※この作品はR-18です。

ケモミミの女の子+異種姦ときどき おねショタ   作:霧里

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トレヤくん…(Hシーン1

 

ドキン、ドキンと、触れ合った肌の向こうから強い鼓動が伝わってくる。

その胸の、その柔らかさに気づいた瞬間。コハナの興奮が移ったみたいに、俺の胸の内からも、強い興奮の音が響きだしていた。

 

「あの…俺、あっ…ハナ、え…んっ」

 

唇を塞がれた。

 

首筋に触れた時よりも柔い感触に心が奪われる。

 

何か言おうとして、でも、急に近づいてきたコハナの顔を見ていられなくて、慌てて瞼を閉じてしまった。

 

バカッ、急に何すんだっ、離れろよっ。

 

言いたいことは山ほど合った。反射的にコハナの体を引き剥がそうともした。

いつものやり取り。子供扱いされたくなくて、悪態をついた事も少なくはない。

 

その度に言われるんだ。困ったような顔をして「ごめんね」って。

そんな事が言いたかった訳じゃない。そんな顔をさせたかった訳じゃないのに。

 

「あはは…ごめんね、急に。キスだなんて、ビックリしたよね、だけど…」

 

まただ。俺が素直になれないせいで、またコハナを困らせている。

 

「好きだ」って。少し前まではあんな簡単に言えていたのに、いつの間にかそれが難しくなっていた。「俺が守ってやるからな」って、それがどんなに難しいか知る程に、逆に自分が守られていた事にも気づいてしまう。

 

「いや、別に俺は…。それに、もう良いのかよ?」

「ううん。全然まだなんだけど…ホントに、良いの? イヤなら今言って? じゃないと僕、途中で我慢とか…」

「ハナ…。ん、ちゅっ…」

 

今度は俺の方から、コハナの唇を奪ってやった。

 

見様見真似。ただ、やられた事をやり返すだけの拙い口付け。

触れて離れて、また触れて。コハナの柔らかい唇は ただただ甘く、離れている時間さえ惜しくなると、唇を押し付けている時間だけが伸びていく。

 

「え、まっ…とれ、や…くん、ちゅっ…ゃ、あ、んっ…」

 

俺の肩に触れていたコハナの手に力が入る。

無言の抵抗。コハナに残っていた正気の名残りが、最後のお姉ちゃん風を吹かせて消えていった。

 

遠ざけるような、押し止めるような。でも、拒みきれなくて、だんだんと掴まれた肩から力が抜け、むしろ抱きしめるような力加減に変わっていった。

 

瑞々しい唇の感触に、ふっくらと押し返される。

 

触れ合った薄い肌と肌とが触れ合って、擦れあい、お互いのこぼした唾液でヌメリを帯びると「ちゅっ…ちゅっ」と、キスの合間に合わせる様に、水音が混ざりだす。

 

ドキドキとしていた。興奮で頭がおかしくなりそうだった。

頭の奥がジリジリと熱をもち、股間が痛いくらいに膨れ上がる。

 

それが、俺の初めての勃起だった。

 

いままでにも、コハナの事を想えば大きくなる事もあった。

だけど、こんなにも熱く、固くして、どうにもならない感情に支配されるのは初めてだった。

 

「ハナっ、ハナっ、おれ、おれっもう…っ!」

 

どうにかしたい。どうにかなりそう。でも、どうしたら良いかが分からない。

まるで、勃起した肉棒に操られるように身体が動き、コハナの事を押し倒そうと、掴んだ腕に力が入る。

 

目の前が真っ赤になっていた。

 

いつの間にかズボンを下ろし、取り出した肉棒をどうにかしたくて、コハナの肌に触れさせようと必死になる。

 

なんでかは分からない。分からないけど、そうしたら絶対に気持ちがいい事に気づいてしまう。だって、肉棒を取り出す時、自分で触った時ですら、腰が跳ねる程に気持ちがよかったんだ。

 

コハナの柔らかい肌に。コハナの温かい肌に。俺のモノ擦り付けたらもっと気持ちがいいのなんて、簡単に想像がついてしまった。

 

その衝動は、そのまま性の熱に火をつける。

 

このままコハナを押し倒し、足を開かせて、そうしたらそこにあるはずだから。

聞きかじった知識だけが俺を動かし、興奮に急かされる様に指が動いた時だった。

 

「まってっ。ねぇって、もぅっ、トレヤくんっ!」

「え、あっ…。は、な?」

 

そんな俺を正気に戻したのは、コハナの大きな声だった。

 

コツンと、おでことおでこが重なり合う。

 

