※この作品はR-18です。

男の俺は聖女になれませんが……聖女の力を覚醒させるチ××はあります!   作:elly

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第二章  『公開セックス! お嬢様は陥没乳首』 ②

第三話 

「アミーリア!」

 前方からアミーリアの名を呼び、歩み寄ってくる生徒がいた。

(あの人は……)

 ルパートはその生徒に見覚えがあった。

 入学式の司会をしていた生徒会の副会長だ。名前は――。

「カレン!」

 ルパートとアミーリアの前にやって来たカレン・ホフマンに、ルパートは会釈した。

「あら、あなたは……」

「カレン、こちらは――」

「知っているわ。ヘイヴァース家のご令嬢でしょう? クレア・ルイーズ・ヘイヴァースさんよね」

 いかなる感情も入っていない声だった。

「は、はい……そうです……」

 カレンに見つめられると、背筋がぞくぞくした。

 カレンもアミーリアに劣らぬ美貌の持ち主であったが、印象は全く違った。

 笑顔を絶やさないアミーリアに比べ、カレンはただひたすらに無表情であった。

 腰まである艶やかな漆黒の髪は、どこまでも真っすぐで、明るい髪色のアミーリアとは正反対だった――二人が並んで立っていると、まるで光と闇のようだ。

「アミーリア、あなたを探していたの。今すぐ生徒会室に来てもらえないかしら」

「わかった」

 アミーリアはルパートに、

「……というわけだ。私はもう行かなくてはならない。君の調べ物は私にとっても非常に興味深い。何かわかったら教えてくれ」

 と言い残し、カレンと共に立ち去った。

 

 

第四話

 アミーリアと会話できたのは嬉しかったが、重責を担うことになった。

 ルパートは学園長室の前に立っていた。

 アミーリアから手がかりをもらった手前、学園長かマリアに尋ねに行くしかない。

 本来なら、こういった質問は、教師に聞くのが筋である。しかし、ルパートは、担任教師のマリアがどうも苦手であった。

 だから、わざわざ学園長の元を訪れたのである。あの学園長なら、名門ヘイヴァース家の娘を無下にしないだろうというのもあった。

「クレアさん? そこで何をしているの」

 急に背後から声をかけられ、びっくりして振り向くと、そこにはマリアが立っていた。

「え、その……学園長にお聞きしたいことがありまして……」

 マリアは、無表情でじっとルパートに視線を投げかけていた。何のことはない仕草であったが、その美しく整った顔立ちでやられると、えらく迫力があり、余計なことまで喋ってしまいそうな気になる。

「残念だけど、学園長は出張中よ。しばらくお戻りにならないわ」

「そう……ですか。だったらまた出直します」

 長居は無用だ。そそくさとその場を去ろうとした。

「……待って」

 またもや背後から声をかけられた。

「あの、まだ何か……」

 心臓がドキリとした。

「あなたの用事……学園長ではないと駄目なのかしら? 私でできることだったら――」

「い、いいえ! せっかくですが結構です。急ぎの用事ではないので!」

 ルパートは、駆け足でマリアの前から逃げた。

 

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