「喉乾いただろうから水だよ~、飲んでね~」
当たり前の話だが散歩を続けるのは部屋では小さすぎる。けれど犬らしいことをしたかったので、備え付けのお茶を床に置いて飲まさせた。茉莉花が四つん這いで舌を伸ばし、まさに犬のような飲み方を眺めながら人間らしく手を使って飲むのは中々に乙なものだった。
茉莉花も楽しそうだったので飲み干したらすかさず水を注ぐ。一杯、二杯と続けている内は大人しく飲んでいたが、三杯目から飲むペースが落ちてきた。これ以上は飲めないと顔を見ながら首を振り始めたので、頭を掴んで無理やり舌が水に触れる距離まで降ろして飲水を強要させる。手から逃げようと抵抗してきたが尻を叩いて尻尾を掴んで奥へ押し込んだら大人しくなった。
そうして五杯目まで飲み切り、六杯目を準備しようとしたら立ち上がると、
「もう、おしっこ漏れちゃいます」
と蚊が鳴くような小さい声を上げた。水の飲ませすぎで流石に潮時か。
リードを握って歩き出す。自分でトイレに行けますと小さく主張したが、リードで軽く首を絞めて無視する。そのままトイレを通り過ぎ、怪訝そうな顔の茉莉花を風呂場まで連れて行く。
「ほら、ここならいくらでもマーキングしていいよ」
「あ、あの」
「ん~、犬が人語を喋って生意気だね~」
俯いて黙ってしまったので、顎を掴んで顔を上げさせカメラ向ける。
「恥ずかしがらなくていいよ~。犬なんだからトイレを使えなくても何も恥ずかしくないよ~。偉い偉いって褒めてあげるからちゃんとおしっこしようね」
片足を地面から離れさせて、まさに犬がおしっこをする体勢をさせる。それでも無言の抗議なのか、こちらを睨んでいる。ただ上げさせた足を下ろす気配がないので、虐められたいがために反抗的な態度をとっているのが丸分かりだ。
それに乗ってあげるために排尿を促してやろう。難しいことはしない。腹を圧迫して膀胱を刺激するだけだ。
「ほーら、ちゃんとしーしーしようねー」
そう言いながらリズムよく膀胱を圧迫する。茉莉花も顔を真っ赤にさせて耐えていたが、先ほど大量に水分を取り、容赦なく膀胱を押されてしまえば三分と持たなかった。
一滴、ちょろっと股間から水が垂れたので、立ち上がりカメラで全身を映す。初めはピッと、切れ切れにしか出てこなかったが、そう時間も経たないうちに段々とタイミングが早まり、やがて切れることなく一本の水流になった。しばらく連続した放尿が続いていたが、出始めを逆再生したみたいに断続的に出るようになる。完全に終わったかと思っても足を下げなかったので試しにお腹を押してみたら、少量だが勢いよく尿道から出てきた。
「しーしー上手で偉いね~」
そう言いながら頭を撫でる。犬の格好で放尿する姿を自分のスマホに収められた直後とは思えないほど純粋な笑みを浮かべた。
「上手におしっこできて頭撫でられて喜ぶなんて浅ましいね。そんな浅ましいメス犬にチンコ突っ込んでやるから悦べよ」
「は、はい♡あ、わん♡」
ただそんな表情もセックスが出来ると分かると一瞬で淫靡なメスの顔になる。そのギャップに性欲が煽られる。一枚だけ写真を撮った。
▽▲
「犬なんだからそれらしい交尾の仕方があるだろ」
ベッドへ上がるなり脚を広げ、チンコを簡単に挿入られるよう仰向けになった。そんな茉莉花の体を犬らしく四つん這いにさせ、更に腕をピンと張らせる。
「腕はちゃんと伸ばしてろよ。崩したら犬じゃないから帰るぞ」
わん、と返事が聞こえるより早く挿入して、まず一回腰を突き入れる。衝撃で体全体が前方向へ動くが腕は曲がらずに耐えた。だがもっと強く、回数を重ねれば体勢が崩れると確信できた。
