ルビーのお腹をポンポンするやつ 作:リリシク
R18書いたことないからエロいかどうかは知りません。
1週間くらいで終わらせたいな
ルビーとの仲直りして数日経った。
あれからルビーが隙あらばくっついてくる。
まぁ母親がアレだった上に今まで俺たちにもまともに甘えられなかったようだし。
今は演技の練習、バラエティの収録、アイドル活動と忙しく動き回ってる。
…俺なんかに甘えて一緒に居ることでルビーの負担が軽減されるならば、俺はルビーを幾らでも甘やかすし多少の融通くらい利かせる。
…計画を修正せざるを得なくなったが今更止まれない。ルビーやあかねの為にもやるしかない。
(コンコン)
「おにいちゃん、ちょっといいかな」
「あぁ大丈夫だ。」
扉を開けて入ってきたのはピンクで花柄のパジャマを着たルビー。何故かタオルケットを抱えてい落ち着かなそうにそわそわしてる。
「どうした?もう夜も遅いし明日も収録があるだろ」
「あー。その、ね。」
言いにくい事でもあるのかキョロキョロ周りを見回しながら口を開いては閉じてを繰り返すルビー。
このままでは埒が明きそうにないのでベットに座らせて話をした。
「それでね~。先輩やっぱり凄いなって…」
「まぁ、有馬ならそれくらい出来るだろ。」
「むぅー」
「なんだよ…。急にほっぺた膨らませて」
「別に、何でも、ないですよーだ!」
「うおっ!いきなり乗ってくるなよ」
そう言いながらも拗ねた様子を隠さないルビーは俺の膝の上に乗ってきた。
「…ダメだった?」
「いやそんなことはないが…」
「えへへー。じゃあ今日からここを私の指定席にします。けってーい!」
「お前なぁ…」
とはいえ幸せそうに笑うルビーを見てると反論する気にもなれない。
ルビーのスキンシップは別に嫌いじゃない。それにルビーと仲直りして少しまともに眠れるようになった、俺にとっても悪いモノではないのだこれは。
「うわっ!…っと。」
「全く、ほら」
勢いよくポーズを決めたせいでバランスを崩したルビーを後ろから抱きかかえて足を開きその間に座らせる。
ルビーが俺の腕を掴んで引っ張った。腕に引き寄せられて前に座っているルビーとより密着する。
丸っこくて柔らかい女の身体。ルビーも成長してるんだなと思うと同時にぎゅっと抱きしめてるこの体勢マズくないかと脳が警鐘を鳴らす。
「あったかい」
「…そうか」
まぁいいだろう。誰が見てるわけでもない家でくらい好きにやったって問題ないだろ。
そのままルビーを抱きかかえたまま暫く話して…あぁ忘れていた。
「なんか話したいことがあって来たんじゃないか?」
「あっ、そうだった!」
ずっと掴んでいた俺の腕を離してルビーが振り返る。
「えっと…ね。」
「おにいちゃんの時間がある時でいいから。その、一緒に寝てくれないかなー」
「なん、て…」
声が力を無くしていく。どこか不安そうに俺を見つめる瞳を見てしまった俺は…
「お前アイドルだろ?兄妹とはいえ流石にな」
「あー、そうだよね。ごめ…
「はぁ。絶対人に言うなよ。」
「…良いの?」
「…っ!
「狭いな」
「一人用だもんねー」
「てか、それでタオルケットなんて持ってきたのか」
「うん、普通の布団だと小さいと思って」
「あれだ。寝ぼけて頭ぶつけるなよ。」
「私はもう高校生なんですけど!そんな子供ってぽいことしないよ!」
「はは、悪い悪い」
「もー!いじわる」
お母さん…
目が覚めた。触れている場所から震えが伝わってくる。
私は、愛されて…
顔に浮かぶ汗を拭きながら安心するように話し掛ける。
「大丈夫だよ
「今の君には支えてくれる人たちがいる。」
「君を見る為にライブに来てくれるファン」
「吉住さんを始めとした苺プロのスタッフ」
「アイドルとして関係だけじゃない仲間の有馬やメムチョ」
「本当の娘みたいに愛情を注いでくれるミヤコさん」
「みんな
「
「だから君は…」
苦しげだった寝顔が和らいだ。
けどまだ完全に悪夢から解放されてないみたいだ。
「うーむ。悪夢とか魘されてる時に効くやつ…なんかあったかな。」
「あれやってみるか」
産科医をやっていた俺だが妊婦と赤子だけを相手にしていたわけではない。
総合病院であった以上、担当医が居ない時間他の科に回されることがあったしその中でも産婦人科と繋がりの深い小児科で子供を見ることも多かった。
「まぁ暴れたい放題のクソガキには効果は薄いんだけどな。」
まだ少し魘されているルビーのお腹にトントンと叩く。
これは小児を眠らせる時によく使われる方法だ。*1子宮にいた時にずっと聞いていた母親の心臓の音、それと同じリズムで身体を叩いてやるすると子供はコロっと寝ちまう。
母の胎内にいた時と同じ音・側に人がいるという安心感が原因なんだろうが、これが大人になってからも通用する奴には通用するのだ。
