※この作品はR-18です。

ケモミミの女の子+異種姦ときどき おねショタ   作:霧里

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続き…(Hシーン1

 

「じゃあ、はい…」

 

それだけで良いと思っていた。

 

男の子と女の子。ベットの上で二人きりになったなら、後はもう覚悟を決めるだけ。トレヤくんが私に何を求めてきても、そうさせてあげるのが女の甲斐性みたいな風に。

 

でも、それは怠慢だったらしい。

 

「はいって、言われても…さ。その、困る」

 

頬を染め、困ったように俯いたまま、だけどトレヤくんは動かない。

 

むしろ動けないという風に、僕の事をチラチラと盗み見るばっかりで、視線が合う度に逸らされてしまった。

 

「あぁ…。あははは、そりゃそっか。そう、だよね…」

 

流石に急ぎすぎたのか。

 

それとも単に、トレヤくんが断りきれなかっただけなのか。

 

「困る」って、呟いたその一言に、ガツンと頭を殴られた気がした。

 

それはだって、僕への罪悪感がなくなった訳では無いはずだもん。

もちろん、エッチへの興味がゼロではないにしろ、僕に求められたなら、たとえ一方的でも断りづらかったって事もあると思う。

 

なんか、急に自分が恥ずかしくなった。

 

お姉ちゃん風の次は、臆病風に吹かれている。

 

あんな事故みたいなことで、年下の男の子相手に舞い上がっちゃって。

なによりも、このままなし崩し的にエッチをして、ただただ関係が壊れるだけに終わるのを想像してしまった。

 

「あぁ、やっぱりなし。ごめんね、僕一人で盛り上がっちゃって。トレヤくんにも準備っていうか、急ぎ過ぎたよね、うん。やっぱり、こういうのはさ…」

 

本当に好きな人と…。

 

言うべきにだったのに、言えなかった。

 

考えただけで涙がでそうになり、喉元に詰まった嗚咽に次の言葉が塞がれる。

 

「あ、あははは…。おやつでも食べよっか? クッキーとかあったはずだし、お茶入れてくるね」

 

笑って誤魔化して、ベッドから立ち上がる。

 

だって、怖くなってしまったんだ。

 

想像と違うトレヤくんの反応に、煮えきらないその態度に。

 

どうしよう…。僕、全然おかしくなってる。

 

逃げ出そうとしてる。こんなにも好きなのにって、腹立たしくも思っていた。

早く、元に戻らないと。エッチなお姉ちゃんだって、トレヤくんに嫌われるのだけはイヤ。

 

「ちがっ。まってよ…ハナっ」

「へ?」

 

だけど、立ち上がった僕の手はトレヤくんに掴まれて、逃げ出そうとした僕の足は、そのまま動けなくなっていた。

 

振りほどくのは簡単だ。

 

あの時の触手に比べれば全然弱い。

 

なのに、彼への期待がそうさせたのか。でも、彼の方を見れないまま、僕は何も出来ずに立ち尽くす。

 

「嫌なんじゃなくってっ」トレヤくんの声が耳を撫でた。

聞きたくないのに、続きが欲しくて、ハタと、獣の耳が反応してしまう。

 

「イヤじゃないなら…どうしてさ」

 

拗ねたような声音だった。

 

いつもお姉さんぶっていた彼の前で、初めて見せる子供じみた言い草。

それに驚いた様な反応が、掴まれた手からも伝わってきた。

 

「だから、はいって言われても困るんだよ…。俺、ちゃんとした事無いから。あの時だって、ハナがしてくれたから…。それともなに? ハナはさ? なんか、こう…。俺に押し倒されて、メチャクチャにでもしてほしかった?」

「別に…僕はそのつもりでいたんだけど。トレヤくんの意気地なし」

「…っ!」

 

苛立たしげな気配。小さなケンカをした時でさえ、見せる事のなかった暗い感情に引きずられ、逃げ出そうとしていた僕の足はベットの上に引き戻されていた。

 

抵抗はしない。

 

