Memory Too Perfect
ミレニアムタワーの最上階にいると、ついつい時間の過ぎるのを忘れがちだ。いや、仕事がいつだって山積みだから、時間のことなんて気にしてはいられないというのが正しいだろう。連日徹夜することも珍しくないシャーレの先生ほどではないにしろ、セミナーの業務量は日々増え続けていく一方だ。
リオ会長は一時間ほど前にセミナー室を後にした。もう他のメンバーも帰って、後は私かノアが戸締りを済ませるだけ。
どれだけの量の仕事が積もっていようとも、その日のうち、下手すれば授業後の数十分でそれらが片付いてしまうのも珍しくない。あの人と私とではスペックが違いすぎる。あの頭の中には、何が入っているんだろう。リオ先輩が卒業した後、一体誰がセミナー会長を務められるんだろう。
そんなことを考えながら、ノアから回されてきた書類のチェックをしていると、彼女らしくないミスが数ヶ所見つかった。システムの問題ではなく人的ミスだ。ちらりと視線を送ってみると、いつもと変わらず、涼しげな笑みを浮かべて、ノアは黙々と作業に集中している。
でも。
よく見ると、呼吸のたびに肩がゆっくり上下しているし、時折暑そうに手で顔を煽いでいる。体に火照りを覚えているんだ。そういえば、と前回の記憶を手繰り寄せ、そろそろノアも
「ノア、あなたにしては珍しいじゃない、こういうミス」
「あっ……」
「疲れてる?」
「いえ、疲れているわけではないですよ」
「…………」
椅子を深くデスクに差し入れ、お腹が引き出しにくっついている。まるで、腰から下を見られたくないみたいだ。
――ごめんね、ノア。
「あっ!」
内心で謝りながら、椅子を引いた。キャスターが床を滑るや否や、ノアは両手を膝掛けのブランケットに重ねた。不自然に盛り上がった股間を隠そうとしたけれど、もう遅い。
「無理したら駄目じゃない」
「こ、これは……ですね……」
親友の頬が羞恥に赤く染まっていく。
「痩せ我慢はよくないって、ノアが言っていることでしょう」
「……はっ……はっ……」
息を荒げだすノア。この分だと、身を襲う性衝動に何時間も耐えていたんだろう。ブランケットをそっと外すと、持ち上がったスカートの裾。タイツの生地が股間に向かって引っ張られているのも見えた。
「うぅ、ユウカちゃん、ごめんなさい……」
「謝ることじゃないでしょ。男の子の日はお互い様なんだから」
ノアに、いつもの余裕が無い。弱気になってしまう彼女を見ると、私の胸にイケナイ欲求が込み上げる。でもそれと同時に、私たちの悩みの種でもあるこの厄介な生理現象を早く解消してあげたいという思いも膨らむ。
「さ、少し外しましょ。
ノアがぶるりと身を震わせ、絹糸みたいな銀髪がさらさら揺れた。
男の子の日のお世話をしてあげるということ。それは、お人形みたいに可愛らしいノアが、快感に翻弄されて乱れる所を、心ゆくまで独占できるということ。
博覧強記。
非科学的なまでの記憶能力。
それゆえにノアは忘れられない。
――こうした責任は、私が取らないと。
彼女はもう、一人で
* * * * *
"ぬちゅ……ぬちゅ……ぬちゅ……"
「っ♡ ~っう♡ あは、ぁ……♡」
閉め切ったセミナーの休憩室に、親友の湿った吐息が浮かんでは溶ける。
「私しかいないんだから、声を我慢しなくていいのよ?」
「でも、はっ……恥ずかしくて……」
「……ふふ♡」
――ノアってば……
――受けに回っちゃうと、弱くて可愛い♡
