「あーあ、外出禁止令解けないかなぁ。食べ物も買いたいし、ブロードウェイで漫画買って喫茶店でコーヒーとか飲みたいなー。」
福田美咲は中野区新井薬師のマンションでため息をついた。
都内のソフトウェア会社に勤めるプログラマー、仕事以外の生活能力が壊滅的なダメな人間だ。仕事帰りに中野ブロードウェイと新井薬師商店街でで毎日の夕飯をとお気に入りの漫画を買って帰るのが大学卒業から4年間彼女の日常だった。
仕事はリモートによる在宅勤務でやってきたがどうやら1週間前に社長がゾンビになったことで、会社は解散となったらしい。
品川の高層マンションで、ゾンビウィルスが蔓延して愛人共々社長は犠牲となったのだ。
中国の片隅で起きたゾンビウイルスが人類にとって死の王となるとは美咲は想像していていなかった。
WHOの局長がFulminant rabies−19(劇症性狂犬病の19番)と変な名前で呼ぶのも正直、滑稽に見えていた。
ソーシャルメディアなどで、世界中の人間が動画を投稿しているが、自分の目で見なければなかなか実感はわかないものだった。
中野区新井薬師商店街を歩いているゾンビはいないし、ネットの噂ではわずかではあるが営業している店もあると言う。
彼女もおっかなびっくりではあるが、家から20メートルほどのところにある行きつけの和菓子の吾妻屋を訪ねたが、80歳になる。おばあちゃんは何事もなかったかのように、店先に饅頭を並べて売っていたおばちゃん曰く、この年ともなれば怖いものは何もないのだと言う。
そして美咲に饅頭と非常食にと大きなのし餅をくれた。
しかし、結局、事態は好転することなく最初は2週間と言われた。非常事態宣言ももはや解除の見込みが立っていない状態だ。
中野区のコミュニティー情報では、まもなく、哲学堂周辺に自衛隊が展開して、中野区エリアからの住民避難を先導するという速報が
入っていた。
そしてついに彼女も初めてゾンビらしい存在を見た。中野駅方面から歩いてくる血まみれの男、片手の手首から先はなく、口から赤黒い血を吐きながら歩いてくる。救いを求めるわけでもなく、むしろ獲物を求めるように商店街を徘徊していた。
もちろん、商店街には人影がない、、、人影がないはずだった。しかし、道路の向こう側から吾妻屋のおばあちゃんが杖をついてひょこひょこと歩いている。耳も遠くって目も不自由なおばあちゃんは差し迫った危険に気づいていないようだ。
「おばあちゃん!そっちにはゾンビがいるから言っちゃダメ、お店に帰って鍵を閉めて!」美咲が叫ぶ。
しかし、言葉の詳細が聞こえないのか、上を見上げて手を振るばかりだ。
そして、商店街の向こうから血まみれの男はびっこ引きながら、着実におばあちゃんに近づいている。
ゾンビウイルスは中国が遺伝子配合の末に編み出したものは狂犬病をベースにしたゾンビ化ウィルスだ。
症状は発熱、頭痛、悪心・嘔吐の強い感冒様症状ではじまる。脳炎症状から前頭葉が急速に衰退し、理性が飛び本能の赴くままに暴力をふるい、生きている動物を捕食し、異性を強姦する存在になり果てる。そして彼らは二度と回復する事は無い。その状態で生存期間は約3ヶ月、彼らは死ぬまで周囲の人間に攻撃を加えておのが眷属を増やし続けるのだ。
「おばあちゃん逃げてーーーーーーーーーー!」美咲が渾身の大声で叫んでおばあちゃんはやっと事態を飲み込んだようだ。
向こうから歩いてくる男の姿に恐怖して、吾妻のおばあちゃんは腰を抜かした。
「ひぃいいいいい!」怯えるおばあちゃん。
美咲は考えるよりも、先に体が動いた。部屋の入り口付近にあった消火器を片手に外に出る。
ゾンビが乗り込んできたときに使おうと使い方をあらかじめよく読んでいた。
マンションをでて、安全ピンを抜いて取っ手を握る。
不審な男はおばあちゃんのすぐそばまで迫っていた!
