あんましやらねー方がいいぞ。
「ほら、笑顔でピース。一目見て楽しんでるって分かる様にしてよ。そうじゃないと俺が無理やりやらせてるみたいじゃん」
自分のスマホで撮影して欲しい、そう言ってロックを解除したスマホを渡してきた。だのにカメラを回し始めたら、脅されて仕方なく撮影されていると言わんばかりの態度を取り始めた。無理やり従わせられている方が興奮できるからそうしているのだろうが、何も語らずにそうし始めるものだから少し困る。とは言え直ぐに適応してそれっぽい台詞を吐ける俺も茉莉花の無茶ぶりに慣れたものだ。
肝心の茉莉花の格好だが、全裸に犬耳カチューシャとアナル尻尾を装着しているのはもちろん。ガニ股で腰を突き出すように立ち、左手は満面の笑みの隣でピース、これだけでも娼婦ですら躊躇ってもおかしくない様子を動画で記録されている。
だがこれは事前準備に該当するもので撮りたい痴態ではない。これから更に尻尾を握りしめた右手で上下に動かさせてアナルオナニーをしてもらう。
歩くだけでもアナル側から子宮を圧迫されて辛い、そんなことを言っていた。今だって言葉には出していないが、直立より無理のある姿勢をしているせいで辛そうだ。
先ほど悪戯に体力を消耗させたことを大いに関係しているだろう。とにかくいつ崩れ落ちても不思議なじゃない。
「じゃあカメラの前でオナニーして貰おうかな」
「はい♡今からアナルオナニーをさせていただきます♡全身隈なく撮影していただきありがとうございますっ♡」
「うーん、とは言ってもゴールを決めないと可哀そうだな。潮を吹いたらセックスしてあげるから頑張ってね」
「え、でも、さっきお風呂で沢山おしっこしちゃ」
舌打ちをしたら狙い通りに黙った。そのまま何も言わずに睨んでいると、しぶしぶと言った様子で尻尾を握り直した。
茉莉花はそうしたかったのだろうが、鼻の下を伸ばして興奮により荒い呼吸で鼻の穴が少し広がり、端正な顔が台無しだし。なにより腰を突き出したおかげで良く見えるマンコが無意識的にクパクパと開閉を繰り返しているし、まだまだ奥から溢れる愛液は太ももどころかふくらはぎ迄濡らしている。誰がどう見たって強く発情していると確信できる。
「で、では♡ガニ股強制笑顔ピースでアナルオナニーを始めさせて頂きます♡まずは一回めえぇ♡お゛お゛ぉ゛♡」
一番初めの玉が肛門を捲りながら外気に晒される。それだけで辛うじて発情したメスと呼称できる顔は、白目を晒したブス顔になり、肛門からの快楽で膝は笑い、薄い腹が痙攣を始めた。それでも笑顔は守れているあたりセックスへの執着の強さが見て取れる。
轢死した蛙のモノマネとしては非常に完成度が高いだろう。だが彼女はそんなことをしている自覚はなく、大真面目に快楽に悶えているだけなのだ。その事実だけで押し倒したくなるが、それよりこの痴態を長い時間記録し、いつでも見直せるようにした方が遥かに有意義と考え理性を働かせる。
茉莉花は玉を一つだけ排出した状態のままで手が止まってしまったので、ジェスチャーでもっとアナルビーズを引きずりだせと伝える。先ほどの情けない声を出したのがよっぽど恥ずかしかったのか、はたから見て分かるほど歯を食いしばりながら手を降ろし始める。
「ん゛ぎぃ♡」
食いしばった口から潰れた蛙みたいな悲鳴を小さく上げながら、ゆっくりと二つ玉を引きずり出した。尻尾を握りながらだとこれ以上は無理だろう。白目は剥かなかったものの声だけでなく口の端から涎を一筋垂らし、涙を目尻に浮かべる。
大層なことを成し遂げたから誉めて欲しい。そんな目線を向けられたが、引き出すスピードは遅すぎるし、何よりまだ半往復しかしていない。悲鳴を上げながら引き出した三つの玉を戻さなければならない。
今度は戻すようにジェスチャーで伝える。譲歩はされないと察して、声を上げない様に欠伸が出るほどの動きで玉を肛門へしまい込み始めた。引き出した時間の倍は使い、目論見通りに声を出さずにそれを成し遂げた。
「よし、練習もできたし、一往復三〇秒以内にしようか」
「え♡そんな早さだと死んじゃいますよ♡」
「じゃあ死ねよ」
俺の罵倒で茉莉花のマゾスイッチが完全に入ったのか何もしていないのに絶頂したと分かる痙攣をしてから、言いつけ通りに止まらずアナルビーズを動かし始めた。