大きな胸の先端で尖る乳首を、右手で。
ガチガチに硬くなったおちんちんを、左手で。
撫でる手つきを少し激しくしてあげたら、途端にノアは甘い声を漏らした。
「ぁ……ユウカちゃん、だめ……♡」
「ダメなの? どうして?」
「そんなにしたら、すぐ……」
「男の子の日なんだから、出さなきゃダメよ♡」
「でもぉ……」
「出したくないの?」
私の問いかけに、ノアは弱々しく首を振った。
「ならいいじゃない」
「やぁ……♡」
ガジェットを外した耳――こういう時でないと責められない、ノアの弱点を――囁く吐息で可愛がる。耳たぶを唇で甘く食んで、穴をそっと舌でくすぐり、息を吹き込む。手の中でグンッと太くなるおちんちんが、彼女の悦びようを雄弁に語ってくれた。
「分かるわ、ノア。射精しちゃうのって、お漏らしみたいで、ちょっと怖いわよね」
人差し指と親指で環を作って締め付けながら、亀頭のくびれを小刻みに責める。
"ちゅこ、ちゅこ、ちゅこ、ちゅこ、ちゅこ♡"
「んんっ♡ んうぅぅ~~~♡♡」
「腰の奥からのぼってきて……」
逆手で握り、裏筋に掌を当てて、大きく扱く。
"ごしっごしっごしっごしっごしっ♡"
「太い茎の中を、熱いのが通って……」
「あっ、ああっ、あっ♡」
「先っぽが弾けそうなぐらい膨らんで……尿道が内側から押されて、"びゅ~っ♡"……あぁ~♡ 気持ちいい~♡」
「だ……だめ、です……うぅっ♡」
わざとらしいトーンで煽る。
手の中のおちんちんがまた硬くなる。
ノアが腰を揺らし始めた。
"にゅくっ♡ にゅく♡ にゅく♡ にゅく♡ にゅく♡ にゅく♡"
「あら♡ お尻が浮いてきたわね。イキそう?」
「はぁっ♡ はぁっ♡ ゆ、ユウカちゃぁんっ……♡」
「さぁ、もうすぐね♡ あ~、いくいく♡ 気持ちいい♡ 気持ちいい~♡」
ピンクの亀頭が充血して赤みを増しているのが、淡く透けるコンドーム越しにも丸分かりだ。その中には、水飴みたいにとろっとしたカウパー氏腺液が溜まっている。
竿を扱く私の手に、ノアは健気にへこへこ腰を振っている。快感に翻弄される姿がいじらしくて、胸がきゅんと疼いた。
「ね、見せて♡ ノアのイく所見たい♡ えっちな白いの出して♡ ほら、ほらっ♡」
「あ……あっ、あああっ……♡♡♡」
"どくっ♡ ぶるんっ♡ ぴゅるるっ♡ ぴゅっ♡"
――あら♡ スパートかけてないのに♡
「んっ♡ あっ♡ あ……で、でてます、ぅ……♡」
私の囁きがトリガーになってしまったようだ。手で射精まで導く前にノアは昇りつめてしまった。おちんちんがびくんと震えるたびに、天井を仰いだまま、がくっがくっと体が痙攣する。
とろり、とろり、とろり。搾り出される生クリームみたいに、卵白みたいな質感の白濁液が液溜まりに排泄されていく。何十センチも飛ぶような勢いのよい感じではなかったけれど、ノアは頬を紅潮させてうっとり夢見心地だ。
"にぢっ♡ ぬちっ♡ ぐぢゅ、ぐぢゅうぅ……♡"
「あ……んうぅぅ……♡」
「すご~い♡ ナカにもこんなに残って……♡」
根元から強めに握ってギュッと搾ると、尿道の残滓がぷくっと玉を作った。先端から垂れて、白い水溜まりの中に滴を落としていく。快感の深さを示すように、私の手の中でおちんちんがまだ震えていた。
イキたてのおちんちんの敏感さは、私にも覚えがある。軽く竿を撫でてあげるだけで、ノアはびくんと体を揺らしてしまう。ずっしり重たくなったコンドームを外された衝撃で、長い竿がビクンと頭を振った。
「ノア、お口を開けて」