目の前には少し怒って見せるコハナの顔。だけど、怒りなれてもなく、そもそも本気でもない表情に凄みは感じられず、むしろ拗ねているような可愛らしさもあった。

 

「あ、おれ。ごめん、キスしてたら、なんか訳わかんなくなって…ハナ」

「大丈夫。大丈夫だから、僕は逃げないから…。慌てないで、落ち着いて?」

 

コハナに頭を撫でられる。

 

「大丈夫、大丈夫だから」と何度も撫でられ、恥ずかしくて、くすぐったくて、でも、イヤではなかった。

 

その感触が心地いい。

 

撫でられている内に、ささくれだっていた心が落ち着いてくると、それに気づいてしまう。

 

コハナの指先が震えていた。頭を撫でる手の動きも、いつもに比べてぎこちない。

 

「ハナ? どうしたの?」

「ん、まぁ…僕だって、緊張くらいするよ。だってトレヤくん、おちんちん そんなにするなんて思わなかったし?」

「え、あっ」

 

指摘され、慌てて腰を引っ込める。

 

「ごめん」と謝ろうとした俺の唇が、コハナの指先に塞がれてしまう。

ゆっくりと顔を横に振った後に「くすっ」と浮かんだ表情は、コハナお姉ちゃんの温かい笑顔だった。

 

「太ももの上って…こうでいいのか?」

 

「おいで?」と、言われるままに身体を寄せると、コハナの太ももに跨るようにして足を開く。

 

勃起した肉棒の根本に感じるコハナの肌。柔らかくて、温かい。触れているだけなのに、もうどうにかなりそうで、興奮を強めた肉棒につられて、腰が揺れてしまう。

 

「うん、そう。あははっ、おちんちんビクってしたね?」

「う、うるさいなっ! 良いから、早くしてよ…俺だって、恥ずかしい」

「うん、ごめん。じゃあ、もう少し前にきて? えっと、トレヤくんの膝を僕の、その、お股に当てる感じで」

「う、うん…。こうで、良い?」

 

体を重ね、絡め合う。

 

コハナの太ももの上に跨り、言われるまま腰を寄せる。膝の上に彼女の股間が押し付けられると「んっ…」と、漏れた声が悩ましかった。

 

「あ、ゴメン。痛かった…?」

「大丈夫、痛くなんか。少しドキドキしちゃっただけで」

 

ドキドキしていたのは俺も一緒だった。くすっと微笑むコハナの顔に、どうにも堪らない感情が駆け抜ける。

 

何か叫びたい。

 

今すぐにも抱きしめたくなり、震える指先を抑えるのに必死だった。

 

「だから、笑うなよ…」

「ああ、違うんだよ。おかしかったんじゃなくって、今日は素直だなって思うと、ちょっと可愛くて。そう言ったら君はイヤがるんだろうけど」

「イヤがってなんか…。俺は別に、今までだって…」

「ん…そっか」

 

深くは聞かれなかった。ただ、何かを察したように頷いたコハナは、どこか安心したように ほっと吐息をこぼす。

 

本当なら言わなきゃいけない。

 

嫌がってない。嫌だった訳じゃない。ただ素直になれなくって、どうしたら良いか分かんなくなってただけで。本当はもっと一緒にいたかったんだって。たったそれだけを言うのが こんなにも難しい。

 

言葉を探して、言葉を選んで、何度も口ごもって。結局は形にならないまま、次に俺が口に出した声は、自分でも聞いた事のないような甘く上ずった声だった。

 

「あっ、っぅ、ひぅっ…!?」

 

背筋が震え上がる。ぱっと、頭の中がそれ一色に染まってしまう。

腰が跳ね、股間から甘い何かが這い上がってくる。

 

これは、なんだ? 何だって、こんな…。

 

おちんちんが熱い。おちんちんが固い。

 

膨れ上がった肉棒が今にも弾けそうで、それがどうにも窮屈で息苦しい。

 

コハナの指が、俺の肉棒を撫でていた。

たったそれだけ。くすぐるよりも優しい刺激は、それだけで勃起した俺の肉棒を喜ばせるには十分だった。

 

ドキン、ドキンと、心臓が跳ねる度に、ドクン、ドクンと、肉棒が震え上がる。ムズムズして、モゾモゾして、腫れ上がったみたいになった肉棒を撫でられると、甘い痺れに囚われた。

 

「ハ…ナっ。やめっ、それ…あっ、変に、俺、だめだよこれっ、こんなの」

「やめないよ。やめられないよ。分かるでしょ? トレヤくんだって、お股いじられるとさ? 気持ちいいの、止まらないでしょ? 僕だって、一緒だもん」

 

気持ちいい? 

