぁ……!」

 

 するりとめくり上げたドレスの裾から覗くのは、新雪のように煌めく真っ白な魅惑の太腿。

 すすす、とセレスの丸いお尻が青年の膝の上に降りてくる。

 

「むちむちの太腿で……はい、ぱっくん……っ……♡」

「ッッ~~♡♡」

 

 太腿の豊かな肉付きの間にぬるついたチンポを挟まれ、ぬりゅ♡ぬりゅん♡と愛情深く扱き上げられていく。

 

「たっぷり弾力のある太腿を、すーり……♡すーり……♡擦り合わせると……精液とガマン汁まみれのおちんちんが、ぐっちゅ♡ぐっちゅ♡イジメられて、大変なことになってしまうでしょうね……♡さて、『やめて』とおっしゃるのは……ご奉仕を止めて解放して欲しい、ということでしょうか……それとも、時間停止を解いて射精させて欲しい、ということか……いったいどちらでしょうか……?」

 

 むっちりとした太腿コキで肉棒を散々に責め抜きながら、セレスは青年に問う。

 

「さあいかがでしょう……お気持ちは定まりましたか……? うふふ……ぷりっぷりの太腿で、亀頭をむぎゅぅぅっ♡と圧し潰して……ぐりゅ♡ぐりゅ♡ぐりゅんっ……♡きもちいーい太腿コキで、いくらでも精液を搾り出して差し上げますよ……♡」

「……お、俺はぁ……ッ……おれ、はッ……!」

 

 逸物を徹底的に嫐り尽くす、柔らかでハリのある太腿の快楽は、どれだけ素晴らしいものだろうか――♡

 もはや青年は、その妄想に脳のリソースの大半を割いてしまっていて。

 

 そんな様子を微笑ましく見下ろしながら、セレスは太腿をくねらせチンポをこねくり回して、人の身にはあまりに過剰な快楽を青年に与え続ける。

 しなやかな指先ひとつで、いつでも時間差で青年に襲い掛かる甘美な刺激――まぎれもなく天国へ連れて行くための、オーバーキルに過ぎる快感を、延々と青年の身体に刻み込んでいく。

 

「もちろん……ご奉仕は不要ということであれば、直ちに中止いたします。望まない搾精は、私の本意ではありませんから……これ以上何もせずに、元の場所にお帰しいたしますので、ご安心くださいね……♡」

「お、れ……はぁ……ッ……♡♡♡」

 

 どんな宝石よりも美しい瞳が、まっすぐに青年を見下ろして。

 女神の美貌と悪魔の微笑みが、青年の瞳を、心を、魅了し尽くして。

 

 命か、それともほんの一時の快楽か……迷う余地など、あるはずもなかった――。

 

「イッ、イカせて……ッ……ほし、いッ……♡時間……停止を、解いて……ッ……射精っ……させてぇッ……!」

「あはぁ……♡ええ、もちろんでございます……♡人の世では決して味わえない、至高の絶頂へと……心も身体もすべてを吐き出し尽くし、男性として生まれた幸運を魂の底から悦びながらイキ果てる……そんなお射精へと、導いて差し上げますので……♡」

 

 この上なく嬉しそうに笑うセレスが、ふわりと宙に浮かび上がり、青年の身体から離れていく。

 座った姿勢で宙吊りにされた青年をまっすぐに見つめ、ぴっ、と人差し指を立てて。

 

「それでは……この世の果てで味わう 末期(まつご)の快楽……どうぞ最後の一滴まで、お楽しみくださいませ……♡」

 

 くるり、と指先を宙に躍らせる。

 

「ッ……!? ふわぁぁ♡はぁぁぁぁぁッ……♡♡」

 

 途端に股間に伝わってくる、あの極上のふわふわとした手指の柔らかさ。

 しっとりと吸い付くような手筒にむぎゅぅ♡と優しく握り込まれる圧迫感、根元から亀頭の先まで、しゅり、しゅり、と緩やかに扱き上げる、極上のご奉仕手コキ。

 

 もちろん、実際には何も触れていない。

 ほんの数分前に刻み込まれた甘く恍惚とした快楽が、瞬く間に全身に広がる。

 バラ色の快感に頭の中まで埋め尽くされて、身体の中心で一気に膨れ上がり、弾ける――♡

 

「~~~ッ♡♡♡」

 

 ごぼぼぉっ!びゅぐびゅぐぅっ♡♡

 どびゅどびゅぅぅ♡びゅるるるるっ♡どぷどぷどぷどぷっ♡

 

「びゅるるるる……♡びゅく、びゅくっ♡どぴゅどぴゅぅ……♡うふふ……噴水の様に高々と打ち放つお射精、とても素敵ですよ♡人生最後のお射精にふさわしい、究極の快楽……存分にご堪能下さい……♡」

「いひぃぃっ♡しゅごいぃっ♡きもちっよすぎるぅっ♡」

 

 グツグツと滾ったゼリー状の精液を、どぱぁっと虚空に打ち放つ。

 待ち侘びた刺激、内側から突き上げてくる膨大な快楽に、背中を思いっきり反らせて絶叫しながら。

 

「くすくす……いかがでしょうか、私の手によるご奉仕の感触……♡ご想像にかなっていればよろしいのですが……♡」

 