「あ……んむ……♡」
"ちゅ……ちゅっ♡"
"ぴちゃ……れるっ♡"
こちらを向かせて顔を近づけると、ノアはすぐに舌を伸ばしてきた。唇を合わせれば、甘い多幸感が込み上げてくる。
「ん……♡ ぁふ……♡」
粘つく唾液を絡め合いながらおちんちんを握って優しくマッサージしてあげると、くぐもった鼻声が漏れてきて、また腰が揺れる。柔らかくなりかけていたそれに芯が入るまでは、あっという間だった。
「もう勃起してる……ふふっ♡」
「はぁ……はぁ……♡」
「まだ足りないわよね?」
ゴムを脱いで剥き出しの亀頭を、指先でくすぐる。
「ぁ……あっ、あぁ♡ ユウカちゃんの手、気持ちいいです……♡」
「……もっと気持ちいいことしよっか♡」
「あ……っ♡」
まだ一度しか射精できていないのに、ノアの穏やかな微笑は、とろんとした淫靡な笑みに変わっていた。
* * * * *
ゴムの口を縛り終えてから、お互いベッドに横たわって向かい合う。私とノアの目線は合わない。彼女は視界を奪われているからだ。だけど、荒い呼吸で痛いぐらいにおちんちんを張り詰めさせているぐらいだから、アイマスクの下はきっと目をうるうるさせているに違いない。
「さぁ、ノア……挿入れるわよ……♡」
ごくっ、と唾を飲み込む音が聞こえた。
「はぁ……♡ はぁ……♡ あ、うッ♡」
「動いちゃダメ♡ じっとして♡」
待ちきれずに血管を浮き上がらせる怒張が、穴の入口に触れた途端に暴れて、つるつると滑ってしまう。
「あ……入っちゃう♡ あっ、あ~♡ ノアの長いおちんちんが入ってきちゃう……♡」
キスできるぐらいに顔を近づけて、彼女に囁く。うっとりと、吐息混じりに。
"つぷっ♡ にゅるる♡ にゅぷぅ~~っ♡"
「っあ˝♡ はああぁぁんっ♡」
「あ~……おまんこに入っちゃったぁ……♡」
新素材開発部の特製オナホールが、長い茎を根元まで飲み込んだ。びくっ♡ びくっ♡ とおちんちんが暴れているのが、掌に伝わってくる。ぐりぐりと捻りを加えて、たっぷり注いだローションを馴染ませる。空気を抜いて、ぴったり吸い付かせるのも忘れない。軽く一回だけ往復させたら"ぐぢゅっっ♡"と粘液の潰れるいやらしい音がした。
「あっ♡ あっ♡ あ~ん♡ ノアのおちんちん硬~い♡」
セックスごっこという茶番。普段のテンションだったら、二人とも嘲りの笑いすら漏らす所だ。でも、このわざとらしい偽喘ぎが、沸き立った頭に途方もない興奮を呼び起こす。私が男の子の日を迎えた時、ノアに散々弄ばれたから、その意趣返しだ。
"ぐぼっ♡ ずぢゅっ♡ ばちゅ♡ ぐぷっ♡"
「っ♡♡ ふッ♡ ん、ぉ……♡ あぅ、うっ、あァ……♡」
「ねぇノア……ゴム着けないで入れちゃったわね。あぁ、大変♡ このまま中に出されちゃったら、どうしよう♡」
「あっ、そんな、ユウカちゃん……♡♡ ふー、ふぅッッ……♡」
"ぶくっ♡ ビキビキビキっ♡♡"
――ふふ♡ ますます硬くしちゃって……♡
「ノアも動いて♡ 私も気持ちよくなりたい♡」
「あぁ……ユウカちゃん♡ ユウカちゃんっ♡」
"ぼちゅ♡ ぼちゅ♡ ぼちゅ♡ ぼちゅ♡ ぼちゅ♡"
「ん~~♡ あん♡ もう、ノアってばいきなりっ♡ 感じちゃう~♡」
対面側位で、ノアが腰を振り始めた。私のあげる偽物の嬌声ですっかりその気になっている。真っ暗な視界の中で、きっと、私のおまんこへ一心不乱におちんちんを擦りつけているんだ。何て滑稽なんだろう。当の私は、性器を露出するどころか、何も脱いでいないのに。