先ほどよりは早くなったとは言えまだまだ緩慢な動き。それでも回数をこなせば慣れてくるのか余裕が出てきたように見える。そうなると体力温存の為か出来るだけ制限時間ギリギリまで使いゆっくりと抽挿をするようになる。余裕がなさ過ぎて隠せていない。そうなったら少しずつ時間を減らしてやった。
時間が二〇秒になると垂れた鼻水を気にする余裕がなくなり、一〇秒を切ると表情は口元以外取り繕うことをできなくなり、五秒を切ると足に力が入らないようで壁に凭れ掛かった。
そんなに無様極まるアナルオナニーをしても、浴室でおしっこをしたせいで潮吹きは出来ずにいる。もはやマンコからは白く濁った本気汁しか出ておらず、太ももの周辺まで白く染めている。それなのに一向に潮だけは吹くことが出来ない。涙も涎も鼻水も垂れ流しと言っていいほど流しているのに哀れな事だ。
それで今までと同じ一定のペースで抽挿するやり方では、一向に潮吹きが出来ないと悟った茉莉花はアナルビーズの弄り方を変えた。潰れた蛙みたいな喘ぎ声は挿入る時よりも引き出した時に捻りだしているので察していたが、排出時の方が感じているらしい。そこで茉莉花は制限時間の殆どを使いアナルビーズを押し込み、残った一瞬の時間で一気に引きずり出す。
この方法に変えてから辛うじて潰れた蛙の断末魔みたいな喘ぎ声は、牛の悲鳴みたいなものに変わった。膝はわざとそうしているのかと思う程震えている。それでも回数を一〇、二〇と重ねて言っても一向に潮を吹けずにいる。
諦めるのが先か倒れるのが先か。どっちになるか予想をしながら眺めていると話しかけられた。
「すびっ♡ずびばせんっ♡このままじゃ潮をふげませんッ♡お゛お゛♡一回でいいのでッ♡触ってくださいい゛ぃ゛♡」
顔中汁塗れで懇願されるのは中々支配欲を満たされる。あと何回か同じように頼まれたいので一瞬だけ触ろう。そう思いツンと尖った乳首をギリギリ指先が掠るようにデコピンをすると、
「も゛お゛ほ゛ほ゛ぉ゛♡」
とひと際大きく嬌声を響かせ、俺の足を潮で汚しながら崩れ落ちた。
まだまだ焦らしてやる気でいたのでかなり驚いた。茉莉花は四肢を適当に投げ出しながら床へ伸びている。すこし思考が停止気味になりながら茉莉花を見ていると、体液まみれの顔の横に両手でピースを添えて微笑んだ。
「えへへ♡やっぱり私♡兄さんに触れられないと一番気持ちよくイケないみたいです♡」
その言葉を聞いて残念な気持ちは完全に無くなった。後に残ったのは目の前のメスの膣内へ限界まで精液を注ぎ込みたい、そんな色欲だけになった。
▽▲
「ところで今、全力で抵抗するとどうなる」
ベッドの上で寝転がりながら下へ声を掛ける。体力が尽きた茉莉花は返事をしなかったが抵抗をした。余りにもか弱くもがき、結局何も起こらない。精々が俺の足の間で茉莉花の足がほんの少し無駄に動いただけだった。
今の体位は寝バックと言われるものだ。茉莉花の両手をクリトリスの辺りに置きベッドへ寝そべらせ、その上から覆いかぶさっている。仮に茉莉花の体力が万全だったとしても、俺を跳ね除けることは愚か身動ぎだって満足に出来やしない。さらに疲労で立ち上がるのだって出来ていなかったから尚更だ。
「もともと寝バックだけでも膣が圧迫されて感じやすいってよ。アナル側からも圧迫されてるから余計に感じるだろうね」
まだ挿入をしただけで動いていない。それでも膣が思い出したかのように締め付ける。軽イキをしているのだろう。
「それにさっきからお前は何度もイってるから満足してるだろうけど俺は一度のイってないからな。お前がいくら止めてと言おうと、俺が満足するまで付き合ってもらうぞ。最もさっき試した通り全力で足掻いても何も出来ないがな。こっちからすりゃデカいオナホだぜ」
無力さを指摘されオナホ扱いをされると膣を締める回数が上がった。気持ちいいのは良い事なのでそのまま腰を振る。尻尾の毛が下腹部を撫でるのがこそばゆいが大した問題でもない。
この体位での腰の振り方も分かって来たのでペースを上げる。ギリギリまで抜き、一気に突き入れる。体同士の密着度が高いお陰か愛液を掻き混ぜる音が茉莉花の体を通して聞こえてくる。幻聴かもしれないが。兎に角それだけ肌が触れ合っている。
そうこうしてるうちに射精感が込み上げる。この部屋に入ってから一度の射精をしていないのはかなり堪えているので、気にせず膣内へ精液をぶちまけよう。
「おら、死ぬなよ」
返事を聞くより先に茉莉花の首へヘッドロックを掛け力を込める。首を絞めるとマンコが良く締まる、そんな話を聞いたことが有るが嘘では無かった。呼吸出来ない時間に比例するように段々と締まりが良くなっていく。
