花びらが閉じた後。
出口の無くなった白い花の中に僕は捕らわれていた。
触手たちに囲まれて、触手たちに縛られて、身動きは出来なかったけど、雌しべとして扱われる自分が、これからどんな風に犯されるのかなって、ぼんやりと考えただけで、仄暗い興奮が胸の内に灯っていた。
胸元に入り込んだ触手の一本が、吊り上げるように服を持ち上げていく。
背中が浮き上がる。胸元からおヘソの上に先端をのぞかせて、干された洗濯物みたいに身体が持ち上がると、何処からかビリっと布の破れる音がした。
まるで、何かに溶かされたみたいに呆気なかった。
狼の牙でも防げるくらい頑丈なベストが、ボロボロと崩れ去る。残った上着は、ボタンを千切るまでもなく解けて消えて、晒された僕の体には、花の雄しべが、そんな形をした無数の触手達が絡みついてくる。
ビリビリと、身体のあちこちから聞こえてくる音。
ズボンもパンツも、ずらされて、脱がされて、広げられた足の間で伸び切ると、その残骸を片足に引っ掛けたまま役目を無くす。
ぼぅっと、ぼぅっと、その光景を眺めてしまう。
晒された自分の体に、犯されそうになっている自分の身体をただ眺め続ける。
絡みつく触手におっぱいを絞られ、おへそをほじくられ、良くもわからないお花の化け物に、女の子を奪われそうになっている。
だって言うのに、湧いてくる感情は、怒りでも、恐怖でもなく、興奮と期待でしか無かった。
琥珀色の蜜に浸った身体は熱くなり、敏感にさせられた肌はきっと、何をされても気持ちよく感じてしまうんだろう。
開かれた足の間に、一本の雄しべが近づいてきていた。
先端に実る果実は、今までの物よりも大きく、続く触手の部分は更に太い。
今から、アレに犯されるんだ。
ゴクリと喉が鳴る。甘い果汁の残り香に、ゾクリと興奮が重なってしまう。
甘い匂いに理性を溶かされながらも、僕の中には確かにそれだけがあった。
気持ち良くして欲しい。
無数の触手に、自分の女の子を捧げようっていうのに。その快感を想像しただけで息が詰まりそうになる。
「はぁっ、はぁっ、ぁぁぁっ、あ、はぁぁっ…っ!」
熱い吐息を繰り返し。まだ何もされてない内から身体を震わせてしまう。
ぷちっと、ぷちぷちっと音がする。
細い触手たちが勃起した乳首に巻き付いて、きゅぅきゅぅっと締め付ける度に、先端に実った果実が一つ、また一つと弾けていた。
ぷちっと、ぷちぷちっと、潰れた果実から白い汁が流れ出す。
それはまるで母乳の様だった。触手たちに乳首を弄られ、甘い興奮に胸が痺れていく。
ぷちっと、ぷちぷちっと、繰り返される度に、本当に僕の胸からおっぱいが滲んでいるんじゃないかって思えてくる。触手に締め付けられて、おっぱいを滲ませて。屈辱的なくらいに恥ずかしいのに、でもそれが堪らなく気持ちよかった。
白い汁が、流れる母乳が、増えれば増えるほどに快感は強くなる。
痛いくらいに高まる快感。甘い痺れが、その興奮が、乳首の先に押し込められて、それは一気に弾け飛んだ。
「あひっ…♥ いっ、ひゃっ、あっ、あ、あ、あ、ぁぁぁぁっ…♥」
びゅぅっと、乳首の先から白い汁が吹き出した。
頭の中が真っ白になり、情けない声を上げながら身体を震わせる。
イッちゃった。イッてしまった。
乳首だけで、乳首を虐められただけでもう、僕の身体は絶頂を受け入いれる程に弱くなっていた。
乳首の先を固くして、その先をビクビクと震わせながら、白い汁を流し続ける。僕のじゃない、僕のおっぱいじゃないのに。でも、こうして眺めている分には、本当に自分が母乳を流しながら絶頂に達してしまうような、エッチな女の子にしか見えなかった。
ぷち、ぷちっと、果実の潰れる音は止まなかった。
僕におっぱいを流させただけじゃ満足出来なかったのか。
お腹を撫でていた触手の先端が、おヘソの窪みに入りこみ、中をほじくり返してくる。行き止まりのその穴を強引に掻き回し、やがて膨らんだ先端が、ぷちっと潰れると、窪みから白い汁が溢れてくる。