 

ちがう、そんなもんじゃない。確かに似ているかも知れないけれど、これはもっと暴力的な感覚だった。

否が応にも引きずり込まれる。抗おうにも難しい。

 

止められない、それは分かる。

 

初めて感じた官能を、どう受け止めて良いか分からない。

 

触れられて、感じて、腰が跳ねる。

 

それは同時に俺の足を揺らしていた。

 

コハナの口から甘い声が漏れてくる。それは、股間に押し付けていた太ももを震わせる程に上ずっていき、俺の耳に纏わりついてきた。

 

「はっ、あっ、やっ、はぁ、はぁっ。トレヤくん、それっ、それもっと、お膝、僕のお股に押し付けて、ぎゅってもっと、激しくて良いからっ」

「くぁっ、あっ。そんな、こと…言われたって、ハナの指、がっ、んぁ」

 

1本、2本と、触れているだけだったコハナの指が、大きく膨らんだ肉棒に折り重なった。形を確かめるように撫でられて、包み込むように動かされると、ジリっと重たい官能が膨らんでいく。

 

気づけば、コハナの指先が肉棒の先に触れていた。

まるで果物の皮でも剥くみたいに、被っていた皮を剥かれ、肉棒を丸裸にされる。

 

初めての快感だった。

 

今だって、あんなに気持ちが良かったのに。

 

皮を剥かれた先端の柔い部分が、コハナの指に撫でられただけで、勃起した肉棒の根本から、何かが競り上がってきそうになるのを必死で耐える。

 

「ほら、トレヤくん。もっと、近くにきて? 僕の太もも、使っていいから…んっ。そう、おちんちん押し付けて、スリスリさせて。い、いいよ、うん。気持ちいいよね? 僕ので気持ちよくなれてる?」

 

ちゃんと言葉にして上げたかった。「気持ちいい」って言って、安心させてあげたかった。だけど、俺はカチカチと歯を鳴らすばっかりで、何か伝えようにも言葉が出ない。

 

繊細な指の感触に包まれながら、勃起した肉棒の頭を抑えられる。

 

手の平と太ももと、コハナの肌に挟まれながら、柔い太ももに肉棒が沈み込んでいく。絡みついてくる指先が不規則に動き、弄ばれた肉棒が硬さを増すと、その根本にぐっと力が入っていく。

 

「あっ、くっ! これっ…ハナっ、まって、俺…なにか出て…おしっこが」

「ううん、良かった。トレヤくん、僕で気持ち良くなれてるんだ…」

「何が良いんだよっ。こんなの、汚いってばっ。変態なのっ、ハナはっ」

「変態って…酷いな。別に汚くなんか無いしさ、ほら、ヌルヌルしてるでしょ? おしっことは違うんだから」

 

ガクガクと腰が揺れてしまう。手の平と、太ももと、柔らかい肌に擦られていた肉棒から、目眩のするような快感が流れ込んでくる。

女の子の肌に挟まれて、その間でビクン、ビクンッと肉棒が跳ねる度に、先っぽから溢れた何かが、コハナの綺麗な肌を汚していった。

 

ドロドロしている、ネバネバしている。

 

腰が動いて、おちんちんが前後に擦られると、コハナの肌の上にヌルヌルと拡がって、どうしても彼女を汚しているんじゃないかって、とっても悪い事をしているはずなのに、自分の出した何かでコハナが汚れていくと思うと、妙な興奮が湧き上がり、肉棒が更に気持ち良くなっていく。

 

「気持ちいいっ、気持ちいいんだよねっ。トレヤくんもっ。お願い、もっと擦って、僕のお股もっ。気持ち良くして欲しいんだっ」

 

分からない。コハナが何を言ってるのか理解できない。

 

ただ彼女の甘い悲鳴が鼓膜を揺らし、頭に響く。

 

いつの間にか、俺の膝の上にも温かい何かが染み出していた。

それがヌルヌルと滑りを良くしながら、コハナの興奮も伝えてくる。

 

ヌルリと、濡れた太ももを持ち上げる。

 

コハナにせがまれるまま、反射的に跳ねているだけだった足の動きに、どうにか意識を向けていく。

 

太ももをゆすりながら、コハナの股間を刺激する。

快感から逃げるように背中を揺らしながら、ゆっくりと彼女の身体が持ち上がっていく。

 

次の瞬間。

 

ズルリと、コハナの身体が滑っていった。

 