「おばあちゃぁあああん!!!」
ブシューーーーーーー 盛大な音を立てて、マンションの入口付近で消化器の煙が立ち込めた。
ゾンビは粉に塗れて狼狽える。そしてその頭を美咲は消火器で思いっきり殴った。
「ぐぎょおおおおおおおーーーーーーー!」呻くゾンビの頭部を動きを止めるまでなん度も殴った!
スイカを殴るような感触、そして何発めかで外皮の割れる乾いた音がしてゾンビは動かなくなった、
「おばあちゃん大丈夫!?」
「美咲ちゃん、ありがとよぉ……。うちの孫の正男が熱を出して、薬屋さんに行って薬を分けてもらおうと思ってね、、、、。」
そう言って、おばあちゃんは済まなそうに頭を下げた。
「風邪薬ならうちにあるから、私が薬を飲ませて、熱がおさまったところでお孫さんうちに連れて来るよ。この街にもゾンビが現れたみたいだから!おばあちゃんとお孫さんじゃ危ないよ。」
美咲は吾妻のおばあちゃんを近くにある自分のマンションの部屋に連れて行った。セキュリティー付きエレベーターのあるマンションの三階だけにおばあちゃんの家よりは、安全なはずだ。
そして、彼女は、薬箱から解熱剤を取り出し、物干し棒を手に取った。田舎のおじいちゃんが小さい頃に教えてくれた棒術を思い出したのだ。
「突けば槍、握れば剣、棒は変幻自在なり」おじいちゃんの口癖をついつい真似てみるとちょっとだけ勇気が湧いた。
新井薬師の通りのあちこちにすでに徘徊するゾンビの姿があった。
お孫さんのいる吾妻屋まで20メートル!彼女は気づかれないように早足で和菓子屋に走った。
わずか数十秒のことだが、彼女には永遠の時間に思えた。
吾妻屋の引き戸をあけて!すぐに鍵を閉める。そして家の奥へと進んだ。
一階に人影は無い、美咲はは緊張の面持ちで急な階段を2階に登った。
「正男君!おばあちゃんの代わりに薬を届けに来たわよ」
そして、襖越しに灯りが明滅している部屋の襖をがらりと開けた。
彼女は布団の上に小さなお孫さんが寝ているのを想像していたが、想像階の光景に凍りついた。
パンツとTシャツ姿の小太りの男が、布団にくるまって、パソコンのエロゲームをしているのだ。
無精髭に缶ビールの空き缶、タバコの吸いさしの山、何とも言えない饐えた男の匂いがした。
「あなたがお孫さんの正男君?はいゾンビがいる街の中に、おばあちゃんも薬を取りにやらせてどういうつもりよ!」
美咲は無反応でゲームを続ける男に対して大きな声で怒鳴りつけた!すると男は不精髭の太ったアゴをいじりながら悪態を返した。
「ゾンビ?いいじゃんか、俺の人生なんかとうに終わってるんだからさ!入社3年で頭が物故割れて会社クビになって!俺なんかもうゾンビ同然だよ。だから周りのこと。なんか正直どうでもいいんだわ。」
自分の可能性を信じられなくなった男の顔、自らをして自らをネグレクトしているのだ。おそらく両親からは見捨てられて祖母である吾妻のおばあちゃんが面倒を見ているのだろう。
「正男君!どうでも良くないわよ。まもなくここもみんな避難することになるのよ。その時に、あなたがおばあちゃんを無事に避難させる必要があるんじゃないの!男でしょうそのぐらい頼りになるとこ見せたらどうなのよ!」美咲は男に向かって叫んだ!