 宙に浮かんだまま、弓なりになって熱いザーメンを放出する青年。

 噴き上がった白濁液は虚空を漂い、セレスがくるりくるりと踊らせる指先に集められていく。

 ふよふよと空中に溜まった精液に、淫魔は口付けて味わっていた。

 

「んん……ちゅぷ……ゴク……ゴク……♡はぁぁ……濃厚で、とろける舌触り……最高の贅沢ですね♡もっともっと、たくさんご馳走してくださいな……♡」

 

 シコシコシコシコ……♡しゅり、しゅり、しゅり……♡さわさわさわ~っ……♡ 

 

「あっ♡あはぁっ♡しゃせいっ止まんっ、ないっ♡ずっとっ、手でシコシコされてぇっ♡ひぁぁぁぁぁっ♡」

 

 どびゅどびゅっ♡びゅぐぐぅっ♡どくどくどくどく……♡♡

 

 射精している間も、身体に刻まれた極上の淫魔の手技が、脈動する逸物を甘く責め苛んでいる。

 見えない淫魔の手に柔らかく包まれるきもちよさ、サオを扱き、亀頭を揉みほぐして、カリ首をこしょこしょ指先で弄ばれるたまらない快感。

 淫魔の手の感触と超絶技巧の手淫が、身も心も蕩けきって射精する青年を天国に留まらせ続ける。

 

「うふふ、楽しんでいただけて何よりです……さて、そろそろお待ちかねのパイズリでしょうか……♡」

 

 くるり、くるりとセレスの指が踊る。

 そのたび青年の身体の時間が進められて、『ご奉仕』の目くるめく快楽が、時間差で青年に襲い掛かっていく。

 

 穏やかに笑みを浮かべて、じっと青年を見下ろすセレス。

 彼女の言葉に導かれるように、時と共に刺激が変化していく。

 

 むにゅむにゅぅぅ……♡ずりずりずりぃっ……♡

 

「ッ~~~♡♡ふわぁぁぁ……♡これぇっ、セレスのぉ……おっぱいぃ♡ふぁぁぁぁっ……♡ちんぽ、とけるぅぅぅ♡」

「ふふ、そうですよ……世のあらゆる殿方が憧れる、淫魔セレスティーナの生おっぱいの感触……ご堪能ください……♡」 

 

 亀頭をぎゅっちりと包み込む柔らかさ、カリのくびれにもミチミチと食い込むスベスベした乳肌のなめらかさ、肉竿全体を優しくキツく密着抱擁する弾力。

 太腿も、鼠径部や睾丸までも、たぷたぷ♡と波打つ乳肉の感触と、とろけるぬくもりに抱き締められる幸福感に溺れる。

 

「はわぁぁぁ♡おっぱいぃぃ……あったかいぃ♡♡」

 

 ぶびゅびゅぅぅっ♡びゅるるる~っ♡どくどくどくぅっ♡

 

「深くて狭ぁい、やわらかおっぱいの谷間に……どうぞお気のすむまで乳内射精なさってくださいね……♡」

 

 おっぱいに包まれる感触だけで、またどっぷりと濃いザーメンを吐き出す。

 見えないが間違いなくそこにある、むっちりとした乳肌にチンポをくるまれながら、白い噴水を虚空に高々と噴き上げる。

 

「亀頭をギチギチに押し潰して、ぐーちゅぐちゅ♡こーねこね♡はい、どうぞ……どぴゅどぴゅぅ♡びゅるるるる……♡」

「いひぃぃぃっ……♡ちんぽがこねこねされてぇ♡あぁぁぁ♡しゃせいとまんないっ♡」

「むぎゅぅっ♡て谷間を締めたまま……だぱっ♡だぱっ♡だぱんっ♡うふふ……上下パイズリも気持ちよいでしょう? おっぱいが腰にぶつかるたびに腰が跳ねて、びゅるびゅるお射精……あぁ、実にご立派ですよ……♡」

 

 青年の身体に届く刺激を、セレスは淡々と解説していく。

 重たい双乳が叩きつけられる衝撃に、空中で腰をバウンドさせながら喘ぎ乱れさせられ、白いものを噴き上げる。

 

 何も無い虚空に、腰を上下させながら射精する様子は傍から見れば滑稽かもしれなかった。

 だが青年の感覚では、今まさにたぷたぷと豊かな乳房の重みや、とろけるような肌触り、堪らなく淫靡なぬくもりを味わい、騎乗位のようにパイズリで犯される悦びを味わっているのだ。

 

 天国へと誘うための手厚い射精サポートが、青年の身体を取り返しがつかないところまで壊していく。

 

「好きなだけお射精し放題……とてもお幸せそうで、私も嬉しいです……♡とはいえ、まだまだ固いおちんちん……尿道の中に溜まったのも余さずいただきますので……♡」

 

 くるり、としなやかな指が回れば、時計の針がまた進む。

 快感がまた変化する。

 

 亀頭の先だけ、おっぱいのぬくもりが感じられなくなって、代わりに、ぷにゅり♡とした瑞々しい弾力がむちゅぅっ♡と口付けて。

 唇で咥えられ、そして甘い吸引に精液を吸い上げられる。

 

