※この作品はR-18です。

ゾンビウイルス2025 in 日本。   作:みなぽん

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ゾンビ禍でも元気です!群馬県 老神谷村 青年団興亡記!

群馬県 老神谷村 青年団興亡記

 

峠の朝は、いつも霧から始まる。

 山肌をなぞるように白い靄が流れ、かつて観光客で賑わった道の駅の看板を、半分ほど飲み込んでいた。割れたガラス越しに差し込む光は弱く、静まり返った空気の中で、風鈴だけが場違いに鳴っている。

その静けさを破るのは、決まって――足音だ。

 「来るぞ」

 双眼鏡を覗いていた拓真が、低く言った。

 峠の下、かつては高崎市へと続いていた国道の曲がり角から、黒い影がひとつ、またひとつと現れる。人の形をしているが、もう人ではない。腕を垂らし、頭を揺らしながら、ただ上へ、上へと登ってくる。

どん詰まりの村だったことが幸いして、この一本道さえ守っていれば、村全体を守ることができる。それにしても、ゾンビはやってくる。

 毎日だ。ほとんど儀式みたいに。

 「……今日は少ないな」

 隣で弓を構えた美月が、息を吐く。彼女の持つコンパウンドボウは、拓真の家の製作所で組み直したものだ。部品は寄せ集めだが、弦の張りは新品よりも力強い。

 「少ない方がいいだろ」

 「そうだけどさ」

 軽口を叩きながらも、誰も油断はしない。

 道の駅の屋根の上、錆びた手すりの向こうで、青年団の面々がそれぞれの武器を構えていた。猟銃を抱えるのは、元猟師の娘の早苗と、その弟の直樹。弾は貴重だから、無駄撃ちは許されない。鉄パイプを削って作った槍を握るのは、力自慢の慎吾。腰には、村の蔵から持ち出した古い刀を差した者もいる。刃は鈍いが、首を落とすには十分だった。

 

 拓真は、矢を一本、ゆっくりとつがえた。

 

 かつて、こんなことをする日が来るなんて思わなかった。あの頃は、村は静かすぎて、若い連中はみんな外へ出ていった。残った自分たちは、「何もない場所」に縛られた落ちこぼれみたいなものだった。

だが今は違う。

 「――撃て」

 小さく合図を出す。

 次の瞬間、乾いた銃声が峠にこだました。続けて、弦が鳴る。矢は真っ直ぐに飛び、先頭のゾンビの額に突き刺さった。ぐらりと揺れ、そのまま崩れ落ちる。

 だが後ろの個体は止まらない。

 ゆっくり、確実に、距離を詰めてくる。

 「二発目いく!」

 早苗の声。銃口が火を噴き、もう一体の頭部が弾ける。

 それでも、まだ三体。

 慎吾が前へ出た。

 「下りてくるなよ、ここで止める」

 道の駅の入口、割れた自動ドアの前で、彼は槍を構える。鉄パイプを斜めに切っただけの穂先だが、その鈍い光は妙に頼もしかった。

 ゾンビが一体、手を伸ばしてくる。

 その腕を、槍が貫いた。押し込む。骨が砕ける感触が、金属を通して伝わる。慎吾は顔をしかめながらも、さらに一歩踏み込み、首元へと穂先を押し上げた。

 ぐしゃり、と嫌な音がして、動きが止まる。

 「あと二!」

 拓真は弓を捨て、腰の刀に手をかけた。

 近づいてきた一体の顎が、だらりと外れかけている。腐臭が風に乗ってくる。昔なら吐いていたかもしれない。でも今は――ただの作業だ。

 踏み込み、斬る。

 鈍い刃でも、勢いを乗せれば切れる。首の半分まで食い込んだところで、骨に当たる。押し切る。腕に重い抵抗が残る。

 倒れた。

 最後の一体は、美月の矢が仕留めた。

 静寂が戻る。

 

 風鈴の音だけが、また鳴り始める。

 「……終わり、か」

 誰かが呟く。

 拓真は息を吐き、刀の血を振り払った。赤黒い液体が、ひび割れたアスファルトに散る。

 