「うるせぇ!恋人もいないし、誰も俺に男を期待する奴なんていないから、ほっといてくれよ。それとも何かい?お姉さんが俺のセックスの相手でもしてくれるって言うのかよ?ゾンビに殺される前に童貞卒業できるなら一回くらいはあんたの言うこと聞いてやってもいいぜ。」
小馬鹿にしたような口調で言い放つ男の言葉が美咲の逆鱗に触れた!
「あんたみたいなクズなんて死んでしまえば良いのに!」
美咲は怒りに任せて、布団をかぶっている男を引きずり出すと、力いっぱい頬を平手で叩いた。パシン!という乾いた音が部屋に響いた。
「痛てえなぁ!」
「いい加減にしなさい!こんな時こそ男が女を守るものじゃないの!」
「うっさい女だな!ここで犯してやろうか!どうせ犯罪を犯したって捕まえる警察もいないからな!」
そう言って美咲の胸ぐらを掴んで押し倒した。
しかし、美咲は恐怖心など微塵もなかった。
「いいわよ!あんたの汚いもので私を犯してみな。その代わり、犯した女くらいちゃんと自分で守りなよ。
おばあちゃんと私を自衛隊がいる哲学堂まで連れていく!それができるなら、あなたに犯されてあげるよ!人生の最後ぐらい男振りを見せてみなよ!」
「くそアマ!わかったよ。連れてってやるよ。そのかわりこの場でセックスさせろ、途中で死んじまったったら悔いが残るからな!」正男は慌ただしく、ズボンを脱いだら。もともとエロゲームで盛り上がっていたところだ。ちんぽがギンギンに勃起していた。
美咲は抵抗しない、ただ一言「好きにして」と言った。
社会人3年目の彼女には、すでにセックスの経験があった。就職難の時代に面接を務めた部長に体を許し第一希望の会社に入社たのだ。その後も時々部長に呼び出されてはセックスの相手をさせられている。自分の父親と同じような年齢の男に彼女の若い体は、女の快楽を教え込まれていた。自分でも汚れた女だと思う。だからこそ、人を助けるために、自分の体が役立つならためらう気持ちはなかった。
「いいのかよ!死に損ないの婆のために、そこまでするなんて馬鹿な女だぜ!」
正男は美咲の服を乱暴に脱がせると、下着を剥ぎ取り、その乳房にしゃぶりつく。
目に眩しい、白い肌、柔らかな、しっとりとした手触り、こんな幸せな感触がこの世にあるのか正男が感動した。エロビデオでもエロゲームでも得られなかった生の女のリアルがそこにあった。乳首を触られると彼女が幽かなと息を漏らす。それが自分の指先によってもたらされたものだと知ったとき、正男の頭に歓喜が湧いた。
田舎っぽい素朴な顔立ちの中に、生来の優しさを感じさせる美咲の顔。エロゲームならば純情な幼なじみポジのキャラだ。正男は彼女の顔を見つめる。
「顔、、あんまり見ないでよ、お化粧もしないで来ちゃったんだから、、」美咲はぷいと顔を背ける。
正男がまるで自分のことを天使か何かのような憧憬を込めて見つめていることに彼女は気づいていた。この男はブラック企業の犠牲者で根は純粋な子なのかもしれない。彼の初々しい反応に美咲は少し心を許した。
「はあはあ……、乳首が硬くなってる、、感じてる?俺に触られて気持ち良くなってるのか?」
童貞丸出しの段取りの悪さで、ど直球な質問をしてくる。これはまるで羞恥プレイのようだと美咲は思った。
「あうぅ、、うるさいわね!早く終わらせなさいよ」照れる美咲
「童貞をなめるなよ。生の女の裸初めて見たんだ。隅から隅まで眺めて触って舐めまわしてやる。」
そして、正男は美咲の股間に手を伸ばした。
「きゃあ、、そこはダメよ!きたないわよ!」
「うるせぇ、ヒキニートの俺にこんなエロい体、見せたお前が悪いんだろ!」そう言って、彼は美咲の陰毛をかき分けて、性器を露出させた。
「ああ、これが、、リアルおまんこ、思ったより複雑な中味してるな、、、これがまんこの匂い、、」