 ずちゅぅぅぅぅぅ……っ……♡

 

「す、吸われてぇ……はぁぁぁぁぁ……ッ……!」

 

 チンポをストローみたいに吸われる快感、根こそぎ精液を吐き出させられて。

 

 れるぅぅっ♡じゅるるるるっ♡♡

 

「あひぃぃぃっ♡舌っ、伸びてくるっ♡ふわぁぁぁ、あったかいよぉぉ……♡」

「長い舌をぐるぐる巻きつけて、シーコ、シコ……♡泉のように溢れる精液を、全部吸い上げてもらいましょうね」

 

 びゅぼぼっ♡どぴゅどぴゅっ♡びゅぐっ♡びゅぐるるるっ♡

 

 媚薬唾液にじんじん痺れる逸物を、ぬめった長舌の筒にじゅっぽりと巻かれて、扱かれて。

 先端は相変わらずぷにぷにの唇の甘い接吻と吸引刺激、熱い粘膜のぬくもり……射精しながら、また次の絶頂に押し上げられていく。

 

「んく……んく……ぷはぁ……♡とっても、素晴らしい味わいですよ……♡」

 

 文字どおり指一本で、自在に青年を弄ぶ淫魔セレスティーナ。

 くるくると指が舞い、吐き出した精液は宙を漂い、すべて彼女の口へ運ばれていく。

 

 延々と脈打ちを止めないチンポに、今度はふにゅん♡と左右から挟まれるしっとりした感触が伝わる。

 

「ほら、柔らかい足裏でおちんちんを、ぱっくん♡されたのが分かるでしょう……?」

 

 地面を歩いたことなどないような、あり得ない柔らかさの足裏に扱き上げられる。

 亀頭をふにふにと踏みしだかれ、カリ首を重点的にコキ上げるすべすべの足指。

 

「あ゛ぁ……ぁぁぁ……あしぃ、ふにふにしてぇ……きもちいい……ふわぁぁぁぁ……♡」

「あらあら……自分からヘコヘコと突き上げて……うふふ、とっても格好いいですよ……♡」

 

 どびゅびゅっ♡どぷどぷどぷ……♡

 

 あのしなやかなおみ足でチンポを挟んでもらう、天国のように甘い足コキ奉仕。ヘコヘコと、自ら腰を動かしながら、止まることのない連続絶頂に溺れる。

 

「むちむちの太腿にも、たっぷり吐き出してください……むぎゅっ♡と挟み込んで、ぐっちゅ♡ぐっちゅ♡はぁい……太腿にお射精どうぞ……♡」

「くぁぁぁっ♡せっ狭いっ♡ふとももすいついてくるぅ♡♡」

 

 ごぼごぼぉっ♡ぶびゅぅるるぅ♡びゅくっ♡びゅくっ♡どびゅどびゅぅぅぅ……♡

 

 くるり、くるくる……♡

 

 時計の針は進む。

 むちむちとハリのある太腿の狂おしい圧迫感に、どぷどぷと命のカケラを吐き出して。

 射精したそばから、ぐりゅ♡ぐりゅ♡勃起をこねくり回されて、終わらない絶頂に導かれていく。

 

「ふわぁぁぁ……きもちいいよぉ♡セレス……セレスぅぅ……♡あぅぅぅぅっまたでるぅぅ♡」

「ええ、どうぞお好きなだけ……どぴゅどぴゅ♡ぴゅっぴゅっ……♡」

 

 すべすべとした淫魔の太腿にチンポを閉じ込められ、揉みくちゃに弄んでもらう途轍もない悦びに、命の限りいつまでも射精し続ける。

 だがどれだけ極上の快楽であろうと、人間の体力には限界があって。

 

「ぴゅるっ……ぴゅるるる……♡ふふ……弱々しいお漏らしになってきました……ご満足、いただけたでしょうか……?」

 

 くるり、くるりと指が回るたび溢れ出していた精液も、さすがに勢いが弱まり。

 すでに青年の身体からも、ほとんどの感覚が失われていた。

 

「す……すご、かった……♡もう……こ、のまま――」

 

 ――このまま死んでもいい……いやむしろ、この淫魔に全て捧げて、その一部にしてもらえるのなら――♡

 白く濁りきった意識はその思いに埋め尽くされ、セレスも青年の心からそれを読み取っていた。

 

「ええ、いいですとも……貴方の魂まで、美味しく食べて差し上げますよ……♡」

 

 宙に腰掛けたまま果て続ける青年、その頭をセレスが優しく撫でていく。

 

「どうぞ最後まで気持ちよく、漏らしながら……♡」

「ふわぁぁぁ……♡」

 

 とろとろと、意識が溶けていく。

 僅かな精液をちょろちょろと失禁するかのように漏らす法悦、それが青年の味わった最後の感覚だった。

 

 

 

 

 

「……?」

 

 青年が目を覚ます。

 見えないソファに腰掛けたような姿勢、服もきちんと着ていて、最初にここに来た時と同じ状態だった。

 

「おはようございます……あら、まだ混乱していらっしゃるのですね……♡」

 

 当然だ。

 あのまま全てを吐き出して命が尽きる――そう思っていたのだから。

 