 「片付けよう。昼までに畑も見ないと」

 その言葉に、何人かが苦笑した。

 戦いの直後に、畑の心配だ。けれどそれが、この村の現実だった。

 ゾンビが世界を壊しても、腹は減る。

 米も野菜も、自分たちで作らなければならない。

 だから彼らは戦う。

 守るために――この、何もなかったはずの場所を。

 峠の霧が、少しずつ晴れていく。

 遠くの山並みが姿を現し、陽の光が道の駅の屋根を照らした。壊れた看板も、血の跡も、すべてが白日の下にさらされる。

 それでも、ここには人の気配がある。

 笑い声も、言い争いも、夕飯の匂いもある。

 「なあ、今日の飯、何?」

 慎吾が槍を肩に担ぎながら聞く。

 「芋と養殖の鱒あと、大根の漬物」

 美月が答える。

 「またかよ」

 「文句言うなら街に出てとってきなよ」

 軽口が飛び交う。

 そのやり取りを聞きながら、拓真はふと、峠の下を見た。

 あの先にあるはずの街は、もう戻らない。

 けれど――

 「……まあ、悪くないか」

 誰にも聞こえない声で、そう呟く。

 ここには、自分たちの居場所がある。

 かつては捨てられかけた村が、今は誰よりも強く、生きている。

 霧の消えた峠に、若者たちの影が伸びる。

 それは終わった世界の中で、確かに続いていく、小さな青春の形だった。

⭐️混浴セックス

「お湯が湧いたぞ!」

「じゃあ行くか!」

拓馬が立ち上がり、五人の仲間たちも続いた。この五人は通称『チーム・タカマガハラ』——拓馬、美月、早苗、直樹、慎吾で構成されている。彼らこそが、この辺境の地で日々ゾンビから村を守る若者グループだ。

温泉宿への坂道を登る途中、冷たい夜風がほてった体を優しく冷やす。星空はゾンビ禍以前よりずっと明るい。街の灯りが消えたおかげで、星々の輝きが増しているようだ。

「おい直樹、また怪我してるじゃないか」

後ろから慎吾が指摘した。直樹の右肩に巻かれた包帯が見えている。

「転んだだけです」

「直樹、心配させないでよね。噛まれたらおしまいなんだから。」

早苗が弟を睨みつける。彼女は医療担当でもある。

姉の剣幕に押されて渋々従う直樹を見て、美月が微笑んだ。「こういうところが可愛いのよね」

「なっ……!」

直樹の耳が赤くなるのが暗闇でもわかる。年上の女性たちに挟まれる生活は、思春期男子にとって試練であると同時に安らぎでもあった。

宿に着くと玄関の行燈が柔らかな光を放っている。職人が修復した木造建築は歴史を感じさせつつも新鮮味があった。

内湯にはすでに湯気が立ち込めていた。

「先に入ってるぞー!」

五人は脱衣所で服を脱いだ。ゾンビ戦闘用に改良した防護ベストやレザーパンツが床に置かれる。

「女の子を見て興奮する。生きている証拠だな」

拓馬が呟いた。メンバー、全員での混浴は生きていることの確認行為でもあった。

「美月さん胸大きくなってますね」

「バカね直樹君は〜」

そんな会話を聞いて慎吾が苦笑いする。

「美月そろそろ直樹にも教えてやったらどうだ?万が一でも童貞のまま死んだら浮かばれないだろう。」

「直樹くん……ちょっと緊張してる?」

美月が湯船に浸かりながら視線を向けた。直樹は肩まで湯に沈んで膝を抱えている。普段は元気すぎるくらいなのに、今はまるで怯えた子犬のようだった。

 

「だ、だって……先輩の裸……見ちゃいましたし」

「そっかぁ……男の子だもんね」

美月が湯の中を近づくと、水面が波立つ。石鹸の香りが湯気に溶けて広がった。

「あのさ……万が一って言葉があるじゃない?もし明日私たちが……消えちゃったらどう思う?」

突然の問いに直樹の顔が硬直する。

「……考えたくないです」

「でもね、だからこそ大事なんだと思うの。ちゃんと伝えたいことは言葉にして。好きな人とは触れ合って。後悔しないために」

湯面に映る自分の顔がゆらめくのを見つめながら、美月が続けた。

「今しかない時間がある。それを……知ってほしいんだ」

直樹の喉仏が上下する。

初めて見る先輩の横顔に、今まで気づかなかった憂いが浮かんでいるのに気づいた。

「怖いですか……?」

思いがけない質問に美月が吹き出した。

「怖いわよ!もちろん!でも……怖さと向き合うのも人生って感じじゃない?」

湯船の中で彼女の手がそっと直樹の拳を包む。指先が温かい。

「触れてみる?私の胸、ほら、生きている人間の胸の感触」

緊張した指が震えながら絡まった。皮膚の柔らかさと脈打つ鼓動が伝わってくる。

「……先輩……本当にいいんですか?僕なんかで」

「いいのよ。素直で真っ直ぐで……」美月の声が囁きになる。

「私もね、本当は誰かと繋がっていたいの」

 

 

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美月は直樹を風呂の縁に座らせ、彼の股間に顔を埋めた。長く艶やから、黒髪が直樹の両足の間で前後する。憧れの年上の女性が、自らの勃起したものをしゃぶっている。

