「兄さん、勉強でちょっと分からないことがあって質問したいので、後で私の部屋に来てくれませんか」
夕飯を食べている最中にそう話しかけられた。断る理由はないのでもちろんと返す。
夕飯中は両親が学生時代はこんなに学生の本分に熱心では無かったと語っていた。こうして夕飯中に勉強の相談に乗るのは初めてではないのに、毎回こうも喜ばれると気恥ずかしさとか喜びも無くなって無反応になる。両親の学生時代の話を聞き流しながら食事を終える。
「じゃあ行きましょうか。母さんも父さんも、集中するから部屋に入ってこないでよ。お風呂は私たち当分入らないから先に入っちゃって」
そう言うと両親は分かってますよと言い、俺たちをリビングから見送った。そもそも彼女の部屋にも、俺の部屋にも勝手に入ってきたことが無い。掃除だって自分たちでやれと、部屋の管理を一任されている。なので言わなくて良いと思うが、集中したいときは毎回親にこう言うのだ。そしてお決まりの返答を貰う。
「ところで、何を教えて欲しいんだっけ?」
「あ~、それは、まあ。部屋に入ったら教えますよ」
道中、勉強したい範囲の質問をしたがそうはぐらかされる。いつもは事前に教えてくれるのに、珍しいこともあるものだな。そんなことを考えながら茉莉花の部屋へ招かれる。
そして机に向き合うかと思えばおもむろにベッドに座った。その隣を手で軽く叩いて俺に座るよう促す。隣げ座ると毛先を手で弄り、一分ほど言葉を選んだ後に、
「勉強を教えて欲しいと言うのは嘘です」
と言い切った。何か重要なことを相談されるのではないかと身構えるが、重い話ではないと呟かれたので肩の力を抜く。
「兄さん、前にオナニーはしないって言ってたじゃないですか。体の構造だから仕方ないとは言え、少し気が引けてしまったんですよ」
そこまで言ってからベッドの下を覗き、しばらくモゾモゾとした後に何かを取り出してきた。それを見て困惑して何度か見直したが、初めに認識した通りディルドだった。
「結論から言います。セックスできない時は私がフェラチオをしますので、それで性欲解消をしてください。
このディルドでフェラチオの練習をしましたので、歯が当たって痛い、なんてことにはなりません」
「いや、ちょっと待ってくれ。幾つか質問をするぞ」
「どうぞ。何でも答えますよ」
完全に混乱していたので質問をするとは言いながらも思い浮かぶ質問は無かった。結局口から出たのは、
「そのディルドってどこで買った」
なんて答えが分かり切った質問だった。
「前にアダルトショップへ一緒に行ったときに買いました。兄さんには見られない様にしていた商品の一つですよ」
「いや、そうだよな。そうだと思っていたよ。あー、俺の認識だとフェラチオ、というかチンコと口を触れ合わせるのは嫌だと思っていたけど違うのか」
「積極的にはしたくないですね。最も理由は不潔とかじゃなくて、兄さんがチンチンをしゃぶった口とキスするのを嫌がるだろうなと、思っていたからです。あと単純に口を大きく開けるのって、はしたないじゃないですか」
会話をしている内に段々と冷静さを取り戻してきた。
「俺のオナニーとフェラチオをするってことの関係がよく分からないんだけど」
「私は結構な回数、オナニーをしてます。でも兄さんが射精するのはセックスの時だけなのは不公平だと感じたので。
オマンコは使わせてあげられないけど、口なら思う存分使って貰えると気付きましてね」
「いや、そもそも家に両親が居るじゃないか。ただの性欲発散の為にそこまでのリスクは犯せないよ」
想定していた質問だったのか答えはスムーズだった。
「普通に話すくらいの声量なら親も何とも思いませんよ。だってそれなら勉強教えて貰うたびに部屋を覗かれてますよ。
それに大声で歌を歌うならいざ知れず、適当な音量なら部屋の外に音は漏れません。色々実験したこともあるんですよ、音漏れについて。
昨日だって兄さんが隣の部屋に居るとき、オナニーをして喘ぎ声を上げてましたけど全然気付かなかったでしょ。兄さんが寝ている時間とかではないですよ」