「ふふ……少し脅かしすぎましたね……♡私は別に、貴方の命を奪いたかったわけではありません。心から快楽に身を委ねきった貴方が、全てを差し出すつもりで吐き出した濃密な精……その最高の美味を、味わいたかっただけなのです」

 

 セレスは再び時を戻して、青年を助けてくれたらしい。

 変わらず穏やかで慈愛に満ちた笑顔、だがその表情には、どこか満足したような雰囲気があった。

 青年の真正面に立ったセレスが、ついっ、と指を振る。

 

「後ろをご覧ください」

 

 立ち上がって振り向くと、何もない空間に忽然と木の扉が出現していた。

 ほんの数歩で届く距離だ。

 

「そこから出ていただければ、元いた時間と場所にお戻しいたします。もちろんここでのことも、私のことも忘れていただきます。人の世では絶対に味わえない快楽の記憶など、これからの人生の邪魔にしかならないでしょうから……♡」

 

 なんという気遣いだろう……あれだけ夢のような快楽を味わわせてもらって、そしてまた元の生活に戻れるなんて。

 

 何も文句などあるはずもない。

 セレスのことを忘れてしまうのは実に残念だが……確かにもし覚えていたとしたら、彼女に心惹かれて、いつまでもあの快楽を忘れられないだろう。

 そのせいで一生恋愛も結婚もできっこないに違いないから、仕方ないのかもしれない。

 

「そ、そっか……ありがとう……でいいのかな……?」

 

 礼を言うのが正しかったのかは分からないが、言いたい気分だったのだ。

 それに対して――

 

「いえいえ、楽しませていただきましたから……ふふふ……♡」

 

 どこか含みのある笑みを浮かべるセレス。

 身にまとう純白のイブニングドレス、その背中に腕を回す。

 ジーっ、とファスナーを下ろすような音がして。

 

「ッ……? な、なにを……?」

 

 だぱっ……♡と、支えを失った豊かな胸が震える。

 しゅるり、とドレスがはだけて、何も纏わぬ透き通るような白肌が露わになっていく。

 艶めく桃色の乳首も、とろりと淡くグラデーションがかった乳輪も。

 とろけるように柔らかな生白く豊満な乳房が、たぷたぷと揺れる。

 

「ッ……あ゛ぁ゛ぁ゛……♡」

 

 それだけではない。

 きゅっ♡とくびれた細いお腹、綺麗な形のおへそも露わ。

 弾けるようなハリのある感触の太腿から、すらりと長いおみ足は指先まで煌めくような脚線美。

 さらさらのプラチナブロンドが身体に沿って流れて、人間離れしたプロポーションをいっそう浮き立たせている。

 

(は、裸……♡おっぱいも、お尻も、太腿もぉ……むちむちで……きれい、すぎる……っ……!)

 

 ぱさり、とドレスが地面に落ちる。

 純白のシルクの下から現れるのは、劣らぬ清らかな白さを誇る芸術的な裸体。

 それでいて、むっちりと肉感的なバストやヒップは、むわりと匂い立つような淫乱さで、ありとあらゆるオスを惹きつける。

 

「なっ……なんッ……でぇ……♡」

 

 頭に浮かぶ疑問符。

 だが青年は既にその感触を知ってしまっている……話が違うと思いつつも、釘付けにならずにはいられなかった。

 

「うふふ……最後に、選んでいただこうかと思いまして……♡その扉からお帰りいただくか――」

 

 挑発的に吊り上がった唇は、底知れない堕落に誘う淫らな悪魔そのもので。

 

「――それとも……私か……♡」

「ッ……!!」

 

 誘うように、青年に向かって広げられた両手。

 背中の真っ白な翼も、青年を誘うように大きく広げられていた。

 

「なーんて……まあ、考える必要もないとは思いますが……振り返って、ほんの数歩……それで、元の平和な日常に戻れるのですから……♡」

 

 ちらり、と背後を見やる青年。

 

(そ、そうだ……何も考えるなっ……振り向いて、ドアから出れば……それで……ッ……)

 

「それに……一糸まとわぬ裸の私と、肌を合わせて……ぎゅぅぅっ……♡てハグされたり、してしまったら……今度こそ、逃がしてもらえないかもしれませんから、ね……♡」

「ッ……!」

 

 目の前の、妖艶に笑う淫らな女神と――。

 肌を合わせて……全身で、そのなめらかな白い肌、魅惑の肢体の、ぬくもりを感じて……♡

 しなやかな腕で、大きな翼で、ぎゅぅっと包み込まれるようなハグを……♡

 

「う……ぁ……♡ふぁぁぁ……♡♡」

 

 淀みなく、足を動かす。

 

 確かに、迷う余地などなかった。

 セレス自身が言うように、女神のように優しくて、でもとても意地悪なこの淫魔が、また無事に返してくれる保証なんてない。

 いつ気が変わって、魂まで吸い尽くされてしまうとも限らないのだ。

 

 だから――

 

「ふふ……いらっしゃいませ……♡」

「うぁぁ……セレス……セレスぅ……ッ……♡♡♡」

 

 迷いなく、彼女の胸に飛び込んでいた。

 青年より少しだけ背の低い、どこまでも柔らかな身体を、思いきり抱き締めていた。

 