「あああ、美月さん!」

「んふふ、元気になったじゃない?」

美月は妖艶に笑う。

湯船に再び身を沈めた美月が手招きすると、直樹は恐る恐る彼女の前に腰を降ろした。

「まずはキスから」

唇が触れ合った瞬間、静電気が走ったように背筋が痺れた。

「舌を入れてみて」

言われるままに侵入すると、待ち構えていたような温かい粘膜が迎え入れてくれた。初めて味わう女の口腔は蕩けるようで、理性が溶けていく感覚に襲われた。

「んっ……んんっ……」

鼻から抜ける甘い吐息に煽られるまま、直樹の右手は導かれるように胸に伸びていた。掌に収まりきらない膨らみを揉みしだくと、美月の腰がぴくりと跳ねた。

「もっと強く触ってもいいよ」

囁かれた言葉に従い、乳首を探り当てると小さな悲鳴が上がった。そこからはもう夢中だった。滑らかな肌を撫で回し、唇を這わせる度に美月は切なげな声を漏らした。

「すごい……力強いね……」

不意に抱き締められて鼓動が共鳴する。命の鼓動同士が交わる不思議な一体感に包まれたまま、二人は湯の中で何度も唇を求め合った。

「来て」

美月が浴室の床に寝転がった。その胸は激しく上下しており、瞳には期待と不安が入り混じっていた。

「俺、美月先輩とセックスするんだ」

直樹は自身の逸物を握りしめながら美月の秘部へと接近した。柔らかい陰毛の感触。そして……

「ここだよ……ここに入れるんだよ」

導かれるまま亀頭が割れ目に宛がわれる。湿った柔肉が熱く吸いついてくる感覚に眩暈がしそうだった。

「はぁ……はぁ……!」

呼吸を整えようとするたびに彼女の吐息が耳朶を擽る。理性と本能の狭間で揺れながらも、少年は遂に禁断の一歩を踏み出した。

「うっ……!?」

初めて知った感覚だった。

ぬかるみのような熱帯雨林が彼を飲み込んでいく。

「直樹君、上手だよ、あああっ」

微笑む美月の顔を見て、堪らない愛しさが込み上げてきた。

「動いていい?」

コクンと小さく頷く首筋に接吻する。そしてゆっくり引き抜いては押し込みを繰り返した。最初は慎重だった律動も次第に深く激しくなり、結合部から淫猥な水音が響き始めた。

「ああっ!そんな奥までっ……!」

最深部を突き上げるたびに少女の身体が跳ねる。汗ばむ素肌を重ね合い、互いの体温を共有しながら二人は快楽の高みへと昇りつめていった。

「私、イっちゃう……!」

「俺も出ちゃいます!」ドビュッドビュッドビュッ

絶頂直前の告白と同時に美月の膣壁が激しく蠢いた。それに呼応するように精液が解き放たれ、若い二人の間で新たな生命の素が溢れ返った。

「すごく良かった……」

放心状態の美月が呟く。

 

 

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「美月、うちの弟、ありがとね」

彼らの隣では姉の早苗が拓馬に後ろから貫かれていた。早苗の豊かな尻たぶが、拓馬の手に強く掴まれていた。二人の結合部から愛液が滴り落ちている。拓馬のピストン運動によって泡立つそれらが太腿を伝い落ちていく様は淫靡だった。早苗もまた快感に溺れているのか、時折大きく仰け反ったり喘いだりしていた。

「んああっ……いぃっ……っ!」

「ここがいいんだろ?」拓馬が抽送を速める。「弟が見てる、ああっだめぇぇ!」

早苗は狂ったように首を振るが腰使いはますます激しくなる。ついには絶叫と共に果て全身を痙攣させながら拓馬の方へ倒れ込む。

「えへへ気持ちよかったぁ」

早苗の舌が拓馬の唇を這い回る。唾液で濡れた唇同士が擦れ合うたびにくちゅっと音を立てた。

「俺も最高だった」

「おいおい、俺だけ仲間外れは困るぜ。」慎吾が美月早苗を見る。

慎吾の困惑した表情をよそに、美月と早苗は妖しい笑みを浮かべながら彼に迫っていく。湯気に曇る露天風呂の岩陰で、三つの人影が絡み合った。

「慎吾って普段クールぶってるけど……意外と敏感なのよね?」

美月が背後から忍び寄り、慎吾の耳朶を甘噛みする。鋭い快感に肩が跳ねた。

「そ、そういうわけじゃ……」

「嘘つき♡」

今度は正面から早苗が挑む。既に臨戦態勢のペニスを細長い指で挟み、皮を剥くように上下にしごき始めた。湯の熱さと興奮で充血した肉塊が更に大きく膨らむ。

「ちょっ……待てよ!二人同時にとかマジ勘弁してくれ」

必死の抗議も虚しく、早苗の口が開く。ピンク色の舌先が先端を舐め上げた刹那──

「うぉっ!?」

思わず腰が引ける。しかし背後から美月の腕が腰に巻き付き逃げられない。

「暴れると危ないよ〜?」

楽しげな声と共に柔らかな乳房が背中に押し付けられる。弾力のある感触が刺激となり、下半身は更に怒張してしまった。

早苗のフェラテクは巧みだった。

 