そこまで言われるともう反論のネタは残っていない。悩んで時間を消費すればそれこそ親に怪しまれてしまいますよ、そう言われてしまえば焦燥感に駆られてしまう。
それでも行動を起こさない俺に呆れたのか、ベッドから降りると股間の前で跪いて口を開く。小さい口を目一杯開け、舌が誘うように揺れ動いている。征服感を煽られて勃起するのは当然の道理だ。
「こっちは準備万端ですからいつでもどうぞ。
あんまり気持ちよくないかもしれません。その時は前に撮った私のハメ撮りを見て性感高めて下さい」
細かいことをあれこれ考えていたが全部頭から吹き飛んだ。乱暴に衣服を脱ぎ散らかして陰茎を露出させる。
カウパー液が滲む鈴口に口づけをして綺麗に拭きとり、
「いただきます」
と挨拶をしてから口に含み始める。歯を当てない様に気を付けているからなのか、亀の歩みの如き早さで口内へ飲み込んでいる。
亀頭の先が奥へ当たっても根元まで飲み込めずにいる。根元まで口に含むのは無理だと感じたのか、その状態を慣らすように止まる。そして吸い上げながら顔を離して、下品なひょっとこ顔をしながらチュポンと音を立ててチンコを離す。
「ごめんなさい。大きすぎて根元まで咥えられませんでした。これ以上はえずいて吐きそうです。でも、コツを掴めました」
そう言い終わるが否や、再びチンコを咥える。奥まで迎え、口から出切る前に再び頭を前進させる。何度か繰り返すうちに俺の太ももに手を置いて体躯を安定させながら口で扱くようになった。
わざと口から溢れるほど分泌された唾液と、効率的に扱くために啜る力が合わさり、引く抜く度に下品な水音が部屋に響く。それに加えて様子を伺うために上目遣いでフェラチオをし続けるのだから感動で射精をしてしまいそうになる。
そうして反応を見られた結果、刺激に慣れさせない様に舌を使うことを覚えて、口の中で舌がカリを一周舐め上げられることもある。そうじゃなくても裏筋に舌を這わせて状態で頭を前後されれば、未知の快感で腰を突き出しそうになる。しかしその動きは太ももに乗せられた手でやんわりと止められる。
「私が奉仕してるんですから兄さんは動かないで下さい」
恐らくそう言ったのだろうが、何せ小さい口でチンコを頬張りながら喋ったせいで明瞭に聞き取れない。けれど声の振動がいい刺激になって気持ちが良いのでそちらに意識を集中させる。
「そろそろ射精そうだ。速度を上げてくれ」
「んー」
了解とばかりに声を出し、要望通りに扱く速度を上げた。宣言通りに直ぐ精液が発射直前まで上がってくるが、より長くフェラチオを受けたいので射精を我慢。だが茉莉花は許さんとばかりに、今までより水音と吸い上げる力を強めて俺を射精に誘う。
「一滴も溢すなよ」
そう命令をしながら射精する。射精直前までは彼女を気遣い、彼女のペースでさせるために頭を触らない様に気を付けていたが、射精する段階になってそれが思考から飛んだ。普段膣の最奥で射精するように、無意識的に茉莉花の頭を掴んで手前へ引き寄せた。
自分自身では七割方しか口に咥えさせていないのを無理やり全て突っ込まさせてしまった。喉奥へものが当たる嘔吐感から逃げるためか、反射で手を突っ張ろうとする。しかし俺の力の方が圧倒的に勝るため、結局足を強く圧迫する程度の事しかできなかった。
俺は気持ちのいい射精でこの惨状に気付くのが遅れた。チン毛に埋もれた鼻先からの吐き気を紛らわせる深呼吸でやっと現状を悟る。
「ごめん」
と声を掛け、手をどかしたが動く気配はない。それどころか深呼吸がより深いものになっていくのを感じる。一〇回ほど肺の空気を全て入れ替えてからようやく動き始める。
ゆっくりとチンコを引き抜き、下唇と舌で尿道を押し込み、ストローで飲み物でも吸うように頭を引いて尿道に残った精液も口へ招き入れる。そうして溜めた精液を口を開いて見せつけてくる。白濁色の液体と透けて見える舌の赤色で股間が固くなりそうだ。
舌を使って精液を掻き混ぜてから口を閉じ喉を動かす。再び口内を見せつけてきた時には白色がどこにも見当たらない。
「えへへ、精液全部飲んじゃいました♡」
この言葉を受け、射精をしたばかりなのにチンコが完全に臨戦態勢になった。