「うふふ……ありがとうございます……♡」

 

 セレスが指を振ると、青年の服も一瞬で掻き消える。

 お互い一糸まとわぬ姿で、とろりとなめらかな淫魔の柔肌を堪能する。

 

「私からも……ぎゅぅぅぅぅ……♡」

「はぁぁぁぁぁ……♡」

 

 背中に回された腕が、しっかりと抱いてくれる。

 広がった翼が背中やお尻まで包み込んで、強く抱き締めてくれる。

 むにゅぅん♡と豊かなおっぱいが、胸板の上で柔らかく潰れて密着し、蓄えられた淫靡な熱がじんわりと伝わってくる幸せな抱擁。

 

(あぁぁ……きもちいい……あったかい……♡それに……すごく、いい匂いが……♡)

 

 密着したセレスの身体からは、ミルクのように芳醇で甘い匂いがふんわり♡と立ち昇っていた。

 深いおっぱいの谷間からは、むわぁん♡と少し蒸れたような、生温かくエッチな香りもして。

 

 さらっさらのプラチナブロンドが、身体に触れてくすぐったくて。

 艶めく髪からは、仄かに甘酸っぱい果実のような爽やかな香りが漂う。

 

「すぅぅぅ……すん、すん……はぁぁ……セレス……♡」

「あらあら……女性の匂いをそんなに夢中で嗅いでしまうなんて……いいですよ、どうぞお好きなだけ……ほーら……ふぅぅぅぅ……っ……♡♡」

「ふわぁぁぁぁぁ……っ……♡♡」

 

 いくつもの匂いが交じり合った濃密な女の香りが……時間さえ操る上位サキュバスの極上フェロモンが……青年の理性をドロドロに蕩かしていく。

 クスクスと可笑しそうに笑うセレスが、口をすぼめて、顔に温かな吐息を掛けてくれる。

 

 いっそう濃密な、バニラのように香り高い吐息を胸いっぱいに吸い込むと、酒に酔ったように頭がクラクラして、ぶびゅぅっ♡とチンポがひとりでにツユを溢れさせる。

 

「うふふ……もうガチガチにしてくださって……♡」

 

 腹に付きそうなほどに反り返って、とぷとぷとガマン汁を漏らす逸物。

 ぎゅぅっ♡とさらに深く密着するハグが、柔らかなお腹で勃起を押し潰してくる。

 

「ふぁぁぁ……っ……! きもちぃ……よすぎぃ……っ……♡♡」

 

 ビクビクと激しく脈動する怒張。

 どぼぉっ♡と、濃厚なガマン汁があふれて、真っ白なお腹をべっとりと汚してしまう。

 ずりゅんっ♡ぬりゅりゅん♡と、裏筋がぷにぷにのお腹に擦れる快感。

 あっという間に精液が昇って来て、こらえる間もなく弾けてしまう――

 

「ストップ……まだまだ、お射精はお預けですよ……♡」

「ん゛ん゛ん゛ッ……!!」

 

 噴き出しそうになった精液が、ぴたりと止まる。

 また身体の時間を止められたのか……だが、身体の感覚は失われず、柔らかな肌のぬくもりは変わらずに感じられた。

 

「ふふ……今度は、おちんちんの時間だけを止めました……♡」

「す、すごい……そんなことも……っ……♡」

 

 悪戯っぽく微笑むセレス。

 その艶やかな唇が、青年の耳元に寄せられる。

 

「ねえ……もっと気持ちよくなりたいですよね……♡もっともっと快感を溜め込んで……命ごと差し出すマグマみたいなザーメン、どぴゅどぴゅぅっ♡て吐き出したいですよね……?」

「ふぁぁ……あぁぁぁ……っ……!」

 

 甘い囁きが脳に染み込んで、頭の中を直に撫であげるように、ゾクゾクと興奮を煽ってくる。

 命も魂も、すべてを捧げる最高の射精――その誘惑に、淫魔の快楽に魅了されきった青年の心は、あまりに正直だった。

 

「し、したいっ♡もっときもちいい、射精っ♡したいぃぃっ♡」

「正直な貴方には、もうちょっとだけサービス……少し、時間を進めて差し上げましょうか……」

 

 ぽそぽそと囁くセレス。

 また人差し指を立てて、宙にくるりと踊らせる。

 

「んはぁん……っ……♡な、なに……?」

 

 気のせいだろうか……ぼぅっ……♡と一瞬だけ身体の熱が高まった気がして、声が溢れた。

 

「身体の時間を、一週間ほど進めて差し上げました……つまり、一週間射精していないのと同じ状態、ということです……♡」

「なっ……そ、それ……って……」

「まあ一週間くらいでは、あまり差は感じないでしょうか……ふふ、それでは……♡」

 

 セレスがくるくる、と指を何度も回転させる。

 そのたび、身体の奥で肉欲がぼぅっ……♡と高まる感覚がして。

 

「はい、一ヶ月です……一ヶ月もオナニーを我慢したら、かなり射精欲が高まるでしょう……ふふふ……♡」

「ふぁっ……あぁぁっ♡からだがっ、あついぃっ♡」

「たくさんオナ禁して溜め込むほどに、よりきもちいーいお射精ができますよ……ほぉら、もっともっと……♡」

 