「み、見るなよぉ、それといちいちコメントしなくていいから!恥ずかしいんだから」
「美咲さんて言ったっけ、、綺麗だよ。こんなピンクで、、今日だけでいいから美咲って呼ばせてよ!」
「あ、、んんふっ❤️そんなとこぺろぺろしちゃだめ、、、あぅっ❤️好きにやればいいじゃない、、ああひぃ」
美咲は男が自分に好意を向けていることに気づいた。部長とのセックスは快楽はあったが、彼から愛情を感じる事はなかった。いわば性欲処理の道具として抱かれてきたのだ。心が壊れて引きこもった彼、心を殺して生き残ってきた美咲、、それがゾンビが街に溢れる世紀末的状況で営みを交わすお互いの心が通い合うようなセックスは久しぶりだった。
「正男君❤️私のこと好きにしていいよ。今まで女の子にしたいと思ったことを全部していいよ❤️」
美咲は、正男に身を委ねた。
「美咲さん❤️ごめん、俺、、」
美咲は正男にキスされた。不慣れだが情熱的なディープキスだった。
「ちゅ、、、美咲さん、、好きだよ」
「私も、、、正男君❤️」
美咲は正男に告白されて、彼に自分恋していることを自覚した。
「美咲さんの、、ここ、、もうこんなになってるよ、、すごく濡れてる、、気持ちいいんだよね。俺もすごい興奮してるんだ。」
「あん、、言っちゃいや、あん、、もう入れていいから、早くして、私もたまらないの❤️」
美咲が正男を誘う。童貞の彼はどう挿入していいかわからずに戸惑う、彼女は、指先で彼のペニスをつまみ、自分の膣の入り口へと導いた。
「ここだよ、正男君ので思いっきり貫いて!」年下の青年の前で足を開き美咲はにっこりと微笑んだ。
「美咲さん❤️好きだぁーーーーーーーー!」正男が獣のように叫び、彼女の中に挿入してきた。
「ああっ!入ってくる!大っきくて硬いのが奥まで入って来るよぉおお!正男くんのおちんちんでいっぱいにされちゃってるのぉおお!」
正男のモノは、太く大きく小柄な美咲の膣穴を蹂躙した!そして、彼女の膣の敏感な部分をゴリゴリと擦ってくる。その快感は、これまでに経験したことのないものだった。
痛みを覚悟していたのに、彼女の体は正男のそれをあっさりと受け入れていたのだ。
(やだ、。この子のおちんちん、私の気持ち、いいとこにあたる、入ってくる角度もすごく気持ちいよくて、、あっはぁ、、いや、、気持ちよすぎておかしくなっちゃう❤️」
正男が腰を動かすと、その衝撃が子宮にまで響く。
ずぶぶっ!ぐちゅうっ!! 愛液が溢れてくる。
そして正男の肉棒が美咲の奥深くまで到達したとき、その先端がコツンと壁のようなものに当たった。
「あひっ!」子宮を突き上げられ美咲の膣壁が正男のものをキュウッと締めつけた。
「ああ、、締まるっ❤️」
その瞬間、正男は射精してしまった。
どぴゅっ!びゅーーーーー!どくんどくん!!! 美咲の膣内に大量の精液が流し込まれた。
それは、圧倒的な圧力で、彼女の膣の中に広がっていく!
「ああ、、出てる、、すごい勢いびゅーーびゅーーーしてる❤️いくっ、、イク❤️」
正男が美咲の膣内で果てると同時に美咲もアクメに達していた。
二人は抱き合いながら、荒い息をつく。
美咲はこれまで部長とのSEXで感じたことの無い快楽を感じていた。
正男は生まれてはじめてのセックスに感動していた。2人の肉体はまだ結合の継続を望んでいた。正雄の若いペニスは射精してわずか1分間ほどの間にフル勃起を取り戻していた。
「正男君、元気ね❤️もう一回してくれる?」
美咲は返事を待たずに、そのまま彼の上にまたがって腰を振った。自らのくびれた腰つきも、揺れる乳房も見せつけるように騎乗位で彼女は乱れた。
「美咲さん、俺、みさきさんのことが大好きです。俺、命に代えても守るから、価値のない俺の命だけど美咲さんのために俺、捧げるから!」正男のまっすぐで熱い感情の発露に美咲も淫にあえいで答えた!