恐らく茉莉花もそう思い至ったのだろう。俺に懇願しようと顔を向けてきたので、尻を叩いて耐えるしか道が無いことを示す。それでもほんの少し涙目になった視線をこちらに投げて続けてくる。アナルプラグの尻尾を掴み、乱暴に上方向の力をかける。それに釣られて尻の穴が楕円型に歪み、膣穴は収縮した。
「言い訳するなら帰るぞ。それが嫌ならわんってちゃんと吠えろ」
「わんっ♡わんっ♡」
ちゃんとした返事が部屋の中に響いたので容赦なく腰を突き出す。それだけでもかなり辛そうだったが根気で耐えた。大きく呼吸をして体の調子を整えようとしたが、休む暇を態々与えることをないので止まらずに尻を打ち付ける。
態と体を揺らすために大げさに腰を振る。一回、二回と、初めのうちはしっかりと体勢を保っていたが、数えるのも億劫な回数になってくると注視しなくても腕がプルプルと震えているのが見て取れる。思ったより限界は近そうだが、配慮する理由もないので同じ調子で腰を振る。
始めのうちは正面を向きながら耐えていたが、段々頭が下がり目線は下を向くようになってきた。それだけではなく背筋も丸める様になった。余分な力を抜いて体力の全てを腕に回し、俺の気分が変わるまで耐久しようといった寸法か。そうやって可愛らしい抵抗を見せられるともっと無駄な足掻きを見たくなり、逆に長く続けようと思うので彼女の行動は無意味どころか逆効果だ。
まずはせせこましく体力を温存しようと丸めた背中を伸ばすために、軽く汗ばんだ背中に広がる髪の毛を掴む。そして手綱を引くように引っ張る。簡単に顔は前を向いたが、俺の意図は正しく伝わっておらず背中を丸めて顔だけ前を向く体勢を維持し始めたのでもう一度髪の毛を引っ張るとチキンと背筋を正した。茉莉花とのセックスで後背位の体位になることはあまりなかったので分からなかったが、背筋をちゃんと伸ばしている状態の方が視覚的に興奮できる。
それにしても茉莉花のマゾっぷりにはほとほと感心する。偶に風呂上りの髪の毛を乾かすことを要求されることがあるが、目が回ってしまう程工程が多く、自分一人でやれと言われたら裸足で逃げだしたくなるほど面倒だ。それを毎日鼻歌交じりで楽しみながら行う程に自分の髪の毛を美しく保つことに楽しんでいる節がある。だのにセックスの最中になると雑に扱われれば扱われるほど興奮するのだから驚きだ。彼女の長髪を乱暴に手繰り寄せる度、膣の締まりが増して言葉より雄弁に悦んでいると伝えてくる。
何度髪を乱暴してもその度にマンコで反応してくる。なので背骨を折ってやると言った意気込みで子宮口に亀頭を刺し、髪を今まで以上にグッと引き寄せる。指先からの感触で頭髪が何本か抜けた感触が伝わってくるのと同時に、
「んゃっ♡」
と大きく喘いだ。そして先ほど風呂場であれだけおしっこをしたのに潮を吹き、全身が硬直して直ぐに弛緩した。
引いたままの髪を離してやる。少し浮いた手の平で再び体を支えようとしたが、叶わずに肘が曲がり前腕で支えることになった。それでも、それ以上は体を崩すまいと両手で力一杯シーツを掴み、
「う~」
なんて威嚇する犬みたいな声を出し始めた。
ただ威勢のいい犬のような声の合間、吐息や喉の奥から捻りだされた音は完全に発情したメスそのもので、嘲笑が口元に張り付いて離れない。
有るはずのないゴールを求め、全身紅潮させて無駄な努力を重ねる茉莉花を見るのは楽しい。だがそろそろオスの指示を守れないバカメスだと理解させてやろう。
クリトリスに手を添える。負けを悟ってか全身から血の気が引いたが構わず、もう十分な程勃起していてあまり用をなしていない僅かばかりの皮を剥き捻り潰す。
「お゛あぁ゛あ゛ぁ゛♡」
