※この作品はR-18です。

湊友希那リョナシリーズ。   作:美肉。

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湊友希那を手斧で処刑するリョナ小説。



湊友希那処刑!

 男は右手で構えた小型ナイフを勢いよく突き出した。黒色の持ち手部分の先端に付属する銀色の刃は空気を切りながら前進し、間もなく生娘・湊友希那の腹部に直撃した。

 ドシュッ……、という鈍い感触だった。それは友希那の肌を裂き、肉を貫いて臓物まで傷付けた際の独自の感触だと男は思った。思いながら男はナイフを友希那から引き抜き、友希那のことを視た。

 左脇に近しい適度な位置に傷は刻み込まれていた。その赤色の内側を覗くと肉が崩れており、ちょろちょろと鮮やかな流血が続いていた。早朝のパッキリとした光を受け、血液は艶やかに赤く輝いている。血液はそのまま筋のように細く降下して友希那の色白な太腿を赤色に濡らし、やがて膝を越えて脛まで到達すると足先からぽたぽた地面に落ちていた。

 男はその流血の細々とした様子をじいっと眺めていた。みつめているとそれだけで落ち着く。何か精神的なざわめきが唐突に穏やかに終息し、心情は均一に整った。

 それから男は顔を上げた。涙を浮かべる友希那と目が合った。数秒程度みつめていると友希那は唐突に喉元を張った。声を突き出すように唸らせるのだがその声は少しも甲高く響かなかった。

 今、全裸の友希那の口元には白色のタオルが通されておりそれは猿轡的役割を果たして友希那の『声』を奪っていた。

「んーっ! んっ、んっー!」

 それでも友希那は必死に叫んでいた。男のことを凝視してひたすら声を漏らしていた。

 それは唐突に腹部を攻撃されたことによる激痛に由来する生物的な『反応』であると同時に、この場から一秒でもはやく助かりたいという人間的な『欲求』が混ざる悲鳴だった。

 しかし友希那が助かることなどありえなかった。

 ここは森林だった。街から離れた深い森の中で男と友希那は二人きりだった。早朝のため人の気配はなく、友希那は手ごろな太い木から生える枝に両手を縛って吊るし上げられている。全裸で、乳房も性器も完全に露出していた。友希那は細身で背丈も低く、乳房の大きさも特別ではなかった。脇部分に体毛はなく、股間には少量のものがふさふさと視えていた。

 男は別に友希那のことを無差別に選んでいるわけではなかった。

 数週間前に街中でみかけて『良い』と判断した。その時はまだ直感的な感想だったがとにかく尾行を開始、ゴミ袋の内容物から具体的な生活習慣を把握すると当時に生理用品を発掘、においを嗅いで数回『使用』する中で、ただ直感だった『良い』という友希那への感想が『とても良い』という確信に変化、すぐさま拉致の計画を立案しいくつかの予行練習を終え、万全の状態で本番実行に移った。早朝という今の時間も森林という場所や真っ先に声を塞いだことも数回の『失敗』から学んだことであり、そういった『知恵』に対したった被害者でしかない友希那のその場の反抗が敵うわけがなかった。

 それでも友希那は喉元を強張らせていた。その表情には鬼が宿っているように思えた。そのうち勝手に皮膚が破けてしまうのではないかと勘ぐってしまうほど友希那は男のことを敵視して喚いていた。友希那のつま先は地面から数センチ程度離れている。そのうえで両手を縛って吊るしているためあらゆる体重が一気に手首の位置にのしかかっており、身体が揺れればロープがこすれて激痛が通うはずだがそれでも友希那は叫んでいた。

「んっ、んっ! んっ!」

 実際、すでにロープがきつく食い込む手首は赤みがかった紫色に変色しつつあった。薄っすらとだが血が滲み、ロープ自体が重たく濡れていた。友希那それでもなりふり構わず叫んでいた。全ての声も訴えも、口に詰め込まれた白色のタオルが吸収しているのだが、友希那はまるで男が正常に声を聞き取り、それで無視していると思い込んでいるみたいに何度も唸った。身体も揺らした。友希那は髪が長く、また色合いは自然界には珍しい薄紫色だった。そういったものが汗ばみながら自由にはためいていた。森林という自然に満ちた空間の中でその色彩はよく目立った。

「んんんっ、んんっ、んーっ!」

 男は暴れ狂う友希那のことをしばらく眺めた。完全に安全な位置から眺める凶暴な動物ほど興味が刺激されるものもない。拉致をしてこの場所に運ぶ際の友希那の皮膚は冷えていた。しかし今、一度の攻撃を終えた友希那の肌肉はじっとりと火照り、粒立つ汗が浮かび上がる箇所もあった。脂っぽい汗により全身はなめらかに光沢を含んでおり、目元を視るといつの間にか痩せたように視えた。それは腹部への攻撃によって体力を消耗していることの証拠だった。