でも――どうしようもないぐらい、私も昂りを覚えていた。ノアがおちんちんを根元まで突き入れた瞬間、オナホール越しに思い切り握って締め付ける。そのまま手を動かして、おちんちんと反対向きの摩擦を与えてあげる。
「ノア、どう? 私のおまんこ気持ちいい?」
「お、ぁ♡ き、きもちいいです……♡ にゅるにゅるのトロトロで、しめつけ、っうぅ♡♡ きつくて……♡」
「私も……はぁ♡ ノアのおちんちん気持ちいい♡ 奥まで届いてて、すごいの……♡」
"ずりゅっ♡ ぐちゅっ♡ ぬちっ♡ ずりゅんっ♡"
「先っぽ擦れて気持ちいいわね♡ ぬるぬるの穴で、ごしごし♡ ごしごし♡」
「ア……♡ はぁぁ♡ あうぅぅぅぅ~~~♡」
「ほ~ら♡ 腰を止めないの♡ ちゃんと動いてくれないと♡」
「ごっ、ごめんなさいっ♡ ふっ♡ んッ♡ お、おっ……♡」
気持ちよすぎてピストンを止めてしまうノア。私が促すと、再び動き始めるも、へこへこと弱々しい腰遣いがいじらしい。快感のあまりうまく動けないのは、幸せなのに、苦しい。ノアの意地悪な言葉責めを受けながら同じことをされたら私も全然動けなかったから、よく分かる。
"ぐぼっ♡ ごぽっ♡ ぶぢゅ、ぶぢゅ、ぶぢゅっ♡"
「あ~ん♡ ノアの長いおちんちん、ナカで太くなってる♡」
「ハッ……♡ あッ♡ おっ♡ おぉ……ン˝……♡」
ホール越しに手で締め付けながら、ノアを煽る。少しずつ喘ぎ声に品がなくなってきた。おちんちんからのぼってくる快感に、ノアの賢い脳が浸食されている。「ユウカちゃん♡」と切羽詰まった息遣いが愛しくてたまらない。
今日もノアは、新しい快感を「覚えてしまう」んだ。
そう思うと、背徳感にゾクゾクして、股の奥が濡れていくのが分かった。
「ユウカちゃん……も、もう……♡」
「出ちゃう?」
「はい……うぅ、イきそう、です……♡♡」
"ずっちゅ♡ ずっちゅ♡ ぐっぷ♡ ずっぷ♡"
「ナカで出しちゃうの? ナマでしてるのよ?」
「う˝うぅっ♡ い˝、い˝、っ♡」
「どうするの? 抜いた方がいいんじゃない?」
「あ˝っ……ナカ、ナカで……♡」
「このまま出したいんだ♡ ノアってば、いけない子♡」
「ユウカちゃんに、だしたいですっ♡ あっ、なかだし、なかだしっ♡」
――あぁ、可愛い……♡
生塩ノアには誰も勝てない。
そういう立ち位置が確立されているノア。
そのノアが、手とオモチャで弄ばれて、情けない喘ぎ声をあげている。偽物の肉壺を相手に腰を振り、私のわざとらしい囁きで興奮して、おちんちんをパンパンに腫らしている。この姿を独占できる優越感だけで、私は絶頂してしまいそうだった。
「ふふ……いいわよ♡ ナカにいっぱい注いで……♡」
"ぎゅうっ♡ ぎちぃっ……♡"
耳に甘い声で囁きながら、オナホールごとおちんちんを握りつぶした。圧力を高めて二、三往復すると――
「うッ♡ あうぅっぅぅぅ♡ いっ、く……♡♡」
ノアが切なく呻くと、下腹部が力んだ。
一拍置いて、怒張した肉が痙攣する。
"どぷっ♡ どくっ♡ どぷ、どぷっ……♡"
"ぶびゅるっ♡ びゅっ♡"
「ふう゛~~ッッ♡ あっ、ぐ♡ お、おおおっ、オ˝……♡」
「あぁ……♡ 中出しされちゃった♡ あぁん♡ 熱いのいっぱい出てる♡ こんなにいっぱい注がれたらデキちゃう♡ あ~~~♡」
"びゅぐぐっ♡ びゅる~~っ♡"
"とぷ……ぴゅるっ♡"
