転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
ノエル side ②
「ふぅ……ようやく汗を流せましたね……」
リュウトさんと二回目の……セ、セックスをした後、私たちは自宅へと戻ってきました。
そして、彼は居間へと向かい、私はお風呂でシャワーを浴びています。
昨日の夜から身体がかなり汗ばんでいましたからね。
シャワーを浴びたいとは思っていました。
本当なら、朝起きたの段階で浴びたかったのですか、それどころでは無かったので……
「本当に……私の勘違いで良かったです……」
シャワーを止めて私は自分の胸に手を当てます。
朝起きた時は……心臓が止まるかと思いましたから。
私は今日の朝の出来事を少しだけ……思い出すことにしました。
早朝。私はベッドの上で目を覚ましました。
昨夜はリュウトさんに抱き締められて、ある意味ではとても幸せな気持ちで二度寝を楽しむことが出来ました。
もうこのベッドは孤独の象徴ではありません。
これから始まる幸せな生活に、私は心を躍らせていました。
「ふぁ……おはようございます、リュウトさ……あれ?」
軽く欠伸を噛み締めながら、私は隣の彼に朝の挨拶をしようと思いましたが、どうやらリュウトさんは先に起きていたようです。
少しだけ彼の残り香を感じることが出来たので、まだ起きたばかりな気がします。
「もしかしたら、居間でテレビを見てるのかも知れませんね。そろそろ良い時間なので朝ごはんの準備をしないと……」
時計を見ると、デジタルは七時を示していました。
早朝。と言うには遅い時間かも知れませんね。
そんなことを思いながら、私は洗面所へと向い、顔を洗いました。
少しだけ濡れている洗面所。やはりリュウトさんが先に起きて使っていたようですね。
そして、顔を洗い、少しだけ残っていた眠気を無くした私でしたが、居間へとやって来ると『違和感』に気が付きました。
「あれ?リュウトさんの姿が無いですね……」
てっきり居間でテレビを見ているから、彼の為に用意していた『元の世界の新聞』を読んでいるかと思いましたが……
そんなことを考えていると、私の頭にある言葉が浮かんで来ました。
『もしかして、昨日のことで私に愛想を尽かして、帰ってしまったのでは?』
「……う、嘘ですよね。そ、そんなこと……」
私がその言葉を否定しようと思っていた時でした。
目の前には、脱ぎ捨てられたリュウトさんの寝間着がありました。
そして、代わりに彼の制服が無くなっていました。
「ヤダ……ヤダ……ヤダ……」
私は部屋中を走り回って彼を探しました。
ですが、この部屋の中にはリュウトさんは居ませんでした。
玄関へとやって来た私は、彼の革靴が無いことに気が付きました。
つまり……リュウトさんは、制服に着替えたあと…外へ出た。という事です。
『帰ってしまった』
と言う考えがどんどんと現実味を帯びできてしまいます……
「リュウトさん!!リュウトさん!!リュウトさん!!ヤダ!!ヤダ!!ヤダ!!独りにしないでくだ!!昨日のことなら謝ります!!もぅ痛がったりしません!!だから……だから……何処にも行かないでください!!」
私は玄関の扉を開け放ち、寝間着のまま靴も履かずに外へと駆け出しました。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
もし彼が元の世界……もしくは、違う世界を望んだとしたのなら……行先は『転生の扉』がある場所です。
ここからすぐの場所にある転生の扉までの距離が、私には数十キロ以上の距離にも感じられました……
そして、転生の扉がある場所までやって来ると、制服姿のリュウトさんの姿が見えました!!
よ、良かった……まだ扉を開けてはいないようです!!