 男は次にナイフではなく手斧を持ち出した。友希那にみせつけるみたいに両手で構えた。

「んっ――」

 木製の重たい細い持ち手部分の先端に付属する黒色の大きな刃が早朝の湿った光を受け輝いていた。

 その揺らめきにうっとりとしていると、突如としてシャーッ、という音がした。何かくぐもっているが鋭い質感の音だった。男は顔を上げて音の出どころを探った。出どころはすぐにわかった。友希那だった。手斧という真の処刑道具をみせつけられたことでついに理性的な部分が完全に破裂し、失禁という痴態に至っているようだった。

「んっ、んんっ……」

 友希那はあの暴れっぷりが嘘のようにその場に留まっていた。両目を大きく開き、薄まった瞳で手斧の刃を眺めていた。失禁をしたことで何か尊厳のようなものが本格的に崩壊し、いよいよ死への恐怖がその表情にもひやりと浮かび上がっているようだった。男は手斧を一度下ろし、友希那の眼前でしゃがみ込んだ。するとちょうど鼻先の位置に友希那の秘部がやってきた。男は友希那の股を観察しはじめた。すでに失禁は終わっている。友希那は少し身をよじった。そうすることで不本意に湿った股間の様子を誤魔化そうとしているようだったがしとどに濡れている様子を誤魔化すことはできていなかった。

「んーっ、んっ、んんっーっ!」

 男は友希那の太腿を両手で握って固定した。首を伸ばして鼻頭を接近させた。友希那の股と男の鼻の距離は、もう一センチもないくらいに密接にみつめ合った。男はさらに鼻先をスンスンと酷使した。早朝の澄み切った冷たい空気が鼻孔の内側を撫でつつ、流れ込むその空気の中に少量の香ばしさがあった。

 友希那の尿のにおいを嗅いだ後に男は改めて股間を観察した。

 頭髪と同じ色をしたその毛先は全て皮膚にしっとり貼り付いていた。太腿の内側の部分には血液ではない水分が透明な筋のように皮膚の上を下っており、それらは細い足を伝ってつま先からぽたぽたと地面に垂れていた。男は友希那の足元を視た。そこには薄い黄色い透明な広がりが生まれていた。男は右手を伸ばした。手のひらを、その透明な水分の真上にかざして熱を計測すると十分に温かいことがわかった。

 それは友希那の尿だけではない、差し込む早朝の光によって友希那の足元には陽だまりが造られているのだった。

 立ち上がった男は友希那を視た。友希那はすでに意識が朦朧としているらしく瞳が虚ろだった。肌からも血色が抜け、どことなく青白い質感だった。頬に付着する脂汗に絡め取られた長髪が蔦のように複雑に模様を描いており、口は半開きだった。

 男は改めて手斧を持ち出すと両手で構えた。巨大な刃は光を受けながら友希那に向かって降下し、重力を伴って友希那の左肩に直撃した。ドチャッ……、という湿った質感で、友希那は小さい呻き声を漏らし、次の瞬間口にねじ込まれた白色のタオルが奥からじんわり赤色に濡れた。身体を攻撃されたことで吐血したようだった。男はすぐに手斧を持ち上げた。左肩に五センチほど入った手斧は粘ついた音を引き連れながら友希那から離れた。友希那の身体に赤色の亀裂が通っていることがよく視えた。内側から温かい血がとろとろと垂れ、すでに硬くなりつつある肌の上に筋のようにそれぞれ細く下っていた。

 男は手斧をまた構え、今度は友希那の右肩に向かって振り下ろした。

「ふぐっ……」

 一撃より高い位置から振り下ろされた手斧は友希那のことを大きく切り裂いた。重たい刃は肩から乳房の位置まで破きながら食い込み、友希那の身体は空中で大きくガクンと呻った。それが最期だった。傷口から太い赤色の筋をいくつも垂らす友希那は項垂れ、瞼を伏せ、それからもう身体を動かしたり声にならない声を上げることもなかった。ただ、男が手斧を友希那から外すとその衝撃でぷらぷらと身体が揺れた。

 大きな亀裂だった。皮膚は捲れ、内側の肉が大きく露出していた。どこからともなく太い赤色の血の筋がいくつも垂れて、乳房の内側の薄い黄色い脂肪は早朝の光を受けて光沢を放っていた。男は友希那の様子をみつめながら空気を勢いよく吸った。鼻頭を顔面へめり込ませるほど強く酷使すると、澄み切った空気の中に鉄のくささと粘ついた脂の風味が通った。

 男は吊り下げられた友希那を視た。まつ毛が長いなと思った。

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