長い射精だった。透明なホールの中が真っ白だ。重たい白濁液の出てくる感触がなくなっても、獣のような呻き声を漏らしながら、ノアはおちんちんを脈打たせている。記憶力のいいノアのことだから、射精するオーガズムの快感もしっかりと脳に刻まれているはず。褪せる前に、より新しく、より強い絶頂で上書きしながら。
「はぁ……あぅ……あ゜~~~~……♡」
「ふふ♡ い~っぱい出しちゃったわね♡」
"ぢゅぽおっ♡"
重たくなったオナホールを引き抜くと、穴とおちんちんに橋がかかった。追い打ちの摩擦で甘イキして、ノアが腰を震わせる。ナカに吐き出された精液が、ぽたぽたと幹に垂れた。まるで、バナナにトッピングされる生クリームみたい。
「あ˝……ユウカちゃん……♡」
アイマスクを外してあげたら、そこにあったのは、放心状態なノアの顔。とろとろに緩んだ締まりのない目は、焦点があっていない。柔和で理知的な彼女の面影が失われている。
「どう? この間ノアにされたことのお返し♡」
「うっ、う……あっ……まだ、きもちいいのが、ぐるぐる、してます……♡」
「下りてこられないんだ♡ また気持ちいいコト覚えちゃったわね♡」
「あっ、だめっ♡」
"ぴゅくっ……♡"
ぴくんぴくんと頭を振る先っぽを人差し指でくすぐってあげたら、残り汁が先っぽから零れてきた。
「ほ~ら♡ 逃げないのっ♡」
「あっ、やぁん……♡ あっあっあっ、そこ、くすぐったら、ダメです……♡」
「ノアはいつも、私がそう言っても止めてくれないでしょ?」
"かりかりかり……♡"
"ぬるっ♡ ぬるん♡"
「……うッ♡ ふぅ、お♡ んうぅぅ……っっ♡」
敏感な裏筋を甘く引っ掻いてあげると、ノアは腰を引いて逃げようとしてしまう。お尻を掴んで引き寄せ、亀頭の弱い所を弄び続けると、柔らかくなっていた肉竿がぐんぐん持ち上がって硬くなる。一度や二度の射精で治まるはずがないと思ったけれど、元気を取り戻すのは予想以上に早かった。
そうして、すっかり硬くなったおちんちんをすりすり撫でていると――
「……ユウカちゃんっ!」
声を張り上げて、ノアが私の腕を掴んだ。
そのまま上を取り、覆い被さってくる。
「ふうっ♡ ふうっ……♡ い、いいですよね? ハァ、ユウカちゃんっ……♡」
「がっつかないの♡ ほら、皺になっちゃうから脱ぎましょ♡」
「……っ♡」
するすると制服を脱いで、すっかり出来上がったノアが脱ぐのも手伝って――もとい、脱がせて――お互い裸になった。胸の大きさを羨ましく思いながら素肌を撫で回していると、伝わってくる体温。
ポーチからタブレットを取り出して、「女性用」の錠剤を飲んだ。コンドームをきちんと着けるのが本当は一番いいんだけど、隔てるものの何もないナマのセックスがしたい。それはきっと、おちんちんから先走りを垂らしているノアも同じはず。
「ほら、溶けちゃう前にノアも飲んで……んっ」
「男性用」の錠剤を舌に乗せて、ノアに差し出す。上下に軽く揺らしてディープキスを誘うと、すぐに乗ってきてくれた。こく、と喉の奥を鳴らして、事前服用の避妊薬を飲んだのを確かめると、そのまま唾液を絡め合って、唇を貪り合う。カチカチのおちんちんはキスの最中にもどんどん熱を増し、手の中でビクビク震えていた。軽く扱いてあげただけで、先走りが掌を濡らす。
私も欲しくてたまらなくなっている。
股の間は熱く疼いてヌルヌルだ。
前戯なんか要らなくて、今すぐ挿入したい。
「……入れたい?」
「はい……もう、早く、ユウカちゃんとしたくて……♡」
「可愛い♡ いいわよ。おいで……♡」