ぐっちょっ、ぐっちょっと、おヘソに溜まった汁が掻き回される。代わる代わるに、次の触手が入り込んでくると、膨らんだ果実がおヘソに溜まった汁を押し出して、ぐっちょっ、ぐっちょっと、また音が聞こえてくる。
性器でもなんでもない。
男の子にだってある、ただのお腹の窪み。
だって言うのに。
白い汁の溜まった窪みを、触手の先にほじくり返されると、お腹の中を直接くすぐられたような刺激に身悶えてしまう。
鋭い快感が股間を疼かせ、一瞬、身体が強張ってしまった。
だってそれは、この感じは。恥ずかしくってお腹に力を入れる。
繰り返される鋭い刺激が漏れ出さないようにと、太ももを寄せてしまう。
でも、縛られた足は内股になるのがせいぜいで、どれだけお腹に力を入れようとしても、全身を覆う快感の前に我慢なんて効かなかった。
触手にぐっとお腹を押され、いよいよと、溜め込んできたものが漏れ出してくるのを止められなくなる。
「や、あ、おへそ弄るの、やめ…あ、あ、いぅ、でちゃっ、だ、ぅぅぅぅっ…!」
ふわっと、温かい液体が僕のお股を濡らしていた。
愛液じゃない、エッチなものでは決してない。
ただただ普通に、そうするように。
だけど、一度達したばかりの僕の身体は、普通におしっこを流しただけで、ビクビクと腰を震わせてしまう。いつまでも終わらない放尿に、いつしか快感が混ざり込み、お股を濡らすおしっこの温もりでさえ気持ちが良い。
「あぁぁぁ、ぅぁぁぁぁ、ぁぁっぁあぁっっ…」
とまって、とまって、とまって…。
言葉が声にならず。だらしなく開いた口から快感だけが流れていく。
「あひっ…♥」
声を上げ、体が震えて、一瞬強張った身体がお腹を縮ませた。
びゅっと、ちょろちょろと流れているだけだったおしっこが、勢いを増して飛び出てしまう。
気持ちが良かった。
恥ずかしいのに、でも止められない。受け入れる快感は想像がついても、吐き出すことは全然分からない。
もしかしたら、男の子の射精ってこんなに気持ちが良いんじゃないかって。想像して、想像しながらおしっこを流し続けて、股間から流れ出る快感が一気に大きくなると、僕はお漏らししながら絶頂に達してしまっていた。
「はっ、あっ、あ、んっ、ひゃっ、ぁぁぁぁ…♥」
最後にちょろっと、残っていたおしっこが漏れると、全身をさざ波のような快感が撫でていく。
ようやく放尿が止まった頃には、僕の頭の中は真っ白だった。自分の中から全部が流れ出てしまったような快感に、フルリと体を震わせて、その刺激にすら快感を受け取ってしまう。
こんな恥ずかしい事で感じて、気をやってしまって。もう、女の子だとかいう前に、人としてどうかしていた。
落ち込んで、塞ぎ込めたらまだ楽だったろう。
仄暗い快感だった。
落ち込めば落ち込むほど気持ちがいい。
もうそこにしか逃げ場はなく、真っ当な理性なんて快感の邪魔になるだけ。
今はただ、白い花に捕らわれて、雄しべたちに犯される以外、僕には何も…。
なんの前触れもなかった。
突然の事に「へ?」とバカみたいな声さえ出していた。
おしっこを漏らしながら、絶頂を繰り返す。与えられる快感に呆然としていた僕の割れ目を、太い雄しべが舐めあげると、開いた割れ目の中へ一気に押し込まれる。
「んはっ! あ、やっ、だっ…おく、ふか、あ、はぁはぁはぁ、っん、ひぅっ!!」
強い刺激に背中が反り返る。堪らず腰が浮き上がってしまった。
僕のお腹の深い所、子宮のある大事な場所。
次の瞬間には、太い雄しべが奥にまで入り込み、強引に僕の入り口を開き切ると、刺激を求めて動き出していた。
先端を押し付けるように、さらに奥へと入り込むように。
一番深い所で種を植え付けようとして、繰り返された抽挿とともに、先端に実った果実が膨らんでいく。
太くて、長い。どこまでも届いてしまいそうで、それが怖い。
人のものじゃ絶対に届かない刺激に、壊れたように腰が震えてしまう。
「いっ、つっ、や、ぬい、てっ、ぬいて…僕から、で、ってって…やぁっ♥」
本能的な恐怖。強い刺激に痛みが呼び起こされ、一瞬だけ戻った理性も、続く快感に忘れさせられた。