浅く咥えては離し、裏筋に沿って舌を這わせたり。緩急をつけた刺激で射精欲を煽ってくる。しかも目の前で美月が豊満な肢体を見せつけているのだ。

「んっ……ふぅっ……慎吾さんの味濃い……」

卑猥な水音と共に啜る音が響く。羞恥と快楽の狭間で理性が溶けていく。

「次は私の番」

交代を申し出た美月が跪く。その唇がペニスを包み込む瞬間──

「待って!ダメだまだ早……アアッ!!!」

早苗の手コキと同時攻めが始まった。二つの異なる技巧による責め苦に脳裏が白熱する。肉棒の根本は早苗の繊細な指先によって搾られ、先端は美月の口内で吸い尽くされようとしていた。

 

「んっ……ゴクン」

大量に放出された白濁を美月が嚥下する音が生々しい。彼女はぺろりと唇を舐めると勝ち誇ったように微笑んだ。

「美味しかった♪でも本番はこれからよ?」

早苗が慎吾の体を仰向けに押し倒す。湯を滴らせた乳房が胸板に触れるたび、鼓動が加速していく。

「ねぇ……今度は私たちにも注いでくれる?」

早苗が騎乗位の体勢に入る。濡れそぼった秘裂が亀頭を飲み込む瞬間、慎吾は獣のような咆哮を上げた。先程出したばかりだというのに硬度は衰えない。むしろ二度目の高揚感で鋼鉄のように硬くなっていた。

 

「うわっ……すごっ!」

早苗の体重がかかり全体重で圧迫される感覚。子宮口を突き上げる衝撃が脳天まで突き抜けた。

「ふぅ……動いて良い?」

「好きにしろ……って言いたいとこだけど無理だ……!」

慎吾の答えも聞かず早苗は腰を振り始める。円を描くような動作で膣壁が擦れ合い、同時に美月の手が乳首を弄る。

「ひゃっ!」

突然の刺激に慎吾の腰が跳ね上がる。その反動を利用して早苗の蜜壺が一層深く咥え込んだ。

「凄い……全部入ってる」

恍惚とした表情で呟く早苗。彼女の細い指先が自分のクリトリスを摘まんでいることに気づき慎吾は息を飲む。この淫乱女たちの支配下に置かれている屈辱と悦楽がない交ぜになり──

「もう限界だっ……!」

一際大きなうねりと共に三度目の絶頂を迎えた。迸る精液を子宮で受け止めながら早苗もビクビクと痙攣している。

「はぁ……気持ちいい……」

ようやく引き抜かれたペニスに美月が覆いかぶさる。まだ熱を持った剛直を口内へ迎え入れ丁寧に清め始めた。

「三人で一つになれたね」

慈愛に満ちた眼差しで囁かれ、慎吾のプライドは粉々に砕け散った。代わりに芽生えたのは確かな充足感。

「最高だぜ……」

力なく呟いた言葉に二人の美女が妖艶に微笑む。荒涼とした世界に咲いた肉欲の花園で、彼らの夜は更けていくのだった。

 

翌日の昼下がり、峠は不思議な静けさに包まれていた。

 

 朝の掃討を終え、青年団の面々は道の駅の裏手でそれぞれの作業に戻っていた。畑の手入れ、弾の確認、矢の補修――血の匂いがまだ残る空気の中で、いつもの日常が続いている。

 そのときだった。

 「……車だ」

 見張り台にいた直樹の声が、緊張を帯びる。

 拓真は反射的に顔を上げ、屋根の上へ駆け上がった。双眼鏡を掴み、峠の下を見る。

 そこに、白い車体があった。

 古びたワンボックス――ハイエース。かつての物流の主役だったその車が、道の途中で斜めに傾いている。片輪が路肩に落ち、泥に食われていた。

 「動けなくなってる……」

 美月が呟く。

 ドアが開いた。

 出てきたのは、三人。

 父親らしき男、四十代くらいの女性、そして――中学生くらいの少女。少女はジャージ姿だった。

「まずいな…ゾンビが近づいてる…」

 拓真の眉が寄る。

 峠の下は、安全圏じゃない。むしろ――最も危険な場所だ。

 「来るぞ」

 直樹が言った。

 案の定、カーブの陰から影が現れる。

 一体、二体、三体――

 ゆらゆらと、だが確実に、車へと向かってくる。

 下では、父親が必死にタイヤを押していた。泥に足を取られながら、何度も体重をかける。だが車はびくともしない。

 母親が叫ぶ。

 「あなた早くして来てる!」

「パパ!ママ!」

 少女は固まったまま動けない。

最初のゾンビが、父親に手を伸ばした。

 「来るなッ!」

 男はスコップを振り回す。直撃するが、相手は止まらない。腕を掴まれ、引き寄せられる。

 「離せ……!」

 もう一体が横から迫る。

 母親が悲鳴を上げる。

 少女は――動かない。

 凍りついたように、その場に立ち尽くしていた。

 「――逃げろォ!!」

 父親の叫びが、峠に響く。

 次の瞬間、噛みつかれた。

 肩口に食らいつかれ、肉が裂ける。男は絶叫しながらも、なお抵抗するが、二体目、三体目が覆いかぶさる。

倒れた。動かなくなる。

 「いやあああああ!!」

 娘の悲鳴。ゾンビが幼い少女の体に反応し、目を光らせる。死体であるはずの体の股間がたくましく勃起してくる。ゾンビは本能だけで動く!だから、性欲と食欲だけは死んでも消えない。