慌てて閉じた太ももは、だけど、自分の流したヌルヌルで滑って止まらない。持ち上がっていた彼女の身体は下へとずり落ち、押し付けられた股間が膝の頭に引っ掛かると、彼女の敏感な部分を引っ掛けていた。

 

「きゃふっ!? あ、いまっ、すご…。ああっ、あっ、もっともっとっ」

 

縋るようだった。股間を擦り上げる度に、何処かで残っていたお姉さん風が消えていき、一人の女の子が俺の膝の上で弄ばれている。

 

抱きしめられる、抱き寄せられる。お互いの膝の上に股間を押し付け合って、思うままに刺激を与えあうと、二人分の快感が重なっていくみたいだった。

 

「ああっ、んふっ、あっ、きゃんっ!? それ、あっあっ、きもちいっ、気持ちいいっ。イッちゃ、僕、ぼく…もうっ」

「いくってなに? やだよっ、コハナ姉ちゃんっ、俺と一緒にいてよっ、どこにもいったら」

「あはっ♥ ちが、そうじゃなくって、何処にも行かないよ、僕は。あ、はぁ…トレヤくんと、一緒に、一緒がいいから、だからっ」

 

肉棒を押さえつけていた手の平に重みが増した。

さらに強く、深くに沈み込んだ 肉棒が太ももとの間で震えると、根本から何かが吹き出しそうな衝動に言葉を奪われる。

 

「いいよっ、そのまま。出しちゃって? 出そうなんでしょ?」

「で、出るって、何が…俺っ、こんなのッ、はっ、んくっ、知らなくて」

「大丈夫だよ。ほら、僕と一緒っ、お姉ちゃんが一緒にいるから、二人で、ね? はぁっ、やだっ、もうっ、あ、んっ、ふぁぁ。気持ちいいの、二人でしよ?」

 

何が何だか分からない。快感で思考が焼き切れそうだった。

 

絶対にまずいって思っているはずなのに。それが正しいことのように思えてしょうがない。肉棒が今にも爆発しそうな程に膨れ上がっている。このまま溜め込んだ何かを吐き出したら、絶対に気持ちがいいって分かってしまう。

 

コハナに、お姉ちゃんに、大好きな人の体に、自分の気持ちいいを全部預けられる。その欲望に抗えるほど、今の俺は強く出来てはいなかった。

 

「ハナっ、ハナっ…。きもち、きもちいいんだっ、俺も、だから、一緒に、わかんないけど、一緒に気持ちよくなりたっ、あぁっ、くっ、そ…」

「うんっ、うんっ。僕も、トレヤくんと、一緒がいいよぉ。一緒に気持ちよくなろうねっ」

 

抱きしめ合って、抱き寄せ合って、お互いの股間を押し付け合った。

 

すでに俺の膝の上はベチャベチャで、コハナの太ももの上もグチャグチャで、お互いのドロドロをズルズルと擦りつけあっているだけで、気が狂いそうなほどに気持ちがいい。

 

ドクンっと、肉棒が跳ね上がった。その瞬間、頭の後ろ側で理性が焼き切れたように、瞼の裏でバチバチと快感が弾け飛んでいた。

 

訳が分からない。

 

衝動のまま声を上げ、肉棒の先から、その奥から、快感が噴き上がってくる。

 

それを気持ちいいと言うには、あんまりにも強烈だった。

自分の全部、心とか魂とか、そういう形の無いものまでも丸裸にされた気さえする。

 

白く濁ったそれは、白濁色と、確かにそういう色合いだった。

 

大量に吹き出た白濁液は、コハナの指の隙間からも溢れ出る。

ビクン、ビクンと、肉棒が跳ねる度に、自分の中から何かが抜け出して、空っぽになった隙間には、すぐにも新しい快感に埋め尽くされていった。

 

体が震え、声を上げ、強く抱き返されているのに気づくと、コハナの甘い悲鳴に頭を揺らされる。

 

「んっ、ひゃっ。ふぁぁっ♥ あ、あ、あっ、いい、これ、すご…ぼく…」

 

ぎゅぅっと、苦しくなるほどに抱きしめられて、ふとした瞬間にコハナの体から力が抜けていく。慌てて支えようにも、力が入らないのは俺も一緒で、未だに震え続ける肉棒に全てを持っていかれたまま、お互いに寄り掛かるしか出来なくなっていた。

 

ズルリ…。

 

力の抜けたコハナの手が滑り、押さえつけられていた肉棒が跳ね上がった。

同時に、白く吹き上がった液体はコハナの顔にも降りそそぎ、その健康的な肌の上から、つぅっと糸を引きずり垂れ落ちていく。

 