チンコが追い出されるかもしれない。その力に抗わない様に腰が引き、後は亀頭以外全て抜いてから腰を落とす。首絞めと絶頂の相乗効果で締上げる膣へ精液を流し込む。
視界が白くなるほど気持ち良かった。射精の快感で全身脱力し、首を絞めた腕も緩める。呼吸ができるようになると咳き込み始めた。
「首絞めセックス最高だな。二回戦往くぞ」
今度は初めから首を締めながらセックスをする。セックス中に時たま力を緩めて呼吸させてやることが増えただけだ。そう難しい話ではない。
首を解放したときに息を大きく吐き吸う。ある程度呼吸が整ったらまた首を締める。何回も繰り返すと茉莉花がタイミングを覚えてくるのでそこからズレる様に首を締める。決して慣れない様に呼吸を制御する。酸欠気味になると膣の締まりよくなるような気がする。今度は息を吐き切った直後に首を締める。そうすると吸ってから締めるより早く膣の具合がよくなった。
面白いし、気持ちよく射精したいので色々と試しながら首を締めると二回目の射精が近づいてくる。それに抗わず再び吐精。
二回射精をし、やっと性欲でギラギラしていた頭が冷静になって来た。流石にやりすぎたかと思い茉莉花へ声を掛けるが反応が無い。あまりにハードなセックスで気絶をしたらしい。
挿入したままうつ伏せにさせる。結構乱暴にやったが意識は戻らなかった。それでもキュウキュウと膣を締めてチンコを離さない様にしている淫乱っぷりを披露している。
元々焦らし続けて熟れさせたマンコだったが、精液のお陰か始めた時よりも締めつけが強い気がする。試しに挿入したまま腰を上げてみたら、ギュポッみたいな音が鳴った。
簡単には起きなさそうだったのでそのままセックスを続けた。結局起きたのは四回目の射精が終わった時だった。
▽▲
「大分乱暴にやっちゃった自覚有るけどどうだった」
「いや、最高でしたよ。人扱いされてなくて本当に人権無くなっちゃった、なんて思って最高に興奮しました」
お互いに出すもの全部出した、そう言い切れるほど満足できるセックスをしたので風呂で身を綺麗にしている。茉莉花が全裸を晒してから着けていた犬耳カチューシャもアナル尻尾も外れている。犬耳カチューシャは外して簡単に洗ってから干していたが、アナル尻尾の方は恥ずかしいから見ないで、とのことなのでどうやって外したかも、今どこに片付けられているかも分からない。
「ところで兄さん。来週から夏休みですけど何か予定ありますか」
「ないよ。そういう君こそどうなんだ」
背中しか、というより視界の殆どはうなじだが、それでもにんまりした笑顔を浮かべているのが分かる。もたれ掛かりながら後ろ手で頭を抱かれた。
猫は飼ったことがないので想像だが、こんな風に甘えてくるイメージがある。今更だが犬耳より猫耳を付けていた方が良かったのでは、そう思ったがマゾ猫という単語よりマゾ犬の方が収まりがいいことに気付き一人で納得した。
一頻り頭部の輪郭をなぞってから返答をしてきた。
「しいて言えば兄さんと沢山セックスするって予定がありますけど。兄さんはないんですか」
「奇遇な事に俺もそうだよ」
決まり切ったことを返事をする。嬉しさを隠さずにバタ足をして湯を揺らし始めた。ギリギリ浴槽の淵を超えない高さの波を維持しながら鼻歌を歌っている。
「まず、面倒な宿題が出るでしょうからさっさと終わらせちゃいましょ。そしたらセックス沢山しましょうよ。昼間は親がいないからやり放題ですよ」
すでにそんなこと知っているつもりだったが、改めて口に出されると性的倒錯が極まっておりかなり興奮する。そうか、俺は性に溺れた夏休みを過ごすのか。
「ああ、そうだな。最高の夏休みにしような」
「そりゃもちろん。兄さんと一緒の最高の夏休みにするんです」
あれだけやったのに夏休みを思うとふつふつと性欲が湧いてくる。例年通りなら暑くて悪態しか記憶に残らない夏だが今年はいい思い出になりそうだ。
当初の目標、本一冊分である文字数十万文字が超えたので完結です。
この続きで後輩ヒロインだしたりとか書こうかなって考えてましたけど、俺の文章力では上手く書ける自信が無いので今は書きません。
続きが上がるとしてもかなり先です。ただ絶対に書くと決めている訳ではないので期待はしないでください。
拙い文章に付き合っていただきありがとうございました。