▽▲
「じゃあ、そろそろ怪しまれない様に解散しますか」
「ダメだ。最後にそんなエロい姿見せられちゃ消化不良よ。後一回はお前の口で射精するぞ」
俺の積極性に目を開いて驚いた顔をした。時計を指さして説得してくる。
「一回射精したから次はもっと時間がかかるでしょ。流石に怪しまれちゃいますよ」
「つまりそれって短時間で射精すればいいってことだよな」
「そうですけど、もう顎も疲れてるからさっきみたいには出来ないですよ」
「とりあえずベッドで寝そべってくれ」
しぶしぶ言葉通りに寝そべった。その体を誘導して、体はベッドの上だが頭だけを外に出すよう移動させる。
「真上を見上げるみたいに頭を逸らせ。口から食道までが一直線になるだろ。俺はオナホでも使うみたいに勝手に腰を振るから、茉莉花は口を開けてるだけでいい」
「さ♡流石に死んじゃいますって♡」
言葉だけ見れば拒否をしているが声色がこれから起こることへの期待で甘ったるい音色。道具扱いすると宣言したことでドM心の琴線に触れたらしい。
「取り合えず一回ピストンするぞ。本当にやるかはその後に選択してくれ」
否定も肯定もしなかったが口を大きく開いて突き入れられる準備をした。腰を突き出して口内にチンコが入っても抵抗しない。
苦しめたいわけではないのでゆっくりと突き入れる。彼女自身で迎え入れた限界を超えても余裕があり、そのまま顔と骨盤を密着させることが先ほどより容易にできた。
口はチンコで埋まっているので口呼吸はすることが出来ず、鼻ですることになる。そうなると必然的に鼻先は竿と金玉の境である蒸れる所に埋まり、雄の匂いを否応なし堪能することになる。口から上の部分は見ることができないが、そこへ当たる空気から推測するには必死で吸い込み急いで吐き出している。匂いフェチだったのか空気を積極的に体内へ取り込もうとしているのが分かる。
茉莉花の両手が足を抱え込んでいたが気にせず腰を引く。
「どうだ、イラマチオはできそうか」
「はい♡もちろんです♡」
再び口を開いて迎え入れる態勢を整えた。できるとはいえ、早く射精をして終わらせなければならない為、興奮材料を増やす目的で服をブラ毎まくり上げて胸を露出させる。
ビンビンに乳首が立っており、触って欲しそうに主張をしている。
「さっきみたいに足を抱え込まれちゃ邪魔で仕方ない。両手で乳首でも弄ってろ」
「はい♡」
「あと本当に止めて欲しかったら俺の足を二回タップしてくれ」
命令する前から既に乳首を全力で虐めている。俺の方に手が伸びてくることはなさそうだ。
「じゃあ行くぞ。死ぬなよ」
首が横にズレないよう両手で固定をする。体勢的にはまさにオナホでオナニーでもしそうだが、今からするのは女体を使った性処理だ。
チンコと喉が一直線になる様狙いを定める。表情が見えないので感情が分からないが、乳首オナニーの動きの激しさが性的興奮っぷりを雄弁に語っている。
腰の振り方を間違えない様に口内へゆっくりと侵入する。最奥まで到達すると何も言わずとも口が閉じ、バキュームフェラを始めた。イラマチオオナニーの開始である。
まずは遅い動きで腰を振り、どの程度の動いても外れないのか調べる。この調査時に、えづいた時の喉の動きでかなり気持ち良い事に気付く。
次にある程度の早さで動き、射精感を高める。眼下で行われる公開乳首オナニーと、階下にバレてはいけない両親がいる背徳感、初めてのイラマチオに女の都合を考えずに射精の為だけ考えている状況。先ほど射精をしたばかりなのにもう金玉が重くなってくる。
突き入れるときに喉が内側から少し膨らみ、この両手で握る細い首の中へ自分の一部が侵入している征服感で体が震えるほど感動する。
「男にいいように使われて、乳首を引っ張り上げて貧乳を山型にしてよ、そんなにぞんざいに扱われるのが好きなのかよメス豚がよぉ」
もちろん口にチンコが刺さっているので返事は帰ってこない。だが乳首を摘み上げ、カリカリと引っ掻く指の動きが速度を増すことで俺の言葉を肯定する。
そんなものを見せられては我慢するなんて贅沢は出来ない。最大限最高の射精に向けて全力で腰を振る。視界に入らずとも揺れる玉袋で執拗に鼻先を叩く様を幻視できるほどの勢いだ。