 くるくる、くるり。

 指が回るたび、時計の針が進んで、オナ禁の期間が無理やり延ばされていく。

 身体の熱があり得ないほどに高まって、腰の奥で絶えずジクジクと疼いて、気が狂いそうになる。

 

「はい……三ヶ月……♡三ヶ月も我慢するのは中々大変でしょうが……私に掛かれば指先ひとつ……♡」

「あくぅぅぅぅっ♡」

「くるり、くるり……はい、一年経過しました……♡一年射精しないなんて、普通ではあり得ないですよね……♡ふふ、体温もじんわり上がってきましたね……♡」

「やっ♡やばいぃっ♡これ、以上はっ……!」

 

 灼けるように熱い身体、睾丸がごぼごぼと煮立って、こらえがたい射精欲求の高まりに身を捩る。

 淫魔の恐ろしいほどなめらかな絹肌にきゅっ♡抱かれて、肌が粟立つような快楽が際限なく高められる。

 

「くーる、くる……♡はい、十年です……♡十年も経つと、射精の快感なんてもう覚えていないでしょう……精通した時のような快楽が、味わえるかもしれませんね……♡」

「ひぃぃぃっ♡やめてっ♡あたまっおかしくなりそうっ♡」

「ふふ、おかしくなっても戻してあげますよ……♡くーる、くる……くるり、くるり……♡」

 

 淫魔セレスの時間操作に、人間が抗う術はない。

 強引に高められていく情欲が、身体を焼き尽くすほどに熱く滾っていた。

 

「はい、おめでとうございます……とうとう百年、経ちましたよ♡」

「ひゃっ……!? うぐぅぅぅ……っ……身体がっ♡熱くてっ……これぇやばっ♡しゃ、しゃせいっ♡したいぃぃぃ……♡」

「百年もオナ禁した人間はいないでしょうから……この世の誰よりも、きもちいいお射精ができそうですね……ふふふっ……♡」

 

 狂おしい肉欲が、腰の奥でぐるぐる渦巻いて、今にも飛び出そうと暴れている。

 もう感情もぐちゃぐちゃで、勝手に涙があふれて止められなかった。

 

「おねがいだよぉ♡イキだいぃ♡しゃせいっ♡しゃせいさせてぇっ♡セレスっ♡セレスぅっ♡」

「あらあら、泣いておられるのですか……♡気が狂いそうな肉欲に蕩けきったお顔……とても素敵……ん……♡」

 

 信じられないほど可愛らしいセレスの、さくらんぼの様に瑞々しい唇が、近づいてきて。

 

「ん、ちゅぅ……♡ちゅ……ちゅぷ……ちゅぅぅぅぅっ……♡」

「んん……っ……むぅぅぅぅ……♡」

 

 重ねられる唇。

 ふっくらと柔らかで、ふにゅんと密着する唇はとても温かい。

 甘い吐息が口内を満たし、身体の中までセレスの吐息とぬくもりが伝わっていく心地よさに浸る。

 

(あぁぁぁ♡セレスのキスっ♡唇柔らかくてぇ、きもちいい……♡♡)

 

「んふ……ちゅぷ……れぇろ……じゅるる、れろれろれろぉ……っ……♡」

「んっ……むぅぅ……ッ……!」

 

 ぬるぅり♡とぬめった舌が、唇を割って差し込まれる。

 その唾液は桃のように甘くとろけるような味わいで、ねっとりと口内を舐め上げられると、脳髄まで甘ったるさが滲んでくる。

 舌を絡ませあい、ぴちゃぴちゃと汁音を立てて唾液を交換し合う、濃密なディープキスに溺れていく。

 

(唾液が……あまいっ……セレスの、舌ぁ……なんて、美味しい……もっと、もっと……♡)

 

 甘いキスをもっと味わいたくて、舌を突き出して少しざらついたサキュバスの柔舌に絡ませていく

 セレスは嬉しそうに笑ってそれを受け止め、とろとろ柔らかな舌を絡め返してくれる。

 

 しゅるしゅるぅ……と伸びていく淫魔の長舌。

 青年の舌の根にくるりと巻き付くと、そのまま何重にも巻き付いて、きゅぅっ♡と締め上げられて。

 そのまま性器にそうするように、じゅぷっ♡じゅぷっ♡と前後に青年の舌を扱き始める。

 

「むむぅぅぅ……ッ……!?」

「んふ……じゅぷぷっ……じゅるるるるぅ……♡」

 

 舌をチンポみたいに扱かれる、人外の長舌の技巧に弄ばれる。

 さらに舌先は、熱くとろけた口内粘膜に包まれて、ちゅうちゅうと甘く吸い上げられて。

 

(舌がっ♡扱かれっ♡吸われてぇっ♡ふわぁぁ……あたまが、とろけるぅ♡♡♡)

 

 百年のオナ禁で、快楽にとことんまで弱くされてしまった身体。

 そこに襲い掛かる、舌を徹底的に犯しぬく長舌ベロキスの快楽に、全身がドロドロに蕩けていくような快楽を叩き込まれる。

 蜜のように甘い唾液は、淫魔特製の濃密な媚薬――青年の身体中に浸透して、細胞のひとカケラまで快感に狂わせていく。

 