絶体絶命の危機に母親が動いた!ためらうことなく、シャツを開きブラジャーを見せる。豊満な乳房が揺れる。

「ゾンビたち、こっちに来なさいよ!娘の方には行かないでこっちに来なさい。」

成熟したメスの匂いにゾンビたちは母親に向かう。その隙をついて、娘はハイエースの下に潜り込むことができた。

白いワンボックスカーの周りは血と泥で塗れていた。

母親――志摩子はゾンビの群れに押し倒され、地面に背中を打ちつける。

「ひっ……」

恐怖が喉を詰まらせる。だが逃げるより先に体が動いていた。娘を助けるために裸になったのだ。

ゾンビたちの目は異様なまでに爛々と輝いていた。腐った皮膚の下で血管が浮き上がり、動きこそぎこちないものの、狙いは一点に集中していた。志摩子の豊満な肉体へ。

「やめて……お願い……」

必死の懇願も届かない。最初の一体が覆いかぶさり、首筋に顔を埋めてくる。

「汚い……いやあっ!」

冷たい唾液が肌を這う。腐敗臭が鼻腔を刺す。耐え難い不潔感に涙があふれる。

「パパ……助けて……」

だが夫は数秒前に喰われたばかりだ。ゾンビの腕が志摩子のシャツを掴み、力任せに引き裂く。

「いやああっ!」

ボタンが飛び散り、ブラジャーが露わになる。45歳とは思えぬ張りと豊かさを持つ乳房に、複数の手が殺到した。

「やめ……痛い……!」

爪が食い込むほど強く揉みしだかれ、乳房の形が歪む。

痛みに呻くたびにゾンビたちは興奮するかのように身を捩じらせてくる。

「お母さん……!」

ハイエースの下から娘の声。その切ない訴えが志摩子を奮い立たせる。

(私がこの化け物たちを引きつければ……あの子だけでも……)

 

 

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絶望的な状況でも母性は折れない。ゾンビの一体がベルトを引きちぎろうと荒っぽく引っ張る。

「やめて!お願い!」

必死に抵抗するが意味はない。パンティストッキングが破られ、ショーツに手がかかった瞬間――

「……んんっ!」

強烈な違和感。何か硬くて熱いものが腿に当たる。

ゾンビの股間が凶暴なまでに勃起している。腐臭漂う肉棒が存在を主張し、欲望そのものとなって志摩子の脚に擦り付けられている。

「嘘……そんなことまで……?」

死してなお性欲は失われていないらしい。ゾンビは唸り声を上げながら無理矢理脚を開かせようとする。

「やめなさい!離せっ……!」

膝を閉じようとしても多方向からの圧力には敵わない。ショーツが引き摺り下ろされ、秘部が外気に晒される。

「みないで……だれもみないで……」

涙交じりの願いは虚空に溶ける。ゾンビたちの荒い息遣いが一層激しくなり、視線が一点に集中する。

「……痛いッ!!」

突如鋭い痛みが走った。

ゾンビの一体が無理やり指を挿入してきたのだ。潤っていない粘膜が引き裂かれそうになる。

「やめて………!」

腐った指先は容赦なく粘膜を掻き回す。強烈な違和感と痛みに耐えきれず身を捩るが拘束は解けない。

「お母さん……だめ……死んじゃう……」

娘の啜り泣く声が聞こえる。自分がここで崩れたら全てが終わる。志摩子は歯を食いしばり精神力を奮い起こした。

「行って……逃げて……!」

最後の力を振り絞って叫ぶ。ゾンビたちの意識が完全に自分に釘付けになっている今こそチャンスだ。

(お願い……生き延びて……私の分まで……)

しかし残酷な運命は牙を剥く。挿入していたゾンビの動きが変わった。指を引き抜くと同時に膝を押さえつけ、灼熱の先端を押し当ててくる。

「まさか……挿れるつもり……?」

信じられない事態に愕然とする間もなく――

「んああぁッ!!」

一気に貫かれた。潤っていない胎内を無理やり押し開かれる激痛。筋肉が悲鳴を上げ内臓が圧迫される。

「痛い……苦し……い…」

涙と涎が零れ落ちる。ゾンビは呻きながらも腰を押し進める。腐敗した肉茎が奥まで到達した瞬間――

「アァ……ッ!」

生暖かい液体が子宮を満たす感覚。予兆もなく射精されてしまった。

(こんな……こんなことで……)

絶望感が押し寄せるが休む暇はない。後方で別のゾンビが体を揺すりながら次の行動に出る。

「待って……まだ……」

制止も虚しく即座に抜かれた穴へ別の肉棒が突き入れられた。

「ひぃっ!!」

容赦ない抽送が始まり肌同士がぶつかる乾いた音が響く。先程の精液と血液が混ざり合い微かな水音が生まれる。

「やだ……もう……」

苦痛と屈辱で思考が霞む。それでもなお娘の姿が脳裏から消えない。

(早く……逃げて……)