会いたかった彼の姿を見つけた私は、リュウトさんの名前を呼んで自分の存在を知らせました。
「リュ、リュウトさん!!!!!!」
私の声に反応した彼は、こちらを向いて少しだけ驚いたような表情をしていました。
口の動きを見ると、私の名前を呼んでくれていたように見えます。
そして、彼はカウンターの中に設置してある椅子から立ち上がり、外へと出て来てくれました。
ようやく彼の元へと辿り着いた私。そんな彼の身体を私は思い切り抱きしめました。
良かった……間に合った……
これで伝えられる……謝罪を……誠意を……
「リュウトさん!!リュウトさん!!リュウトさん!!」
「ノ、ノエル!!??」
ギュッと彼の身体を抱き締め、私は自分の気持ちを話します。もう嫌なんです!!こんな場所で独りになんかなりたくない!!
「い、行かないでくださいリュウトさん!!お、お願いします!お願いします!!お願いします!!」
「ノエル!?い、行かないでくださいって……」
困惑するリュウトさん。私は言葉を続けました。
「昨日は痛がってごめんなさい!!嫌いにならないでください!!もう一人は嫌なんです!!なんでもします!!なんでもしますから!!」
「……ノエル……ごめんな」
私の言葉を聞いた彼は、少しだけ申し訳なさそうなこえで、謝罪をくれました。
リュウトさんが謝ることなんか無いです。全部……全部……私が悪いんです……
「……大丈夫だよ、ノエル。俺はどこにも行かない。ここに来たのは別に転生の扉を通る為じゃないんだよ」
て、転生の扉を通るためじゃない?
彼の言葉を聞いた私は、少しだけ安心を覚えました。
「……うぅ……リュウトさん……リュウトさん」
それでも、私の涙は止まりませんでした。
そして、嗚咽混じりの私の頭を、彼はずっと撫でていてくれました。
好きです……大好きなんです……もぅ独りにしないでください……
優しい彼の身体を抱きしめながら、私は自分の気持ちを込めていきました。
「……ごめんな。ノエル。昨日のセックスでさ、君にたくさん痛い思いをさせてしまったから、どうしたら良かったを調べてたんだ」
少しだけ私の気持ちが落ち着いてきた時。リュウトさんはどうして家を出たのかを話してくれました。
「……そう、だったんですね。あはは……それなのに私は……勝手に取り乱して……」
そ、そんな理由だったんですね……優しい彼らしい理由に、私は一気に申し訳なさが込み上げてきました。
「いや、ノエルは全く悪くない。全部俺が悪いんだ。本当にごめん」
リュウトさんはそう言うと、私に頭を下げました。
そんな!!リュウトさんは悪くありません!!
全部……全部私の早とちりが原因なんですから!!
ですが、優しい彼の事です。全部私が悪いと言っても受け入れて貰えないように思えました。
ですので『お互い様』と言う言葉を使うことにしました。
「そ、そんな!!辞めてくださいリュウトさん。お、お互い様にしましょう!!」
「そうか。そう言ってくれると嬉しいかな」
少しだけ安心したようなリュウトさんの言葉。
やっぱり、お互い様と言う部分が良かったのだと思います。
そして、私はリュウトさんに朝の気持ちを話すことにしました。
「……朝起きたとき。隣を見たらリュウトさんが居なかったんです」
「……うん」
私の言葉に耳を傾けて、リュウトさんが聞いてくれています。私は言葉を続けていきました。
「その、昨日はたくさん痛がってしまいましたし……もう愛想を尽かされてしまったかもしれないと思ってしまいました」
「……そんな事は無いよ。俺はノエルが大好きだよ」
そう言って、リュウトさんは私の頭を撫でてくれました。えへへ……とても嬉しいです。
「えへへ……ありがとうございます。その……急いで居間に行ったら寝間着が脱いであって、代わりにリュウトさんの制服が無くて、慌てて玄関に行ったら革靴も無くて……帰ってしまったのでは……と思ってしまったんです」
「……一応。テーブルの上にメモを残してあったんだけど、そんなん気が付くものでも無いよな」
メ、メモですか!!??
