※この作品はR-18です。

湊友希那リョナシリーズ。   作:美肉。

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湊友希那の脳に挿入して射精する脳姦小説。


湊友希那脳漿。

 男は鍵を使用して死体安置所に進入した。それは別に違法的な侵入ではなかった。死体安置所は薄暗かった。男が開いた扉の向こうの、廊下から入り込む白い光だけが斜めに室内を切っていた。

 男は扉を後ろ手で閉め、頭部に被ったヘルメットの側面のスイッチを押した。カチッ……、という音が鳴り、ぼうっとした橙色の光が前方を照らした。

 男は死体安置所の中をずんずんと歩いた。室内にはいくつもの死体が正式な処理を終えて管理されており、そこにはきっと男が好む若い女の死体も少なくなかった。しかし今、男の下半身由来の興味関心を強く刺激する死体はこの世にたったひとつだけ。男は歩きながら喉元をゴクリと固く下した。期待とそれから、お目当ての『彼女』と顔を合わせることへの緊張感からくる強烈な痺れが脳を癒していた。皮膚が分厚く、呼吸がもうもうと熱されていた。

 男は心臓が喉元からせり出てしまうような感覚と共に死体安置所の奥まで進んだ。そこが終点だった。男にとっての目的地だった。ヘルメットからの照明がその狭い部分だけを的確に照らしている。男は目を凝らした。光の中に視線を投げて詳しく視た。ステンレス製の銀色の台の上には白い布があった。布はまるで山のように中心部分が膨らんでいた。

 それは布が、解剖台の上に置かれた物体を覆い隠している証拠だった。

 男は両手で布を取りはらった。シュルシュルという鋭い音と共に布は抵抗感もなく床に落ち、それから橙色の光が解剖台の上を映し出した。色白な物体がある。いいやそれは具体的には物体ではなかった。死んでいる。かつて音楽家として大成を為し、多くの支持者に自らの荘厳な世界観をみせつけた歌姫・湊友希那は全裸のままそこに安置されていた。

 男は介護者のように友希那のことを抱き上げ、死体安置所を後にした。

 

 男は友希那のことを自宅に『輸送』した。

 男の自宅は街から外れた森林の中にあった。一人暮らしには広い二階建てに地下室も備えている。男はその地下室に友希那を連れ込んだ。十畳程度の地下室は壁際に机が連なり、机の上にはとんかちやのこぎり、いくつかの釘や針金などの『道具』が多く、中心部分には医療用ワゴンの他に多機能ベッドが設置されていた。

 男は多機能ベッドの上に友希那のことを『設置』した。

 男は友希那のことを観察した。死体安置所では薄暗かったためよく視えなかったが、自宅であるのなら天井照明があるためよく視えた。まず、あの湊友希那の肉体が眼前に存在していることが男の気分を高揚させた。普段、ステージの中心にキリリとした表情で立ち、あらゆる感情を音楽的に表現する友希那の美声を耳にするだけだったあの日から、随分距離が狭まったものだと感慨深いものが込み上げてくる。男は地下室の出入り口扉を確認した。目視で鍵がかかっていると確認してから実際に扉の前まで向かってドアノブを動かし、本当に誰も入ってこない状態になっていることを確認した。多機能ベッドまで戻り、覗き込むと友希那がある。友希那は男が最初にベッドに仰向けにした時と少しも変わらない角度でそこに存在している。全裸だった。室内は無音で、ただ無機質な照明が友希那の肌を映し込んでいた。鉄くさい道具に囲まれて、完全に二人きりだった。

 友希那の身体に関する印象は、男が普段からステージで目にする友希那とほとんど変わらなかった。

 意外にも背が低く、乳房も大きくない。男は次に友希那の顔を視た。そこで少し差異を感じた。というよりそれは違和感だった。

 その違和感は、すでに死亡しているため肌が蝋のように色白だとか、表情筋に人間らしさが通っておらず弛緩しているだとかそういうことではなかった。

 だからこそわからなかった。男は友希那の顔面を詳しく観察した。顔面に鼻先を寄せてじろじろ眺めた。そして気付いた。両瞼を開き、天井に鼻先を向ける友希那は童顔だった。ふっくらと穏やかな頬に、淀みのない唇、目元も何か丸っこい印象があり、その全体には攻撃的な印象がまるで香っていなかった。

 男はステージでよく視る友希那のことを思い出した。歌を歌う友希那は何か意気込んでいるというか、勇ましさに満ちた顔をしている。その全ての顔つきは友希那が自らを鼓舞した結果であり、実際の友希那は意外にも可愛げのある容姿をしているのだと男は理解した。

 男は室内壁際の机に向かった。散乱するいくつかの道具の中からひとつのトレイを探し出し、両手で持ち上げた。トレイの中には人体の脳に関係するいくつかの道具がまとめられており、男はトレイを持って多機能ベッドに戻った。トレイを医療用ワゴンの上に置き、中から散髪用ハサミを取り出すと右手で構え、友希那の頭部の適当な位置を左手で探った。

 友希那の頭髪は薄紫色だった。何か柔らかい柔軟な色合いで、髪型は比較的長かった。最も長い部分は後ろ髪の部分で、毛先は腰に少し触れている。前髪は眉にかかる程度で左右にそれぞれ耳を隠すように束を垂らしている。束の毛先は胸元に触れる程度の長さだった。どんな部分も切り揃えている様子ではなく、自然な毛先としてそよ風などによく乗るのだった。

 男はライブステージの上で友希那が歩く度、そんな彼女の呼応して跳ね上がったりゆらゆら揺れる毛並みを思い出していた。強い照明を受けて別の表情を通わせる長髪は美しかった。