気持ちが良かったんだ。

 

ぼぅっとしている。

 

柔らかくて、温かくて、コハナの顔にそんな表情は何処にもない。

強い快感に晒されて、恍惚としながらも、ただ呆然と、熱い吐息を繰り返すだけの、エッチな顔に見惚れてしまう。

 

「ん、はぁ…ぁ。はぁ、あっ…いっぱい、出したんだ?」

「わ、わかんないけど…。ゴメン、汚しちゃって、俺」

「良いよ。エッチなことしたんだもん、このくらい汚れるよ…それに汚くなんか」

 

ペロリと、コハナが指先を舐めていた。

 

綺麗なった指先で頬にかかった白濁液を拭い、再び白く汚れた指先の上で遊ぶように舌が動く。

 

細い喉がなる。コハナの身体の中に、それが落ちていく光景は、とんでもない罪悪感に満ちていながらも、堪らなく俺を興奮させてくれていた。

 

「ほら、ね? トレヤくんも…あーん」

 

コハナの指先に、彼女の流したヌルヌルが纏わりついていた。

つぅっと、それは糸を引き、俺の目の前で雫がこぼれ落ちると、それはぷつっと途切れて消えていく。

 

そんな光景から目を離せなかった。

 

誘われるように、口が開いていってしまう。

 

どんな味がするんだろう。性的な好奇心、なんとも言えない未知の興奮が拒めない。

 

コハナの指先が俺の唇に触れ、入り込んできたそれを、指先と一緒にペロリと舐めあげる。味なんて分からない。妙な興奮と、恥ずかしさに耐えるので精一杯だった。

 

「ね? 汚くなんかなかったよね?」

「ん…うん、それは。あ…ハナ、ん、ちゅっ…ぁ」

 

頷いて、それでも戸惑いを隠せないままの俺は、コハナに唇を奪われていた。

 

最初の時とは違う。戸惑いも、恥ずかしさもまだ残っているけれど、コハナの事を一番に感じられる距離から、愛おしさが伝わってくる。

 

「ふぅ。ははっ…。落ち着いたら、ちょっと恥ずかしいね?」

「う、うん…」

 

短いキスを終えて、コハナの体が離れていった。

 

夢のような時間。それが終わってしまうのが惜しい。

 

もっと一緒に、もっとこのまま。

 

ゆっくりと解けていく俺の心のなかに、ふと甘い香りが混ざり込んでくる。

お菓子のそれとはまた違う、花の様な、生々しい生き物の香り。

 

混ざっていく。二人の体から立ち上る性の匂いに、甘い香りが混ざり合う。

汗と涙と、俺が吐き出した精液と、コハナの流した愛液がより一層芳しく感じ始めた瞬間。

 

ドキンっと、強い衝動に胸を叩かれた。

 

今すぐにもコハナを押し倒したい。

 

頭の中が真っ赤に染まり、肉棒に血が巡りだす。それからどうしてやろうかと、考えるより先に衝動が暴れ出し、ギリと奥歯を噛み締めた。

 

「トレヤくん、大丈夫?」

「はぁ、はぁっ。え、あ、俺…うん、平気。ちょっと、ハナがエッチすぎて、さ」

「あ、うん、そう…なんだ。それは、よかった、のかな? にひひ…」

「知らないけど、うん」

 

コハナが浮かべてくれた照れ笑いに気が抜けた。

それと同時に、酷い罪悪感に襲われて吐きそうだった。

 

今、自分が何をしようとしていたのか、思い出すのも嫌になる。

 

「続き…はさ? 帰ってからしよう、ね?」

 

そんな俺の我慢も知らないで、そんな誘うような事を言って。

 

エッチな事をしたあとで、なんかおかしくなるのは分かるけど、今すぐ押し倒したって文句は言われないんじゃないかって、無防備なコハナの言葉に苛立ちさえも感じていた。

 

「続きって…ハナ」

「約束、絶対帰るんだって…。なんか、ある方がやる気出るでしょ?」

 

照れ隠しの混じる、はにかんだ笑顔にドキッとさせられた。

続きだって、何とは言わないけれど。曖昧なその表現が、余計に生々しい想像をさせてくる。

 

帰ったら…か。

 

コハナの言う通り、たしかに、俺はその気にさせられてしまったみたいだ。

 

「さ、行こ? トレヤくん」

「うん」

 

最低限の身支度を終えた後、伸ばされたコハナの手をしっかりと握り返し、俺たちはさらに洞窟の奥へと潜っていった。

 

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