何度も繰り返し喉奥に異物が当たり、口内に粘度の高い唾液が充満している。そのお陰か密着度が高まり、余すとこ無く性器を刺激する。
「奥で射精すぞ、溺れ死ぬなよ」
腰を突き出して根元まで突っ込み射精する。食道へ直接精液を流し込んだことだろう。同時に茉莉花も絶頂したようで、可能な限りエビ反りになってから全身を弛緩させた。だが腰はビクンと跳ねさせて余韻に浸っている。
二回目ということもあり先ほどより早く正気に戻って腰を引く。流石に無理を強いたので、口が解放された途端に咳き込み始めた。体を反転させて仰向けになり、口を手で押さえて大きく咳き込む。背中をさすって咳が収まるのを待つ。
「うう、ごめんなさい。精液吐き出しちゃいました」
やっと喋れるようになったかと思えば謝罪をしてきた。なんのことかと思えば口を押えた手にべっとりと付いた精液の事を言っているらしい。手を傾けても零れ落ちない様子から粘度の高さが伺える。これが喉元に叩きつけられては仕方がないだろう。むしろこの程度に抑えられてことを称賛すべきだ。
部屋を見渡し、ティッシュを発見したので箱ごとベッドまで持ってくる。何枚か取り出して彼女に手渡す。口は右手で覆っていたので左手で受け取ったが、その状態で動きが止まった。
そしてこちらに媚びた視線を投げ、舌を長く伸ばして右手を舐めとった。
「これで全部♡体の中へ入れちゃいました♡」
ふふっ、と妖しく笑って言葉を続ける。
「口が精液臭い♡女は男の性処理道具って♡否応なしに自覚しちゃいます♡」
再び勃起をしてしまったが、茉莉花の頭を軽く小突く。
「もう流石に時間がないから、誘われたって乗らないぞ」
「分かってますよ」
口ではそう言ったが不満そうな気配を隠せていない。多分親が居なければ次はセックスができるのにとか考えているのだろう。俺がそうだから推測するのは簡単だ。
「その状態じゃ部屋の外に出られないだろ。何か外から持ってきて欲しいものってあるか?」
「いえ、大丈夫です。この部屋の中のもの足りてます。取り合えず兄さんはお風呂に入ってきてください。親に怪しまれない様にしてくださいね」
そう言ってから今度こそ、ティッシュで手を拭き始める。それだけ見ていると先ほどまでハードなプレイをしていたのが嘘みたいに思えてしまう。
ズボンを履いても放心して茉莉花の様子を眺めていると、早くしないと怪しまれちゃいますよと言われて部屋の扉に向かって体を押される。扉の前まで押されたら再び片付けるために背中を向けられた。
その背中に声を掛けて呼び止め、振り返った隙に顔を手で挟んで唇を奪う。驚いて動かない彼女の舌先と俺の舌先を接触させる。そこで漸く事態を把握したのか後ろへ飛び去った。
「何してるんですか」
「俺の嬉しい事してくれたから君が喜ぶ事をしたかっただけだよ。いわゆる返報性ってやつだよ」
そう言うと耳まで真っ赤にさせた。だらしないニヤケ顔をしていることに気付いたのか顔を下げて俺を部屋の外へたたき出した。
「別にキス何て今まで数えきれないくらいしてるじゃないか」
「いいから、早く、出てってください」
部屋から出るとすかさず扉を閉められた。もしかしたら怒らせてしまったのかも知れない。後でどう謝ろうかと考えながら自分の部屋へ行き、寝間着を持ってくる。
茉莉花の部屋の方が階段に近い、必然的に自分の部屋に戻ってから階下へ向かえば前を通ることになる。茉莉花の部屋の前を横切るとき、少しだけ扉が開いて話しかけられた。
「さっきはキスされて怒った訳じゃないですからね。ただちょっと嬉しさとか、恥ずかしさで感情が渋滞しちゃって。
もっと後で言おうかと思ってましたけど、今言いますね。二穴責めできるようにちょっとずつアナルを開発してるんです。二穴責めされてる女の子って好きでしょ。いつかアナルバイブを入れながらセックス、絶対にさせてあげますね」
それだけ言うとパタンと扉が閉まった。今から風呂に入るとは思えない位に勃起している。寝間着で股間を隠しながら風呂へ向かうことになった。