 男は適当な位置に定めると散髪用ハサミを向かわせた。ハサミはなんの抵抗もなく狭まり、シュキッ……、という穏やかな音と共に床に向かって友希那の頭髪がぱらぱら落ちた。男は慣れた手つきで友希那の頭髪を解体し、頭部に直径十センチ程度の空間を造った。

 男は散髪用ハサミをトレイに戻し、その手で今度は電動ドライバーを取り出した。それは拳銃のような巨大な見ためだった。男は一度、天井に先端を向けて引金を押し込んだ。瞬時に電子的な回路が作用し、銀色の先端部部が轟音を起こしながら高速回転をした。それは握っている右手にさえ振動が伝わる頼もしい動きだった。男は引金から指を外し、先端を友希那の頭部に向けた。先ほど造った空間を男はよく視た。頭髪が完全になくなり、肌色の頭皮が覗くその部分に電動ドライバー先端部分を当て、引金を押し込んでから触れさせた。ギュルルッ……、という湿った質感がドライバー駆動音に加わり、先端部分が友希那へめり込んでいった。まず頭皮を破るように貫通し、その下の頭蓋に触れた。すると音がまた変化した。何か硬いものを勢いよく砕く快活な音が鳴り、友希那の肩幅が少し揺れた。男は左手で友希那の喉元を握った。鷲掴みにするような勢いで、そのままベッドに押し込みながら右手を進めた。慎重というか丁寧な動きだった。穴を開けるのではなく、ドライバーの先端で頭蓋のみを削り取るような所作だった。

 男は電動ドライバーの引金から指を外した。同時にベッドの上で小刻みに震える友希那の動きも止まった。男は友希那の頭蓋からドライバーを外してトレイに置いた。

 男は次に道具を掴まなかった。

 男は友希那の近くでズボンを脱ぎ、パンツを下ろした。奥まった陰茎がボロンとしなりながら前に突出し、空中でいくつか震えた。男はベッド側面に付属するパネルを右手で操作した。数秒後にウィーン……、というなめらかな音が鳴り、ベッドはゆっくりと降下した。するとちょうど友希那の頭蓋、というか男が友希那の頭部にドライバーを使って造った『入り口』部分が男の股間、というか竿と同じ位置になった。

 男は友希那の両肩をそれぞれ握った。身体から少しもっこり突き出る肩はちょうどいい持ち手になった。男は竿の先端を友希那の『入り口』部分に慎重に伸ばしていった。荒々しい熱量を持つ竿の先端が友希那に向かってゆく。狙いを定めている。いびつだが十分な広さを持つ『入り口』から視て、少し奥まった位置に薄っすらと桃色が視える。友希那の脳だった。男は喉元から息を吐き、友希那の虚ろな瞳を眺めながら腰を一気に突き出した。

 ずりゅんっ……、という質感と共に友希那の顎先が上向き、唇が唐突に震えた。

 男はそれでも腰を友希那に押し付けた。抵抗はほとんどなかった。亀頭部分が友希那の柔らかい脳を力強く押し退けて進んでゆく。竿部分が徐々にぬるい湿度に包まれてゆく。男は粘ついた質感を引きずりながら友希那の脳漿のその奥の部分まですぐに到達し、それでも腰を震わせた。湿った音が響いている。半開きになった友希那の口の中で歯列が上下しはじめた。カチカチカチカチ……、といくつか音を叩き鳴らしながら瞼が大きく開かれ、少しすると全ての動きを手放した。落下してきたみたいにベッドに身体を預けた後、数秒後に右鼻孔から透明な粘液が垂れた。鼻水だった。

 男は自らの陰茎を友希那の脳に全て挿入した後に少し腰を揺らしてみた。

 それは竿と脳を馴染ませるためだった。奥のほうからヌチャヌチャという重たい湿った音が迸り、少しすると頭蓋に開いた『入り口』の部分か桃色の粘液が垂れた。それは頭蓋の中で崩れた友希那の脳だった。脳は粘性を持ちながら増したにツーと落ち、男の足元に静かに落ち着いた。それが何か合図だった。男は友希那の肩をぎゅっと握り直し、腰部分を動かした。それは小刻みな動きだった。友希那の脳に包まれた竿が少し後退し、また勢いよく前進する。そういった動作を男は必死になってへこへこ繰り返していった。粘性を伴う摩擦が発生している。それは男の竿を友希那の脳が揉み込む際の刺激のことで、男は竿を友希那の脳にこすり付けるように腰遣いを加速させた。すでに睾丸の部分で熱く滾るものが練り込まれており、男はその『限界』の部分に意欲的に向かっていった。肩を握る両手が汗ばみ、自然と前かがみの姿勢になった。友希那の脳をかき回す、その粒立つ音がさらに友希那への求愛を煽り、彼は猛烈な意識のまま前方向に打ち上げた。

 腰の動きがその場で停止し、男の陰茎は友希那の脳の中でいくつも痙攣した。尿道が快活に蠢き、鈴口からありえないほどの精液が噴射している最中だった。男の精液は友希那の脳とは異なり、何かぷるぷると艶めいた質感で頭蓋に溜まってゆく。その粘液たちはすかさず脳と混ざり合った。すでに形の崩れた脳に精液は絡み付き、男が少しでも腰を揺らすと竿がマドラー的な役割を果たしてよく混ぜ合わされた。

 友希那の脳に十分に精液を注入した男は何か満足げな様子で腰を後退させた。挿入された陰茎は萎んでおり、とろとろと引き抜かれた。

 竿の部分には桃色の、友希那の崩れた脳がところどころに付着していた。

 

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