「ハァ……ハァ……セックス、ユウカちゃんと、せっくす……♡」
ノアの白い肌は興奮に紅潮して、股間に生えたおちんちんに思考を塗り潰されたかのように、とろんと表情筋が緩んでいる。
仰向けに寝転んで脚を広げてあげると、ノアは私の膝裏をがしっと掴んできた。重たいカウパーが、シロップみたいに先端の穴から垂れている。それの納まるべき穴も、物欲しそうにひくひくしている。お臍の下が疼いているのが分かる。ああ、早く。私も頬張りたい――♡
「ん……んっ……♡」
"くちゅ……くちゅっ……♡"
「ノア、どうしたの? 擦りつけてるだけでいいの?」
「入れたら、それだけで、出ちゃいそうで……♡」
「あははっ、興奮し過ぎよ♡ いいじゃない、何回だって出せば♡ ほら、いらっしゃい……♡」
「あ……あぁぁっ、あ……♡」
"にゅぷ♡ ずぷぷぷっ……♡"
お尻に手を伸ばして、引き寄せる。硬くて熱いおちんちんが、体の中に滑り落ちてくる。あらゆる愛撫無しに焦れていた体に挿入の快感は強烈で、私の方こそ、入れただけでイッてしまいそうだった。
「はぁ、ユウカちゃんあったかい……♡ ――あっだめっ♡ がまん、でき、な……♡」
"びくっ……♡ どくっ♡"
"ぴゅるっ♡ じゅわ……♡"
「ん˝ッ♡ い˝っ♡ い˝、あ、おッ……♡」
根元までずっぽりハメた瞬間ノアはぶるぶると腰を震わせて――そのまま射精してしまった。息を詰まらせるような呻き声と共に、お湯のようなものがお腹の中に広がっていく。
やっぱりノアは、イくのを意識してしまうと、あっという間だ。堪え性がない早漏というよりも、導火線が極端に短いというか。オーガズムの深さを強烈に記憶していて、イキそうになるとそれを高解像度で思い出してしまうんだ。
「あっ、ご、めん、なさい、っ♡ うっ、ううっ♡」
「いいのよ♡ ふふ、もう、ノアったら、はや~い♡」
「お˝うッッ♡ ん˝ぁ、ユウカ、ちゃ……♡ 締めない、で……♡」
下腹部に力を入れて、射精中の竿を搾る。落ち着きかけた所で、またぶるんとおちんちんの胴が震えて、熱いものが噴き出てきた。
しばらくノアはじっとしていたけれど、痙攣がまだ治まりきらないのにお尻を持ち上げた。
「は~♡ は~♡」
「ん……♡ 動くの?」
「はいっ♡ ユウカちゃんの、おまんこ、あっ……あ……♡」
"ぐぷっ……くぢゅ……♡"
「はっ、んんっ♡ 今日のノア、ずっと
「だって……♡」
「もしかして、お仕事中、『エッチしたい』ってずっと考えてたの?」
びくっ。
おちんちんがナカで持ち上がった。
図星だったらしい。
「その、ユウカちゃんが
「ふふっ、よかったわね。嬉しい?」
「……はい♡」
「私も嬉しい♡ ね、もっと動いて♡ 私のことも気持ちよくして♡」
「……っ♡ んッ♡ ふっ♡ っほ……♡」
"ぱちゅっ♡ ぱちゅっ♡ ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡"
"ずりゅっ♡ ずちゅ♡ ずちゅっ♡ ずちゅ♡"
ナカに出された精液で滑りがよくなって、摩擦が気持ちいい。切なげな吐息を漏らしながら、ノアの腰遣いにリズムが生まれていく。一突きされるたびに気持ちよくてお腹が浮いてしまう。もっと深い結合をねだるようにお尻をぐいぐい押し付けて、おちんちんの凹凸を感じ取ろうと、おまんこがきゅんきゅん締まる。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ♡」