自分でも触りようの無い場所を責め立てられて、おちんちんですら、きっと届かないような場所まで犯されて、痛いはずなのに、苦しいはずなのに、すでに興奮に興奮を重ねた身体は、やっぱり何をされても気持ちが良い。
お腹が締まり、きゅぅっと雄しべを締め付ける。
与えられた刺激に、素直に反応を返してしまう。
突き上げられ、責められて、雄しべの先端が実る程に、お腹の中で快感が膨らんでいく。
唐突だった。遠慮もなにもない。
僕に種を植え付けるためだけの行為なんだから尚更だ。
どすっと、お腹を叩かれた様な衝撃に目が回る。
ブチッと何かが潰れ、お腹の中が重たく感じると、雄しべと、割れ目の隙間から白い液体が流れていくのに気づく。
「あ、あぁぁ、はぁぁっ、ふぁっ、あ、や、これ、これこれこれ…んぅぅ!!」
ガクガクと、震えていた腰が跳ね上がり、甘い痺れが全身を駆け抜けた。
あの甘い汁を、雄しべが溢す精液を、直接お腹の中で弾けさせられる。
快感の塊を一番敏感な所へ落とされて、全身が色めき立った。
意識が飛び、うわ言を繰り返していた喉が絞られ、鼻をつくような嬌声が花弁の中を賑わせる。
まだイッてるのに、イくの終わってないのに。
僕の興奮を助長するように、乳首が責め立てられていた。
ゴシゴシと勃起した乳首を扱かれながら、時折締め付けられると、絡みついていた小さな雄しべの先端が、プチプチと潰れては白濁液を流していく。
繰り返される刺激に、乳首が甘く震えだし、子供の様に首を振ってそれに耐える。
絶頂に、絶頂を重ね、乳首を絞られてまた達する。
だらだらと、おっぱいの膨らみから滝のように流れ落ちた白い汁が、僕の身体を汚していく。
ズルリ…。
割れ目の中から雄しべが抜け、別に雄しべが入り込むと、再び抽挿が再開される。
休む暇なんて無かった。
興奮に身体が慣れるなんて無い。
犯されて快感を感じて絶頂に達する。
絶頂に達した身体は感度を上げながら、きゅぅっと、お腹の奥で雄しべを締め付けた。その拍子に膨らんだ果実が音を立てて潰れると、僕の子宮が白濁液で溺れていく。
繰り返し、繰り返し、代わりばんこに僕の中に挿ってくる雄しべたち。
後何本? あと何回? 数える余裕さえも無くなっていた。
「あ、ひゃっ、ちがっ、ちが…そこ、おしり、ぼくの…あ、ひゃふっ…」
初めての刺激に変な声が出た。
身体を這い回っていた触手の一本が、お尻の穴に気づいたように僕の中へと押し入ってくる。
そんな事、そんなとこで、孕んだりなんかしないのに、そこで子供は出来ないのに。
でもそんな事すぐにどうでも良くなって。
慣れない刺激に身体が悦んでしまう。
お尻を犯される。僅かに生まれた忌避感、その興奮は強い快感へと変わって、僕を絶頂へと追いやった。お腹が締まり、お尻が窄む。膨らんだ雄しべの先端が穴の中で潰れると、ドバっと重たい快感が、お腹の中に、お尻の中に広がっていくのが分かる。
前から、後ろから、雄しべが引き抜かれ、次の雄しべが入り込む。
「あぁぁぁっ♥ はぁぁ、ふわっ、ふぅふぅ、やっ、んっ、おし、り、が、ぁ、ぉぁっ、ふぁ、あぁぁ、だ、んふっ…やぁ、ふぁっ♥」
言葉が、声が、形にならない。興奮を、快感だけを口にして、それだけで何も分からなくなっていく。
お腹の奥に、雄しべが届いてる。
おヘソの真下。外から見ても分かるくらいに、雄しべの先端が膨らんでいく。
おヘソの穴をほじられる。先端を押し込まれ、ただでさえ一杯だった子宮が外から潰されると、目の前が真っ白になった。
中で膨らんで、外から押される。お尻の穴も犯されて、子宮の裏側からも刺激されてしまう。
しまいには、口の中にまで雄しべが入り込んでくると、嬌声を上げる事さえ出来なくなった。
「んぅぅぅぅっ、んはっ、ちゅっ、ん、やっ、はぁっ、んんぅぅっ」
途切れ途切れに息を吸い込み、膨らんで、塞がれて、それさえも難しくなる。
中から、外から、内側から、赤ちゃんの部屋を刺激され、女の子を犯されて、でもそれが気持ちよくってどうにもならない。
やめて、やめて、やめて欲しい。そんなにさられた、僕、本当に壊れちゃう。