 

 

だが娘――彩葉は恐怖に凍りついていた。母の異常な抵抗と嬌声が入り混じる光景は現実離れしている。

「お母さん……助け……」

震える指先が父の遺品の小銃に触れる。訓練など受けていない素人だ。扱い方も知らない。

それでも銃を持ち上げる。ゾンビたちは母の身体に夢中で気づかない。狙いを定めようと目を凝らす。

(どこを狙えば……どうすれば……)

パニック寸前で照準が定まらない。引き金に指をかけるも震えが止まらない。

「お母さん……ごめんなさい……」

謝罪と共にトリガーを引く。乾いた爆音。硝煙の匂い。しかし弾丸は逸れた。

「あっ……!」

衝撃で銃を取り落とす。ゾンビたちの動きが一瞬止まる。次の標的を見つけたかのように。

「みつけた」

死者の呟きが風に乗る。ゾンビたちの顔が彩葉の方を向く。母を犯しながらも意識は完全に娘へ移った。

「いやああ!!」

叫ぶ母の声。彩葉は絶望の淵に立たされる。

母から引き離された一体がゆっくり這い寄ってくる。腐臭が漂い股間が雄々しく怒張している。

「来ないで!来ないでよ!」

後退るも行き場はない。ゾンビは腰を低く落とし獲物を狙う肉食獣の如く姿勢を取る。

「なんで……どうして……」

涙で視界が歪む。ゾンビの腕が伸びる――

「助けろ!!」

 

峠の上から声が轟いた。拓真だ。

弓を引き絞りゾンビの頭部目掛け矢を放つ。正確な軌道を辿った矢が側頭部に突き刺さる。

「うおおっ!」

直樹が道の駅から駆け出し猟銃を構える。二発三発と放つ銃声が山間を反響する。

「美月!援護!」

「任せて!」

美月はロープを使って崖下へ滑り降りる。手にしたナイフが陽光を反射する。

「動くな!」

瞬時に娘の前に立ち塞がる。ゾンビの一体が志摩子から引き抜かれた瞬間――

「ヒュッ」

短い呼気と共に鋭利な刃が閃く。膝裏の腱を切断されゾンビが崩れ落ちる。

「こっちよ!」

彩葉の手を取り岩陰へ誘導する。その間にも拓真の矢が次々と飛来しゾンビの数を減らしていく。

「お母さん!しっかり!」

倒れた志摩子を直樹が抱き起こす。全身傷だらけで下半身は見るも無惨な状態だ。

「ごめん……私…」

「謝らないで。よく頑張りましたよ」

その言葉に志摩子の瞳から新たな涙が溢れる。生存への希望が甦る瞬間だった。

 

最後の一体が倒れ、ようやく静寂が戻ってきた。

ハイエースの前で四人は肩を寄せ合う。特に彩葉は母にしがみつき嗚咽を漏らしていた。

「ありがとう……命の恩人です……」

志摩子が震える声で礼を述べる。美月は少女の肩を抱き慰めの言葉を掛ける。

「あなたたちも助けてくれてありがとう」

直樹は手際よく応急処置を行っていた。消毒薬と包帯を使い傷を塞いでいく。

「峠の奥の村で暮らしています。もし良ければ避難してください」

拓真の提案に母娘は躊躇いなく頷く。道の駅の方を見上げれば村人たちが旗を振って出迎え準備をしているのが見える。

「生き延びよう」

直樹の励ましに母娘は小さく頷いた。地獄の底から掬い上げられた命に新しい光が差し込む。

峠の上で待つ人々の姿は救世主のように見えた。

母娘は互いの手を取り合い新たな世界へ歩み出した。

ゾンビ蔓延る世界でも希望の灯火は消えないことを示すかのように。

 

新しい住民

神崎志摩子と娘の彩葉はその日のうちに1件の家を与えられた。もともと過疎の村だ使ってない家は山のようにある。村には基本的に男性の方が多い。しっとりとした熟女の志摩子は中年の男たちの熱い視線が注がれた。

「私と娘が無事に生きていけるのは皆様のおかげです。」志摩子は男たちを笑顔でもてなす。その結果がどんな行為を招くかは、彼女自身が1番知っていた。しかし男たちの性の対象になることが娘と自分を守る最良の方法であることも、彼女はわかっていたのだ。

 

深夜、志摩子が与えられた古民家の奥座敷に蝋燭の灯りが揺れていた。部屋の中央には畳三枚ほど敷かれた上に薄い蒲団が一枚。その上で、志摩子は浴衣の裾を乱して横たわっていた。三十代後半から四十代にかけての村人男五人が、それぞれ酒瓶を片手に彼女を取り囲んでいる。若手の慎吾もそれに混ざっていた。。