ぜ、全然気が付かなかったです……
それに気が付いていれば、こんなことにはならなかったのに……
私はとても申し訳無い気持ちでいっぱいになりました。
「そ、そうだったんですね……わ、私ったら……本当に……」
「いや、俺が……」
あはは……『お互い様』と言ったのに、私たちは謝ってばかりですね。
「あはは……さっきお互い様にしましょうって話をしたのに、またお互いに謝ってばかりですね」
そして、私は話題を変えようと思い、彼がここに来た理由の詳細を聞くことにしました。
「そ、その……私が気持ち良くなれるように……勉強をした。と言うお話でしたよね?」
「そうだな。まぁ、ノエルには痛い思いをたくさんさせてしまったからね。もう二度とあんな想いはさせたくない」
そ、そこまで私の身体のことを考えていてくれていたのですね……
とても嬉しい気持ちと、彼とのセックスがあれきりでは無いことに安心を覚えました。
「嬉しいです……その、リュウトさんはもうしてくれないのかもしれないって思ってしまったので……安心しました」
その言葉を皮切りに、リュウトさんは少しだけ雰囲気を変えたような感じがしました。
「なぁ、ノエル。さっき『なんでもします』って言ってたよね?」
少しだけ何かに期待をするような彼の言葉。
私は少しだけ戸惑いながらも、肯定を示しました。
「え、えぇ……はい。その……言いました」
わ、我ながらなかなか恥ずかしい言葉を言ったものです……
すると、リュウトさんはそんな私の身体をそっと抱きしめてくれました。
「リュウトさん!?」
暖かい彼の身体に包まれて、私の鼓動が跳ね上がりました。ですが、この後にリュウトさんから言われた言葉で、更に私の鼓動は高鳴りました。
「……ノエル。したい」
し、したい……それってもしかして……セ、セック……
「い、今ここで!!ですか!?」
「うん」
私がそう聞くと、彼は間髪入れずに答えを示しました。
「ダ、ダメですよ!!だ、だって……汗まみれですし……そ、外ですよ?」
昨日の夜から私はシャワーのひとつも浴びていません。
そ、それにここまで走ってきましたから……かなり汗をかいてしまってます……
「汗まみれなのは気にしなくてもいいよ。とてもいい匂いがしてて興奮する。それに外でも誰も来ないんだから家の中みたいなものだよね?」
「そ、そう……ですか?」
リュウトさんの『とんでも理論』がなんとなく正論のように思えてきました……
そして、彼から続けて言われた言葉で私は諦めることを決めました……
「……なんでもするって言ったよね?」
「リュウトさん!?そ、それは……うぅ……もぅ……リュウトさんは……えっちさんです……」
そ、それを言われたらもう何も言い返せません。
私は恥ずかしい気持ちを押し殺して、彼に言いました。
「い、いっぱい……気持ち良くしてください……」
「うん。今度はもうノエルに痛い思いはさせないから」
私の身体を優しく抱きしめて、リュウトさんはそう言ってくれました。
「ふふふ……リュウトさんの勉強の成果を期待してます」
こうして、私は彼と二回目のセックスを、図書館ですることになりました。
「……リュウトさんの勉強の成果は、とても気持ち良かったです」
お風呂を終えて、部屋着に着替えた私は彼の待つ居間へと向かいました。
そこでは、テレビで朝のニュースを見ているリュウトさんの姿がありました。
良かった。本当に良かったです……
彼の姿に安心を覚えた私は、リュウトさんに言いました。
「少し遅くなってしまいましたが、朝ごはんを作りますね。リュウトさんの希望はありますか?」
私の声に振り向いたリュウトさん。
彼は微笑みながら私に希望を話してくれました。
「そうだね。朝はパンとかシリアルで済ませることが多かったけど、今日はご飯が食べたいかな?」
「ふふふ。了解です。でしたらご飯とお味噌汁。あとは焼き魚を用意しますね」
「すごいね。朝からご馳走じゃないか」
私の言葉に、リュウトさんは嬉しそうな声で言葉を返してくれました。
「ふふふ。ではこれから準備をしますので少々お待ちください」
私はそう言って、台所へと向かいました。
ふふふ。良かった。本当に良かったです。
これからはこんな日常が毎日続きます。
寂しい思いはもうしなくて済む。
私はこれから先の生活に思いを馳せながら、彼との朝ごはんの準備に取り掛かりました。