そんな事はお構いなしに、雄しべたちは僕を取り囲み、中にも、外にも、執拗に白濁液を弾けさせた。
確実に種が実るように、深い所に植え付けて。
快感に満たされた僕の身体は、赤ちゃんの元を作り出そうとして熱を上げていく。
快感に快感を重ねられて、何度も絶頂に達してしいた。ブチブチと僕の中で、割れ目の奥で、赤ちゃんのお部屋で、お尻の穴で、口の中で、潰れた雄しべの先端から溢れた白濁液が、僕を真っ白に染めていった。
意識が遠のく、快感に全て流されていく。
雄しべに犯されて気持ちよくって、お腹の中で種が実っていくのが幸せで。
ガクガクと腰が震えだした。何度も感じた強い絶頂に背筋が反り返る。
腰が落ち、深い所で雄しべを受け入れる。それはもう、本能的な動作でしか無かった。
スイッチを入れるみたいに乳首を絞られ、白い汁を零しながら、絶頂を感じた身体に力が入った。縮こまった下腹部に押し込まれる子宮、おしりの穴が小さく窄まると、高鳴った快感と一緒にパンっと弾ける。
ドバっと溢れ出した白濁液が、下腹部を、お腹の奥を重たい幸せで埋め尽くし、底なしの快感が僕を引きずり込んでいく。
「ん、ひっ。んっ、かっ、はぁぁぁぁぁっ、やっ、ぁぁぁぁ…ぃぃっ」
口から白濁液を流しながら快感を叫ぶ。
今にも飛びそうになる意識の中、きゅっと胸が締められた。
プチプチとした刺激が、乳首を沸き立たせる。目眩がするほどの気持ちよさに、白濁液を流しながら声を上げてしまう。
終わらない。終わらない。
絶頂を感じながら、自分が壊れていく。
僕はただの雌しべで、雄しべを受け入れて、感じるだけのモノに変えられていく。
でも、気持ちがいい、それが気持ちよくって幸せで。
ピシっと、自分の中に罅が入る音がした。
それは一気に崩れ去り、僕の意識は何も掴めないまま、何処かへと落ちていった。
ー
なんで? どうして? それが分からない。
気づけば ほとんど裸のまま、深い夜の森の中を、ボロボロの身体を引きずって歩いていた。
あれから何日経ったんだろう?
でも、それを何処から数えて良いのかも思い出せない。
帰巣本能って言うのだろうか。
そんな状態ですら、なんとか家まで帰り着いた僕は、疲れ切った身体をベットの上に放っていた。
「はぁっ…はぁっ…からだ、あつ、なんで…どうして、僕…変に、ひゃっ♥」
飛び出た嬌声を慌てて飲み込む。
身体は泥のように重たくて、もう何もかも投げ出して眠ってしまいたいのに。
絡みつくように自分を抱きしめた両手が、意志に反して自慰を始めていた。
「こんなの…こんなに…なん、でっ、僕…あっ♥」
無理だ。無理だ。我慢ができない。
何処を触っても気持ちがいい。興奮で固くなった乳首に触れるだけでも達してしまいそうになり、女の子の部分を慰めようとしただけで、ジクジクとした疼きに襲われた。
ぐちゃり、ぐちゃりと…。
割れ目を弄り、指で中を掻き回している内に、自分のものではない何かの感触に気づく。引き抜いた指の先には、白く粘ついた何かが張り付いていた。
「え、なに…これ、僕…どうしちゃって。い、つっ…!!」
それに気づいた途端、僕のお腹の中に痛みが走った。
モゾモゾとおヘソの下で何かが蠢いている。
膨らんでいた。
まるで子供でも孕んだみたいに、僕の下腹部は膨らんでいた。
その膨らみは、僕の身体から降りようと、下へ下へと向かって、膨らんだ肌を波打たせる。
「いっ、たぁ…やめ! うごかな、いっ。や、やぁ…なんで、ぼく…これ」
お腹の内側から、身体を広げられる感覚に怖気が走る。
その痛みは深くに根付いていた。
お腹の奥から触手のように伸びて、絡みつき、自分の身体なのに、だんだんと言うことが効かなくなっていく。
足を開いて、息んでしまう。
何か、僕の中から出てこようとしている。
膨らんで、大きくなってて。
それを手助けしようと動いた指先は、おっぱいと、クリトリスを刺激して、乱暴な自慰を繰り返させてくる。
じわり、じわりと、量を増す愛液。
だらり、だらりと、穴の向こうから白濁液が流れてくる。