 熟した桃のようにどろりと喉に絡みつく唾液の甘ったるさ、体内を満たした吐息のぬくもり。

 むっちりと潰れて密着する柔らかおっぱいに、背中を抱く手や腕から伝わる体温。

 さらに、すべすべした感触の大きな翼がお尻やか太腿、下半身までしっかりと抱き締めてくれる。

 

 全身を途方もない幸せに包んでくれる、極楽に導くキスとハグのコンビネーション――♡

 

「ん゛ん゛ん゛ッッッ!!」

 

 ビクビクビクゥッ♡

 

 電流を流されたように青年の身体が硬直し、ビクビクと痙攣して。

 どぷっ♡どぷっ♡と大量のカウパーが分泌されて、セレスのお腹をどろどろにぬめらせて。

 セレスはさらに深く青年を抱き締め、汁まみれでぐちょぐちょの逸物を、柔らかなお腹で嫐り回していく。

 

「ぷはぁぁ……♡全身をビクつかせて絶頂……とっても幸せそうに蕩けたお顔が、素敵です……ん、ちゅっ……♡」

「ふむぅぅ♡身体がぁ……痺れて……♡しゃせい、したいよぉ♡」

「うふ、おわかりですか……この素晴らしい快楽が、時間の止まったおちんちんにだけ、伝わっていないのですよ……? 停止を解除して、おちんちんが快感に気付いてしまえば……どうなってしまうのでしょうね……♡」

「あっ♡ひぃぃ♡」

 

 ぽそぽそと、耳元で囁くセレスの声。

 はぁぁっ♡と、耳朶を撫で上げる熱い吐息に背筋がゾクつく。

 脳髄まで溶かす熱いディープキスでの絶頂に、射精できない身体は業火に焼かれているようだった。

 

「身体の力が抜けきって、女の私に抱かれるまま……♡とっても、幸せですねぇ……♡」

「ふぁぁぁぁ♡しあわせぇ♡しゃせい、したいぃ♡せれす、せれすぅ♡」

「ええ、そうですね……そろそろ限界でしょうし……いいですよ、お射精……させて差し上げますね……♡」

 

 きつく抱き合う身体……肌を重ねたまま、淫魔セレスが指を踊らせる。

 くるり、と指が回れば、青年の股間の、止まった時間が動き出す――。

 

「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁっ!!!」

 

 ごぼごぼぉっ!!と、精液が昇ってくる。

 灼けた鉄のような、固形じみて煮え滾ったザーメンが、尿道を焼き尽くしながらドロリと這い上ってくる――

 

「さあ、どうぞ……いつまでも終わらない、最高のお射精をご堪能下さい……イケっ♡」

 

 どぼぼぉっ!ぼびゅびゅぅっ!どびゅるるるるるっ……!!

 

「~゛~゛〇゛△゛✕゛ッッ!!!」

 

 びゅぐっ♡びゅぐぅっ♡と生き物のように激しく暴れる肉棒から、噴き出す白濁。

 白く粘っこいマグマが、尿道をぐりぐり押し広げて、内側から犯されるようなドギツイ快楽に身も世もない嬌声をあげる。

 

「あはぁ……♡物凄い勢い……こんなものを叩きつけられたら、人間のメスは確実に妊娠してしまうでしょうね……♡ですが、そんなペースお漏らししては、すぐに枯れてしまいます……♡」

 

 くるり、とまたセレスの指が回る。

 途端に、怒涛のように精液の噴出する激しい噴火から、どろどろの溶岩がゆっくりと流れだす噴火へと変わってしまう。

 

 ど……びゅ……ぅっ……♡びゅる……る……る……る……っ……♡♡

 

「お゛あ゛あ゛っ♡なに゛ぃ゛っ、これぇぇぇ!?」

「ふふ……最高にきもちいーいお射精の時間を、何倍、何十倍にも引き延ばしているのです……殿方が最も幸せな時間を、いつまでも楽しんでいただこうかと……♡」

 

 前立腺がビクビク痙攣して、腰が痺れて、膨れ上がったチンポが蕩けて。

 昂った快楽に脳が白熱して、目の前に火花が散って、頭が真っ白、何も考えられなくなって。

 

 そんな、オスがもっとも鮮烈な快楽を味わう、射精の一瞬が、何十倍にも引き延ばされて――!

 

「お゛お゛お゛ッッッ♡♡♡」

「あらあら……涙によだれに汗に……ぐずぐずに蕩けたお顔……ん、ちゅぷ……れろぉっ……♡」

 

 顔中をぺろぺろ舐められ、体液という体液を美味しそうにしゃぶり尽くされる。

 どぽ、どぽ、と煮詰まってスライムのような精液が流れ出し、セレスの真っ白なお腹にべっとりとへばり付く。

 尿道をぞろり、ぞろりと内側から指でなぞられているような、頭がおかしくなりそうな快楽に、いつまでも悶え続ける。

 

(いつまでつづくのぉっ♡ずっとしゃせいしてっ♡ずっとイってるっ♡♡♡)

 

「こんなお射精は、世界で貴方しか体験できないのですよ♡ほら、またキスしましょう……♡ん、ちゅぅぅ……♡」

「ん゛ん゛ん゛~~~!?」

 