「正男君、好き❤️私は、あなたの女だから、守ってね、すごく気持ちいいよ、正男くんのおちんちん出して!中に!ああん!きてぇえ!中出ししてぇ!!」
美咲は正男の上で激しく腰を動かし絶頂を迎えた。
そして、正男もまた美咲の中で二度目の射精をした!
新井薬師商店街に響き渡る男と女の喘ぎ声、本能を刺激されたゾンビたちは和菓子の吾妻のガラス張りの引き戸を叩いていた。
⭐️地獄の脱出行
2人はセックスから我にかえり外を見る。
「美咲さん!ばあちゃん連れて逃げないとね!」
正男は服を着る!噛まれても大丈夫なように厚い革ジャンを纏い、特殊警棒やら、木刀やらを手に持った。
そして彼は登山用の巨大なリュックとロープを押入れから出してきた。
「こう見えて俺、学生時代は、登山部にいたんですよ!」正男は頼もしく笑った。
こうして2人は吾妻家を出て美咲のマンションで吾妻のおばあちゃんを正男がリュックで背負う形で
移動を開始した。おばあちゃんは孫の豹変に何かを感じ取ったようで「美咲さん、正男のやつを改心させてくださって、立派な男にして下さってありがとうございます。」と涙を流した。
美咲は「立派な男にした」というくだりに思わず苦笑いを浮かべた。
外に出た3人は、事態が急速に悪化していることに気づいた。後の祭りだが日本政府はFulminant rabies−19(劇症性狂犬病の19番)ゾンビウイルスの扱いを根本的に間違えたのだ。
人権の保護を主張する野党と自由民主党左派に押され鬼志田政権はゾンビの自衛隊と警察による銃殺駆除指令を取り下げた!そしてあろうことかゾンビの捕獲と隔離病院施設への入院という最大の愚行を、現場の官僚たちに命じたのだ!それは犠牲者を増やし感染の拡大を招くへ最大の原因となった!そして「初動において、徹底的な対応をしなかった内閣の責任は重大だ!」と野党は手のひらを返して追求に回っている!
貴重な時間が愚かな政治家たちの手で無駄に浪費されていた。
せめてもの救いは、警視庁にも自衛隊にも官僚にも政治家のお花畑に付き合うものばかりではなかったと言うことだ。自衛隊と警察は都市生活を維持する社会インフラを守ることを徹底し、国民の自宅避難を助けた!そしてゾンビウィルス発生から3週間経ってやっと出たゾンビの射殺許可を受けて出動を開始していたのだ。
そんな裏の事情は知らずに美咲達は一路、哲学堂公園を目指した。幹線道路は車で溢れて大渋滞、車内から動けない人間たちが格好のゾンビの餌になっていた。
「大きな道を通らずに、なるたけ路地を縫って公園まで行こう!」正男が力強く美咲の手を引いた。
美咲は正男のたくましい背中を見て思った。
(この子なら、、きっと私を守ってくれる。)
美咲は、正男に手を引かれながらそう確信した。
哲学堂公園周辺には美咲たちの他にも多くの避難民がきていた。
そこに自衛隊の姿はなかった。政府の命令で防衛ラインが環状7号線までまで押し下げられたのだ。避難民たちには環状7号線の向こうまで避難するように追加指示が出されていたl
車道には家族連れを乗せた車が渋滞にはまっている。
「桜並木のあたりにすごい数のゾンビが群れているぞ!」
状況をいち早くつかんだ正男は幹線道路脇の民家のブロック塀に登った
塀の上からみた光景はまさに地獄のようだった。
渋滞で動けない車を取り囲むようにしてゾンビが窓ガラスを壊していく。最初は指先でガリガリやっていただけたのに、まだ知性の残る1匹が硬いのものでガラスを割るのが良いと気づくと瞬く間にそれを真似し始めるのだ。なまじ人間の知性が残っているのが始末が悪い。
軽自動車の運転席から1人の主婦が外に引きずり出される。
