SGO/スローターゲイル・オンライン-情報非対称性のモラルハザード- 作:BaSH.sh
病院に運ばれた雪姫の病室は個室だった。
会議の後に私は病室に向かった。
「雪姫、必ず俺が悪い奴らから助けてやるから、待っててね。」
返答はない、だが私は雪姫を優しく撫でる。
私は涙を耐えて家に帰る。
それから俺はKaliLinuxを起動してSGOの焼き増しとして運用されているゲームのリバースエンジニアリングをした。
幸いにもゲームのサーバはAWSのようなモノではなくこじんまりしたものらしい。
サーバの位置を調べてみると雑居ビルにある零細企業にあるようだ。
企業名を見て俺は驚いた。
雪姫の父親が社長の企業らしい。
それに気づくと同時に電話が鳴る。
それに俺は出る。
「お前のようなガキに俺様が育てた雪姫は渡さない。どうしても欲しいなら、俺様のゲームをクリアしてみろ!!このクソガキがよォ!!さっさと死ね!!!お前は病気なんだよ!!消えろよ!!!」
男が怒号を俺に浴びせる。
「だったら、おまいのゲームを漏れ氏がぶっ壊してやるのだぜ!!やる夫はやるんだお!!」
「やれるもんなら、やってみろ!!このクソガキ!!死ね!!消えろ!!!」
「おまい、いまトイレにいるだろ?」
「は?それがどうしたんだよ?」
「質問を質問で返すなよ、俺は……おまいを見てる」
「だからなんだよ、うるせえな!どいつもこいつも俺の言うことをききやがれってんだよ!!!」
「だったら国でも作ってろ定期」
「うるせえ!!死ね!!ぶっ殺すぞ!!」
「──────やってみろよ、言葉のままにやってみろよ」
モノを激しく殴るような大きな音が響く。
そして、かかってきた電話はぶちりと切られる。
「──────だったら俺が斬ってやる」
そう言って私はサーバサイドの脆弱性を調べ始める。
警察からは超法規的措置が認められているので問題はない。
最初はポートスキャンから始まり、バックエンドで動いているソフトウェアを特定していく。
思ったよりゲームのサーバは弱いらしい、突貫工事で建てたのだろう。
私は没入せずにクリアして見せる。
そういうやりかたなのだ。
一方、奴の方は……。
「お前が虐待してる証拠は既にある!!認めろ!!!」
「ああ、そうだよ!!あいつが悪いんだよ!!言うことを聞かないから悪いんだよ!!!」
「だからと言って虐待をするのが言い分けないだろう!!それに、家に軟禁をするのも犯罪だ!!」
「ふざけるなーーーッ!!俺様の何が悪いというんだーーーッ!!」
雪姫の父親は刑事の胸ぐらをつかむ。
「お前らなんかぶっ殺してやる!!!」
そして殴りかかる。
しかし、とどかない。
刑事の圧倒的な近接格闘に叶わず返り討ちにされたのだ。
「てめえ……このクソ野郎がよォ……!!」
彼の意識は暗転し寂寞へて落ちた。
主人公が勇気を出すシーンとボコられる毒親のシーンを入れたけどうまく収まってるのか気になるところです