 

 

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「お志摩ちゃん、今日は特別に熱い夜にするぜ」一番年嵩の伊藤が酔眼で言うと、他の男たちも下卑た笑いを浮かべた。志摩子は唇をきつく結んだが、内心では覚悟を決めている。

最初に動いたのは若い慎吾だった。彼は志摩子の膝に手を置き、「ごめんなさい」と小さく呟いてから、そっと浴衣の合わせを開いた。滑らかな肌があらわになると、男たちから嘆声が漏れる。

 

「四十路とは思えねえな」

「いや、熟れてこそだ」

 

伊藤が志摩子の首筋に舌を這わせる。その生温かい感触に志摩子は身を固くしたが、拒むことはできない。逆に体の力を抜いて受け入れる態勢を取った。他の男たちも順に触れていく。太い指が乳房を包み込み、腰を撫で上げる。彼らの手はそれぞれ特有の匂いと熱を帯びていた。

 

「気持ちいいよ……」志摩子は演技と本心が入り混じった声で応じた。

実際、ゾンビたちに蹂躙された記憶が蘇りそうになるたび、人間の温もりに安堵している自分がいる。

慎吾が彼女の唇を奪う。若い精気が伝わってくるような濃厚なキスだった。同時に二人の男が左右から乳首に吸い付いた。四十五歳の母性を象徴する大きな乳房が複数の手と口で弄ばれていく。

「あぁ……」思わず吐息が漏れる。男たちはそれを喜びと勘違いして更に激しく求めた。一人が志摩子の股間に手を滑り込ませた時、

「彩葉は隣の部屋です」志摩子は咄嗟に警告した。

「分かってるさ。静かに楽しもうぜ」伊藤は意地悪く笑うと、浴衣を完全に剥ぎ取った。

 

裸となった志摩子の中心部に男たちの視線が集まる。ゾンビたちに凌辱された痕跡はまだ生々しく残っていた。膣口が少し腫れ、周囲には痣もある。しかし、村人たちはそれに構わず己の劣情を滾らせていた。

「綺麗だ」慎吾の呟きが聞こえる。彼はいち早く自らのものを取り出し、既に硬く張り詰めた先端を志摩子の割れ目に当てた。

「入れるよ……」彼の声は興奮を抑えきれずに上擦っていた。

「どうぞ……」志摩子は自ら脚を開き受け入れる意志を示す。ずぷっという生々しい音と共に若い肉棒が侵入していく。

「おおっ……!温かい!」慎吾が歓喜の声を上げる。他の男たちも羨ましげに眺めながら順番待ちしていた。

 

「俺たちもやらせてくれよ」一人が志摩子の顔を跨いで顎を持ち上げる。「咥えてくれよ」

「私はこっちを」別の男が手に自らの屹立したものを握らせる。

志摩子は言われるままに竿を口に含み、手で扱き始めた。舌技に慣れていないのか拙い動きだったが、それがまた男たちの征服欲を刺激する。三人がかりで奉仕される感覚に志摩子の体内も反応し始めていた。

「あっ……」慎吾が呻く。志摩子の膣内が突然強く締め付けたのだ。「すげぇ……」

彼の腰使いが激しくなる。パンッパンッと肌がぶつかる音が室内に響いた。

志摩子は口内と手の中のモノに意識を向けつつも、下腹部から伝わる快感に抗えなくなってきていた。

「んふっ……」声にならない呻きが漏れる。彩葉のことが気になるが、既に半分理性を失っている。

「交代だ」一人の男が慎吾の肩を叩く。「次は俺が膣をもらうぜ」

「了解」慎吾は名残惜しそうに引き抜くと、志摩子の口から解放された別の男がすぐさま挿入した。

「これがゾンビどもが味わった穴か」男は蔑むような口調で言うと乱暴に腰を振り始めた。傷ついた粘膜をさらに擦り上げる動きに志摩子は眉を寄せたが、口いっぱいに詰まった男性器を噛まないようにするのが精一杯だった。

四人目の男が果てた時、志摩子の体は既に汗と様々な体液で濡れていた。蒲団には赤紫色の染みが広がっている。しかし宴は終わらない。伊藤が浴衣を脱ぎ捨てて全裸になると、

「特別サービスだ」彼は志摩子を四つん這いにさせた。

「みんなで一緒に楽しもう」

「彩葉にバレるんじゃない?」

「大丈夫さ。娘はきっと眠ってるさ」

伊藤が後ろから腰を掴み挿入する。同時に残りの男たちが志摩子の顔を左右から挟み込んだ。二本の肉棒が彼女の唇と頬を塞ぐ格好だ。

「あ…いぐうっ…ぁ…」呼吸もままならない状態で志摩子は揺さぶられる。伊藤の大きな物が子宮口を小突くたび、喉の奥に別の男の先端が触れる。三方向からの同時攻撃に頭が真っ白になっていく。