なんなら、そのまま押し倒してくれたって構わなかった。

 

肩を掴まれ、キスをされる。

 

それは強引で、乱暴で、打つかりあった歯と歯がカチッと鳴ってしまうくらい下手っぴで。

 

いや、違うな。違うよね。

 

下手っぴだったのは僕の方。

 

男の子一人誘うのに、こんなやり方しか出来なくなっている。

もっと色々あったはずだ。トレヤくんの初めてに暗い色を残してしまった。

いつもお姉さん風を吹かせておいて、その関係に一番甘えていたのは僕だった。

 

「…しないの?」

 

肩を押され、押し倒されて。

 

見下ろしてくる彼の視線から顔を背ける。

 

たとえこんな風ででも、求められた事に安心してしまったのか、さっきまで嬉し恥ずかしと、苛立ちと腹立たしさで泡立っていた感情が、すとんっとさっぱり落ち着いてしまった。

 

「…」「…」

 

何もない、ただの無言。

 

見つめ合ってるわけでもなければ、思いが通じ合ってる訳でもない。

1秒、2秒と、時間だけが進み。それがどれくらい経ったんだか。

 

ポツリと、静かな声音でトレヤくんが口を開く。

 

「なぁ、ハナ? こういうのって何処で教えてくれるんだ?」

「は? 知らないけど。そんなの…娼館にでも行ったら?」

「行って、良いのかよ?」

「…絶対ダメ」

「なんだよそれ…」

 

トレヤくんがコソコソと娼館に入っていく背中を想像して、猛烈に腹が立ってくる。そんな人達と言ったら失礼なんだけど、そこに答えはないはずだ。

 

あるのはせいぜい女遊びの仕方だけで。

 

僕の身体の事は僕に聞くしかないんだから、ちゃんと聞いて欲しいと思う。

 

「練習…すればいいじゃん。なんだってそうだよ。森の歩き方だって、狩りの仕方だって、魔法の使い方だって練習したんでしょ? エッチの仕方だって、僕の、その、抱き方だってさ…」

 

このままじゃ埒が明かない。

 

だって、僕のほうがお姉さんなんだから。それは確かにそうなんだから。

 

練習だって。戸惑うトレヤくんにも都合の良い言い訳に思う言葉。失敗しても怒らないからと、手招くように言ってみる。

 

「練習って…でも」

 

僕のことを見下ろして、ゴクリと喉まで鳴らしてみても、それでもまだまだ手は出てこない。

 

「僕とエッチしようっていうのに、僕以外の誰と練習する気? 君のお姉さんにでも頼むつもりなの?」

「でっ、できるかよっ、そんな事っ!!」

「でしょうよっ! したら怒るかんねっ!!」

 

やっぱりそれは腹立たしかった。

 

たとえそれがお姉さんを相手にしても、どうしても抑えられない嫉妬が僕の独占欲を突き動かす。

 

「だから、さ。この間の続きから…で、いいじゃん」

「続きって…」

 

期待されてる。

 

もとから赤みの帯びた瞳を更に色づかせて、熱っぽい視線が僕の身体を舐め回していく。

 

そこまでは良かった。

 

でも、見てしまう。視線が、どうにも吸い寄せられる。

 

ズボンを押し上げるほどに勃起した おちんちん。

それは何を置いても、僕の身体で興奮してくれている証明に他ならない。

 

「ほら、はやく」

 

結局、先に我慢が効かなくなったのは僕の方。

急かすように、ぶっきら棒な口調で彼を小突いてしまっていた。

 

「わかったよ…」

 

ズボンの留め具が外され、ずらされた下着の向こうから、おちんちんが顔を出す。

 

でも、それだけで、それがなにか物足りない。

 

緊張が邪魔をしているのか、あの日に比べれば勃起は幾分か大人しい。

皮に覆われたおちんちん。ピンク色の先端こそ見えてはいるものの、すぐに射精するかと言われれば首を傾げてしまう。

 