「あっ、ノアっ♡ はげしっ♡ んっ、おっ♡」
「あったかくて、すいつく……っ♡ う、うっ♡ あっ、とまらなっ、ああっ♡」
"ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡"
勢いのついたピストンに、ベッドのスプリングが軋む。反り返ったおちんちんの峰が天井をガリガリ擦って、目の中で火花が弾ける。膣奥に亀頭でキスされると、あまりの快感に思わず体が逃げようとしてしまうけれど、ノアの両手は私の腰をしっかり押さえている。
「ン♡ っふ♡ はぁっ♡ ユウカちゃんっ♡ あっ♡ ユウカちゃんのナカキツくてすごいですっ♡ さっきのオモチャよりずっと♡ ずっと、ぉ……♡」
ノアの大きなおっぱいがゆさゆさ弾んで、揺れるお肉同士で肌を叩く音を立てていた。そっと手を伸ばしてみると、掌では到底掴みきれない柔らかさが私を包む。ふかふかのふわふわなのに、しっとりして吸い付く。腰を振るのに夢中なノアの隙を突いて乳首を捏ねてあげると、おちんちんの先っぽからとろとろしたものが溢れてくるのが分かった。
「ここも、おちんちんみたいに硬い♡」
「ア……だめ♡ こし……うごかなくなっちゃいます……あっ♡ っ~~~♡」
"ずぶ……ごちゅっ♡"
「!!♡♡ あ、ノアっ……ア˝♡」
「ユウカちゃん♡ ユウカちゃん、すき……♡ すきですっ♡」
「ぅ、お˝おぉッ♡♡ あっ、一番奥、よわ゛いのぉ……♡」
"ごりっ♡ ごりゅ♡ ぐり、ぐりっ……♡"
気持ちよすぎて腰を振っていられなくなったノアが体重をかけた途端、膣奥の深い所におちんちんが突き刺さった。そのまま、衝動をぶつけるように抉られる。突如として絶頂まで突き上げられて、仰け反った拍子に、イイ所を強く圧迫されて、またイッてしまう。
「あぁっ♡ ユウカちゃん、イくとすごい吸い付いてきますっ♡ あっ、もっと、もっとっ♡」
「ア゛っ♡ おッ♡ ひ♡ お˝ぁ♡ んひぃぃぃん♡」
「はぁっ♡ ユウカちゃん、ユウカちゃんっ♡」
"こちゅ♡ ぐちっ♡ むぎゅうぅぅぅっ♡"
「~~~~♡♡ か、あ˝おぉッ……♡」
正常位で下腹部をぴったりくっつけたまま、ノアがおちんちんをぐりぐり押し付けてくる。絶頂の快感に震える膣が、ねだるようにノアに絡みつく。子宮を丸ごと揺さぶるような衝撃と快感が、断続的に何度も襲い掛かってきて、頭が真っ白になってしまう。ノアももう力が入らないのか、私を押し潰すみたいに体重をかけている。
「ユウカちゃんっ……♡ あぁ、でちゃう♡ いっぱいでちゃいます……♡」
「あぁっ、ノア♡ ちょうだい♡ ぜんぶだして、だしてぇ……♡」
大波に押し流されるのが怖くなって、私は夢中でノアにしがみついた。ノアもぬいぐるみみたいに私を抱き締めて、ドロドロの精液をこってりと吐き出し始める。
"ぶびゅる♡ どばっ♡ びゅぶぶぶっ♡"
ノアが苦しそうに呻いて、体を強張らせた。
"どくッ♡ びゅっ♡ どく、どく、どく……♡"
「お˝ッ♡ おぁ♡ あぁ、でる♡♡ いくっいくっいく♡♡ お、おうぅぅ~~♡♡」
「~~~~~っ♡♡ ――――♡♡」
「あ˝っあ˝♡ あぁ、しぼられ、ちゃう……♡♡♡」
体の芯を焦がすような熱さに、全身が震える。射精しながらもノアは腰を押し付けてきて、出したてのあつあつミルクを膣壁に塗り込んでくる。
"とく♡ とくん……♡ ぴゅぷ……♡"
「ぉ……お……♡ まだ、でりゅ♡ でましゅ、ぅ……♡♡」