潰した乳首の先が指先を濡らし、その白い液体が母乳だった事に気づいてようやく、僕は、自分が妊娠させられている気づいてしまった。
「あ、あ、ぃ、ぁぁぁぁぁ。いや、いやぁぁっ!! 僕、僕っ、いやだ、こんなの、なに? なんで? 産みたくない、産みたくないっ。嘘だ、ぜったい、ちが、やめ、やめっ、でてこない…で、たすけっ、たすけてよ。と、れや…。あ、あぁぁ、やだぁぁぁぁっ!!」
それは、好きだった男の子の最後の姿。
それは、雄しべたちに無惨に犯される自分の姿。
さっきまで忘れていた記憶が一気に蘇り、半狂乱になって声を上げる。
種を植え付けられて、放たれて、むざむざ村にまで帰ってきてしまった。
出てくる。出てくる。
嫌なのに、自慰の指が止まらない。息んだ身体の奥から、何かを押し出そうとしてしまう。
痛みは快感に代わり、割れ目から溢れた愛液が潤滑剤となる。
指で乳首を弄る度、快感の波に合わせて母乳が滲む。
おヘソの下の膨らみが、ゆっくり、ゆっくりと動いていく。
女の子の部分。割れ目の筋が広がり、何かの先端が顔を覗かせた。
「ひぃっ、ひぃっぃ。やだ、やだ、僕…こんなの、絶対に。あんな、あんな化け物生んじゃったら、みんなが、だめ…でて、きちゃ…あ、あぁぁぁぁっ」
ゾクリと身体が震え上がった。
快感が一気に高まり、絶頂に達してしまう。
きゅぅっと、お腹が締まる。丸みを帯びた何かの先が顔を出す。
お腹の奥から花の種が押し出されてくると、開いた割れ目は、太い雄しべで犯された時よりも、広く、深くに広がっていく。
「はひっ♥ あ、はぁはぁはぁっ! んくっぅ、でちゃ、や…だ、もう…」
強い絶頂の後の快感が、僕の身体から力を奪っていった。
必死に力を入れていた下腹部が、緩み、解けて、閉じようとしていた足が開いていく。
ボトリ…。
半分を越えれば呆気なかった。一番太い部分を通り抜けた花の種が、僕の穴の中から押し出されてくる。
それはベットの上へと転がって、一本、二本と、蔦が根を張ると、瞬く間に芽吹いた種は、その触手で僕の身体を絡め取っていった。
「もう…やめてよ。これ以上、僕から…何を、奪うっていうの…」
好きだった男の子も、自分の女の子も奪われて…。
蔦の根が肌の上を覆っていく。伸びた触手たちが僕の身体を這い回り、それは一斉に乳首に向かって殺到してきた。
「あっ…♥」
遠のいていく意識の中、僕が最後に感じた感覚は、真新しい快感だった。
生まれた子に母乳を与えて、更には絶頂に達してしまうような いやらしいお母さん。
そんな自分の姿に笑いをこぼしながらも、僕にはもうどうする事も出来なかった。
コンコンと、扉を叩く音がする。
「ハナちゃん? 帰ってるの? あの…うちの子は、トレヤと一緒じゃ」
「あ、だめ…こない、で…」
手を伸ばそうにも、触手に絡みつかれた身体は動かない。
声を上げようにも、快感に掠れて言葉にならない。
乳首に強い快感が走る。
まるで小さな花の様に開いた触手の先端が、僕の乳首に吸い付くと、閉じた花びらの中で細かい触手たちと一緒に責め立ててくる。
ジワリ…。
母乳が滲み、快感の絶頂の共にそれは噴き出すと、僕は声を上げて鳴いていた。
「あひゃっ♥ あ、あ、あ、あっ、だ、にげ、おねが、あぁぁぁぁっ!!」
その嬌声は扉の向こうまで聞こえてしまったんだろう。
ドンドンと扉を叩く音が強くなり、向こう側から焦るような声が聞こえてくる。
「ハナちゃんっ!? ハナちゃんっ、ねえ、大丈夫? ドア、開けるわよ?」
ガチャリと、扉が開かれる。
入り込んでくるランプの明かりに照らされた人影に向かって、触手たちが一斉に襲いかかる。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
トレヤくんを助けられなくて、こんな化け物持ち帰っちゃって。
「いやっ! なにこのっ化け物っ!! はなしっ、ハナちゃんっ、たすけ、いやぁぁぁっ!!」
悲鳴が聞こえる。
でも、僕には何も出来ないまま、彼女が僕と同じ目に合っていく姿に、少しだけ興奮を覚え始めていた。