「いやぁーーーーーーー!」続いて、後部座席から女の子が、助手席から男の子が引き出される。
まだ小学校低学年の男の子を3人のゾンビは押さえつけ、まるでそうするのが当たり前かのようによってたかって食らいついた。
幼い子供の口から聞くに耐えない断末魔の叫びが響いた。
食い破られたお腹から大量の血とともに内臓が溢れ出てくる。
それに興奮してより多くのゾンビが幼い子供の柔らかい肉に手を伸ばす。1分足らずで、男の子は人間の原型をとどめないままに食い荒らされた。
そして母と娘には別な運命が待っていた。赤く目を光らせた、ゾンビに服を脱がされて強姦されたのだ。
ゾンビたちのほとんど全裸に近い状態であり、必ずペニスはむき出しのままだ。彼らは、人間の生肉と女の凌辱を渇望している。母親の豊満な乳房にゾンビがしゃぶりつき、彼女の口に無理矢理ペニスをねじ込む。
その隣では幼い娘が四つん這いにさせられてまだ男を知らないヴァギナにいきり立つものをねじ込まれていた!「ああっ、、やめてよーー母さん助けて、、痛いよぉ、、」
泣き叫ぶ娘の口を別のゾンビのペニスが塞ぐ。
「ああ、、誰か、助けて、、お父さん、、」
母の方はなすすべもなく、ただ目の前の陵虐を受け入れるしかなかった!なぜなら、彼女の方にはその3倍の男たちが群がっていたからだ。彼女の周りを取り囲むのは、何本もの勃起ちんぽだ!「ああんっ!お願いします!もう許して下さい!どうか、、」彼女の膣にも、尻の穴にも口の中にも先を争って男のものが挿入された!
「ああ、、だめ!ああん!ああん!あひぃいいいいいい」叫ぶ。母親、その隣では娘がうつろな瞳で男の凌辱を受け入れていた。その様子を見て、他の車に乗っていた男たちが奮い立った。
黙って見ていれば、次は我が身だ。
「父さんはあいつらをやっつける。」「「お母さんもここで戦うわ。安心して!ゾンビなんかに負けないから」
大人たちはありあわせの武器を持ってゾンビたちに立ち向かう、
しかし住宅街から喧騒を聞きつけて圧倒的な数のゾンビが押し寄せた。
大人たちはゾンビの濁流に飲まれる小舟のようだった。
まずは男たちが真っ先に食い殺される。そして残された女たちゾンビたちが群がる。
恋人を殺された若い娘の背後にゾンビが近づき髪をつかんで地面に引きずり倒した。
そして蟻が群がるように娘の体にゾンビが群がった。
何十体というゾンビがペニスが勃起させていた。
「いやぁ、、健二助けて、、」娘の瞳が恐怖に開かれた。
乳房にゾンビが手を伸ばす。服を剥ぎ取り、のしかかる。
ゾンビは恋人の死体の横で娘に足を開かせて弾むように腰を振っていた。
口にも先を争ってペニスをしゃぶらせていた。
ゾンビ達がよだれを垂らして欲情していた。ー
「いやぁ、、やだ、、こんなの、、」
目の前で姉妹たちを殺された。中学生の娘。
彼女は地面にへたりこんだ。。
彼女の体に無数のゾンビの手が伸びる。服を破られ未熟な乳房があらわになる。
ゾンビの手が乳房を掴んだ。
そしてその手が乳首をつまみ上げた。ーんっ!と声を上げてしまう。
そしてさらに別のゾンビががその小さな口に自分の肉棒を押し込んだ
。口の中に生臭い匂いが広がる。息ができない。涙目になりながら必死で抵抗する。
しかしそんなことお構いなしにゾンビは腰を振り続ける。喉の奥まで突かれるたびに嗚咽しそうになる。
やがて射精された精液を飲み込むしかなかった。
「うぇえええ、、、 」胃の中のものが逆流してくる。
「ひぃきっ!」少女の体がビクンと跳ねた。
ゾンビの体液には催淫効果があるのだ。
少女の割れ目から突然に愛液があふれた。
その様子を見定めてゾンビが襲いかかり膣内にちんぽを挿入した。
体を引き裂かれるような痛み!!