「…すぅすぅ」
ルビーの寝息が安定し始めた。
さっきまで変に力が入ってた身体もリラックスできているようだ。
「おやすみ」
俺も水でも飲んでさっさと寝よう。
「まだ電気が付いてるのか?」
事務室に灯りが点いて紙をめくる音が聞こえる。
覗いてみるとミヤコさんが作業していた。
「ミヤコさん」
「んーアクア?」
「まだ仕事?少し根を詰め過ぎてないか」
「今頑張らないといけないのよ。ルビーたちが売れている今だからこそ。」
「そうか。でもミヤコさんも休んでくれ、ミヤコさんが倒れる方が困る。」
「…じゃあ今日は休もうかしら。アクアあなたもちゃんと眠りなさいよ」
「最近はちゃんと眠れてるよ」
「そう。なら良かったわ」
10分ほどミヤコさんと片付けを終わらせて部屋に戻る。
「~~♪」
「はっ、幸せそうな顔しやがって…」
「寝起きドッキリでも流せないだろこの顔」
さっきまでと打って変わって楽しそうな顔したルビーがよだれを垂らして寝ていた。
目が覚める。隣を見るとルビーがぐーすかぴーと熟睡してた。
顔を洗って今後の予定を確認していると
「え!なんでおにちゃんが居るの!?」
「寝ぼけて入ってきちゃった?」
「…ここは俺の部屋だ。お前が昨日一緒に寝ようって俺の部屋に来たんだろ。」
「えっと。あっそうだった!」
「はぁ、とりあえず顔洗ってこい」
「えっと…昨日よく眠れた気がするー。ありがとねおにいちゃん」
「これ渡しとく」
「なにこれ、スケジュール?事務所で書かれてるのと違うけど」
「あぁ、俺のスケジュールだ。急用が入ったりするからそれ通りとはいかないだろうけど基本的にはそれで動いてる。」
「うん?」
「お前も忙しいだろ。…予定が空いてる時くらい妹の頼みを聞くさ。」
「おにいちゃんっ!」
キラキラオーラ全開で抱き着かれた。飼い主に甘える犬みたいに全身で甘えてくる。
服が乱れるのでやめて欲しいけど…部屋着だから良いか。
「じゃあ明日のお昼一緒に食べよう。あと三日後はまた一緒に寝ようね。絶対だからね!」
俺も今日のタスクを始めよう。
…ミヤコさんの負担が大きい、信頼出来そうな事務員探しとくか。
「今日の収録でねちょっと演技やってみたけど、評判良かったんだよー。(ふふん)」
「そうか、最近ずっと練習してるもんな。」
「うん、でもあの映画に出ると思うと…まだまだだなぁ私」
「お前は頑張ってるよ。映画は知り合いも多いし俺もフォローする。だからお前はお前のペースでやればいい。」
「うん」
こうして話してる今も俺はルビーを後ろから抱き抱えている。何度か夜を共にするうちにすっかりこの体勢が定番となってしまった。最近では事務所でもこの体勢で居ることがある。
まぁ俺も嫌じゃないから良いんだけどメムや有馬の視線が、な。
「…でね。メムちょがダンスレッスンで~」
「ふぁあ、悪い。」
「おにいちゃん今日朝から収録だったもんね。…電気消す?」
「あぁそうしてくれると助かる。」
「じゃあ代わりにアレやって、お兄ちゃんが偶にやってくれてるポンポンってやつ!」
「あれか、別にいいけど途中で俺が寝ても文句言うなよ。」
大きめのタオルケットに二人で入りベットから落ちないように身体を寄せ合う。
「ふふっ修学旅行みたいだね」
「私みんなとお喋りしながら眠るの夢だったんだー。」
「だから修学旅行の夜張り切り過ぎちゃった」
「あぁ、お前凄くだるそうにしてたもんな」
「しっかりチェックしてる…このシスコンめ~♪」
赤子を寝かしつけるようにポンポンとリズムよくルビーのお腹を撫でながら話しを聞く。
今日はネットバラエティの収録と…帰りに壱護を探していたこともあって疲れた。ルビーの話し声が子守歌のように耳に響く。
「でさ、途中ではしゃぎ過ぎて先生が来たの。今だとミヤコさんが来る感じ?」
「…それはシャレにならねぇ」
「えー、良いじゃん。兄妹水入らずで寝てるだけだよ?」
「お前…もう少しミヤコさんの心労を考えてやれよ。俺たちが急に仲良くなってて混乱してたぞ」
「ちゃんとおにいちゃんと仲直りしたよーって伝えたんだけどなー」
「それじゃ、分からないだろ」
眠気に耐えられそうにない。ぐったりと撫でていた手が落ちる。
「おやすみ今日もありがとね、おにいちゃん」
「…んんっ」
ふと意識が浮上した。触れているルビーの身体がまた強張ってる。俺の脚を挟んで横向きになってるみたいだ。
また悪夢に魘されてるのか…
腕を回してルビーを抱きしめ返した。こんな事くらいしか俺には出来ないが…
「大丈夫だよ
「俺が、付いてるから、な…」
意識が落ちる。
…っ!!
・・・?
翌日目を覚ますとルビーは既に居なかった。
アイツが先に起きてるとは珍しいこともあるもんだ。