「そんな、緊張しなくたって」

「無茶言うなよ。あの時はだって、変な匂いもしてたし…」

「うん、まぁ…。そうだけど」

 

それが獣人共通の性癖なのか。

 

単に僕がエッチな子ってだけなのか。

 

襲うよりも襲われたいと思ってしまう。

 

それこそ あの日の様にして。それこそ我慢の必要なんか無くて。

思うまま、がおーって襲われるつもりでいただけに、受け身に回る彼の仕草に戸惑ってしまう。

 

まぁ、それも僕の怠慢か。

 

日頃からお姉さんぶっておいて、こういう時だけリードして欲しいとか、虫が良すぎる。それならもう、僕の方からするしか無かった。

トレヤくんを一杯気持ちよくしてあげて、あわよくば、僕の方も気持ちよくしてくれればそれでいい。

 

「じゃあ、今は?」

「今って何…がっ、あっ…くぅっ」

 

聞きながら、トレヤくんのおちんちんを指先で撫でた。

先端をくすぐりながら、皮に包まれた部分を剥いていくと、ビクビクと震えた おちんちんの頭が顔を覗かせる。

 

「これは、気持ちいい? 痛かったら言うんだよ?」

「ハナっ、ま…ってっ、あ、ひぅ。んぅぅぅ…っ」

 

じわりと、先端の割れ目から滲む先走り。

それを塗り拡げながら、おちんちんに指を這わせ、濡れた手の平で輪を作る。

 

小指から、薬指、薬指から中指へ。

 

膨らんだおちんちんが、熱い肉の塊が、僕の手の中に入ってくる。

凸凹と、雁首が指の腹に引っかかり、おちんちんを覆っていた皮が捲れ上がると、人差し指と親指の隙間から、ピンク色をした可愛らしい先端が顔を覗かせた。

 

はぁっ…はぁっ…。

 

最初はトレヤくんの吐息だと思っていた。興奮で熱くなって、快感で濡れぼったくなったエッチな吐息。

 

興奮してくれてる。僕の指で、おちんちんが気持ちよくなってる。

 

辛そうで、でも気持ちよさそうで。そんな彼を見ていると、どうしても収まりがつかなくなり「はぁっ…はぁっ…」と、エッチな吐息を繰り返していたのは僕の方。

 

だって、クラクラしてしまう。

 

おちんちんの匂いのせいか、勃起したそれを見つめていたせいなのか。心臓のドキドキが収まらない。彼の興奮が、自分に向けられているのが堪らなかった。

 

「ね、ねぇ? 気持ちいい? 僕、ちゃんと出来てる?」

「わかんない。わかんないけど…俺、おちんちんピリピリして、苦しくって」

「精液、出そう? ほら、前みたいな…あの、白いやつ」

「…っ、くっ…」

 

苦しそうな声のあと、揺れた首は縦にではなく横に振られていた。

 

何かを耐えるというよりは、何か物足りなさそうな反応。

あの日に比べると、確かにゆるい勃起の反応に申し訳無さも生まれてくる。

 

もっと興奮して貰わないといけない。

 

我慢とか、緊張とかも忘れさせるくらいの刺激がいる。

 

やっぱり太ももなんだろうか?

 

でも、あんな変態みたいな行為は、なかなか正気で出来るものでもない。

太ももを貸すだけなら良い。だけど、なにより僕を躊躇わせたのは、快感に溺れてしまうのが怖かったから。

 

今でこそ、お姉さんぶってはいられるけれど。もう一度、彼の膝の上で力強く擦られたら。想像しただけでも、どうにかなってしまいそうだった。

 

気持ちいいので一杯で、訳も分からなくされて、恥ずかしい声を上げてしまう。

我慢したいのに、自分ではもう何一つ止められなくなって。

 

お互いに、おかしくなっていから見逃されていた部分はある。

 

だけど、今僕たちをおかしくしているのは、恋の熱。愛情ともまた違う衝動的な感情だけでは、まだ僕をそこまで大胆にはしてくれなかった。

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