「ああん、、あっ、、ああ!」
あまりの痛みに悲鳴をあげる。
しかしそんなことはおかまいなしだった。激しくピストン運動が続く。
「いたいっ、痛いからもうやめてっ、お願いだからっ」
泣き叫ぶ彼女に容赦なく突き入れられる肉棒。
「やめてっ、、ああ、、い、、うそ、、いいっ、私の腰、、動いてる?」
「ぎゃああああいぐげええええええええ」
断末魔のような叫びとともにゾンビが射精する。
ドビュウウウウウドビュウウウウウ、
「出てる、、いっぎ!ゴフっ!」
それと同時に少女は泡を吹いて気絶した。
「このままじゃ私たちも奴らに捕まってしまうわね。」
美咲は諦めたような様子でその光景を眺めていた。
しかし正男は愛する女を守るために頭をフル回転させていた。
「美咲さん❤️おばあちゃん!妙正寺川に降りよう!そして、川の中を歩いていけば、板橋区の常盤台まで出れるよ!そこはもう環状7号線だ。それにゾンビウィルスは狂犬病の1種だからかかった連中は水を恐れるはずなんだよ。」
正男は少し心は繊細で弱かったが、頭の良い男のようだ。
美咲は完璧な脱出作戦に思えた。
「うん、行こう、正男君連れてって❤️」
彼女が答えると同時に彼は走り出した。ゾンビを蹴散らして橋に向かう。そして登山用ロープを下ろした。
妙正寺川は高さ4メートルのコンクリートで護岸された都市型河川で水深は30センチほどだ!彼は美咲を先におろして、その後でおばあちゃんを背負ったままつるつると器用に川に降りた。
そして、練馬方面に向かって歩き始める。案の定、ゾンビたちは水を恐れているのか、川の中までは入ってこようとしなかった。
「皆さん川の中は安全です。川を通って安全なところまで逃げましょう!」
美咲が叫ぶ!
「みんな早く来いよ、街中はどんどんゾンビが増えていく、川を通らなきゃ環七までなんかとてもじゃないけど行けないよ!」正男が大きな声で避難民に呼びかけた。呼びかけに気づいた何人か川に飛び込むと皆、それに続いた。
「正男を立派な男にしてくれてありがとね。美咲さん❤️」正男の背中で、おばあちゃんがうれしそうに美咲に向かって笑いかけた。
その表情は、2人の関係を完全に見抜いていたようだった。
こうして正男と美咲、吾妻のおばあちゃんは環状7号線の向こうにある練馬駐屯所にたどり着いた。美咲は2人を埼玉県の奥地にある秩父郡寄居町に誘った。
そこには、彼女の田舎がありおじいさんが1人、代々伝わる広い家で農業で生計を立てていたのだ。
そこに身を寄せた彼女たちは、おじいさんの農業を手伝いながらゾンビ禍の3年間を1抜いたのであった。ゾンビがもたらした災いはグローバル経済を完全に崩壊させ、人類はエネルギーと食料の自給自足を中心とした新しい社会に生まれ変わって行った。
世界は大きく変わったのだ。そしてゾンビ事件から2年、28歳となった美咲も大きな転機を迎えた。4歳年下の正男と正式に結婚することが決まったのだ。