 舌をねっとりと絡めあうディープキスの快楽と、射精の快楽が脳内でぶつかる。

 ありえない多幸感に快楽物質がドバドバと溢れて、身体がバラバラになりそうな強烈な絶頂感が、いつまでも続く――。

 

「どぷ、どぷ、どぷ……♡終わらないお射精……終わらない快楽……♡ん……ちゅぷ……コク、コク……♡んはぁぁっ……! こんなに濃厚な精液……初めてですぅ……♡」

 

 指ですくえるほどドロッとした精液を味わい、ほぅっ♡と頬を染めて陶酔に浸るセレス。

 

「もっと出して……もっと身体ごと、命ごと射精して……♡全てを吐き出すようなお射精を……ん、じゅぷぷ……じゅるるるぅ……♡」

「ッ゛ッ゛ッ゛~~~!!」

 

 ごぼ……♡ぼ……ぉ……ッ……♡♡ど……びゅ……♡びゅる……る……る……ぅ……ッ……♡♡♡

 

 

 

「あ……ぁ……ぁ……♡」

「はぁぁ♡とっても、素敵でした……♡貴方の命、魂、人生が凝縮した精液……楽しませていただきました……♡」

 

 どれくらいの時間、射精し続けただろう。

 目はかすんで、声も出ない。

 意識がぼやけて、もう限界が近いのが青年自身にも分かっていた。

 

「も、も……う……♡」

 

 力の全く入らない身体を、セレスのハグに辛うじて抱き支えられていた。

 

 彼女の言ったとおり、最高に幸せだった。

 これ以上の悦びなど、この世に存在しないと断言できる快楽の果てに、すべてを吐き出し、麗しの女神に捧げ尽くす射精――♡

 心も体も、充実感に満たされていた。

 

「えぇ……分かっています。もう……限界なのですよね……♡」

 

 コクリ、と弱々しく頷く青年。

 

「それでは……もう一度初めから……」

「……はぇ……?」

 

 くるり、くるりとセレスの指が回る。

 事切れる寸前だった青年の身体の時間が、みるみる巻き戻っていく。

 

「こんなに美味しいもの……一度じゃ満足できませんからね……うふふ……♡」

 

 身体に力が、感覚が戻っていく。

 限界まで射精し続けた勃起も、セレスの抱擁の中で固さを取り戻して――

 

「あ……ぅぅぅ……っ……セレスっ♡セレスぅっ♡」

 

 身体が煮え滾るように熱く、腰の奥でグツグツと疼く淫欲の火が燃えて。

 ギンギンに反り返った勃起、裏筋をぷにぷにのお腹にむぎゅぅっ♡と押し付けて、今にも弾けそうなほどに戦慄いていた。

 

「ほらぁ……いっぱいいっぱいガマンして……最っ高のお射精を……ん、ちゅぷ……れぇ~……れろれろぉ♡」

「ん゛ん゛むぅぅぅ……ッ……♡」

 

 舌を絡め取ってじゅぽじゅぽ犯す、淫魔の技巧を駆使したベロキス。

 快楽と媚薬唾液の甘ったるさに、たちまち蕩けていく理性。

 腰がガクガクと疼いて、怒張が膨れ上がり、ドロドロの精液が尿道を駆け登って――

 

「はい……ストップ……我慢して、我慢して……最高にきもちよーく……どぴゅどぴゅ♡させて差し上げますからね……♡」

 

 これから、人生何週分もの時間をかけて、時を操るこの女神に身も心も捧げ続けることができるのだ――。

 青年は、自分の選択が正しかったことを確信していた。

 

 

 

 

 

「……あれ……ここ……は……?」

 

 自宅のベッドで目を覚ました青年。

 時計を見れば、いつもアラームが鳴る時間よりも、ずいぶんと早くに目が覚めたことに気付く。

 

(昨日は……酒を飲んで寝たんだったっけ……?)

 

 なんとなく記憶があいまいだったが、妙にすっきりとした気分で。

 

 スマホを見て、今日が休日だと気付く。

 一週間働いた後の、待ちわびた休日……いつもなら惰眠を貪るべく二度寝三度寝を決め込むところだが、不思議とそんな気はしない。

 

 ふと、子供のころを思い出す。

 休みの日の朝といえば、自転車でどこに行こうかワクワクしたものだった。 

 

(たまには……出掛けてみるか)

 

 久しぶりに、朝から出かけることにした。

 行先は決めていない。

 でもなんだか、いいことが起きそうな予感がしていた。

 

 

 

今回も(・・・)、楽しかったですね……♡」

 

 軽い足取りで家を出た青年を、高い電柱のてっぺんに腰掛けて見下ろす、女性の影。

 足をぷらぷらさせて、楽しそうに青年の背中を眺めている。

 

「身体の時間だけを何度巻き戻しても、心の方はやがて負荷に耐えきれなくなって、いずれは壊れてしまう。そうならないためには、精神の時間も戻してあげなければならない……当然、記憶も消えてしまいますが……まったく、人間の心とは脆いものです」

 

 その姿に気付くものは誰一人いない。

 

「また遊びましょうね……ふふふ……♡」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。