※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D 逆襲のドライグ(笑)   作:くまたいよう

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 多少流れが出来てきたな回。


一誠、細やかな勝利です

(イッセー、待ってて・・・・)

 

 意を決して、一誠の部屋に向かうリアスは考えも何もあるワケではなかったが、自分の想いだけは伝えて置かなければならないとしていた。

 

『このままでは、何処かに行かれてしまう』

 

 ライザーの件から、一誠が頼り甲斐が増して来たが、悪く言えば一対一で戦ったと仮定した場合、勝ち目が無くなって来ている。模擬戦とは言えサイラオーグと正面からあれだけ戦える自信等、自分には無いと理解している。

 

 もしも・・・・と考えた可能性に身震いした。

 

 せめて、何処にも行かないで欲しい。ずっと自分の傍にいて欲しいとして、彼の部屋の前に辿り着いたリアスが見た光景は?

 

「部長!」

 

 扉の前にいたメンバーの中で、ゼノヴィアが慌ててリアスに駆け寄って来た。何事かと思ったリアスは、何やら一誠の部屋のドアに厳重な結界が張られていたのに気付いた。

 

「あ、あの・・・・状況と言われた事をそのまま伝えますね?イッセーさんの左腕が何かおかしいから、朱乃先輩が見ていたら?途中からこうして、リアスお姉さまが来たら中に入れるようにと・・・・他の人達は外に散って警戒しています」

 

「わ、わかったわ!」

 

 アーシアの説明にリアスは即座に思い当たる事があったので状況がわかった。一誠が初めて禁手に至って以降、神滅具を宿した左手が龍のものと化して危険な力の侵食が進んだので、自分と朱乃が過剰に出てる気を吸い出してあげていた。それが今、何かしらの影響を出していると判断したのだ。

 

 扉を開け、平静を装いながら閉めるリアスが目の当たりにしたのは?ベッドに座る一誠と?

 

「い、イッセーくぅぅん・・・・ちゅぅぅっ、んん、むうぅぅっ」

 

 一誠の膝元に跪くようにして左手の指先を夢中で吸っている朱乃、甘い吐息を漏らしながらひたすら吸い付き、息継ぎするように口を離して、舌を這わせて、唾液が溢れる気に混じって微かに光って、それを舐め取り、嚥下する姿にリアスは既視感があった。

 

(わ、私も・・・・あんな、風に?)

 

 そう、眠っている一誠の男性器をひたすら味わってしまった時の自分を何度か想像したが、今の朱乃がそれに重なっていた。いけないと感じて、先ずは一声を掛けた。

 

「ふ、二人共?」

 

「ぶ、部長?」

 

「っ、リ・・・・ア、スっ」

 

 

『遅かった』

 

 

 リアスは最初に一誠の男性器に触れて、口や胸でひたすら味わった時、何かの妖気のようなものが出ていて自分はそれに当てられたのだとしているが、言い訳になるし、それを考えてはいけない理由があるので言えなかった。それらしく言う事を選んだ。

 

「何か、幻惑とかそういう妖気が出ているようね?先ずはイッセーには悪いけど、我慢してもらっている間に相談出来そうな相手を考えましょうか?」

 

「リアス?・・・・勘違いなさらないでね?わたくしは、それで良いと思ってますわ」

 

「えっ?」

 

「イッセー君の左手からの魔力が過剰に出て、何かで気を逸らせませんか?としたら、何やら『淫術』と言いましたかしら?そういうのに使える気・・・・『淫気』とでも言うべきもの?が出てしまっていると気付きました。けど、将来その程度の弊害は出る危険は想定していたのではないかしら?」

 

 言われてみたら、その通りだと感じる内容、赤龍帝の代々養った力と一誠のスケベ心からして、女を淫らにさせる力の一つ二つ唐突に来てもおかしくはない、恐らく一誠もそう言われて成すがままにされているのだろうとしてリアスの出した答えは?

 

「そ、そうね・・・・なら、私もやるわね?朱乃だけでは荷が重そうだしね?」

 

「ふ、二人共・・・・わわっ!?」

 

 基本的に自分が上とする態度だが、朱乃は動じない、火花を散らす二人から逃げるように後退る一誠だが、捕まって押し倒されてしまった時、『ソレ』に気付かれた。

 

「・・・・っ!?」

 

「あら・・・・あ、ら♪♪」

 

 余裕を気取っているが、朱乃は気圧されている。今まで敢えて目を逸らしていた部分の狂暴さを滲ませる膨らみに、それを見て取ったリアスは?

 

「ふふ、男の・・・・子?だから、仕方・・・・ないわね?辛そうだから、スッキリ・・・・させ、て・・・・あげ・・・・ましょうか?」

 

「ぶ、部長?」

 

「私にも、知識くらいはあるのよ?男は、そのままなら・・・・辛いんでしょ?朱乃は下がってなさい?」

 

「あら?それくらい、わたくしも・・・・」

 

 内心での動揺を隠しながら余裕ぶり、自分優位を示そうとするリアスだが、朱乃は敢えて予想外な行動に出た。一誠の半ズボンを強引に下にずらしたが?