「だ……だしすぎよぉ……♡」
「あ、う……♡ まだ……っア……♡」
四度目とは思えないぐらい長い時間をかけて、ノアが吐精を終えた。温かいものの広がる感覚がなくなっても、私のナカでおちんちんがびくびく痙攣を繰り返している。私もノアも腰砕けで、しばらく動けなかった。
* * * * *
汗ばむ肌を撫で合い、顔が近付いた拍子に唇を重ねて、互いを労い合う。胸板で潰れる乳房の中心で硬くなった乳首がコリコリ擦れ合い、絶頂の余韻にビリビリと甘い痺れを残した。
「あむ、ぅ♡ ユウカひゃん♡ んちゅ♡ ん……♡」
「はふ……ノア♡ む♡ ぉ……んふぅ……♡」
とろとろになった意識が、ゆっくり、ゆっくり、落ち着きを取り戻していく。それでも、背中やお尻を撫でられるだけで幸福な心地よさが込み上げて、ずっとイキっぱなしになっているような錯覚すら覚える。
そんな風にして、繋がったままイチャイチャしていると、恍惚としていたたノアの目が、焦点を合わせ始めた。
「気怠いですね……」
「激しかったものね」
茹だった頭が冷えてくるにつれて、体がずしっと重くなってくる。あぁ、そういえば昨晩も、十分に眠れていなかったっけ……。
「お仕事の続き、どうしますか?」
「……明日でいいんじゃないかしら。もう仕事する雰囲気じゃないでしょ」
壁にかけた時計に視線を送ると、もう夜のそこそこいい時間だ。今から本腰を入れて仕事したとしても、情事の余韻でぽやーっとした頭で取り組んではミスが増えるだけな気がする。それよりも、素肌で撫で合う心地よさに、身を浸していたい。あと十分。いや、五分だっていいから。
――あら……?
ノアが妙にお尻ばかり触ってくる。ちょっと大きいから、気にしてるのに。
「ノア、なんで――あっ……」
「…………っ」
女の子の柔らかい体には似つかわしくない、硬いものが当たった。
「ノア~? この硬いのは何かしら~?」
「あうっ……♡」
答えなんて聞くまでもない。ちょうどいい所にあったから、太腿で捕まえた。
「その……満足したと、思ったのですが……」
「気持ちいいの思い出しちゃった?」
「うぅ……♡」
「どうする? もう一回する?」
太腿で挟んだおちんちんをズリズリ擦りながら、ノアに尋ねる。
「ユウカちゃん、疲れてます、しっ――あっ♡ 先っぽ、うぅ……♡」
バツが悪そうな顔をしながらも、ノアのおちんちんはどんどん膨らんでいく。
「ノアがこんなにしてたら、ほっとけないのよね~♡ 男の子の日なんだから、お世話してあげないとね~♡」
「あ……あっ……♡」
「ねぇ、どうするの? ねぇ♡」
"ずりっ♡ ぬりゅ♡ ずりゅっ♡"
「ユウカちゃん……いじわる、です……」
「いつものノアの方がず~っと意地悪よ♡ ふふ♡」
少し腰を浮かせて、スペースを作る。先っぽを私の溝に沿って滑らせれば――
"にゅるんっ♡♡"
「は――っあ♡♡」
「ほら~♡ ノアがおちんちん硬くしてるから、入っちゃった~♡」
私のおまんこに飲み込まれて、ノアが眉根をぎゅっと寄せた。
「入れちゃったらもう、やることは一つよね?」
「あ……ユウカ、ちゃん……♡」
「ね♡ とろとろのお肉でおちんちん扱いて、気持ちよくなりましょ? ほら、は・や・く♡」
「……ふっ、ふぅぅ……♡ ふ~っ♡」
誘惑に乗ったノアは、すぐに腰を振り始めた。
戸締りは当分先になりそうだった。
終わり
感想などお待ちしております。
「この組み合わせが見たい」みたいなのもあれば。