大きく叫ぶ。これで完全に崩れたかと思ったが、両腕に加え頭でも体を支えた。はたから見ると拗ねた子供が蹲ってるみたいだが確かに耐えたのだ。
けれどそれ以上は動く体力も無い様だ。一分程見続けても荒い呼吸をするので精一杯らしく体勢を戻す様子もなく、髪の毛を引っ張って背筋を伸ばそうとしたが茉莉花自身の体重によって動くにはそれなりに力がいりそうだ。
これ以上先ほどと同じような事をして責め続けても、中々の根性を持って耐え続けるだろう。いい加減このゲームも終わらせたいので茉莉花の両肩に手の平を当てる。
「そういえば、どうなったら体勢が崩れたって決めてなかったな。両肩が地面に着いたらってことにしよう」
そして両手にゆっくりと体重を掛けながら、
「これを耐えれば凄いぞ。頑張れ」
なんて非常に無責任な言葉を投げかける。
満身創痍の女が、男に体重を乗せられて耐えられるはずもないのは自明の理だ。それでも細腕に血管を浮かび上がらせながら健気にも無駄に抗っている。
やはり無駄な努力を重ねる様子は非常に可愛らしいものがある。それが俺の意思で嬲っているならばなおさらだ。終わらせようとは決めたがそんな様子を見せられるともっと見たくなってしまう。真綿で首を絞めるが如く責める。
体重をかける前はお腹側を見ていた頭も、とうとう横顔が見える様になってしまった。乱れた髪の隙間から小さく口を開いては閉じるのが見える。恐らくは俺に媚びを売る言葉を語ろうとしているのだと思うが、抗うことへ体力を回しすぎて掠れた息が聞こえるばかりである。
そろそろ両肩がベッドへ着きそうになった。ふと思い立ち、肩への力を抜いてみるとグンと上体が上がった。ちゃんと抗っていてくれて嬉しい限りだ。許されたと勘違いした茉莉花が笑顔を浮かべて目を合わせてきた。一瞬尻尾を振る犬の姿を幻視するほど可愛らしい笑顔だ。なので不意打ち気味に、全力で体重をかけて両肩をベッドへ触れさせた時の表情の変わり具合だけで射精をしてしまいそうだった。
「あーあ、約束事も守れないバカ犬で残念です。じゃあ帰るか」
そのまま本当に帰るのだと宣言するように潤滑液だらけのマンコからチンコを抜いて立ち上がる。
ベッドから離れて風呂場へ向かう俺に緩慢な、疲れ切った茉莉花からすれば俊敏な動きで縋りついてきた。
「あの、兄さんだってこんな欲求不満な状態で帰るなんて嫌ですよね。だから嘘でもそんな、帰るだなんて言わないで下さいよ」
「んー、確かにそれはそうだけど。でも何でも言うことを聞く犬ですって感じだったのに体勢を崩すななんて簡単なお願いも聞けない嘘吐きじゃん。そんなのと一緒の部屋に居るのは嫌だなー、って思うよ俺は」
言うが否や、茉莉花はすかさずに土下座をして、
「私犬じゃないんです。メス犬だって蔑まれると興奮する人間なんです。だから最後までセックスをさせてください」
と懇願してきた。確かにそんな様な事を言わせたかったがこんなに早く言われると頭の回転の早さに感心してしまう。
指に顎を乗せて顔を上げさせる。そのまま頬に手を添えてやると愛おしそうに頬ずりを始めた。
「茉莉花がそこまで言うならセックスをしようか。でもそれはそれとしてさっき俺の言いつけを守らなかったのが悲しかったからそれなりを事をしてもらうよ」
「はいっ♡何でも♡何でも言って下さい♡」
「じゃあ今ちょうどアナルプラグが入ってるからアナルオナニーをして見せてよ。それも到底人前じゃ出来ないような下品な方法で。それをいつでも茉莉花が見返して、セックスをしたくて全裸土下座をしていることを思い出せるように映像で残してあげるからさ」
破綻した理論の元、無様な姿を晒せと命令する。どれだけ屈辱的な事をさせられるか理解した茉莉花がマゾらしく喉を鳴らした。