男の俺は聖女になれませんが……聖女の力を覚醒させるチ××はあります! 作:elly
第九話
「えー、その、だな……俺とローナは男女の関係にあるんだ」
「……と、言いますと?」
「つまりは……セックスしたってことだ……」
「「「はあっ?」」」
一斉に敵意に満ちた視線が注がれた。
「わたくしもバカにされたものですわ。 そんな大嘘誰が信じると思って?」
「嘘じゃないって!」
火に油を注いでしまったようだ。
「嘘じゃないよ!」
見兼ねたローナが助け舟を出す。
「ローナさんまでそんなことをおっしゃるの? わかりました。だったら証拠を見せてください!」
「証拠? どうやって?」
「こほん……」
もったいぶるかのように咳ばらいを一つすると、エレーナはとんでもないことを提案した。
「ここで……わたくしたちの前でして見せて下さい」
「正気か!」
今度はルパートが声を荒げる番だった。
「もちろんですわ。それとも、先ほどのは口から出まかせだとお認めになる?」
腹立たしいことに、エレーナは薄ら笑いを浮かべている。だが、人前で裸になることだって抵抗があるのに、それよりももっと恥ずかしい行為を人前でするなんてもっての外だ。
(この学園から追い出されてもいい。断固として断ろう……)
ルパートが固く決心したときのことだった。
「……わかった。やろう、ルパート君」
そう言ってローナはスカートに両手を入れ、下着を脱ぎ捨てた。
第十話
「ローナ、いいのか?」
「うん……」
ローナはしっかりとルパートの目を見つめた。
ルパートにある考えが浮かんだ。ローナはスカートを履いている。これを上手く利用すれば、フリだけで済むかもしれない……。
ルパートはローナに両手を壁につかせ、後背位の姿勢を取らせた。そして、スカートの端を持ち、下半身を覆い隠した。
これで腰を動かせば、はたから見れば、セックスをしているように見える――そうルパートは考えたのである。
「お待ちになって!」
いきなりエレーナがストップをかけた。
「まだ何かあるのか……?」
もううんざりだった。このばかばかしい茶番をさっさと終わらせて、この三人をさっさと部屋から追い出したかった。
「その……アレを見せていただけないかしら……?」
「アレ?」
「ええ、アレですわ……」
「『アレ』じゃわからないよ。はっきり言ってくれなきゃ……」
イラつきが募る。
「あの、えっと……おち……お×んちん……。おち×ちんを見せて欲しいんですの……」
淫語を口にするエレーナの顔は、羞恥で真っ赤になっていた。それを横で聞いている取り巻きの二人も、顔を真っ赤にしている。
「あ、あ、あの……こ、これは、その……確認ですわ。あなたが本当に男性であるかどうかの……それ以外の意味はありませんわ!」
興味本位で見たいと言っているのはわかっていた。
――これは利用できる。
恥じらっているエレーナを見て、困らせてやりたいというサディスティックな気持ちが沸き上がった。
「いいよ。ただし、ちょっと手伝ってくれ」
「手伝う?」
「ああ。チ×ポを勃たせてくれ」