「出すぞ!」後ろの伊藤が叫んだ瞬間、口内に別の男の精液が流し込まれた。反射的に飲み干してしまう志摩子。次の瞬間には別の男が交代し、また新たに精を受け止める。まるでリレーのように代わる代わる男たちが彼女を征服していく。

慎吾も再度加わり、今度は騎乗位の姿勢で腰を振らせた。「彩葉のためにも頑張れよ」彼の言葉に志摩子は必死で応える。娘のためと言い聞かせながら自ら動き出す姿に男たちは野卑な喝采を送った。

「母さんエロいねぇ」一人が茶化すように言う。志摩子は何も答えずただ腰を動かし続けた。もはや母としての尊厳も妻としての操も関係ない。ただ生きるために必要な儀式なのだ。

最後の男が果てた時、志摩子は蒲団の上でうつ伏せに倒れていた。全身が白濁液にまみれ、秘所からは幾度となく注ぎ込まれた精液が流れ出している。意識はあるものの瞼は重く、指一本動かす気力もない。

「ご苦労さん」伊藤が男たちに合図をする!大きな米袋が、複数と、缶詰や下着など生活用品一式が部屋の中に積み上げられた。

「……ありがとうございます」かすれた声で感謝する志摩子。

「また頼むぜ」男たちは満足げに引き上げていった。

慎吾だけがしばらく残り、汚れた志摩子の体を拭いてあげようとした。「すいません、こんなことさせて……」

「いいのよ」志摩子は弱々しく微笑む。「これが娘と私の選んだ道だから」

「でも辛くないですか?」

「正直言うと……」志摩子は目を伏せた。

「でも彩葉が無事ならそれでいいの」

慎吾はタオルで志摩子の体を拭き終えると、「何かあったら言ってください」とだけ言い残して去った。部屋には志摩子ひとりだけが残された。

 

彩葉の部屋 - 快楽に溺れる少女

 

その少し前

一方、隣室では襖一枚隔てた場所で彩葉が布団の中で身を縮めていた。最初は枕を抱きしめて聴かないよう努めていたが、次第に母の呻き声や男たちの下品な笑い声が耳に入ってくる。

『あぁ……』『出るっ……!』

母親の喘ぎが鮮明になり始めた時、彩葉は思わず下着の中に手を入れていた。中学生の彼女にとってそれは未知の領域だったが、本能的な好奇心と恐怖心の葛藤の中で手が勝手に動いてしまう。

「お母さん……何してるの?」小声で呟く。指先が秘裂を擦ると微かな痺れが走った。これまで感じたことのない感覚に戸惑いながらも、どんどん深みにはまっていく。

 

 

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襖越しに漏れ聞こえる音と声。母が男たちに陵辱されている。ゾンビに犯されていた時の記憶がフラッシュバックする。

しかし今回は人間同士。しかも自分を守るために母が犠牲になっている。

「最低……」自分に対する嫌悪感と共に手の動きは速くなる。中指が湿った場所を探り当てた瞬間、

「んっ……!」

思わず声が出そうになり慌てて布団で口を抑える。鼓動が早まり全身が火照っていく。脳裏には母親の淫らな姿が映像として浮かんでいた。屈強な男たちに取り囲まれ犯される母。そして自分自身も同じように……という妄想が膨らむにつれて

「あぁ……ん…っ……」抑えきれない吐息が漏れてしまう。

彩葉の指先は既に第二関節まで潜り込んでおり、未開発の花芯を執拗に刺激していた。今まで体験したことのない快感が脊髄を駆け上がり脳天まで突き抜ける。

隣の部屋では志摩子が慎吾に介抱されている最中だった。朦朧としながらも娘の存在を気にかけた彼女は、

「彩葉……?」と呼ぶ声が微かに届いた。

「起きてるの……?」心配そうな母の声。

「起きてない!」彩葉は即答するように布団の中で叫ぶと、驚いた拍子に指が偶然核心を捉えてしまい

「ああぁっ!」大きな声が漏れてしまった。

志摩子が驚いて立ち上がりかける音がした瞬間、彩葉は急いで口を押さえてシーツを噛んだ。しかしそれが却って感覚を鋭敏化させてしまい、指先の動きが制御不能になる。

「やだ……おかしくなる……」涙ぐみながらも手は止まらず逆に速度を増した。脳内で母親の姿と自分の姿が重なり合っていく。

『お母さんみたいに私も……』という歪んだ想像が沸き起こる。そしてその瞬間—

「あーーっ!」小さな絶頂に達した彩葉は背中を丸めて震えた。下着の中は洪水状態。初めてのオーガズムに戸惑いながらも安心感を得る。

一方で襖越しに母の様子を伺うと、どうやら志摩子は諦めたように寝台に戻ったらしい。安堵した彩葉だったがその余韻の中で再び手が動き出す。今度はもっと大胆に……

深夜も更けた頃、彩葉は布団の中で何度目か分からない絶頂を終えた。

彼女は確信していた。自分も近い将来、この村で大人の階段を登ることになるだろう。

 

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