※この作品はR-18です。

男の俺は聖女になれませんが……聖女の力を覚醒させるチ××はあります!   作:elly

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第一章  『聖(性)なる力目覚める!? 幼馴染とせがまれエッチ』 ⑥

第十一話

「私ね、娼館に売られたの」

「‼」

 ローナの衝撃の告白に、ルパートは絶句した。

(娼館? それって娼婦ってことか……? いや、娼館の下働きって可能性も……)

 どうしてもローナが娼婦をやっているところが想像できない。

「どうしてそんなことになったんだ……?」

「うん……。うちのお父さんね、事業に失敗して借金抱えちゃったんだ……ぐすっぐすっ……」

 最後の方は涙声になっている。

「ごめん……そんなことになっているなんてちっとも知らなかった……」

 ローナが大変な目に遭っていたのに、何も知らないでのん気に暮らしていた自分が憎い。

「お客さんを取らされる直前に、この学園の入学許可をもらって……せっかく今の生活から抜け出せると思ったのに……ひっくひっく……」

「ローナ泣くな。俺が何とかしてやるから……うちで働けるように父さんと母さんに頼んでやるよ、なっ!」

 我ながらいい考えだと思った。

「それは無理……」

「何でだ? うちの両親だってローナのことは知ってる。昔の知り合いが困っていたら、助けてくれるに決まってる!」

「お父さん……事業を始めるときに、ルパート君のご両親からお金を借りているの……借りたお金も返せないのに、雇ってくれなんてとてもお願いできない!」

「あ……じゃ、じゃあ、身請けするってのはどうだ……?」

「そんなお金どうやって用意するの……?」

「それは――」 

 両親から借りる――と言いそうになり、即座にそれは無謀だと気がついた。

 

 

第十二話

「ありがとう、ルパート君。でも、もういいの……」 

「もういいって……諦めるなよ! もっと考えよう、そうすれば――」

 自分でも無責任なことを言っていると思った。

(ローナを連れて逃げるか……?)

 ふとそんな考えが頭をよぎった。

「あのね、ルパート君。お願いがあるの」

 突然、ローナが話題を変えた。

「お願い?」

「うん……その……私の処女を奪って欲しいの」 

「えっ! そ、そんなこと……出来るわけないだろ!」 

 ルパートは激しく拒否した。なぜなら、処女を失うことは、完全なる<聖女の力>の喪失を意味するからだ。

 この場でルパートと関係を結べば、ローナは退学になり、娼婦となることがすぐに確定する。

「ルパート君、聞いて。遅かれ早かれ私は<聖女の力>を失うの。このまま娼館に戻って、好きでもない男の人とそういうことをするのは嫌なの……せめて最初のときくらいは、自分の決めた人と……だからお願い……」

 ローナはまた泣き出した。

「ローナ! わかったよ。俺でよければ……」

 

 

 まさかこんなところで、幼馴染とヤることになるとは思わなかった。

「ルパート君、初めて?」

「うん……」

「そっか……ごめんね。こんなことになっちゃって……」

「いや、いい。ローナに比べれば大したことない。俺に出来ることはこれくらいだからな」

 ローナの負担にならないよう、努めて明るい調子で言った。

「じゃあ、脱ごうか……」

 ルパートとローナは、お互い背中を向けて全裸になり、ベッドに潜り込んだ。

 

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