 

「「ひっ・・・・ぁあああっ」」

 

 リアスは以前と似たような悲鳴を朱乃と一緒にあげてしまう。僅かにサイズが大きくなっているだけではない、内包する気がリアスが最初目の当たりにした時より高まっていた。

 

「ふ、二人共・・・・すみません、一人で何とかしますから・・・・」

 

「・・・・」

 

「あ、朱乃っ!?」

 

 朱乃は自分から片手を添えて、感触を確かめていた。まるで、生まれたての赤ん坊の頬に触れるような優しい流れと仕草だった。

 

「固い・・・・ですわね、それに・・・・籠手とはまた違って筋肉とは違う弾力のような感触が・・・・」

 

「は、離しなさいっ!これは私・・・・の・・・・っ」

 

「あら?何故・・・・っ、やはり既に初体験は済ませたのですね?」

 

 暴走した小猫にショックを与えられた時と同じような言われ方故にリアスは多少冷静になれた。

 

「ふふ、ライザーとの件でイッセーは断言したでしょ?『リアス・グレモリーの処女は俺のもの』って?なら、済ませてるか関係無しに?これは私の為にある・・・・だから、私のものも同然でしょ?」

 

「ぶ、部長・・・・っ」

 

 リアスもイッセーの『ソレ』を優しく手を添えた。やはり以前より伝わる熱が違う事に赤面してしまうが、自分なりに上手く言えた事に満足感を抱いていた。

 

「あらあら?『正妻』気取りですか?知りません?日本の武将には正妻に子供を産ませずにいた一方で、他には大勢産ませ、その中でも元々結婚式前から寵愛第一でいた女性の子供しか重用しなかった御方もいるのですよ?」

 

「な、何ですって!?この私がそんな存在だと言うのっ!?」

 

 一誠のものをお互い片手で握りながら危険な魔力を散らす二人、このままでは部屋も危ないが、握られているものが?と、危機感を抱いた一誠は?

 

「『洋服崩壊』(ドレス・ブレイク)!」

 

「「えっ?」」

 

 二人は呆気に取られた。実は、以前に不可抗力で受けた事はあるが、その時とは様子がまるで違うとしながら床に弾かれ、一誠の左手から伸びた魔力の鎖らしきものに、両方の手首を後ろ手に拘束されたと理解した。

 

「・・・・喧嘩、しないで下さい・・・・」

 

「い、イッセー?」

 

「イッセー君・・・・わたくし・・・・達は、その?どちらかがスッキリさ『喧嘩しないで下さいと言ってるんです!』」

 

「「は、はい・・・・っ!」」

 

 技の余波で飛ばされ、ベッドに腰掛けるイッセーの足元に、二人は後ろ手に縛られて全裸で跪く図になり、完全に主導権を握られている。これでは?

 

(て、貞操帯をつけられた時と同じ?私・・・・イッセーに気圧され・・・・て)

 

(お、怒られてますの?わたくし・・・・イッセー君に?)

 

 暫く、三つ巴に沈黙して・・・・先に動いたのは朱乃であった・・・・思考する事柄が少ない分、動ける要素はあるのだ。

 

「イッセー君、喧嘩して・・・・申し訳・・・・ありません、つい・・・・」

 

「あ、朱乃?」

 

「リアス、事情も何を思っているかも、お互いわかりませんから、それを話し合うにしても?先ずは魔力出すような喧嘩をしかけた事を謝るべきですわよ?部屋の中を荒らしたら、例えば一誠君のゲームやプラモデルとかを壊してしまったかもしれなかったのです」

 

「そ、そんな・・・・」

 

「・・・・」

 

 一応、朱乃の方に道理はある。だがリアスは、主としての意地を出してしまっていた。その僅かな時間で次の展開が決定してしまった。

 

「イッセー君、喧嘩したお詫びに・・・・わたくしは、今日はただ宣言通りに致します。このまま、イッセー君の・・・・男性器を、その・・・・お慰め、しますわ」

 

「何を言って・・・・っ」

 

 朱乃は、そのまま一誠の男性器の先端に口付けをした。淫気に当てられている部分があるのはリアスからしても明らかだが、それ以上に?

 

(あ、頭がくらくらして来ますわ・・・・これが、淫らな・・・・な、何と言うのでしょう?・・・・けど、わたくし・・・・自分から、勇気を出せて・・・・ますわ)

 

 チュッ、チュムッ!と、生々しい水音が響き始める。朱乃が何度も口付けをし始めて響かせる音、はしたない事をしている以上に自分から歩み寄れた。実は一番弱気なのかもしれない事を薄々感じていた朱乃の劣等感を満たしていた。

 

 一方で膝立ちで震えるだけのリアスは涙を流していた。眠っている間にではなく、一誠が起きている間にしてあげたい事を先取られてしまった事と、イッセーがただ朱乃を冷たさすら滲ませた目で見下ろすのみだったのが信じられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

(ほう・・・・意地も何もかなぐり捨てたか、それもアリだな)

 

 状況を見守るドライグは朱乃の決断に関しては別に関与はしなかった。元々、ギリギリのところではリアスより朱乃の方が早く決断出来るとしていたのだ。

 

(さあ、どうするリアス・グレモリー?お前の決断はどんな種類のものかな?とにかく、おめでとよ相棒?あの二人にある意味『勝った』ぜ、後で喜びな)

 

 一理ある。リアスと朱乃の喧嘩を強引に止める等は以前の一誠なら、到底不可能だったのだから。




 後の事はさておき?あの一誠が、二人の喧嘩を止められたの回。
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